1 :
仕様書無しさん:
YRP逃亡者様に携帯電話開発の現状を語って頂きます。
YRP逃亡者様と、そのシンパの方のみ書き込みをお願いします。
ジーン、お前はここ(YRP)に残れ!
このまま廃れてしまうに50ペソ
軍曹が書き込むまでは、小生が保守します。
く そ が書き込むまでは、小学生が保守しまs
けろっぴ たもん もとふ 鬼女
ニヤリ
7 :
仕様書無しさん:05/03/07 07:14:57
YRPのイメージソングはドナドナですか?
8 :
仕様書無しさん:05/03/07 23:12:41
ベトナムで鳴らした俺達特攻部隊は、濡れ衣を着せられ当局に逮捕された。
刑務所を脱出し、地下にもぐった。
しかし、地下でくすぶっているような俺達じゃあない。
筋さえ通れば金次第でなんでもやってのける命知らず、
不可能を可能にし巨大な悪を粉砕する、俺達、特攻野郎Aチーム!
軍曹殿。
戦線は少し違いますが、自分も逃亡させて下さい。
欝になってから追い討ちのパワハラに苦しめ
られております。部下も皆逃げてしまいました。
自分だけは逃してもらえず、寮にぶちこまれました。
パワハラ上官は毎日迎えに来ます。
軍曹殿、救出をお願いします。もう、持ちません。
グハッ!(吐血)
軍曹のせいで、うちの社員が逃亡した!
訴えてやる
これが多分、軍曹殿の一番最初の書き込み。
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/prog/1087437071/ 253 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 21:42
俺たちは、仕様も知らされぬまま横須賀に送り込まれた。
依頼主も孫請けらしく、正確な情報はかなり伝言ゲーム的に
それも口頭でしか伝えられない。
俺たちは、経験5年の軍曹1人と、経験2年の上等兵1人と、新人の2等兵3人
の小隊だった。
現地に就くなり、現場は火を噴いた有様だった。果てしないデバッグの果てに
納期を過ぎてペナルティなのか要求項目が倍増したらしいのだ。俺たちが
派遣された場所の前任者(というより部隊)は全員ウツになって戦線離脱した
らしい。引継ぎも全く無いまま、というよりドキュメントらしい物も無かった。
俺たちが最初に与えられた任務は、10万行に及ぶスパゲッティ・コードを
「ちゃんと動くものにする」事であったが、仕様は何度問い合わせても、問い
合わせが上位会社へ何段も口頭で伝えられるうちに伝言が自然消滅してしまう
ようだ。俺たちには真上の階層の会社の担当者しか知らされておらず、現地で
他のチームの者と口を聞く事も一切許されていなかった。
ただ、スケジュールだけは何があっても遵守せよと通達された。しかし、仕様は
何時まで経っても伝えられなかった。ただ、目の前の大盛りスパゲッティは
スケジュールにとても収まりそうになかった。
俺たちと唯一連絡の取れる上位の担当者も、既に何日も寝ていないらしく、何か
ちょっと込み入った質問をすると容易にハングアップしてしまう。指示内容は
1日平均5回は変更された。
254 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 21:49
まず、仕様書が無い。
上に問い合わせてもまともな回答が帰ってくるのは1/10程度の割合だし、
問い合わせ件数が増えると回答率も著しく下がった。
仕方ないので、スパゲッティ・コードを解読してノートに機能を図示しながら
理解を進めていくが、変数名もval0, val1, val2のように取って付けたような
ものが大半を占め、何をする機能なのかさっぱり分からなかった。
担当する機能の最上位関数を見つけるのに1週間かかった。その時はS上等兵が
歓喜の叫び声を上げたものだ。
ノートは1日で平均2冊が消費された。準備してきた物が10冊だったから6日目の
朝に売店に買いに行った。
ようやく関数群の体系が掴めてきた(大半がfunc001, func002のような命名)
ところで、俺たちは仕様書変更レビューに呼ばれた。質問は上位会社の担当者を
通じて口頭で伝えるしか手段が無く、延々と14時間に及ぶレビューでは俺たちに
発言権は無かった。
255 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 21:58
やはり、仕様書にはfunc001, func002のような名前の関数は初版から
存在していなかったようだ。変数に至っては、グローバル変数のあまりの
多さに、その規模を掴むので精一杯だった。
他のチームの顔色を窺うと、今回の仕様変更はミドルウェアとアプリを
根底から揺さぶるドラスティックなものであったらしい。俺たちはこの時に
スパゲッティを廃棄する決断をすべきだったのかもしれない。それを上位の
担当者にきつく禁止されていたとはいえ、その決断を見送ったのが俺たちの
地獄の始まりだった。
派遣から2週間後、俺たちは本部に援軍と再見積もりの要請を連絡した。
しかし、「依頼元との連絡が極めて難しい状況なので、今はまだガマンしてくれ」
の一点張りだった。2等兵たちは祭りの意味も変わらずに闘志を燃やして興奮して
いる。
3週間目には、上位会社のSE達数人が集まって、深刻そうな顔をしていた。
隣のチームがまた一つ潰れたらしい。状況を聞こうと上位SEに近付くと、厚さ
3センチに及ぶ「バグ報告書」を抱えて走り去っていくところだった。
258 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 22:07
「お願いします。ソースを1から作らせてください」
「駄目だ。今あるものを最小限の変更で動くようにするのだ。」
「無茶です!」
「分かってくれ。他のチームとのインターフェイスをこれ以上変更できないんだ」
俺と上位担当者とのやりとりを、配下の上等兵達が心配そうに見つめていた。
インターフェイスとは、最上位関数のインターフェイスだけではないのだ。
スパゲッティの中には多くのグローバル変数が操作されている。他のチームも
度重なる仕様変更の末に、当初は整然としていたソースが俺たちの請けた物と
同じようにスパゲッティ化しているという話だった。
4週間目、俺は本部に残業代の申請をしたのだが、「もう少し待ってくれ」の
一点張りだった。
上位担当者が倒れて1週間、俺たちはプロジェクトの中で盲目となった。
隣の新しいチーム(そこの後続部隊)では、連日ローカルな仕様変更が口頭で
伝えられてくるようで、着任早々に祭りになっていた。
俺たちの担当ブロックも、何らかの仕様変更に晒されているはずだったが、
連絡は全く来ない。
260 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 22:16
情報が途絶えてから2週間後、上位会社の担当者が突然替わった。
理由は一切知らされず、業務の引継ぎも無かったらしい。新しい上位担当者は
俺たちから情報を集めて仕事を始めた。プログラム経験は全く無いそうで、
技術的な話になると俺たちの言葉は通じなかった。
派遣開始から1ヵ月半が経ったが、業務上の連絡手段は相変わらず口頭と紙切れ
メモぐらいで、メールのアカウント申請も伝言ゲームの途上で自然消滅してしま
ったようだ。上位会社の担当者は俺たちに構っている暇は無くなり、現場に来て
いるのかもしれないが、机にはカバンが置いてあるだけであった。
噂を立ち聞きすると、山のようなバグレポートの事務的処理に追われているよう
だった。しかし、そのバグは俺たちの前任部隊の頃のもので、あれから仕様の
大幅変更が入っているはずだった。しかし、当時のバグレポートの事務処理を
終えてからでないと俺たちの版数からのバグには対応できないとの事だった。
テスト要員チームでも、テスト仕様の変更頻度が彼らの業務処理能力を大きく上
回り、前任部隊のバグによるバグレポートを尚も増殖しているところだった。
俺たちのコードはその後回しにされていた。
261 名前:仕様書無しさん 投稿日:04/07/24 22:24
数日後、上位会社の担当者が仕様書を持ってきた。
俺たちの知らない内に、版数がメジャーで5つも上がっていた。
まず、グローバル変数の大幅な見直しがあった。共有データの仕様が大幅に
変更されていた。基本クラス内で使用する殆どのメンバ関数の中で、それを
参照するように仕様が変わっていた。参照だけでなく、更新もするのだ。
しかし、最上位でオブジェクト間の依存関係を説明する個所が、初期バージョンで
暫定的に抽象的にかかれていた時のままなので、今回の変更がどの程度の規模なの
か分からなかった。ただ、関数の一覧リストがまた一新されていた。
スケジュールは当初の予定のまま、固定されている。この件については、上位会社の
担当者に何を問い合わせても無駄であった。
263 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 22:32
HNを入れ忘れた。疲れが溜まっているのかもしれない。
ホテル生活が始まって2ヶ月が経った。その間、1度も群馬には帰れなかった。
土日はすべてスケジュール回復対策会議のようなものに駆り出されて、膠着
状態の会議に何時間もの間、発言権も無くただ同席させられた。
さすがに2等兵たちは週末には帰らせた。夏になると横須賀の海を楽しんで
気分転換をしてくれているようだった。「今を、その一瞬を今のうちに楽しんで
おいてくれ」俺達は思った。
会議では、俺たちの担当ブロックの仕様を根底から覆すような方針が、一時的に
とはいえ何度も打ち出されると、冷や汗が出た。
10万行に及んだスパゲッティは、俺たちの日夜の努力によって5万行にまで減った。
ここへ来て、コメントが普及してきた。そう、俺たちが手がけるまで、コメント
なんていうものは全く無かったのだ。
今年は暑い夏だな、俺は深夜に外を歩いている時にちょっとした目まいを感じた。
睡眠時間は何とか4時間程度は確保できているが、これだってかなり無理をして
確保しているのだ。
264 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 22:41
何時の頃からか、アプリの担当チームとドライバの担当チームが、上位会社を
通じて直に情報連絡をするようになってきた(相変わらず口頭ベース!)。
ミドルウェア部隊がバグレポートの大量発生を起こして、事務処理の為にハング
アップ状態に陥ってしまったのだと聞かされた。
アプリとドライバのインターフェイスの擦り合わせが始まると、俺たちのブロックは
最上位関数からまず歪なものになっていった。バグが出たらその発生階層がトレース
出来ないという状況に陥って既に1週間が経った。
そんな状態になってから、カーネルの仕様変更にもかなり振り回されるようになり、
自分でも何が基準なのかが本当に分からなくなってきた。
何が基準、いや、何が本当の仕様なのか?それすらも確認する手立てが無くなった。
担当チーム毎に主張する「仕様」が異なり、それを調整する部門も機能していない。
現場は混乱、というより混乱の内容すら正確に把握できている者がいなかった。
少なくとも、俺たちがコミュニケーションを許されている範囲では。
265 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 22:49
この期に及んでも、下位の関数すら1からの作り直しは許されず、
既存のコードを編集して直すようにとキツク言われていた。
修正個所では必ず元のコードをコメントアウトして残すように言われて
いたが、それを口頭で伝えられた頃にはスパゲッティのサイズが既に1/2
に縮まっていた。俺はその事実を上位会社の担当者に伝えた。
数日後、伝言が口頭で伝わってきた。
俺たちが派遣されてきた当初のソースを、全てコメントアウトされた形で
ソース内に復元させろ、とのお達しだった。
「そんな、無茶ですよ。ソースの可読性が損なわれます!」
「至上命題だ。戻せ。コメント形式で。」
その一言のために、俺たちは丸々1週間、ソースの復元作業に追われた。もはや
合理化した個所ですら可読性は原形すら残っていなかった。全てをやり終えたとき、
俺たちには疲れた笑いが溢れた。久々に表情筋が動いたのか、非常にぎこちなく
なっていた。それでも上位会社とその更に上の者達よりはマシな顔だった。彼らは
全くの無表情、というか、強迫観念に駆られた顔であった。
266 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/24 22:50
少し疲れを癒せたので、これから仕事に戻る。
今月もPHS代が高くつくなあ。
292 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/27 23:04
最初に壊れたのは2等兵だった。
折角5万行程度にスッキリさせたソースに前のソースを復元させるヴァカげた
作業のお陰でソースは一気に15万行程度になってしまった。旧版をコメント行
として全て復元させられたのは初めての経験だった。
その頃から2等兵の顔つきが怪しくなってきた。
そのソースを提出した翌日、コンパイル担当の者(朝から晩までコンパイル!)から
伝言が伝わってきた。
「ダブルスラッシュなコメントは禁止だと伝わっていなかったのか?」
「は?」
丁度俺は仲間全員分の出張旅費の清算の為に群馬に戻っていた。
上等兵は別件で突っ込まれたドライバの改造作業にハマリ込み、コメント行の
話は2等兵達に直接指示が行った。彼らはそれを全て「手作業」で対処した。
俺は出張旅費の生産を終えて皆が立て替えた宿泊費(1人10数万円)を手に、YRPへ
戻ってきた。電車の中では久々に熟睡した。目覚めた時はカバンの中の現金を
何度も確認したものだった。
294 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/27 23:33
(続き)
ホテルに戻って出張旅費を皆に配ると、疲れが溜まって俺は眠り込んでしまった。
翌朝目が覚めてみると集合場所には上等兵しかおらず、仕方ないので残りのメンバ
とは現地で落ち合うことにした。
始業時間になっても2等兵の姿が見当たらなかった。
上等兵たちもワケが分からない顔をしていた。
やがて上位会社の担当者が来ると、とにかく何でもいいから昨日頼んでおいた
コメント行のダブルスラッシュ修正をやり遂げてくれ、と頼まれて俺は自作の
プログラムを久々に使って変換作業を片付けた。変換済み個所が1割くらいスキップ
した事は気にしていなかった。
俺は隙を見て廊下に出て、ホテルに電話を入れた。
「ヌルポさんとデスマさんは今朝早くにチェックアウトしておりますが」
ついに脱走兵が出た。脱走兵が出ると、依頼主からの厳しいペナルティが課せられる。
それからというもの、俺たちは脱走した2等兵の分まで作業ノルマをこなさなければ
ならなかった。
翌日上司に電話すると、
「辞めたよ。」の一言だけ聞かされて切られた。
「2人ともですか?」という俺の声が届く前に切られた。
295 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/27 23:40
折角ウィークリーマンションを確保できるように会社と交渉してきた
というのに、脱走兵が出たという事で俺たちはそのままホテル暮らしを
命じられた。
毎日朝は駅前のハンバーガー屋だし、このところ体の調子も少しおかしい。
何と言うか、太ってしまった。
現場では2等兵の事を思い出す頻度が減ってきた。それぐらい忙しくなってきた。
この頃から仕様書が改版されても読まなくなってきた。どうせ数バージョン前のが
遅れて届いたんだろうし。
上等兵たちもそれぞれ版数の異なる仕様書を愛用し始めてきた。ところどころ都合の
良いように自分で赤ペンで書き換えているし。
何か、少しずつ歯車が狂い始めてきた。
そういえば、上位会社の担当者も1週間ほど顔を見なくなってきた。彼の同僚に聞くと
「変ですね。夏休みは取っていなかったはずですが」と返ってきた。
296 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/27 23:47
ハード屋の方で珍しく祭りが起きていた。いや、普段から祭りのようなのだが
俺たちが気付いていなかっただけだった。
何でも、ブレッドボードの作成&評価日程がスケジュールから押し出されて、
一気にハードだけでも最終製品に仕上げてしまうとの事だった。
俺にはそれはどれほど大変な事なのか分からなかった。所詮はハードの話だ。
所詮はハード、俺たちには無関係。
そう思っていられたのは、ES製品のASIC(プロセッサ内臓)に付いているはずの
JTAG-ICE端子が基板設計ミスによってボード上に繋がっていなかったと知るまでの
