【ジャップス?】日本のプログレを語るPart3

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123その3
さぁ はじめようか

「あなたの思うとおりに運営してください」 僕は、社長からそう言われて
自分がこれまで暖めてきたプランや、これまでの音楽シーンについての疑問を
「ライヴハウス」という観点から 変える事ができるかもしれないという
気持ちになったのは事実だ。
「ライヴハウス」は、音楽業界の中にありながら
常に、業界から隔絶された状況にあるのかもしれない。
(そうではないところもあるが、ほとんどが 単なる演奏できる店というだけ。)

僕は、Aと共に あちこちを走り回って 店を快適な空間にリニューアルする為の
道具を買い続けた。
それこそ、自分の時間を削りながら・・・
本当ならば、会社というものに束縛されていなければならない僕だったが
そうも言えない状況の中で 何とか 早く立ち上げたかったのだ。
当時の店長は、なぜか そういう状況の中でも こちらに向いて来る事は
なかったのかもしれない。
そんな店長を見て Aは とうとう「解雇通告」を社長の代行として行ったのだ。
僕的には、店長は 店長職ではなくて「音響マン」として 店に留め置き
僕は、あくまでプロデュースや営業に走り回りたかったというのが
本音なのだ・・・。
なぜならば、音響で僕が張り付いた場合は その時間を拘束される訳で
それ以外に仕事ができなくなるからだ。
そうすれば、不要な人件費を考えることなく 店の繁栄による
コミッションを受け取るだけで僕は問題ないと考えていたし
第一、僕にも 他業が多く存在している事や 組織の人間でもあった訳で
それをないがしろにできない環境でもあったからだ・・・
しかしながら、雲行きは「店長解雇」で変化してしまった。
僕は、音響オペーレーターも兼任せざるを得ない状況になりつつあった。
そうなれば、当然 組織に籍を置くのは 問題がある。
僕は、組織に「退職願」を提出した。
もう、下がるに下がれない状況となった事は感じていた。
失敗も 許されないような状況に・・・
当然、店は 機材も追加して 常に前進していたのは言うまでもない。