ではどのマリアか。
マタ27:55
そこには、遠くから眺めている女たちがたくさんいた。イエスに仕えてガリラヤから付いて来た女たちだった。その中に、マグダラのマリア、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、ゼベダイの子らの母がいた。
ヨハ19:25
イエスの十字架のそばには、イエスの母と、母の姉妹、クロパの妻マリアと、マグダラのマリアが立っていた。
この二つの個所から、小ヤコブとヨセ(フ)の母マリアが、イエスの母マリアの姉妹であるマリア・クロパであることが証明される。
クロパとアルパヨとはアラム語において同義であるから、クロパの妻マリアとはアルパヨの妻マリアである。
したがって、アルパヨの子のヤコブ(マタ10:3、マコ3:18、ルカ6:15)は小ヤコブである。