間だった。
「ICEが繋がらない?」
「端子にジャンパ線繋げれば出来るはずだろ?」
「それがBGA品なんです。ジャンパは不可能です。」
それを横で聞いている時には、意味が分からなかった。
298 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/27 23:55
翌日から、ハード屋が職人部隊となった。あのきめ細かいボードに何やら
改造を加えて、何でもASIC実装前にジャンパ線を付けているようにも見えた
のだが。
とにかく、デバッグ用に予定していた台数に全然足りないのだ。
俺たちの割り当て10台も、1台を手に入れるのが精一杯だった。それもちょっと
衝撃を受けるとICEの接続が断線してしまう有様だった。
「こんなの使えるか!」と次々にソフト屋はハード屋にケータイを叩きつけた。
彼らも数日寝ていない。暴言に無反応であった。
最後に、上位会社のその上の会社のSEが来て、デスマで疲れきったハード屋(尚も
半田付けで忙しい)の前に座り、一言。
「あんたたちさぁ、やる気あんの?」
少しだけ沈黙の間があった。
ハード屋は黙って、その上位SEの手の甲に半田コテを押し付けた。
「うぎゃぁぁぁぁああああああ!」
300 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/28 00:03
それを火蓋に、ハード屋とソフト屋の乱闘が始まった。
「ざけてんじゃねーぞ。ゴルァ!」
「上等だ、コラァ!」
こんな現場を上位の上位の会社の人に見られたら…、
なんと彼らも当事者になって暴れていたのだ。
「軍曹!この場はひとまず逃げましょう」鼻血を流した上等兵が脱出を提案した。
俺も殴られている最中だったが、彼の提案に従ってその場を離れた。足にしがみ付く
奴がいて、よく分からずに蹴りを入れて逃げた。
喫煙室に行ってタバコに火をともす。よく見たら上等兵の鼻が折れているように
見えた。俺は指を差して教えた。彼は笑った。苦笑いだった。
途切れ途切れな笑い声は、次第に泣き声へと変わっていった。そしてしゃがみ込んで
嗚咽し始めた。夕日の眼にしみる喫煙室にいるのは、俺たち3人だけだった。
俺は窓際に立ち、尾崎豊の「街路樹」を歌い始めた。
303 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/28 00:15
翌日、緊急会議が開かれ、俺たちを含めた開発関係者一同が大会議室に
召集された。昨日の騒動の件だった。無理も無い。
しかし、吊るし上げられたのは乱闘から離脱した俺たち3人だった。
業務時間中に現場を抜け出して喫煙室でサボッていた事を責められた。
現場に残っていたって仕事どころではなかったハズだ。
午後になって鼻の治療を終えた上等兵も合流し、俺たちは一応業務を再開した。
ここへ来てから作った20冊のノートの半分がゴミ箱の中で燃えカスとなっていた。
ケータイ端末も10個ほど砕かれて捨てられていた。
最大のダメージは、レンタル品のICEの破壊であった。誰だ?こんなコトをしたのは。
ハラワタが煮え繰り返る思いだった。
次の日になると、皆乱闘の事を嘘のように忘れてデバッグを再開した。
ハード屋は、割れたメガネを嫌味のようにそのままかけていたが。
俺たちの仕事もあの酷いスパゲッティから随分苦労してやっと動作可能な
ものに仕上がってきた。後は異常系の試験だ。障害発生の半分は仕様制限で
許してもらえるので、少し気が楽になってきた。反面、再現性の極めて低い
バグに遭遇すると、目まいがするものだ。
308 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/28 00:22
次に出張旅費の清算に戻った時には、ガラクタ置き場にされていた俺の机の
引き出しに何やら包み物があった。
「?」
俺は警戒しながら封を開けてみた。
中にはワイヤレス光学マウスが1個入っていた。
手紙もあった。
「軍曹殿。この度は戦線離脱の非礼を申し訳ありませんでした。
自分にはあの地獄は耐えられませんでした。ただ、軍曹殿には
本当にお世話になりました。いつも僕たちを人間扱いしてくれたのは
軍曹殿だけでした。
これはほんの気持ちです。軍曹殿は現場でいつも朝一番にマウスの動きが
渋いって愚痴をこぼしていたので」
2等兵の1人は、夏の寸志の全額を使って俺にマウスをプレゼントしてくれた。
俺はガラクタ置き場の机の前で、暫くフリーズしていた。
続きを激しく希望す
「ふん!所詮は消耗品だな。」 小慰が吐き捨てるように言った。
俺は奴の前に立ちはだかった。
「何だ?お前も後を追うか?」
俺は奴の机に両手を突き、その目を凝視した。
魚の腐った目だった。
同僚が割って入る寸前に奴は目を反らした。
煮え切らぬ思いで、俺は事務所を後にして横須賀へ戻った。
フォーマ?
助けてくださいシャア少佐!デバッグできません!シャア少佐ー!
>>31 軍曹殿、お待ちしておりました。
今後もカキコお願いいたします。
ちなみに小生は携帯の開発で
心と体を病み、一昨年戦線を離脱しました。
>>30 様の希望もありますので、
続きを書き込みます。
310 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/28 00:46
デバッグも後半に差し掛かってきたときに、上位会社の担当から例によって
口頭の伝言が届いた。
「ミドルウェアのデバッグが完了したから、アプリも対応して修正するように」
「は?」
「そうそう、修正する時は修正前のコードを全てコメント行にして残す事を
忘れんようにな」
ミドルウェアの仕様書が手渡された。インターフェイスは跡形も無く変わっていた。
「あの、まるで別物に見えるんですが」
「ああ、今一番先端を行くミドルウェアだ。研究所で開発したばかりなんで、
分からない事があっても俺たちに聞かないで欲しい」
それから2ヶ月、ハード屋達に
「ソフトが遅れちゃ俺たちの努力も報われないよな」
と罵られながらも新ミドルウェア対応にアプリを修正し、デバッグに勤しんだ。
あれから俺には、ハード屋の手にする半田ごてが武器に見えてしまう。彼らが
それを手にしている時は、臨戦体制に違いない。刺激してはならない。
新ミドルウェアに関して質問すると、情報伝達の経路が長くなったのでレスは
極めて悪い。質問への回答は2週間たって1/20の割合でしか帰ってこない。
上等兵たちはソースを読んで対処しているので、俺もそうするようになった。
315 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/28 01:01
新ミドルウェアへ置き換えてからというもの、ケータイの操作感が著しく
重くなった。メニューの切り替わりの遅さが絶え難い。
「ちゃんとメモリ管理をやるとこうなるのだ。軽くサクサク動くケータイの
メモリ管理は皆インチキだ。あれじゃあいつかハングアップするに決まってるさ」
ようやく説明に来てくれた上位の上位の上位の会社の研究所のヤツはそう言った。
ミドルウェアの立ち上げ期間中、その研究員がいてくれたのだが、言っているコトが
チンプンカンプンで半分以上分からなかった。
上位会社の担当から口頭で聞かされたのだが、ASIC内のプロセッサのメモリ制御に
バグがあってそれで速度が低迷していたらしい。改善されれば処理速度が2倍になるので
その分ソフトも安定性の良い手法で開発できるようになったんだ、ありがたく思え、と。
しかし、情報が依然まともに伝わって来ないし行かないので、デバッグはなかなか
進まなかった。隣の部隊に届く仕様書と時間差があって、マイナーバージョンで5ぐらい
遅れているのだ。そのくせテスト時には、俺たちブロックにバグが多い事を責め立てられる。
ICEの臍の緒が切れるたびに、あの嫌味なハード屋のところへ頭を下げて直してもらいに
行く。作業中ずっと嫌味を言い続けるのだ。
317 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/28 01:11
研究所の連中が予定を終えて引き上げる時に、言われた。
「君たちにはちょっと難しすぎたようだね。
もうちょっと勉強した方がいいんじゃないの?」
関係無いの隣のチームの奴等も笑った。机にある仕様書の版数は、俺たちの
よりもメジャーで1つ先を進んでいるみたいだし。それは見なかった事にした。
翌日、上等兵たちが隣のと同じ版数の仕様書を手に入れていた。仕様書は
俺を通してでないと彼らの手には渡らないはずなのに。不思議だ。
昼食の時に上等兵が言った。
「あの嫌味ったらしい奴らの仕様書と、俺たちのとスリ替えてきましたよ。
ちゃんとコピーして数も合わせてあのチーム皆のをスリ替えたから、
誰も気付きませんよ」
それから2〜3週間の内に非難の矛先が変わっていったので、俺は会社に対する
業務進捗報告で上等兵たちを高く評価して記録した。何だか自分まで共犯者に
なった気分だ。
上等兵たちは仕様書のスリ替え工作を日常的に続けた。
そして、ある日現行犯でバレた。
(今日はここまで)
350 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/31 00:07
事態を打開する為に、緊急会議が開かれた。
テスト要員を一気に5倍に増やして、人海戦術によるデバッグが賢明だと
トップが判断した。トップって社長ではないのだが、俺の会社の上位の上位の・・・
に位置する本部長なので、とっても偉い。俺たちの身分から見たら、与党の政治家
並かもしれない。しかし俺たち兵士には選挙権すらないのだ。なぜなら、選挙の日は
必ずデスマ生活を送っているからだ。
そんな衆議院議員並みの政治力を持った本部長(以下、少将と呼ぶ)が決めた方針なので
誰も逆らえなかった。
すぐにも近隣の都市から派遣社員の吸い上げに入った。派遣会社も今までに無い大盛況
なので、経験の有無を問わずにフリーターまで含めて確保に走った。すぐにも現場は
雑兵で溢れ返った。開発現場では猫の手も借りたい状況なので、面接中もヘッドフォン
ステレオとサングラスを外さないスキンヘッド野郎ですら雇われた。
351 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/31 00:16
その人数に対してテスト仕様書を配布して理解してもらうのは、非常に労力を
要した。配布して説明しているそばから改版が行われるので、1日に何回も
長蛇の列になった。中には、並ぶのが面倒くさくて、ゴミ箱から「お下がり」を
拾ってきて、版数だけ上手に書き直して使っている者も少なくなかった。
俺たちでさえ最新の仕様書にあり付くのは難しく、常にメジャーで1つ以上古い
版数だった。前に他のチームの仕様書を盗難した前科があったので、その辺を
物色しているだけで嫌な目で見られるようになっていた。
奴等はまず言葉がなっていなかった。
「Hey!旦那、バグ報告書ってどう書いたらいいッスか?やっぱ、パソコン使って
書けなキャいけないッスか?…え?まじッスか?」
奴等がケータイの新機種で遊べる、という幻想から目覚めていく様はそれなりに
面白かった。徴兵制の無い日本では、こういった戦場でも体験しておく事が必要だ。
352 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/31 00:29
奴等は本気で、ケータイで出会い系サイトにタダでアクセスし放題、という職場
環境を期待していたようだった。上位会社も奴らのタコ部屋に設置するPCを非インター
ネット環境にしていたようで、その措置だけは珍しく賞賛に値した。
それでも、PHS繋いで自費でエロサイトにアクセスしまくっている者が数名いた。
バグ報告書にネタを書きまくる奴等がいたが、最初の1週間で粛清された。
テスト要員が本来の目的で稼働できるようになるまでに、およそ3週間がかかった。
上位会社が人脈を辿って体育会系の社員を要所要所に配置し、インパール作戦の
準備を手際よく進めてくれた。逃げたいヤツは早めに逃げておかないと、体育会
社員はプロジェクト完遂までタコ部屋の管理を命じられているので、非常に後悔する
事になる。
「まじッスか?」という言葉はその体制が敷かれて2日間で死語になった。
奴等が言葉を発する最初には必ず「押忍!発言させていただきます!」が付くように
なり、気を付けの姿勢を取るようになった。バグ報告書が床に散乱していると、
積極的に「自分がやるであります!」と片付けや整理をしてくれた。
体育会連中が初日に施した「研修」の内容が気になったが、業務が相変わらず祭り状態
なので俺たちは気にする余裕も無かった。
ただ俺たちも、寝不足続きで寝坊による遅刻をした日には、敷地内を何キロも走らされた。
上等兵は「軍曹殿、何か不思議な感覚が宿ってきますね」と活気付いた。俺も同感だった。
そんな思いはすぐに伝わり、俺たちは間もなく彼らの手先となっていった。
365 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/31 13:41
作業用のPCが古い。とにかく古い。
Windows98マシン(PentiumPro 200MHz)でHDDは4GBしかないのだ。
マシン自体はWindows95時代のもので、OSだけアップグレードしたものらしい。
メモリは32MBである。それでMS-Office2000がフルにインストールされている。
肥大化した各種仕様書を開くだけでも重いので、もし何か編集しようとすればたちまち
フリーズしてしまう。
そんなマシンでアプリの開発をしているのだが、専用の開発ツール(一応、統合環境という事に
なっているらしい)は新しいPC環境上で作られたらしく、俺たちに割り当てられたPC上では非常に
重い。デバッグ操作で動作エミュレーションができるのだが、その機能が何よりも重く、なんだ
かんだとICEを使っての評価になってしまう。
上位会社と付き合いの深いソフト会社では、FULL-ICEを与えられている者もいるのだが、そういう
者に限ってソフト開発の何たるかを知らずに、ひたすらICEを駆使した力技によるデバッグで
プログラムの作成を進めているのだ。信じられない事に、デバッグしながらソースを書き進めてい
るのだ。
366 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/31 13:41
俺たちは安価なJTAG-ICEのみで、それも5人に1台程度しか割り当てられていない。
言い忘れたが、FULL-ICEを使える階級の連中にはデバッグ用の評価ボード(ハード屋が信号測定を
できるようにスケールアップした実験用のボード)が1人1台割り当てられていて、何も不自由なく
例のデバッグ型コーディングを進めているのだ。そんな手法でも、手下の派遣社員たち…奴等には
派遣社員も技術者レベルが与えられている!!がソース→ドキュソメント変換作業を担っているの
で、上位に対しては非常に見通しの良いアウトプットができるのだ。
反面、俺たちはエミュレーションも実機評価も自分達では満足に出来ないので、最初に設計ドキュ
ソメントを精密に描いて、仲間内で綿密に検討してからコーディング、正確には既存のソースの
修正なのだが、を行っている。勤務時間中にドキュソメント作成は許されておらず、深夜にホテル
の部屋で眠い目をこすりながら自前のノートPCで打っている場合が多い。
上位からは仕様書の配布がいい加減なのに、俺たちの修正したプログラムに対するドキュソメント
要求のレベルは非常に高かった。書式も、技術雑誌のカラーページと比較して遜色の無いレベルで
見栄えを要求されたので、俺たちは雑誌の出版社への転職スキルが身に付くのではないかと、苦笑
いしたものだ。
367 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/31 13:56
使用しているPCのHDDがとにかく切迫しているので、HDDの増設できればPCの入れ替えを何度か上位
会社に要求したのだが、それらは開発費として支払った中から捻出するようにと言われた。JTAG-
ICEのレンタル費用すら半額はうちの会社の負担となっていて、それがそのまま俺たちのボーナスに
反映されているのだ。つまりもう俺たちのボーナスから削るものがなにも無くなってしまったので、
会社も何も用意してくれなくなった。
PC等の固定資産設備を申請するのは最上位会社ですら手続きが厳しく、申請時の機種を半年から1年
後に取得できる有様なのだ。当然、俺たちの声は伝言ゲームの中でフェードアウトしてしまう。
更に、どうやらハード部隊が大掛かりな設備申請を上位の政治力によって無理やり通してしまった
らしく、そのしわ寄せが俺たちにまで及んでいるのだ。
奴等は何を買ったのか?
