■「キム・ヘギョン独占映像」について 荒木和博
http://6609.teacup.com/ratimonndai/bbs この問題はさらに波紋を呼んでいますが、昨27日、荒木がフジテレビの小林広報部
長に問い合わせたところでは、26日の番組について問題はなかったと認識していると
のことでした。確かに27日に出された公式コメントにも一切反省の言葉はありません。
主要マスコミの一つであるフジテレビが北朝鮮当局の意図に乗って映像を流した上、
キム・ヘギョンの「おじいさん、おばあさん、来てください」というプロパガンダに
沿った発言を「涙の訴え」などとして、あたかもそれが自由意志であるかのように報
道したというのはおよそ常軌を逸した行為だと思います。おそらくこれまでまじめに
拉致問題に取り組んできた同局の関係者は不快感を感じているでしょうし、それ以上
に国民の不快感は極めて強いと言わざるをえません。ちなみに27日日曜朝の同局の番
組には西村真悟・小池百合子両代議士が出る予定だったのですが、「この問題につい
ての対応が決まっていない」との理由で局側から直前にキャンセルの連絡が届きまし
た。二人が出席すれば当然この問題についての批判をされると懸念してのことではな
いかと推測されています。
なにはともあれ、この番組は全体主義のメディア捜査に自由主義圏のマスコミが乗
せられた一つの典型として歴史に残るものになるでしょう。