隣人を自分のように愛しなさいって?

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561 ◆6bf7XA22
宿題を考えていて思いついたのですが。

  『目には目を、歯には歯を』とは、あなたたちの聞いてきたところです。
  しかし私は言います、悪しき人に手向かってはいけません。
  あなたの右のほほを打つ人には左のほほも向けなさい。
  あなたを訴えて下着を取ろうとする人には上着も与えなさい。

という文句がありますね。
これを指して、無抵抗主義と解釈をする人がいます。
これを指して、自己の利益に固執するなという意味だ、と言う人もいます。
検索するといろんな解釈があって、すごいですね。

ですが私は、違うものを感じるのです。
最初に打たれた右のほほと、次に差し出した左のほほは、意味が違うのです。
右のほほは、相手の奪われたものですが、
左のほほは、与える行為であって、愛なのです。たとえ、叩かれなかったとしても。
それは、最初の屈辱感を埋め合わせて有り余るほどの、自尊心を取り戻す行為でしょう。
562 ◆6bf7XA22 :02/10/01 12:46
実はさらに、左のほほを差し出す行為は、別の重要な意味を持つのではないか。

ほほを差し出すだけの力があった、その自己効力感は、
奪われたはずだった、最初の右のほほに対する主観的な評価を、
時間をさかのぼって、愛に変更してしまう効果を生むのです。
自分にはそれだけの用意があった。
盗んでいった者にたいして「ああ、それはあげた物ですよ」というのと一緒です。

奪われていたはずが、与える行為になる。
しかも過去のものであっても、その評価をいま変えることで、愛になるのです。
その愛に慰められ、励まされて、自尊心を高めるために。

これは >>503 のヒント鴨