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名無しさん@1周年:
では、中央公論社の大乗仏典14、瓜生津先生訳です。()は省略しました。
一章の引用が生まれ変わりの証拠、二章の引用は無記の解釈です。
>あらゆる不善をやめること、口と心による行為によって、
>つねに善を行うこと、これが二種の法といわれています。
>この法によって、地獄や餓鬼や畜生に生まれることを免れるばかりでなく、
>人間や神々の世界において、大きな安らぎと栄光と尊貴を得ます。1.22-23
>
>無論者は悪趣に堕し、有論者は善趣に赴きます。
>両者に依拠しない人は、如実の知によって解脱にいたります。1.57
>
>このように、この世界は究極の真理から見ると、実在と虚妄を超えていいます。
>また、まさにそれゆえに、真実には、この世界は有であるということもなく、無であるということもありません。
>また、このようにまったく存在しないならば、
>「この世界は有限である、無限である、また二元である、二元でない」
>とどうして全知者は説くことができましょうか。 2.5-6
>
>それではいったい、本性からして三時を超えたものであり、このように存在し、
>存在しないこの世界とは、世間の常識は別として、真実には何でありましょうか。
>まさにほかならぬこの理由によって、「有限であるか、無限であるか、
>また二であるか、二元でないのか」という四種の問いに、
>仏陀は答えを述べられなかったのです。2.14-15