最上位会社での数ヶ月に及ぶ協議の結果、ハードとソフトを協調してシミュレーションできる開発
環境が必要となったそうだ。しかし、それにはUNIXマシンとHDDレイドが必要になるらしく、その
予算が予想を越えるものだったのだ。まず、UNIXマシンは社内の不要マシンをチューンナップして
使う事になったそうで、その場合HDDに最新機種を使えず、旧型の低容量の物を数多く集めて構築
するらしいのだ。
わざわざメーカーと交渉して旧機種の在庫を最新機種をはるかに上回る価格で調達したのだ。
40GB分を調達するのに俺たち兵士の月給3人分以上がかかっているらしいのだ。
ハード部隊ではCPUを含めた機能の全てをASICに入れているわけだから、ハード&ソフトの協調
シミュレーションも理論上は可能である。ハード部隊とソフト部隊の根強い対立を打開しようと、
最上位会社で何ヶ月もかけて検討したシステムらしい。そこで俺たちのソフトを完全体にして動作
できるらしのだ。祭りを収束に向かわせる画期的なシステムだと、誰もが信じた。
シミュレーションの規模も大きいので、ハード部隊主催で派遣社員をかき集めたシミュレーション
チームが結成された。人海戦術&体力勝負の開発現場に改革が起こる事を期待した。
395 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/03 02:46
(前の続き)
その画期的なシミュレーション・システムが稼働して翌日の事だった。
「何?全系のシミュレーションをかけると実時間で20msまでしかテスト
できないだと?」
上位の上位の会社の部長(全体の中では「少佐」に相当)が朝から叫んでいた。
20msしか再現できないとは、俺たちの部隊のデバッグしているアプリの起動
準備すら出来ていない段階であった。問題の本質はハードディスクの容量が
厳しいとの事であった。そう、シミュレーションで再現する時間の20msで
ディスクが一杯になってハングアップしてしまうのだ。
その20msの再現まででも丸々1日かかるらしい。ハード屋は20msを一晩で
処理できるのは画期的だと弁解していたが、期待していた俺たちもどうかしていた。
「すぐにもディスクを増設するのだ」少佐が唱えたが、
「無理です。設備の予算申請手続きに半年以上かかります!」と大尉が返した。
今回のシステムにしても、大尉が膨大なレポートを作成して予算の申請に1年前から
取り組んだ結果なのだ。ようやく申請が通る時期になって、より安価な新型機種への
変更が許されなかったという事務処理上のハードルについては、もはや誰も口にしな
かった。
俺たちは、ソフト開発部隊1個中隊のPCをリニューアルできる予算を投じたUNIXマシンを
半ば呆れ果てた顔で眺めていた。瞬きよりも短い時間をシミュレーションするのに
1日〜2日もかかるとは。
Linuxマシンにして安価な高性能システムを構築するなんて言ったら、上層部を説得する
のに2〜3年は優にかかる、と少佐殿はおっしゃった。
ハード部門のシミュレーション技術開発部の中尉が、それでも可能なテストについて
必死に説明していたが、少佐の一喝で黙ってしまった。
397 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/03 02:55
画期的なシミュレーション・システムは、半年後にハードディスクを増設して
から利用する事になり、暫くの間はその存在を忘れる事ができた。
ハード部門の中尉が「半年後にはSystem-Cを使ったハード・ソフト協調設計を
是非とも提案したいと思います」と言っていたが、誰も耳を傾けなかった。
ハード屋に読めるようにC言語を歪めるつもりなのだろう、と俺は解釈した。
俺たちはICEの増設を求めていたが、半年後にUNIXマシンのハードディスクを
100GB程度増設する計画の前に、ICEのレンタル費用が早くも削減されてしまった。
長引く開発の中で、ハード部門とソフト部門の勢力争いがろくな結果をもたらさ
ない。
結局、俺たちは低レベルなICEの奪い合いに明け暮れるのであった。
そして、昨年の長かった夏が過ぎ、秋を迎えた。依然、帰れる見通しは立たない。
上等兵達は半年以上も里に帰っていなかった。
463 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/15 23:03
たまには、上位の上位の会社の観察報告でもしようと思う。
そこは最上位から1つか2つ下の、かなり高位の会社である。
俺たちは滅多な事では彼らと直接連絡を取り合う事はないのだが、つまり、
彼らは殆どデバッグルームにも実験室にも顔を出す事は無いのだが、
俺達は用があって事務所の席(いつのまにか用意されていた)に行くと、
いつもある間接部門の様子を垣間見る事ができるのだ。
不思議な世界だ。同僚とのコミュニケーションがメール主体なのだ。それも
隣り合う同僚の間でも交わされる会話は、長くても
「メール出したので読んでもらえますか?」
「分かりました。何かあったら返信します」
だけで済んでしまうのだ。その口調も棒読みで極めて事務的な口調なのだ。
休む者は決して連絡をよこさないし、居なくても誰も気付かない。たまに
用があって欠勤に気付くと、事務的にスケジュールをシフトするだけなのだ。
欠勤者は翌日に黙って年休申請をイントラネット上で処理するだけである。
彼らの上司も、その年休申請を中身も確認しないまま機械的に承認するだけなのだ。
464 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/15 23:16
職場には一応先輩が居れば後輩も居るのだが、先輩は後輩に対して決して
コワモテな態度は取らず、必ず敬語なのだ。先輩と後輩の間に言葉の上位/下位が
存在しないのだ。紳士的で優しい先輩たちじゃないか、と初めは思ったが、実は、
先輩は決して、決して、決・・・・・して後輩の面倒を見る事はないのだ。
新人が先輩に何か質問すると、それが少しでも技術的な内容を含むと、
「〇×さんが知っているです」と棒読みの口調で伝えるだけなのだ。自分で
直接返答できる内容と言えば、事務処理の手順ぐらいなのだ。
新人の技術教育は形だけは充実して見えるのだが、その実体は関連会社への
〇投げであって、関連会社では最前線に立つべき軍曹クラスが業務時間を
強引に空けられて、その教育セミナーに講師として駆り出されるのだ。関連
会社の軍曹レベルは、それでも業務を決して減らしてもらえる事はなく、
無い時間を工面しながら教育カリキュラムを必至に実行している。
教育カリキュラムを作成するのは遠く離れた間接部門であって、教育を受ける
側の部署の管理職レベルとは全くコミュニケーションが無いのだ。
俺は、そこに自分の常駐机を置かれてから1年間くらいその部署を観察していた
のだが、先輩が後輩に何か指導している光景は一度も見たことが無かった。そして、
これは上司と部下の関係でも同じだった。紳士的で優しく見える上司や先輩は
部下や後輩を決して叱る事は無い。叱る事は無いが、何か問題が発生すると責任は
上から下へスルーして転嫁される。上は決して下をかばわない。
部下や後輩がデスマーチ状態になっても、上司や先輩は放置して帰ってしまうのだ。
だた、スケジュール要求のみをメールで通知するだけなのだ。入社3年くらいになると
要領を得てくるのだろうが、新人は途方に暮れて派遣社員に教えを請うのだ。
派遣社員は嫌々ながらも質問には答え、それでも彼等の方がよほど先輩らしく
指導をしていた。
465 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/15 23:30
部署としてはアプリ開発のかなり広範囲について最終責任を負う立場にある
らしく、ひとたび祭りが始まると新人を含めた若手社員達の顔が蒼ざめる。
いや、実は元から彼らの顔には全く表情というものが無いのだ。これは決して
誇張した表現ではなく、カフェテリアで昼食を取っている彼らの雰囲気は
お通夜そのものなのだ。それでも昼食時には数名が固まってカフェテリアへ
向かうのだから不思議である。
現役選手であるはずの軍曹〜上等兵クラスの社員達は、どんなに祭りが盛り
上がっても決して事務所から出る事は無く、常にメールによる連絡か、受けた
電話の応対ぐらいである。現場を知る者は居ないのではないだろうか?
俺たちは現場に半分以上の時間入り浸るので、移動する時に頼まれ事を引き
受けたりするのだが、それは必ず口頭であった。何故なら、問題発生時に
責任の所在を示す証拠を残してはならないからである。
そう、彼らは完全な減点査定主義の元に管理されていて、賞与は管理職が
意味不明の計算をして秘密裏に分配比率を決めてしまうのだ。社員達は
ただ明細を貰ってため息をつくだけなのだ。それでも、俺たちの会社の
課長クラスよりは遥かに高い賞与を彼らは貰っていると言う。それも入社
3年の時点でだ。俺の会社では課長未満は賞与なしである。
彼らは、入社3年以内に、外注の成果を根こそぎ自分達の手柄として吸い上げて、
失敗を完全に外注に被せる為のノウハウをOJT(オンザジョブトレーニング)で
習得するのである。
社員同士は上下関係、左右関係全てにおいて信頼関係というものを全く持って
おらず、どんな簡単な業務でも他所に責任転嫁の足がかりを確保してからでないと
動けないのだ。おかげで、俺たちはメールアカウントを申請しても
「その内に対処します」とだけ言われ続けた。1年間に渡って。
466 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/15 23:44
日常化したデスマーチに俺の部下の上等兵が倒れてホテルで5日間寝込んだ
事があったのだが、3日目に俺が「食事を届ける為に夕方に一度外出させて
ください」と申し出たところ、
「許可を得る為の手続き業務に時間がかかるので、もう3日間待ってください」
という返答を受けたのだ。俺が上等兵の身を案じている姿が、彼らには奇妙に
映ったらしい。何故そのような余分な気を回すのかと、無表情な顔から棒読みの
口調で質問されたものだ。
何かがおかしいのだが、俺達にはその雰囲気に対して発言する権利を与えられて
いなかった。
俺はたまりかねて夕方の定時後に抜け出し、上等兵の様子を見に行った。
ホテルの部屋の中で、彼はすっかり病人の色をしていた。毎朝毎晩、俺は
上等兵の様子を確認しに寄っていたのだが、いつも彼は
「私は大丈夫です。ゴホッ、ゴフッ・・・、軍曹殿は気にせずに出勤してください」
と言って、俺が病院に連れて行くのを拒んだ。病院へ行く事になれば俺も欠勤
しなければならないと気遣ってくれているのだ。そう、彼は自分の会社ではその
まま欠勤処理されていたのだ。
職場を抜け出して食料と医薬品を調達してホテルに向かうと、上等兵は本当に
虫の息に見えた。バスルームには明らかに吐血したのを隠した跡があった。
「ぐ、軍曹殿。私の事は構わないで下さい。貴方の評価まで傷ついてしまう」
「何を言っているんだ!一緒に群馬に戻ろう」俺はやせ細った上等兵の肩を
抱きしめた。骨と皮じゃないか。
俺の中で何かが切れた。
467 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/15 23:55
抵抗する上等兵を上越新幹線に押し込め、俺たちはそのまま高崎へ向かった。
上等兵はそのまま緊急入院する事になった。結核に罹っていたのだ。
上等兵の姉が入院手続きを済ませ、俺に
「コボルがこんな酷いことになっていたなんて、一体あなた方はどういう扱い
をしてきたんですか!」と責め立てた。返す言葉が無かった。
病室に戻ると上等兵が
「軍曹殿、本当に申し訳ありません。私はもう大丈夫です。軍曹殿まで欠勤
処理されると思うと私の胸が痛みます。どうか、横須賀にお戻りください。
私の事は心配要りません」と、か弱い声で訴えてきた。
翌日、俺は涙を拭って会社に寄って事情を説明し、横須賀へ戻った。
職場放棄&無断欠勤の容疑を着せられ、俺は始末書を書かされた。
休んだ日は自分の会社と常駐先の両方に電話をかけた筈なのに、常駐先では
受けた人間の怠慢によりそのまま無断欠勤処理されていたのだ。勤務記録上
矛盾が起きてはならないので、結局俺の所属する会社でも改めて無断欠勤処理
をされた。
加えて、部下を過労で壊した罪も着せられて、部下の管理責任まで問われたのだ。
それから俺たちは常駐先でチームを解かれ、俺と他の上等兵2人はバラバラに
配置されて完全に派遣社員としてのルーチンワークに組み込まれてしまった。
単価も年齢からは考えられないほど安く叩かれた。
471 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/16 00:07
俺たちはそれぞれ体育会系社員達からも徹底的にマークされ、事ある毎に
腕立て伏せの刑を受けた。他にも、フッキンやスクワットなど、無理の
ありそうなものを選んで科せられた。
朝出勤すると、派遣社員が誰かしら腕立て伏せやフッキンをさせれらている
光景を見るのに、不思議にも目が慣れてしまっていた。そして、自分達の
処遇にも。
12月が来た。予想通り、賞与は無かった。
入院中の上等兵は健康を取り戻したが、そのまま退職してしまった。
俺たちがデスマで現場を離れられないと知ると、横須賀まで挨拶に来てくれた。
