>>270 :ヴァカが一名 :01/12/02 01:41
見落としたレスがありました。
>>191 :外典は霊感を受けた聖書の一部か(5) :01/11/29 23:18
>
>>188 > >その再確認の前提となる確認は何時行われたのでしょうか。
> >そのような確認がヤムニア会議以前に、旧約時代のユダヤの共同体の中で、
> >どのように信条一致させる公な出来事があったのでしょうか。
>
>
>>162の自発言より
> ) それら[外典の書物]は決してエルサレムすなわちパレス
> ) チナの正典の中に入れられたことはなく、せいぜい二次
> ) 的な書物とみなされたにすぎず、神から出たものとはみ
> ) なされませんでした。
>
> 外典の書物は中央のエルサレムにおいて正典とみなされ
> たことはありませんでした。
その根拠を訊いているのです。答えになっていません。
> それはヤムニア会議以前から
> 変わっていません。
それは、全くの間違いです。そもそも、イエスの時代において、
ユダヤの共同体において既に多くの分派がありました。
新約以降は、更に「ナザレの分派」、すなわち私たちが新たな分派が生じることになります。
またイエスの時代のサドカイ派は、ダビデ直系であることを自負する保守派でした。
そのためにトーラー(モーセ五書)しか認めず、復活を認めなかったのです。
そこで、イエスと復活に関する問答がありました。
聖書には、イエスはモーセ五書の「柴の箇所」から復活を立証する箇所があります。
ですから、ユダヤ教において正典の定め方は、分派各々によって異なっていたのです。
また、クムラン洞窟で発見された「死海文書」は、ヤブナ会議以前にあったユダヤ戦争の頃に、
クムラン教団というユダヤのある一派が隠したものとされています。
この「死海文書」には、マソラ本文以外に偽典や外典が含まれており、「アポクリファ」の一部も存在しています。
すなわち、「それはヤムニア会議以前から変わっていません。」というのは全く宛てにならないことなのです。
ですから、私たち教会は、私たち教会固有の正典の定め方を認める以外、何の信頼性もないのです。
ヤブナ会議で定められたマソラ本文は、あくまで今日のユダヤ教徒固有の正典なのです。