スティーブハウ

このエントリーをはてなブックマークに追加
344名無しがここにいてほしい
ハウ師匠のお父さんは、元テロリストなんだよ。というか、ハウ一家は元々スペインの少数民族の家柄で、
ナスル朝につかえた音楽家の家系だったのが、アラビアが滅びて転業したんだろうね。
スペインには、村中音楽ができるような少数民族の村があるけれど、そういったところの一族だったらしい。
ところが第二次大戦中にフランコ将軍が出てきてハウ一家の村もゲルニカみたいに襲撃され、父親だけ残して
イギリスに逃げてきたそうだ。父親は10年間スペイン解放戦線にかかわり(誰がために鐘は鳴る、の世界)
その後帰ってきて、一番若いスティーブにギターを教えて、それで一緒にクラブ周りをしていたそうだ。
兄二人は、少数民族解放運動の政治活動をしている。こういった家だから、テロがあるとビザがとれなくて、
それはいまだに続いている。ロック・ミュージシャンはこういった人が多いけれども、「自分には音楽しかない」
という気迫が、すごく訴えかける演奏を可能にしていると思うんですよ。
スティーブ・ハウ父親テロリスト説は、ピーター・バラカンさんも良く知っていて、日本に来るたびに
いろいろ相談に乗っていて、今ではカミングアウトしているけど、本人もすごく悩んだのだろうと思う。