最後に飲み交わした。横須賀の海岸で俺たちは酔いつぶれて吐いた。
そして、夜景を見ながら目に涙を溜めて、尾崎豊の「I love you」を、声を
合わせて歌った。
上等兵に会ったのはそれが最後だった。生きてはいるだろうけど、それ以来
姿を見ていない。そんなものだ、人生とは。
年が暮れる前に、3人居た上等兵の内の2人が消えてしまった。新兵の補充は
聞かされておらず、今やそれ自体はどうでも良くなってしまっていた。居ても
互いにバラバラな派遣社員待遇なのだから。
自分の会社には何度も帰還要望を出したのだが、「代わりの仕事が無い」の
一点張りで、帰れなかった。噂によると、自社の俺の机は新人に譲られたらしい。
なんだかNっぽい。
なぜこの状況で契約を続けるんだか。
532 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/21 16:12
YRPに常駐してから部下が減る事はあっても本部から応援が補充されるような
事は無かった。年を明けると、上等兵が1人残っているだけだった。
群馬にある自社では、忘年会にも新年会にも俺たちは呼ばれなかった。
給与待遇は請負ではなく派遣作業者としてのレベルにまで削られて、毎月の
生活も外食に頼るとすぐに赤字になる厳しいものであった。
俺の部下としてただ1人残った上等兵は、こう問い掛けた。
「軍曹殿、我々は一体どうなってしまうんでしょうか?」
「本部からの連絡が途絶えた以上、目の前の作戦活動に力を注ぐのだ。
俺からはそれしか言えない。」
こんな俺たちも、既に散らされて派遣社員の1人として扱われて、上位会社の
体育会系社員達に絞り上げられる毎日を過ごしていたのだ。体育会系社員達は
若手でも冬のボーナスを60万以上貰っていたらしい。噂で聞いただけなのだが、
胸が締め付けられる思いだった。
そういえば、この上等兵には妻子が居たはずだ。もう3ヶ月以上も会っていない
らしい。そう、俺たちは年末も正月も現場を離れる事が出来なかったのだ。風邪を
引いても、インフルエンザに罹ろうとも、体育会系社員達は精神論で乗り切れと
休ませてくれないのだ。もっとも、彼らの鍛え上げられた強靭な肉体は、風邪とも
インフルエンザとも無縁なようであったが。
533 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/21 16:21
前に書いたが、上位の上位会社から上は官僚化が進んでおり、従業員同士の
人間的交流というものが全く無い。特徴的なのは、無表情に引きつった顔と、
早口な棒読みセリフ、そして上司は部下に仕事を〇投げしてサポートもせず、
この関係は先輩と部下の関係にも一致していた。今の事業部体制になってから
管理職に対する密告が評価されるようになったらしく、それが原因だという
説もある。人間関係が良い悪いという次元の前に、人間関係そのものが無いのだ。
一方的な指示はたとえ机が隣でもメールで行われ、上司は退社直前に「〇×の
件、明日の朝イチに報告を待つ」と部下にメールを送る事が日常的に行われていた。
当然、彼らの職場でも忘年会や新年会は一切行われなかった。社員同士でも同僚の
不正を上司に密告するのが当たり前となり、昼食時に席を外す時にはPCの電源を
切っておかないとキーロガーを仕掛けられる惧れがあった。
ある日、上等兵が深刻そうな顔で俺に相談を持ちかけてきた。
534 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/21 17:05
「長い間お世話になりました。」
「どうしたんだ?」
「実は、来月から〇×株式会社(上位の上位会社)へ転職する事になったんです。」
俺は一瞬呆然となった。最後の部下まで失ってしまうのか。しかし、
「そ、そうか。故郷の奥さんやお子さんを考えれば、今の給料じゃ食わしてやれない
もんナ。君の境遇を考えれば無理もない。それにしてもよく採用されたものだ。」
と激励の声をかけるのが精一杯だった。
彼の所得は一気に倍増するらしかった。今年の年間所得は明らかに俺より上になるはずだ。
535 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/21 17:14
上等兵と同じ会社に所属する最後の夜、俺たちはホテルの部屋で酒を飲み交わした。
「こんなホテルに缶詰にされるのも、君は今夜限りだな。」
「軍曹殿を残して本当に申し訳ないと思っています。しかし、私にも家族がいますので…、」
「分かっている。気にするな。今まで十分に尽くしてくれたよ」
思えば、この上等兵と人間的な会話が出来たのはこれが最後だったような気がする。
上等兵は上位の上位会社へ転籍すると、家族寮と呼ばれるきれいなマンションに移った。
そして家族もそこに呼び寄せたのだった。やはり、家庭を持つには社会の階層というのも
大きなファクターになるのであろう。新居に引っ越して1週間後、俺は元上等兵に夕飯に
招待された。久々に温かい家庭の空気に触れた。奥さんはきれいだし、子供も無邪気で
かわいいし。彼が長らく群馬に残してきたものの大きさを見た思いだった。
こんなきれいなマンション生活で、家賃も会社が9割まで補助してくれて、所得も倍増
とは世の中は所詮階級社会なんだな、と身近にも感じてしまった。
537 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/21 17:46
その後は仕事が忙しくて、元上等兵と会う機会はめっきりなくなってしまった。近くには
いるのだろうけど、仕事で関わる事は無かった。
ある日、俺は仕様書の内容不備について確認しようと、別のフロアへ出向いた。要件を済
ませて帰ろうとすると、近くの席に元上等兵を見付けた。
何と言うか、何かの強迫観念に駆られたような引きつった、やつれ果てた顔であった。顔
色も土色と言ったら良いのか、目も深く落ち窪んだその顔に生気は全く感じられなかった。
そして、声をかけると帰ってくる声は、裏声で早口で、そして棒読みの口調であった。辺り
を見渡すと、元上等兵は移転先の従業員の1人に溶け込んでいた。何か胸の詰まるような思い
だった。
その後、元上等兵が離婚したという話を聞いたのは、今年の7月に入って久々に飲みに誘っ
た時であった。酔いが回って口数が増えてきてもその口調はあのままであった。傷口をさらけ
出しているにも関わらず、顔は無表情であった。
一度家族の幸せな姿を見ていただけに、俺の胸も痛んだ。離婚に至るまでの過程を聞く内に、
俺も耐え切れなくなって、途中何度かトイレに立って、吐いた。
538 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/21 17:55
職場の密告制度も激しさを増し、皆が皆を信用できない状況に陥っているらしかった。長引く
開発によって予算も底を尽き、外注単価を大幅に下げるだけでは間に合わず上位会社でも従業員の
ボーナスを削減するという大きな流れの結果であったようだ。
ボーナスの全体金額が決まっているので、全員に均等に割ったら全員が苦しい思いをする。そこ
で、減点方式の査定に走ったらしい。上司は部下を、先輩は後輩を決して叱る事は無く、見えてい
る失敗も黙ってそのまま起こさせた。そして失敗の責任は全て末端の担当者に被せられ、その者は
ボーナスの査定で大幅な減点を受けるのだ。逆に、同僚の不正を上司に密告すると加点されるらし
く、部署によっては隣席の同僚が昼食に出かけている隙にPCへキーロガーを仕掛けるといった
巧妙な罠まで使われたらしい。
そんな職場で、中途採用者は格好の餌食にされた。彼は周囲の人間の失敗責任をいくつも被せら
れ、ボーナスは大幅な減点査定だったらしい。もっとも、入ってすぐの夏のボーナスが減点食らっ
ていて尚65万というのは同情に値しないと俺は感じた。
俺はこの夏もボーナス無しだった。所属会社に掛け合っても、
「開発期間の延長による損失は従業員の責任だ」
の一点張りで、俺の形式的な上司は何も責任を取っていないらしかった。
539 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/21 18:06
俺の群馬での机は、既に新人に乗っ取られていて、彼は俺が前に手がけていた
案件をPC内に整理された資料を元に引き継いで、先輩の指導の元に有力な新規案件
を手がけているらしかった。
時折事務所に電話をかけると、その新人の先輩が旧案件について質問してくる
有様だった。
会社はこの請負業務から手を引きたいようだったのだが、従業員が自ら辞めると
いうアクシデントでもない限りクライアントが手放さなかったのだ。しかも、追加
見積もりはことごとく拒絶されたのだ。その為、俺の所属会社も本件では赤字状態
に陥り、経験者まで数人失う損失を被ったのだ。その金額的責任の一部が俺の所得
にも反映された。
そんな俺は、8月に入って職場を逃亡した。
群馬に勝手に帰って、久しぶりに好きな登山に明け暮れた。
自分を取り戻していけそうな気がした。
そう、俺の中で何かがはじけたのだ。
もう2つ3つ好きな山を登ったら、会社に手続きをしに行こうと思っている。
携帯電話はうるさいので、1つ目の山の頂上から思い切り投げてしまった。
携帯もこんな空気の良いところに投げ捨てられて本望であった事だろう。
故郷の山の空気は、おいしい。ああ、生きていて良かったな、と思えた。
長らく読んで頂いて、有難う。
漏れは軍曹を自分に重ね合わせて
泣いてしまいました。
何で携帯開発はあんなに過酷なんだろう。
愚行には下限が無い
名作だとは思うがひとつだけ。
>>539 山にゴミを残してはいかんよ。登山家ならなおさら。
63 :
仕様書無しさん:05/03/15 22:38:47
助けてくださいシャア少佐ぁーー!バグが収束しません!シャア少佐ぁぁぁ!
ま、勤務状況が過酷だから、間違いなく雇用保険は給付されるだろうな。
職安にちくって、掛け合ってもらえばいい。
65 :
仕様書無しさん:05/03/15 23:39:44
俺のところにも軍曹殿のようなヒューマニストがいたら、
同僚たちの逃亡はなかったであろう。
>>63 君にはバグを突破する力はない、、だが無駄死にではないぞ。
多分
>>60 >何で携帯開発はあんなに過酷なんだろう。
1年で作って、次の1年評価してやっと何とかなる様な規模のものを
半年で作ろうとして、なんともならないと解ってからはひたすら
「一刻も早く」になるからかと。
>>68 丸二年かかるものならば、生産ラインを四本持てば半年周期でできるはずだよなw
不充分な資源不足が原因かと
ああすまん。
× 不充分な資源不足
○ 資源不足
いつの間に製造板に来たのかと思ってしまった
軍曹殿 同じ県民でPGとしてお疲れ様でした といいたいです。
榛名・赤城・妙義を思うぞん分登ってくだされ
もうみてないでしょうけど
>>69 資源が不足してるから、軍曹みたいなのをあちこちから
かき集めてタコ部屋送りにしてるのです。
いい話だ。泣かせる
どっかにサイト作って保存したい・・・
>>74 酷い話だが、最後に軍曹が山に登るところで美談になったと・・・
76 :
仕様書無しさん:05/03/16 23:19:27
軍曹ほどではないが、俺もデスマの果てに
部下を失ったことがある。
思い返せばサインがあったんだよな。
部下を全て失った軍曹が最後に逃亡を決心した
心境は痛いほどよく分かる。
77 :
仕様書無しさん:05/03/16 23:48:01
誰か48時間耐久レビューの話をアップしてくれないかなあ。
374 名前:YRP逃亡to群馬 投稿日:04/10/03 21:36:08
>ソフト担当者を呼べ!
>ソフト担当者は、害虫ですでに契約が終わりましたが・・・
>なんだと、連絡を取れ!
>どうやらもう辞めてしまったようなんですが・・・
自分の事を言われているのかと、少しビクビクしてたりする。
俺はその後、3社で採用を断られた。情報が出回っているのか?
群馬県高崎市内はもうダメボ。
399 名前:YRP逃亡to群馬 投稿日:04/10/06 01:44:16
失業者にはなりたくなかった。俺は高崎市、前橋市を中心に求人を探して
その内の幾つかは面接にも行ったのだが、面接で良い雰囲気になっても
数日後に不採用の知らせが来るのだ。
1回は、確かに事務所の奥でささやく声が聞こえたのだ。
「YRP常駐だった軍曹殿がお見えだぞ」と。
同業他社の人間が皆2ちゃんねらーだとは思えないから、きっと会社間で
情報が回っているのかもしれない。辞める時に労働基準監督署の名を使って
1年分の残業代を脅し取ったのが、案外逆恨みされているのかもしれない。
他の町に行くとしたら実家パラサイトもできないので、かなりキツイ生活を
覚悟しなければならないであろう。
468 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/13 01:17:21
残業時間が月に200時間をコンスタントに越えて4ヶ月が経とうとした頃だった。
我々の部隊の進捗管理をしていた上位会社の中尉殿が、デバッグルームに空ろな
眼差しで現れた。足取りもおぼつかなく、顔色は土色で、目は深く落ち窪み、
口元は不気味に緩んでいた。
ふらついた足取りで窓際へ近づくと、突然叫んだ。
「F○MAに栄光あれーーーーーーーーー!!!!!!」
パァーーーーーーーン!
