日々障害と戦うSEたち。その過酷な現場を目の当たりにした。
場所は江東区、IT戦士たる彼等は今日も襲いかかる障害に立ち向かう。
障害発生!アラームが鳴り響く。しかし百戦錬磨のSEマンはうろたえたりは決してしない。
日々起こる数々の障害のうちのたった一つに翻弄されてちゃSEは務まらない。
「アラームに動じなくなってこそ一人前。むしろアラームはシステムが動作している証拠だ」
と彼等は豪語する。リーダーへ報告を済ませて一服し、デスクに戻れば即座にベンダーへ連絡を取る。
「至急来てくれ。システムの死活問題だ」
到着したベンダーに手短に必要最小限の用件を伝え、
猟犬を野に放つハンターの如く障害発生箇所に彼等を送り出す。
そしてティータイムも束の間、新たな障害発生を伝えるアラーム。
SEマンの休息は短い。
「一日に何件の障害をこなせるか。
それを見ることがSEとしての力の見きわめになります」
先月までの平均障害件数は40件を下らない。
彼らの闘いは今日も続いている。