>>833 Tanenbaumの本は、初めてOSのアルゴリズムを知るという面では
良い本だと思います。
特に、TanenbaumのMINIXの実装はMINIXのソースを見ながら、
実際のOSのアルゴリズムについて解説していて、いい本だと思います。
で、さらに実際のUnixの実装を解説したものだと、
SVR3の実装については、
"Design of the Unix Operating System"
by Marice J. Bach, Maurice Bach
BSDの実装については、
"Design 4.4 BSD UNIX"
by Samuel J. Leffler, Marshall Kirk McKusick, Michael J. Karels
どちらも日本語訳が出ています。
Tanenbaumと喧嘩したLinusは、このTanenbaumの本と、Bachの本を見て
Linuxを作ったという話ですね。
Unixのアイディアをベースにさらに拡張したOS、分散OSについては、
特に、Mach, Amoebaについて詳しい、
"Modern Operating Systems", Andrew S. Tanenbaum
が良いと思います。こちらは日本語訳が出ているかわかりません。