拳銃を隠し持っていたのだ。
デスマーチプロジェクトの責任を一身に負わされての行為だったらしい。
俺達は、その場に凍りついた。しかし、数分も経たぬ内に皆敬礼の姿勢を取った。
「中尉殿、ご立派です!」
「これで3人目か」
470 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/13 01:50:15
あれは新製品開発のための決起大会が開かれた時だった。大会議室には体育会系
兵士達(営業部隊から拝借)による盛り上げ演出が行われていた。
プロジェクトの最高責任者である本部長(通称「インパール提督」)による決起大会
挨拶が始まろうとしていた。壇の両脇にはかがり火が灯されていて、体育会兵士達が
盛り上げコールをかなり長い事続けていた。
「インパール提督バンザーーーイ!インパール提督バンザーーーイ!」
提督が片手を上げると、コールが止んで静けさが戻った。
体育会系社員達を纏める某部長が部下達に負けぬ大声で叫んだ。
「皆の者!インパール提督による精神論のご講話が始まる。心して聞くがいい」
・・・
「開発部隊の諸君。既に耳には入っていると思うが、今期予算の達成は非常に
厳しい状況である。しかし、これは諸君たちにとって真の愛社精神を示すまたと
無いチャンスでもある。今すぐに諸君に還元できるものは何も無いが、私が常に
口にしている精神論の意味をもう一度心に命じて欲しくて、今回の大会を開いた。」
「中には私の話の真の価値を理解できずに退屈そうに見える者もいるようだが、部下に
命じて精神論の研修も徹底するように命じてある。私の魂の声を聞くべき大会の意味を
もう一度諸君に刻み込みたい。」
・・・
その後、インパール提督による「精神論」の講話は延々と3時間以上も続いた。
話の切れ目毎に体育会兵士達による「インパール提督バンザーーーイ」のハヤシが
挿入された。空調も効いていない部屋はかがり火と人口過密による酸欠状態となり、
何人かが倒れた。倒れたものは「根性注入棒」と書かれた木刀を持った体育会兵士
達に連れられて、研修室へと運ばれていった。
俺達もかなり意識が薄れて危なかったが、互いに励まし合って何とかその講話を
耐え抜いた。体育会系兵士達は、精神論の講話に心底共鳴しているらしく、興奮して
涙を流していた。
472 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/13 02:08:04
一向に収束しないミドルウェアのバグ問題に、俺達は焦燥し切っていた。
上位会社の許可無く他の協力会社のメンバーと口を聞く事が許されていないため、
俺は時々部下に命じて他のチームの偵察に行かせた。
「軍曹殿!例の問題はシステムコール○×のセキュリティホールを突いて対処できる
ようです。そして、そのチームではセキュリティホールの事を仕様というコトバに置き
換えているようです。」
「何ということだ。ミドルウェアのライセンス料交渉が暗礁に乗り上げてサポートが
打ち切られているとは噂に聞いていたが、そんな対処方法が横行しているのか。」
「中にはミドルウェアのファンクションすら使わずに、OSのシステムコール、いや、
セキュリティホールを使った処理で実行速度を稼ごうというチームまで出ている始末です。」
「仕様書には何て書いてるんだ?連中は」
「要求仕様通りです。」
「我々の発見したセキュリティホールで利用可能なものはどのくらいある?」
「はっ、軍曹殿!今週調査した内容を報告いたします。」
情報を閉ざされていた俺達も、上等兵達の働きによって何とか他チームの手法を真似る事は
できた。
そして、カーネルとミドルウェアの一斉アップデートの日は突然やってきて、現場は火を吹く
ような修羅場と化した。上位会社に言えない事情で皆が皆、火達磨状態でソースの修正に
明け暮れた。修正内容はすべてコメント行にして残すようにという上位会社の徹底管理も、
ここへきて少しタガが緩んだ。CVS導入が検討されるという噂が流れ、ソースの非公開修正
があちこちで行われた。俺達も、一部のどうにもならないスパゲッティソースを一部作り直
してしまった。
しかし、セキュリティホール頼みのファンクションも予想以上に多くなっていて、その修正
作業には気が遠くなりそうだった。証拠隠滅に、他のチームでも人が倒れるくらいの忙しさに
なっていた。
528 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/14 22:06:37
インパール提督(開発本部長)は「精神論」の無限の可能性を信じている。
その「精神論」を振りかざして赤字部門を黒字化しながら部門を渡り歩いて
いるのだ。本人はカルロス・ゴーンより優れた指導者であると自負している
から現場はたまったものではない。
俺達下っ端は接点が無いので救われているが、開発後半にスケジュールも
崩れ果てて人海戦術も疲弊し切って予算もとうに底を突いていた時期には、
毎日昼休みにはインパール提督の「精神論」演説が放送で流れたものだった。
俺達の派遣されていた事務所にはその手下の体育会社員達がその崇高な思想
を浸透させる尖兵となっていた。
壁には提督直筆(書道3段!)の「欲しがりません、勝つまでは」という額が
飾られていた。その圧力は、開発費が底を尽きてあらゆる予算申請が凍結され
た時から本格化していった。
残業代の交渉に来た下請け会社の部課長を研修室に呼び込み、そこでも精神論
を武器に「この製品は確実にヒット商品となるはずだ。その栄光に授かれると
いう名誉以外に何を求める気か!?」と、延々と3時間も語るのだ。すっかり洗脳
された下請け幹部は、大抵2度と交渉の再開を望まない。提督の提示した条件を
嫌が応にも飲むしかないのだ。
設備申請が凍結されたからといって、納期は決して緩めてくれない。自分が
現役の頃は3時間しか眠らなかったものだと、演説放送で何度も説く。睡眠不足
デスマーチ状態で毎日あの演説放送を1時間ずつ(テープだが)聞かされていると、
外注でもその内容を覚えてしまい、疲労困憊した頭の中には不思議な脳内麻薬が
生成されるのだ。そう、我々は1日1回インパール提督の「精神論」演説を聴かな
くてはキモチが安定できない依存症にかかっていたのだ。
530 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/14 22:16:00
事実、社内の放送設備が故障して3日間演説放送が流れなかった時には生産性が
著しく下がり、デスマーチで疲労した派遣社員たちは床に寝転び始めた。それを
上位会社の体育会兵士達が蹴り起こして、何とか業務を続けていたが、士気は
上がらなかった。3日後に放送設備が直ると、弱まった洗脳効果を元に戻すために
3日間ほど音量を上げていた。
やがてその放送は、朝、昼、夜の1日3回になった。
「軍曹殿。自分が1日にコく回数に匹敵しています。」と上等兵が報コクして
きた。人間性には疑問を感じるが、提督の指導力には不思議な麻薬の味がする
のだった。おそらく、デスマーチによって正常な判断が鈍ったところをうまく
突かれたのであろう。徹夜明けで動けなくなったPG達も、放送の後には夢中に
なってタイピングを始めるのだ。そして、一時的にミスも減るのだ。少なくとも
金以外の何かに目的を見出していたのかもしれない。それが何であったのか、
今になってはうまく思い出せない。
531 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/14 22:25:16
ここだけの話であるが、インパール提督の爺さんは帝国陸軍でそれなりの地位に
あったという。その思想が隔世遺伝によって受け継がれているのだという。
上層部のハナシはどうでもいいのだが、その圧力は社内では物凄いらしく、上位
会社以上では誰もその政策に不満を口にする者はいなかった。俺達は小隊の仲間
内で飲み会に行く時に、悪口(ワル愚痴)で盛り上がりたくなると店ではなく、
港でドラム缶の焚き火を囲んで盛り上がった。組織の悪口を言えるのは、言って
いる仲間を見る事ができるのは、その場所だけだった。ホテルの部屋でも駄目だ
った。上位会社の他部署からの出張者がたまに隣の部屋に泊まったりするからだ。
自社への進捗報告出張は経費節減のために俺だけとなってしまったが、何ヶ月も
帰れない部下達に不満を貯めないように、週末は大体俺がドラム缶飲み会を自費
で開催した。彼らが人間らしい顔を見せてくれるのは、そのひと時だけであった。
書いていて、彼らへの思いが胸にこみ上げてくる。俺達は、ずっとそのまま戦友
で居続けられると、そのひと時は誰もが信じていた。
534 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/14 22:41:45
他社の常駐社員と接触してはならないという掟だったので、俺達は小隊の単位で
昼食休みや休憩時間を共有した。そして、部下が他チームを偵察してきた報告は
昼休みの娯楽の一つでもあった。俺からは自社へ出した援軍要請が却下された、
というか無視されたという情報を定期的に彼らに伝えるぐらいしか無かった。
このプロジェクトに手を出した事を、俺達の会社の部課長はかなり後悔していた
らしい。
ここで改めて述べるが、俺達は仕様も知らされずに横須賀の地に送り込まれたの
だ。仕事内容も期限も責任の範囲も不明なまま送り込まれ、そして当初出した
見積もりの金額が、事もあろうに先払いされてしまったのだ。始まってすぐに
罠だと気づき、自社では援軍のハナシも一時上がったのだが、先払いされた資金
は援軍を準備する前に俺達のデスマーチで枯渇してしまったのだ。
課長は結局一度も来なかった。来ると追加見積もりのできないまま客先に援軍を
要求されるからだ。零細だと、その底なし沼で疲弊して倒れてしまうところも
あると聞く。もう一度言うが、援軍が来ないまま俺達の小隊の兵士たちは一人
また一人と衰弱していった。
559 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/16 09:58:40
俺達が派遣されて最初の2ヶ月は、仕様書もろくに無いまま、
すべての情報が口頭指示とホワイトボードの手書きコピーであった。
仕様書といえば前機種の時のものすら未完成で手書きのメモが随所に
書き込まれたものを渡された。これにしても1ヶ月経った頃だ。
仕様が決まらないまま前機種のソースを与えられ、口頭とホワイトボードの
図示によってその改良を指示されたのだ。最初に取り組んだプログラムは、
担当するファイル合計で10万行程度であった。
俺達の小隊は、軍曹1名(俺)と上等兵2名と2等兵3名であったが、機能改良
の仕様すら曖昧なまま、とにかく始めた。2等兵にはC言語の文法から指導
する必要があったが、あまりにも低レベルは話は上等兵がうまく指導して
くれた。俺はその上でソフトウェアとして正しく動作するのに必要なノウ
ハウを指導した。最初の3ヶ月は、勤務時間の1/3が仕様の確認、1/3が2等
兵の指導、1/3が自分自身の実務であった。時には、全体の1/2が打ち合わ
せになり、数日間に渡って膠着する事も珍しくなかった。
そう、上層部でも仕様に関して3つの派閥が方針を巡って対立しており、
その勢力加減によって何度も仕様が変わってそれが末端にまで口頭の
伝言で届いてくるのだ。ドキュメント化される事はしばらく無かった。
文書化作業よりも仕様の変動速度の方がはるかに速く、要領のいいチーム
は無駄な変更指示を予想して、幾つかの指示を無視するところまで出てきた。
563 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/16 10:13:12
仕様書を書くべき者たちは、連日の不毛な"勢力争い会議"に付き合わせられて、
その場で仕方なくノートパソコンを開いて仕様書に反映させようとしていたが、
打ち合わせは決まって後半が"部門間の罵り合い"に至り、設計者達はあきらめて
ノートパソコンを閉じてしまう有様だった。
そんな話を俺達は上位会社から噂で聞いていた。スケジュールの完成日は決まって
いるのに、仕様が決まらぬまま最初の3ヶ月が過ぎた。その間、一応与えられた
ソースの改良は済んだのだが、コンパイル担当者とソース版数管理者への連絡手続き
に、5箇所の部門を中継する必要があって、その為の依頼文書作成も大変だった。
部門間を中継する依頼ルートもこちらから出して安心ではなく、中継箇所ごとに
机に埋もれていないか確認しないと進まないのだった。
俺も中継担当者達にはかなりウザがられたものだった。
仕様が流動的なものだからソースの改版も激しく、改版手続きの中継部署の担当も
その煩雑な手続き業務に忙殺されていた。俺達以外の多数のチームからも変更毎に
依頼文書が殺到してくるのだ。連日の会議で思いつきで発言される機能変更が出て
来るたびにこの状態に陥った。
したがって、会議室での機能変更のハナシから、現場のブレッドボード上での
デバッグまでおよそ1ヶ月の時差が生じた。会議室での仕様変更はホットなもので、
これは連日塗り替えられるのだ。開発部門間の勢力争いには、さすがのインパール
提督も強権を発動できず、ただ見守るしかなかった。彼ら全体の支持があって
こその地位でもあったからだ。それらの部門すべてをバックに、インパール
提督は将来の社長への道を固めつつあったらしい。
下請けの俺達にとっては、昼休みに食堂で上位の上位会社の社員の話す噂話
はただの世間話に過ぎなかったが、機能変更の裏話を聞くと腹立たしくも
感じた。
その機能、次世代ヨジゲン通信を実現するために採用されたMPU「漏電スパーク777」は、
その名の通り、どこかショートでもしているんじゃないのか?と疑わても
おかしくない程の電力消費を誇った。
まともに使うには競合他社の5倍のバッテリーを開発する必要があった。
勿論、バッテリーの開発部隊も精神論による圧力を受けていた。
91 :
仕様書無しさん:05/03/18 23:20:06
風の噂によると、例の離婚した元上等兵はその後暫くして休職に
入ったらしい。俺も久しぶりに奴の顔を見てみたい気がする。
いつか返り咲く日を語らい合いたいものだ。
俺は今でも元上等兵のあの幸せそうな家庭の光景を思い出すことがある。
子供はまだ2歳で、俺にも妙になついてくれていた。
「ぐんそ、あーそーぼ!」
舌っ足らずなその声に、俺は日々のデスマーチの疲れを忘れ、元上等兵の
幸福な生活の一部の恩恵に授かったものだ。しかし、これだけ立派なマン
ションを借り上げてくれて、月々2〜3万円程度の社宅料で済むとは、
上位の上位会社の福利厚生に驚かされた。
前に住んでいた古びたアパートで見かけた彼の奥さんは、生活水準が大きく
変わったためか、女性として磨きがかかって美しかった。元上等兵の奥さん
が磨けばここまで美しいとは、彼の家に何度かお邪魔していた俺も想像して
いなかった。
「ぐんそ、ぐんそ!待ってー」
俺に付きまとう子供も愛くるしかった。俺はこれまで他人の子供になつかれた
事は無かったのだが、
「珍しい。人見知りの激しいうちの子がよその大人になつくなんて。
今までのところは軍曹殿だけですよ。」
と元上等兵も笑顔で驚いていた。
正直、かなり羨ましかったが、それでも俺が卑屈な思いを全くする事無く
彼らの幸せを共感できたのは、共に数々のデスマを戦った戦友としての絆に
他ならなかった。過去に元上等兵を数々のデスマに同伴させた事について、
彼の奥さんにも非常に申し訳ないと俺は感じていた。
しかし、小隊内の絆は、その家族にも浸透していたようだった。奥さんも
、俺を元上等兵を激戦の中で正しい道に導いてくれた上官として、評価して
くれていた。改めて礼を言われると、俺は柄にもなく照れくさい気持ちにな
った。俺の内面にもまだこんな気持ちが残っていたのか、と再発見した。
食事をしながら久々に、心の底から元部下の幸せに共感して笑う事ができ
た。これは、戦友達と夜に港でドラム缶の炎を囲んで交わす笑顔とは、明らかに
違う感覚であった。何か、遠い、どこか地平線のかなたに置き忘れてきた感覚
であった。元上等兵がここまで幸せな家庭を守り抜いてきたという事実に、
俺は彼を尊敬した。
帰り道に、マンションを出て道路から明るい窓を見上げて、俺は敬礼した。
元上等兵もそれに応えてくれた。二人は暫く、互いにその姿勢を保った。
「ぐんそ、あーそーぼ」
ホテルへの帰り道の間、俺の頭の中をその声が渦巻いていた。そして、元
上等兵の奥さんの笑顔を…これは必要以上に思い描かぬように努めた。
95 :
仕様書無しさん:05/03/20 23:09:14
>94
そんなに幸せな描写の後には、厳しい現実があったんだっけ?
96 :
仕様書無しさん:05/03/20 23:31:03
無職の俺を養うために嫁さんがケンタッキーでレジを始めた。
そっと覗きにいくと、ケンタッキーの制服のスカートけっこう短いのな。
若い女の子向けのデザインなんだろうな。
30代後半の嫁さんが、短いスカートはきながら一生懸命接客している姿はなんだか
痛々しくて、 心の底から申し訳ない、就職活動がんばろうと思った。
でも家に帰ると、久しぶりに1人なわけですよ。今まで嫁さんがいると、
昼間家にいるのを責めらてるような気がしてリラックスできなかった。
で、俺は久しぶりにオナニーしようと思った。しかも濃いやつ。
サラダオイルをチンコに垂らしてニュルニュルもんで、イキそうになったら手を止め
て、
お尻の穴にもオイルぬってニンジンつっこんで、さすがにニンジンは痛かったけど、
レイプされてるような感じで興奮しますた。
すっかり女の気分になって「はああん、はあん」とあえぎながら、
1時間くらいチンコこすりつつニンジンをズコズコしてた。
んで「イクーっ」といって大量に射精した。そのとき俺は口内射精で飲んでみようと
思って、 できるだけ上半身を前屈させ、口を激しく前に突き出した。
精液は勢いよく顔まで飛んできたわけですが、口の中には入らなかったので、顔に塗
りたくって、 指をペロペロなめて、「ふー、良い仕事したなああ」と叫び、
シャワー浴びようと後 を振り返ったら、
嫁さんがケンタッキーの制服のまま台所に座って泣いていた。
>>96 荒らしウザイ
>>95 元部下の方が上位の上位会社にいるから、
厳しい現実の後の話では?
軍曹殿にお願いです。トリップつけて頂けないでしょうか。
軍曹って、鬼女板の軍曹だよね?
女医さんかとおもてたが、PGだったんだね。
たもんのとこにはもう逝かないの?
