1 :
〜エピローグ:
「ったく、何がオブジェクト思考だよ。人間より頭の良いCPUに命令コード書く方が間違ってるんだよ」。クリスマスイブの夜、博は新しく入った会社の片隅でC++と挌闘していた。周囲のの人間が幸せになっている中で、焦りを感じやっと見つかった就職先である。しかし、遊びでVisual Basicしか触った事のない博にとっては、仕事とはいえそれは、十分な難関であった。
自分を冷静に落ち着け、一刻も早くC++を習得し、ここの会社に落ち着こうと博は必死であった。しかし、企業とはそんなに甘いものではない。会社とは、社員を勉強させる場ではなくて、クライアントからの要求に的確に答える為に社員がベストを尽くす場なのだから。
そんな博が焦りを感じている時、後ろから聞き覚えのある声が聞えた。「博君、順調に覚えてるかい?」、「は、はい。なんとか。。。」。その声は、面接の時にお世話になった上司であった。「??全然進んでないじゃないか?VBでクラスが扱えるので少しはましなのかと思ったのに。まさか君、関数をそのままクラスモジュ〜ルに貼り付けて、つかってたとかいうんじゃないんだろうな?言語を使えないプログラマなんて掃除の仕方を知らない、清掃会社みたいなものだよ。ははははは〜」
2 :
第1章 「焦り」:2000/12/04(月) 18:47
時間と焦りだけが増して行く中で、正直なところ博はどうしていいかわからなかった。「派生?何なんだよこの言葉。なんか生まれるのか?ガキすら生んだ事のない俺に何生めってよ?」。博は、目の前にあるTFT液晶をぶっ壊したいほど怒っていた。
そんな時、聞き覚えのない声が博の耳を翳めた。「博君、がんばってる?」上司も帰宅し、クリスマスイブの夜に焦りを感じている博しか居ない職場で、博の心を止める透き通った声。「??誰だ?この女は?」。しかし、新入社員である博がわかるはずでもない。彼女は数少ない女性社員であった。
次章 「時間とズレ」 つづく
ワクワク
「おめこなめさせろや。」
「きゃ〜」
ひそかに続きを期待
psedu
一ヵ月後。
上司「博君、君の担当のレコードクラス、宮下さんに引き継がせて」
博「(ひ、引継ぎ!? 遠回しにクビつってんのか?)・・・は、はい」
こんな言い方しないか? 鬱山車濃。
8 :
名無しさん@1周年:
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