【ジャップス?】日本のプログレを語るPart3

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121その1
あるきっかけ

それは、季節は冬に差し掛かろうとした頃の事・・・
兼ねてからの、バンド仲間からの一本の電話で 僕は呼び出された。
「相談事がある・・・」そういった Aの差し出した数枚の紙には
あるライヴハウスのスケジュールがあったのだ。
一ヶ月のうちの半分も稼動していない・・・。
「ひどいな・・・」僕は そう呟いた・・・。
「どうにかならないかな?」Aは困った顔をして僕に相談してきた。
「打開策はあると思う・・場所柄も問題なさそうだし・・・」
現状も見ずに、僕は言ったが きっと 過去の経験からの自信があったのだろう。
実際、傾きかけていたライヴハウスを何度も 軌道修正してきたという
自信が僕にはあったし、何よりも 大阪の音楽シーンの歴史の中に
様々なカンフル剤を打ち込んできたという自負があった僕にとっては
「何とかなる」 と思った事は確かだ。
そして、その数時間後 僕は そのライヴハウスのオーナーと面談して
現状を聞く事になる。
経費面・・・現状の赤字状態・・・
そこから、僕は まず損益分岐点を考えて 運営の建て直しを
考える事になった。
まだ、ライヴハウスそのものを 見ていなかったのだが・・・