99 :
1:2005/03/25(金) 00:46:54
今日は保守です。週末にでもまた軍曹殿の
これまでの書き込みをうpします、
100 :
1:2005/03/26(土) 18:29:23
576 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/17 00:50:57
俺達が赴任して取り組んだシゴトは、前任者チームがデスマーチ消耗の果てに
逃亡して空席となった場所だった。前機種アプリの機能アップとして任務を与え
られたのだが、それは酷いスパゲッティ・ミート・ソースだった。チーズをかけ
ても食えないような代物だった。
「軍曹殿。こんな酷いソースは見た事がありません。一見するとCに見えませんね。」
「単価の安いVBA厨を無理やり投入してやらせたとしか見えないな。」
俺もはじめは驚きを隠せなかった。殆どの個所でgoto文を使っているし、ローカル変数
という概念すらないようだった。1行に書ける限りの複数処理が書かれているし。
関数、というよりBASICのgosub文で書かれたサブルーチンと見えてしまう個所も酷く、
ループ文の範囲が経験者でもなかなか掴めない記述だった。プログラム設計書等は
無く、そのソースがドキュメントも兼ねていると言って渡された。
101 :
1:2005/03/26(土) 18:29:38
577 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/17 00:51:41
変数名もval0, val1, val2と連番を振っているだけだし、コメントも全く無いのだ。
どう見てもC言語の記述らしい形でないので、部分的にコンパイルをかけてみた。
正規のコンパイル作業には膨大な依頼手続きが必要なので、自分で持ち込んでいる
ノートPC内のgccで怪しそうな関数を幾つかコンパイルしてみた。
「軍曹殿!REM文によるコメント行がエラーに引っかかりました。」と上等兵が驚いていた。
上位会社の担当者に問い合わせると、
「あー、それ、一度もコンパイルにかけてないらしい。コーディング途上で居なくなっちゃ
ったんだ。」
俺達は、そのコードの修正の延長が目的に届くとは到底思えず、機能を確認して1から関数を
作り直した。1000行あたりにつき、組み直したソースは200行程度に、それもコメントを
十分に入れて簡略化できた。記述途中でwhile文の'while'が'whi'まで書かれて途絶えている
ファイルが最新の日時になっていた。担当者の身に何かがあったに違いない。上位会社の者は
誰一人として前任チームの事を語ってくれなかった。初めから居ないかのように。
殆どの処理は、C言語本来の記述になって見易くなり、組む人が組めば難易度はかなり低い
内容であった。見る人が見れば、外注単価をかなり引き下げられるであろう内容であった。
俺達はソースの行数で金を稼ぐ集団ではないので、自分達のルールに則ってシゴトを進めた。
関数の機能は、限りなくVBAに近い記述のC言語から設計書を起こし、そこからコーディングを
進めた。1日に1回は小隊内部で関数設計レビューを手短に行った。
そう、初めはすべてが順調だった。前任チームの能力の問題であって、シゴトの内容そのものは
楽であって短期の任務終了を確信していたのだ。仕様書が配布されるまでは。そして、与えられた
驚愕のルールを知るまでは。
102 :
1:2005/03/26(土) 18:30:08
578 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/17 01:10:45
「何ですと?前任者のソースを全てコメント行にして復元しろと言うのですか?」
上位会社の担当からの指示に俺達は驚いた。
「そんな事をしたらソースの可読性は跡形も無くなってしまいますよ。」
「ソースの品質を保つ為だ。上が決めた事なんだ。全体のルールなのだ」
明らかにC言語というものに一度も触れた経験の無さそうな若手SEが、理由を
聞かれるのを明らかに嫌がっていた。ソースを持って機能の質問をしに行くと
露骨に顔を背けるのが俺達の上位会社の直接の担当なのだ。
前の酷いソースは行の長さも不揃いで、最長で270文字分にも達した。途中で
区切ってコメント化すると数日の内に上位担当からクレームが入った。
「不具合が出たらいつでも元に戻せるように、元ソースの行は無闇に改行して
もらっては困る」「あれに戻す、…ような事があるんですか?」
俺達の手直しした一般的なCソース(決して美しい方ではないが)は、たちどころ
に元のスパゲッティを大盛りにボリュームアップした記述に変貌した。いや、
その非生産的な作業にプログラミングをはるかに超える工数を要したのだ。
おかげで、俺達の手がけたソースにもかかわらず、可読性は前のものと大して
変わらなくなってしまった。
2等兵達には初めての徹夜を経験させてしまった。それでもまだその頃は若いし
体力も余っていたので、
「自分はまだ大丈夫です。この程度ならホテルに帰ればまだ3発はイケます。」
などと冗談を言っていられた。事実、毎朝フロントで有料ビデオの追加料金を
清算する姿を見た。
しかし、1日4時間睡眠で1週間も経つと、彼らの有料ビデオ清算が無くなった。
昼休みに冗談を言って皆を和ませる冗談も減り、食欲も無くなってきた。全てが
片付くまでに2週間がかかった。
103 :
1:2005/03/26(土) 18:30:28
579 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/17 01:21:35
自分の部下を誉めるワケではないが、俺の部下の上等兵Aは非常に読み易いCソースを
書くのだ。社内でも若手に下手な参考書よりも勧められるレベルだ。
「君は失業したらC言語の教科書を執筆すればまず食いっぱぐれないだろうな」
と飲み会の席で言ったのは、俺だけではなかった。
その上等兵Aの生き生きとしたソースが、前任者のVBAもどきな記述に寄生されていく
姿を見るのは、辛かった。誰よりも、本人のプライドが一番傷ついたはずだ。
実際、俺達の過去のシゴトでは、若手が皆上等兵Aの記述スタイルを見習ってくれた
おかげで、大抵のシゴトはスムーズに運んだ。
「何を言うんですか。軍曹殿の緻密な設計あっての事じゃないですか。自分はただ
それを信じて、その設計が体現したがっている姿を実体化しているだけですよ。」
と謙虚な人柄も、周囲の好感を集める男だった。
コメント行の一件で経験の浅い2等兵達はやや消耗気味だったので、週末は仕様書
配布のレビューがあったのだが、俺は上等兵Bのみを連れて土曜のレビューに出席
した。まず自分が理解した上で部下達に要点を整理して伝えればいい。そう思った。
実際、そのレビューは経験の浅い若手には酷な内容だった。連れていかなくて良かった。
104 :
1:2005/03/26(土) 18:30:46
583 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/17 01:33:37
第1回仕様書レビューが行われたのは、ソースコードの修正作業が始まってから
4ヶ月近い時期であった。その間ソースは出来上がらなかったのかというと、その
曖昧な仕様が上位会社の担当から五月雨式に口頭で伝えられてきて、程よく完成に
近づくと狙ったかのように変更の指示が入ってくるのだ。
俺達はその変更内容を予測して柔軟性のあるプログラムを組むように心がけていたが、
俺達は大抵の仕様変更にうろたえるようなレベルではなかったが、
「修正前の記述を必ずコメント行にして残すべし」というルールの前では、次第に
変更への対応が難しくなってきた。
「軍曹殿!自分はこんな糞コードを書かなくてはならない自分が悲しくなってきました。」
「その気持ちは分かる。上位会社に進言してみよう。」
しかし、C言語のソースをろくに読んだ経験も無い上位SEは、プログラムの話になると口実を
作って逃げてしまうのだ。
こうして、糞ソースにまみれて暫定版の完成すら出来ぬまま、仕様書レビューに辿り着いた。
「皮肉にも、これでようやく正常なフローに乗れそうですね」と上等兵Bが言った。彼は要求
仕様に対して、誰よりも高速なアルゴリズムでプログラムを組む事ができた。組み込みの
模範的な兵士だ。組み込み技術に関しては2等兵達にとっても良き手本であった。
レビューの土曜には大会議室が用意され、体育会兵士達の姿に嫌な予感がした。
105 :
1:2005/03/26(土) 18:31:03
584 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/17 01:49:07
レビューの会場には、「レ・ビュー48時間」という垂れ幕が掛かっていた。
会場内には、朝・昼・晩の弁当販売所まで設けられていた。嫌な予感は的中した。
「私が第1回仕様レビューの進行を努める○×本部長だ。」インパール提督が主催するとは
予想外だった。出席者が席につくと、体育系兵士達が出入り口を固めた。
「今回は遅れたスケジュールを迅速に取り戻すべく、土日をかけて仕様レビューを敢行する」
俺達の手元には、全部で広辞苑にも匹敵する厚さの仕様書が配布された。配布する設計者の
手が冷や汗と共に震えていた。この執筆に徹夜をしていたに違いない。仕様書を執筆する連中は
提督の直轄部隊なので、おそらく一晩程度の徹夜ではないはずだった。
今にも気を失いそうな顔をした上位の上位会社のSE(階級は中尉)は、気の遠くなりそうな声で、
ゆっくりと裏声で、単調に、そして棒読みの口調で仕様書を1ページ目から読み始めた。顔色は
土色で、目は深く落ち窪み、引きつった顔に表情は一切見られない。
数十ページも読む内には、その声も途絶え、中尉殿は机に突っ伏してしまった。イビキが異常に
大きいのが少し心配だった。
「おい!」体育会兵士が小突くが動かない。イビキは更に大きくなった。
「おい!」体育会兵士が担ぎ起こしても、目を覚まさず、両腕をだらりと下げている。
「担架を持って来い!」すぐに中尉殿は片付けられた。
106 :
1:2005/03/26(土) 18:31:26
585 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/17 02:06:53
レビューの雰囲気が損なわれたので、体育会兵士が場を取り繕い、彼らの仲間の体育会大尉が
仕様書の続きを読み始めた。彼はマイクのスイッチを切り、地声で読み始めた。
末席に居る俺の耳にも響くような気合の入った大声で、彼は続きを力強く読み始めた。
近くの席の者たちの中には、余りの大声に耳を押さえる者まで出てきた。
そして、朗読が止まった。
「貴様ーーーーー!仕様書を読む声が耳障りだと言うのか?この無礼者め!」
大尉殿は激怒して立ち上がり腰のサーベルを抜くかに見えたが、出て来たのはただの竹刀だった。
「やめーーい!まだ始まったばかりではないか。続けるのだ!」と提督が一喝して収まった。
大尉殿は怒りを露に、ますます大きな声で仕様書を読み進めた。途中、図示が必要な時には
ホワイトボードに移動して、そこに図を書いて、それを竹刀で激しく打ちながら声に力をこめて
説明した。ホワイトボードは俺のすぐ脇にあったのだが、あまりの声の大きさに耳が痛くなった。
途中で別の大声が聞こえてきた。
「押忍!質問をさせて頂いてよろしいでしょうか?」「申せ!」
1時間ほど経ったあたりで、俺も自分の担当ブロックについてこれまで聞かされていた内容とあまり
にも変更されているので質問をしなければならなかった。
「すみません、質問があります。」
「もっと大きな声で発言するのだ!」「お、押忍!質問があります!」「何だ?」
一応、正面からの質問に対しては的確に、そして力強い説明が返ってきた。俺達が納得するまで
しっかりと説明してくれた。しかし、あの大声でこれだけ話し続けても声が一向に枯れる気配を
見せないのには敬服した。
一般的な技術者の質問は、「押忍!」と気合を入れて立ち上がって、両手の拳を胸前で一度交差
させてから力強く左右に払う姿勢が礼儀となっているようだった。顔色の悪そうないかにも日に
当たっていなそうなSE連中もこの時ばかりは、見かけによらず大声で立ち上がって、その姿勢を
取ってから気合を入れて質問するのだ。たとえ質問が的確であっても、気合が足りないと竹刀で
机を叩かれて、発言し直すように命じられるのだ。
レビューの進行を提督は満足そうに眺めている。
107 :
1:2005/03/26(土) 18:32:06
623 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/18 23:21:58
48時間耐久レビューが敢行されて12時間あまりが立った。
議長を務めるインパール提督の元に、庶務担当のオネーチャンが電話を取り次いだ。
「あの、TNTイツモの○×様からお電話です」
「お世話になります。XXXXのインパールです。その節はどーも!」
「あ、建て直し中の開発スケジュールの件ですか?はい、大丈夫ですとも。
開発チームを精鋭に一新してサイキョの体制で臨んでおりますので、サイキョの
製品を当初の納期で完成させる手はずを整えてあります。はい。全てが順調です。
何も問題はありません。ノープロブレムです。はい。」
電話が終わった。
「おほん、諸君。聞いての通りだ。この3ヶ月の停滞を気力で取り返すのだ。その決意を
示す為に、今回のレビューを前倒しにして企画したのだ」
「お言葉ですが、提督殿。3ヶ月の停滞は過去形ではなく現在も尚その状況を脱しておりません。
その具体的な対策とスケジュールの見直しも今回のレビューではっきりと、…」
大声の大尉殿が慌ててインパール提督に詰め寄った。
「貴様、何を弱気な事を言っているのだ。やるしかないのだ。我々には前進突撃あるのみだ。
己の玉砕を恐れるな!貴様はそれでも男か!」
「無理です。ここにいる全員は既に大半の者が消耗しております。是非、体制の立て直しを!」
「うるさい。黙れ。今いる部隊で目標へ向かって突撃するのだ。」
「提督!お考え直しください。提督の口から申し上げにくければ、私がTNTイツモの担当者に
交渉を致します。ですから」
インパール提督は指を鳴らした。配下の体育会兵士達が大尉殿を捕まえて退場させた。
「提督!何卒私めの声にお耳を傾けてください」大尉殿はそのまま引きずられて隣の研修室に
消えていった。仕様書の朗読は、再び生気の無いSE(彼も数日寝ていない模様)が引き継いだ。
青ざめた生気の無い顔をした主任SEは、裏声で早口で、そして棒読みの口調で仕様書を読み
始めた。時折、強迫観念に引きつった顔の一部、唇の脇辺りがピクピクと痙攣する。
上位の上位会社の者は、体育会兵士を除いて誰もがそのような顔と口調なのだ。
108 :
1:2005/03/26(土) 18:32:38
625 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/18 23:38:24
生気の無い裏声の棒読み口調に、提督は憤慨している様子だった。
時折、「押忍!質問があります!」とどこかの開発者が叫んで立ちあがると、
その主任SEはビクリとして、今にも気絶してしまいそうだった。体育会系は
ハード開発部隊に多いようだった。
大会議室は空調が壊れているのか、その大人数を収容しているのに非常に
暑苦しかった。何人もがファイルを団扇にして扇いでいた。暑苦しいというより、
酸欠で息苦しいと言った方が正しかった。俺達も少し眩暈がしてきた。精神力では
体育会系兵士に劣っていないつもりだったが、体力では圧倒的な差があった。
上位会社の寝不足SE連中は既に何人かが床にへたれ込み、それでも熱心に仕様書に
メモ書きを続けているので体育会兵士は彼らの姿勢を許した。仕様書を朗読している
主任SEも今にも倒れそうな顔をしている。脂汗をハンカチで拭きながら、必死に朗読を
続けていた。誰かが発言した。
