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>神の意思による「破壊」は「善」であるとは思いませんか?
天災の場合は、そうだと思います。しかし、人間の自由意志がからめば
その責任は加害者に行くでしょう。
>人間が完全に神意に沿って暮らしている場合には、「本来は」霊界には
>地獄は存在しない、という事だと思います。
そういう意味なら納得できますが、ちゃんとわかりやすく書くべきと思うの
ですよ。実際に「地獄」は存在していて、われわれだって時々「地獄」の住人
になるんですから。「お前は地獄へ落ちているぞ、このまま死んだら地獄落ち
のままだぞ」と本当のことを言ってもらった方が親切です。大本神諭にはそう
いう論調で書かれていますよね。
人民は世が開けて余り結構になると、元(もと)の昔(むかし)の活神(いきがみ)
の苦労を忘れて、勝手気儘(かってきまま)になりて、全然(さっぱり)世が頂上
(てっぺん)へ登りつめて、誠の神の思いを知りた人民は漸々(だんだん)に無く
なりて、利己主義(われよし)の行方(やりかた)ばかり致して、此世(このよ)を
強い者勝ちの畜生原(ちくしょうばら)にして了(しも)うて、神の居る所も無い
ように致したから、モウ此儘(このまま)にしておいては、世界が潰(つぶ)れて、
餓鬼と鬼との世になるから、岩戸を開かなならん事に、世が迫りて来たのである
ぞよ。(明治二十九年旧十二月二日、一部のみ抜粋)