「押忍!すみませんが、窓を空けてもよろしいでしょうか?」
「駄目だ。」とインパール提督。
「この部屋の中には、最重要機密が充満している。外には常に敵兵がいるものと思え。
我々はトップシークレットの機密を扱っているという事を忘れるんじゃない。」
「それならば、せめて廊下のドアだけでも」
「ならん。他部門にノウハウが盗まれる。それも駄目だ。」
「せめて冷房ぐらいは…」「予算削減で停止中だ。ガマンしろ」
尚も彼が請願しようとすると、
「黙れ。貴様はそれでも、やる気あるのかーーーー!!!!」と提督は一喝した。
109 :
1:2005/03/26(土) 18:35:45
658 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/21 01:03:23
澱みきった室内の空気は熱気と共に腐臭にまみれた。というのも、体調不良を
理由に退室を申し出た出席者達はそれを少尉によって却下されたからだ。彼らの
何人かは既に限界を超えていて、体育会兵士の封鎖した扉の前でうずくまり、
嘔吐した。一人の嘔吐は次々と連鎖した。
「皆の者!聞けーーーい!これはレビューだ。今更ながらの仕様書レビューだ。
これを乗り切らなければ先は見えない。諸君は相次ぐ新機種の開発で消耗し切って
いるのは重々承知だ。しかし、このレビューで諸君の意識を一つに合わせ、今後
展開する苦しい開発を乗り切るには、ここを気合と根性で乗り切る必要があるのだ。
これだけは忘れてはならない。今回の機種をスムーズに市場へ出すことができれば、
他社を大きく引き離す事ができる、と私が約束する。勝利は目前だ。」
体育会兵士達がすかさずハヤシを入れた。
「インパール提督、バンザーーーーイ!」
「インパール提督、バンザーーーーイ!」
一人、また一人とその唱和に加わった。嘔吐して精魂尽き果てたSEも口を拭って
立ち上がり、「まだです。まだまだやれます。いや、やらせてください」と目を
輝かせて提督に振り返った。それから出席者の方へ振り返り、先ほどのゾンビ状態
が嘘であったかのように熱弁を振るった。
「俺達はまだ死んじゃいない。やれるぞ、やるんだ。敵軍(他社)を蹴散らせ!」
「お、お前達…」提督の目も潤んで見えた。
「レビューに休憩は要りません。構わず続けてください。」
「レビューが完了次第、我々も直ちにプログラミング部隊を前進させます。」
室内の熱気と悪臭は衰える事が無かったが、出席者の士気は一気に上がった。その後
の白熱した仕様書朗読と質問と数々の建設的な議論によって、気温と湿度も更に上が
ったが、誰一人として意志は衰えなかった。こんなに熱く有意義なレビューは初めて
だった。
提督の神通力、恐るべしだった。
110 :
1:2005/03/26(土) 18:36:04
659 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/21 01:17:11
俺達の前任部隊は長期化するデスマーチによって全滅したらしい。
その最後に力尽きた記述が、前に述べた「書きかけのwhile文」だった。
俺達は10万行を越えるソースの機能を解析して、前任者が作りたかった
であろう設計ドキュメントを見事なチームワークで作成し、それを元に
して各種関数を本来あるべき姿に作り直した。
十分に設計を練ってコーディングされたプログラムは、上等兵Aが腕に
よりをかけてコーディングしたものであり、付き合い慣れた俺でも惚れ
ボレしてしまうソースであった。俺達のチームならどんなデスマも乗り
切れると実感していた。
しかし、そこへ旧スパゲッティ・ソースを全てコメント行として復元さ
せる作業の結果、元のものと同等かそれ以上に酷いソースに腐ってしまった。
上等兵Aも腐ってしまった。彼は数日間立ち直れず、勤務時間中の大半を
2ちゃんねるで過ごした。持ち込みノートPCでPHS繋いでアクセスしている
とは言え、ここは携帯開発拠点だ。そんなワイヤレスアクセス等は直ちに
上位会社のサーバに盗聴されて記録されるに違いない。俺達はかなり心配
したものだった。
「ランス!頼むから今ここで2ちゃんねるは止せ!ホテルに戻ってから存分
にやればいいじゃないか。」
「いいんですよ、俺なんか。ほっといて下さい。」
腐る上等兵Aを毎朝ホテルの部屋から引きずり出して出勤させ、1日彼の2ちゃん
アクセスを隠蔽するのは容易ではなかった。上位会社の担当者が来た時には、
上等兵以下と接触する事の無いように、俺が常に全ての対応をした。幸い、上位の
担当者がプログラミング現場の画面を意地でも見たくないという人間だったので、
上等兵Aの奇行は見つからずに済んだ。これには上等兵Bと3人の2等兵達の尽力
もあった。2等兵達はこれまでの上等兵Aの実力を知っていて、また指導を受けて
きた恩もあるので、たとえ腐っても決して彼を見捨てなかった。
111 :
1:2005/03/26(土) 18:36:21
660 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/21 01:31:17
二等兵達は、真剣に上等兵Aの復活を望んでいて、常に励ましていた。
上等兵Aはふてくされて、その二等兵の似顔絵をAAにして2ちゃんに
書き込んでいた。俺もさすがに上等兵の強制送還を考え始めていた。
ある日、二等兵達がコメント行を必死になって編集し、旧ソースが
入っていてもそれなりに美しく見えるように修正したのだ。
単調な作業であった。将来ある若者達をそんなつまらない事で消耗
させてはならない。俺は毎晩ホテルの部屋で自分のノートPC上で全力を
尽くしてそのコメント行の修正を進めた。
苦労の甲斐あって、旧ソースをコメント行に復元されたソースも、それ
なりに…並みの派遣コーダーが作るソースよりは美しいものに仕上がった。
上等兵Aは蘇った。やはり、彼の戦力が無ければ俺達の小隊は立ち行かない。
「軍曹殿!あの残りのコメントは全て軍曹殿が…」驚く二等兵を制止し、
「気にするな。それより、XXXXの機能の実装に取りかかれ。お前達ならできる。
俺の設計書にしたがって落ち着いてコーディングするんだ。出来上がったら
一旦ローカル・レビューを行う。何か分からない事があれば、上等兵A,Bか
俺に聞け。」と指示した。
こうして、残りの機能も順調に実装されていった。思えば、俺達の小隊が
一番輝いていた時期だったのかもしれない。この頃はホテルで毎晩のように
酒盛りをやって、提督の真似事などをして腹の底から皆で笑いあったものだった。
しかし、安らぎはそう長くは続かなかった。
112 :
1:2005/03/26(土) 18:37:12
661 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/21 01:48:16
「何ですと?コメント行にダブルスラッシュを使ってはならないんですか?」
「困るんだよ。コンパイラが通らないんだ。悪いけど、/* */の記述に直して
くれないか?手抜きしないで各行に/* */組を入れるんだぞ。それと1行の長さは
72文字を超えぬように気を付けるのだ。」
たかがコメントだが、"//"を"/*"+"*/"に変更すると、どうしても最後に72文字を
はみ出る行が出てくる。その場合には、次の行の中で同じように"/*"+"*/"で囲む
という決まりになっているとの事だった。その会社の外注は誰でも知っている事
だったので、上位会社の担当は俺達に言い忘れていたそうだ。
たかがコメント表記の形を変えるだけでも、その作業は想像を絶するものだった。
同時に、リリースされて間も無い仕様書に改版が相次ぎ、プリントアウトでの配布も
大きく遅れたため、俺は小隊を代表して最新の仕様というものを求めて上位会社の
中を駆け巡らなければならなかった。本当は上位会社の担当者がやるべき事なのだが、
先の48時間耐久レビューと同様、面倒くさい話は全て俺に押し付けてきた。それも、
都合の悪そうな事は文書でなく証拠の残らない口頭指示を、しかもかなり曖昧な表現で
伝えてくるのだ。聞き直すと帰ってくる言葉は決まって「じゃ、自分で調べて回りなよ」
であった。
113 :
1:2005/03/26(土) 18:38:02
>>112 の続き
前にスパゲッティをコメント行に戻す作業は俺が協力する事ができたが、今度は仕様書
改版が1日平均2回入って、毎回プリントアウトすると紙の消費が馬鹿にならないので
印刷は毎週月曜の朝と制限されていたのだ。このため、俺は常に新鮮な仕様を求めて
文字通り、館内を駆け巡ったものだ。
上等兵Aが腐ると小隊のパフォーマンスが如実に低下するため、二等兵達が必死になって
コメント処理を引き受けた。仕様変更によるプログラムの修正は、俺がプログラムの設計
を見直して、上等兵達が実装していった。今度は二等兵達が体力を消耗し始めてきた。
夕飯(夜食!?)時にエロ雑談ネタで空気を和ませていた二等兵達の口から、その手の
ジョークがめっきり減ってしまった。
「ほら、部屋に戻ったら手持ちのノートPCで使えや。」
景気付けに夜ホテルでエロDVDを貸してあげても、見ていないようだった。
114 :
1:2005/03/26(土) 18:39:00
689 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/22 02:25:35
二等兵達は次第に、朝ホテルから出てくるのが遅くなっていった。
最初の頃は有料ビデオの清算を俺に見られるのが恥ずかしくて、早起きして
清算を済ませてロビーに待機していたものだったが、いつの間にか俺と上等兵
達で起こすようになってきた。これを単に「怠け」という一言で済ませるほど
俺達の目はフシャネイザンではなかった。
顔色がまず気になった。やや土色を帯び始めていて、口調も棒読みになりかけて
いる。危険な兆候だった。魂が空洞化する初期症状だ。このままいくと、上位の
上位会社の平均的な若手社員(若手になぜか多い)と同様に、魂を取り戻せなく
なってしまう。
俺達は、その場で緊急作戦会議を開いた結果、二等兵3人のうち特に症状が顕著な
2名に休暇を与えた。1日横須賀の街で好きなように過ごせ、とだけ命じた。
一人残った二等兵も決して健康体では無かったが、その週一杯は大丈夫そうだった。
彼にも週末は自由を与えるつもりだった。
上等兵達はこの程度は日常茶飯事とばかりに平然としていた。俺と共に修羅場を
くぐってきただけの事はある。
しかし、上位の上位会社では、魂の空洞化した若手社員をそのまま激務に置き続け
ているのだが、大丈夫なんだろうかと少し心配になってきた。自分の部下がそう
なり始めてから気になったというのが正直なところだ。
「二等兵達に笑顔を取り戻す案でも考えるか」俺はつぶやいた。
115 :
1:2005/03/26(土) 18:39:31
690 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/22 02:38:27
疲労といえば、48時間耐久レビューの後に3時間の仮眠を取って月曜を迎えた
週はさすがにきつかった。俺に出席を指示した上位会社の担当SEは、海水浴
にでも行っていたらしく、顔色がすべてを物語っていた。その程度の事で
腹を立てるほど俺達はナイーブではなかった。
一人の二等兵を連れて出勤した日は、彼に昼食をご馳走した。ご馳走と言っ
てもカフェテリアのあのカレーなのだが、ジュースも付けてやった。
「軍曹殿、今夜あたり景気付けにドラム缶パーティやりますか?」
「いいですね、軍曹殿がギター片手に歌うオザキユタカは、心の疲れを癒して
くれますよ。」
「そこまで言ってくれるのなら、・・・やるか。」
最近はプリンタの紙の節約が煩くて、ドラム缶の燃料にする裏紙も不足気味だ
った。その日の午後は、燃料の工面を考えながら仕事をしていた。ギターは
さすがに常駐先に持って行けないからいつもホテルに預けているのだ。
小隊のコンディションを常にベストに保つのも、これまで数々のデスマーチ
を潜り抜けてきた経験によるものだった。
ここで断っておくが、俺は決してデスマーチ信奉者ではない。あれは俺達が
望まなくても降りかかってくる試練なのだ。
「フランダース軍曹!」「はい?」
「そこにかき集めている裏紙はどこから持ってきた?重要機密なので、メモ
用紙が欲しければ文房具の配給を申請するように」と上位SEに不意打ちを
くらった。燃料の申請も受け付けてくれるのか、質問しようかと思った。
116 :
1:2005/03/26(土) 18:41:12
727 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/22 23:28:35
久々のドラム缶パーティに、上等兵たちも浮き足立っていた。
その気の緩みが仕事にミスを生み、些細なミスの原因究明に俺達は結局
いつもの残業を強いられる羽目になった。その夜、俺と二人の上等兵そして
一人の二等兵の計4人が帰った時刻には、港に出かける時間はおろか部屋で
酒盛りをやる気力も残っていなかった。
一応、休暇を与えた二人の二等兵達は部屋に戻っているようだったが、ノック
しても出てこなかった。居るのならそれで良いかと思い、俺は自社への週報を
纏めるために自分の部屋で深夜までノートPCと向かい合っていた。
2時を過ぎた辺りで週報をPHS接続で自社に送り、俺はコニャックの瓶を開けた。
疲れていたせいかすぐに酔いが回り、俺はギターに手を伸ばした。その時刻が
深夜である事も気に留めず、俺は弾いた。歌った。やがて壁を激しく蹴る音が
聞こえて我に返り、片付けた。
翌朝、やや二日酔い状態のまま何とか出勤した。ホテルを出る時に、またしても
二等兵は一人しか出て来なかった。
「デスマとヌルポはどうした?」「今日も気分が悪いそうです。」
「昨日1日気分転換させたはずだがなあ」俺は小隊をロビーに待たせて、二人の
様子を見に行った。ドア越しに遅れて行くとの返事が聞こえてきた。声が棒読み
なのが少し気に掛かった。いつまでも小隊を待たせるわけにも行かないので、俺
はロビーに向かった。
「コメント行の修正を彼らに任せきりだったのはまずかったな」
俺は少し前を振り返ってそう思った。
「軍曹殿。デスマとヌルポの様子はどうでした?」と上等兵Bが心配して訊いて
きた。
117 :
1:2005/03/26(土) 18:41:43
728 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 00:35:52
常駐先では2名の二等兵が体調不良で休むと上位会社に報告し、
その一方で仕事をしながら彼らの出勤を待った。そういう心境では
なかなか仕事もはかどらず、俺はホテルに電話をしてみた。
「デスマ様もヌルポ様も既にチェックアウトしておられますが」
ホテルのクラークは答えた。チェックアウト時刻から既に2時間が
経過しており、こちらへ向かってはいないと俺の中で直感が騒いだ。
携帯電話にかけても、二人とも出てこなかった。
「フランダース軍曹殿の元から何も言わずに去った部下は、これまでは
見た事がありません」
と上等兵Aが気休めの言葉をかけてくれたが、俺の心のどこかが空虚に
なっていた。上等兵A,Bが二等兵だった頃は今と同じくらいのデスマーチ
状態が当たり前だったのだが、当時上等兵だった俺はどんなに仕事が
忙しくても人材育成には手を抜かなかった。肉体的、精神的な苦労も
共に分かち合った。ドラム缶は俺の先輩である曹長が教えてくれた
コミュニケーションの術であった。曹長は前のプロジェクトで俺たちを
かばって過労死してしまったが、その返せなかった恩義を俺は若手に
向けてきた。
配下に上等兵が2名いる現在では、二等兵への指導は彼らに大半を任せて
しまっているのも事実であるが、俺が教えなければならない事もそれなり
にはあった。一人残っている二等兵も、魂の空洞化が僅かずつであるが
進行し始めている。この現象には、亡き曹長も常に気を付けていて、部下
の管理の最優先課題でもあった。俺は曹長には永遠に追い付けないのだ
ろうか?
118 :
1:2005/03/26(土) 18:42:00
729 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 00:52:32
合計20万行あまりのソースに対するコメント分の修正は、前から考えて
いたように、俺が変換プログラムを作って一括処理した。処理過程の表示
を見ていると、俺は未処理だと思っていたソースの6割程度までが処理済
という事でスキップされた。その時にはそれが2名の二等兵たちによる
必死な作業の結果であったとは、知る由も無かった。
使い捨てプログラム(こんな馬鹿な要請は2度と無いに決まっている)の
デバッグに時間を割きたくは無かったので、一部処理に失敗した箇所は
ソースの手修正で対処した。その日の午後には片付いた。
翌日の昼休みに、俺は自社の事務所に連絡を入れた。少尉殿(課長)が出た。
「デスマとヌルポの事なんですが…」言い切らない内に、
「辞めたよ。」と一言だけ答えて切られてしまった。俺は暫く立ちすくんだ。
残った二等兵に対し、姿を消した二人からは何の相談もしていなかったらしい。
いや、その二人同士でもこのところろくに会話もなかったような気がする。
遅すぎた。その状況を知ったら、残る二等兵1人も同じ道を辿るのは時間の
問題だ。
上等兵Aは自分が腐ってしまった時に二等兵たちが必死に励ましてくれた
事を思い出し、言葉を失った。
119 :
1:2005/03/26(土) 18:42:34
730 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 01:03:06
更に翌日、上位会社の担当SEに事情を逃亡ではなく所属会社のメンバ調整だと
説明すると(会社からはそう指示された)、
「つまり、君たち4人で6人分の仕事を十分にこなせるという意味に受け取って
良いワケだな」と担当SEは、にやついた。
「せっかく小隊として仕事をして貰っているのだから、もっと組織的に動いて
貰わないとなあ。」
その翌日から、俺には上位SEの仕事までが丸投げされ、仕様変更と他部署への
連絡書類の作成(連絡そのものは上位SEが横流し)とスケジュール調整に忙殺
された。SE代行は過去に何度かやっているが、上位会社のレベルをいきなり
丸投げされたのは初めてであった。インプットは殆どすべて口頭ベースなのに、
アウトプットは全て版数管理された文書で求められた。
上等兵たちにはプログラムの変更内容を手書きの図で示すしか余裕が無かった。
それでも、夜ホテルに戻ると俺はノートPCで部分仕様書化して、彼らに配布する
事は怠らなかった。全体の仕様書としての配布に任せたら、1週間以上のタイム
ラグが生じるからだ。
上等兵達も、相次ぐ仕様変更と機能の追加によって、プログラムのオブジェクト
間の依存関係と処理フローの見直しに忙殺された。それを二等兵がどう実装して
いくかまでは細かく指導する余裕が無かった。
俺が整理した情報はそれでも変更内容と量が非常に多く、上等兵たちが二人がか
りでプログラム設計を、上等兵Bがクラス構造の見直しを主にインターフェイス
部分から行い、上等兵Aがメンバ関数の各種処理フローを見直した。その二人から
の指示が1人の二等兵に集中した。
上位の上位で何が起こっているのか分からなかったが、仕様書の変更頻度と量が
次第に急上昇してきた。俺はもはや最新の仕様について行くだけで精一杯で、この
頃からチーム間で仕様書の版数がメジャーレベルで食い違い始めた。
120 :
1:2005/03/26(土) 18:42:55
732 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 01:26:52
週末には上位の上位会社で大幅な仕様変更が当たり前のように入るように
なり、月曜の朝イチに配布される「週に1回の仕様書配布日」には各チーム
で驚嘆の声が漏れた。
俺たちは、この仕様書配布が行われる月曜までにはそれまでの版数の機能を
実装し終えていなければならず、土日も現場に出る事が珍しくなくなった。
特に日曜の午後から夜にかけては、二等兵だけでなく4人で実装を急いだ。
この頃から二等兵が腱鞘炎にかかり、タイピング速度が1/10に低下してしま
った。病院に連れて行って早期に直した方が生産性が上がるのは重々承知の
上だったが、それでも日曜の午後に行ける病院は無かったので、彼には我慢
してもらった。提督ならば我慢を強要するだけであると思うが、幸い俺たちは
提督と直接接点を持つほどには偉くなかった。
俺たち実働部隊の進捗を直接管理しているのは、上位会社で通称「特攻隊長」
と呼ばれる体育会系の少尉殿だった。平たく言えば、インパール提督の精神論
を現場レベルで実現する監督だ。特攻隊長による特攻スケジュールは、確実に
末端PGを疲弊させた。
二等兵は肉体的、精神状態にかなり限界に近いところまできていたが、上等兵
2人が絶え間なくコミュニケーションに努めてくれたお陰で、何とか保っていた。
土日が追い込みプログラミングに忙殺されるので、週の中だるみとなり易い
水曜日にはどんなに帰りが遅くなってもドラム缶パーティーを強行した。
ドラム缶の焚き火の温かみを有難く感じる季節になっていた。
121 :
1:2005/03/26(土) 18:43:26
733 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 01:36:22
俺がドラム缶の炎に揺られながらギターを弾いて歌うオザキユタカの名作は、
彼らの病みかけた心を僅かでも癒す事ができた。また、職場の不満はこの場で
洗いざらい、そう、俺自身に対する批判や要望も含めて、吐かせた。二等兵も
この時ばかりは人間の表情を見せてくれたが、効果の持続性は今一つであり、
翌日からはすぐに土色の顔になって、眼は深く落ち窪んでしまうのであった。
週に1回正気に戻すのが、その時の俺にできる精一杯の努力であった。
二等兵もこの時は酔いに任せて、本音を吐いてくれた。
「軍曹!そもそもこんなパーティも俺たちの睡眠時間を阻害する一つの要因
じゃあないですか?先週は3時から始めたじゃないですか。ホテルの予約は
殆ど無駄じゃないですか。それに、寒い!寒いですよ。」
俺たちは、季節の変化に合わせてドラム缶の燃料を職場の裏紙からきちんと
した薪に変更した。時には燃料を多めに調達して、宿泊費用を浮かせた事も
あった。このまま仕事を放り出して港に住み着いてしまおうか?揺らめく炎を
見つめているとそんな思いに贖えなくなりそうだった。
122 :
1:2005/03/26(土) 18:43:54
>>121 の続き
二人欠けてしまったが、残ったメンバも疲労困憊しているが、俺たちの小隊は
まだ死んではいなかった。まだ若い二等兵は、このドラム缶パーティの光景を
写真に撮って、手紙を添えて故郷の爺さんに送ったそうだ。まだ暫く帰れない
けどチームに恵まれているので大丈夫だ、と書いたそうだ。
俺は俺なりの精神論をこの場で語った。インパール提督のような無謀なものでは
なく、戦場で生きる術を、…亡き曹長が俺に託した言葉の数々を、一度には
全てを伝えきれないので、ドラム缶パーティの度に、テーマを選んで語った。
「曹長殿が軍曹殿の心の支えであるように、我々にとっても軍曹殿、貴方が心の
支えであります」と人情派の上等兵Bは恥ずかしげも無く言うのであった。
「軍曹殿が万が一にも会社を辞めたら、俺たちも迷わず着いて行きます。」
「おいおい、誰がそんな事を求めた?俺はただ、何があっても生き残れるように
亡き曹長の言葉を伝えているだけじゃないか。」
「今こうして聞く限りは、軍曹殿のお言葉です。」
俺たちの小隊はまだ生きていた。
123 :
1:2005/03/26(土) 18:44:13
734 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 02:03:21
たまにはレスを書くとしよう。
その後も再就職への道は険しく、さすがに「軍曹」と目の前で言われる事は
ないが、人をまるで只の逃亡者のように色眼鏡で見る面接官が意外に多く、
一時休戦とした。
そんな俺は、今は一時的にだがコンビニのレジ打ちをしている。「IT軍曹」と
バイト仲間からは呼ばれている。YRPでの体験談は意外にウケるのだ。
かつての部下達の多くが同じような道を辿っている。県内に再就職の道が無け
れば、小隊を再編成して直接仕事を貰うというスタイルもありかと考えている。
小隊の元のメンバーと相談してみないと何とも言えんが、たまに酒の席で昔話
ばかりに花を咲かせるのも、少し虚しくなってきたところだ。
小隊の復活が彼らの望む道であるのなら、俺は再び彼らを率いてIT業界で活躍
をしたいと思っている。
俺たちは敗残兵ではない。
124 :
1:2005/03/26(土) 18:44:25
735 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 02:04:43
また、俺にはその義務があると信じている。
125 :
仕様書無しさん:2005/03/26(土) 23:12:24
ケロロ軍曹終わっちゃったよ。
126 :
仕様書無しさん:2005/03/27(日) 10:25:24
>俺たちは敗残兵ではない。
同意
でも軍曹は負け犬
メーカー系の会社って、馬鹿な事を平気でするんだよね。
良くある事だが、コーディング規約に沿ってないコードをコメント化して残しておいて、
コーディング規約に沿ったソースに治してくれといわれた時には・・・
「それに何の意味がある!」と思ったな。
VSSを使ってる意味が無い
128 :
仕様書無しさん:2005/03/27(日) 18:15:59
ああ、VSSやCVS使っているのに履歴を全部残さないと怒り狂う人は結構いるね。
「前にアップした後、修正コメントが間違っていたのに気づいたので直しました」
「なんで履歴が残っていないんだ!!!!」
「・・・・えっ、コメント修正でも履歴がいるんですか?」
「あたりまえだろう、手を抜くな!!!」
/* 2003.3.4. 確認者 ○○谷口(仮名)主任 */
#if 0
/* ↓↓↓ 2003.3.3. コメント修正 ↓↓↓(修正前)*/
/* aに初期値の2を代入 */
a = 3;
/* ↑↑↑ 2003.3.3. コメント修正 ↑↑↑(修正前)*/
#else
/* ↓↓↓ 2003.3.3. コメント修正 ↓↓↓(修正後)*/
/* aに初期値の3を代入 */
a = 3;
/* ↑↑↑ 2003.3.3. コメント修正 ↑↑↑(修正後)*/
#endif
/* 2003.3.4. 確認者 ○○谷口(仮名)主任 */
・・・・あほくせぇ・・・このルールのおかげでちょっとしたAPIを10つほど書いたソースが
600kbにもなっていまつ
規約の存在には目的がある。規約に沿う事はその目的に適うはずである。
規約に沿うことが目的に適わない場合、規約がおかしい。はずだ
規約を守る事が自己目的化しては目的を見失う
>>127 それはメーカー系がおかしいのではなく、その社員がアホなだけだろ。
ところで、お前らMISRA Cって知ってるか?頭のおかしいタゴ作が考えた
笑えるルールてんこ盛りだぞ。
ISOとってない会社の方が多いようで。
>>127 品管対策だよ・・・
社内に、古株女子社員と局と化した女子外注で結成された、
品管があって色々言ってるんだ。
ま、社員は泥仕事はしないからね。
一言、これ治してというだけ。
>>129 >規約の存在には目的がある。規約に沿う事はその目的に適うはずである。
ISO の目的は、ヨーロッパの非関税障壁となる事です
135 :
仕様書無しさん:2005/03/28(月) 23:04:44
軍曹最高だよ!
あんたの元ならどんなデスマだって乗り切れそうだよ。
俺のチームにもマジでYRP軍曹殿のような救世主を送りこんで欲しい。
136 :
仕様書無しさん:2005/03/29(火) 00:37:51
世紀末救世主伝説始まりの予感!!!!
救いようがないな。
俺達は もう 死んでいる
139 :
1:2005/03/30(水) 00:45:05
763 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 18:58:17
上位会社の特攻隊長の仕事はとにかく手荒の一言に尽きる。
俺達の5倍くらいの速さの体内クロックに突き動かされて日々を
過ごしているようで、とにかくせっかちなのだ。部下に仕事を
指示する時には決して単数ではなく複数の内容を指示するのだ。
そして、その部下が任された仕事を必死になって取り組んでいる
そばから次々と場当たり的な仕事を注ぎ込むのだ。
そして、業務がオーバーフローして部下がどれかひとつでも
指示内容を達成できないと、
「やれると言ったじゃないか!」
(お前が恫喝して言わせたんだろーが)
「個々の業務のスケジュール調整はどうなっているんだ?」
(お前のシゴトだろが!)
丸括弧の中は常識の声である。
しかし、その担当者は既に魂が空洞化してしまっているので、その
ような理不尽な指示を受けて挙句に責められても、ただひたすら平
謝りするしかないのだ。特攻隊長は自分の部下がどのような状況に
なっているのか、まるで分かっていなかった。彼は即刻入院させる
べき状態なのだが、特攻隊長は更に更に、そして更に仕事を集めて
きて彼に注ぎ続けるのだった。
140 :
1:2005/03/30(水) 00:45:28
764 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 18:59:16
昔の証券マンを象徴する風景として、会社員が複数の電話を耳と
肩に挟んで応対するというシーンがあったが、それを地でやってい
るのが特攻隊長である。若き日のインパール提督を辿る事に誇りを
感じているらしい。何しろ、彼は提督に結婚の仲人を頼んだという
大物なので、その崇高な思想を生涯信じ続けなければならないはずだ。
特攻隊長が頑張るほどに仕事は増殖し、1分たりとも一つの事に
集中できないのだ。1日3時間程度しか寝られない生活を提督に褒め
られて以来ずっとこの調子らしいのだ。当人は信仰の為なので幸せ
であろうが、その実働を責任と共に丸投げされる部下はたまったもの
ではない。既に一人が心身を患って休職中で、その後輩は過労自殺を
遂げているのだ。それを彼は勝手に解釈して、理想実現の為に特攻
して散っていった勇者と同僚に自慢している始末である。特攻隊長
にとって部下はドーグに過ぎず、消耗品なのだ。
141 :
1:2005/03/30(水) 00:45:42
765 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 19:00:01
自主退職した部下も合わせるとかなりの消耗を続けており、一時は
周囲に補充兵の当てが無く、非公式に外注社員を掠め取ったという
事もあったらしい。外注社員は低賃金から一気に所得倍増なので、
喜び勇んで移ってきて、そして自滅するのであった。
特攻隊長の手荒な仕事振りは、当然俺達外注にも更に酷いやり方で
降りかかり、提督がどうこう言うよりもその尖兵である特攻隊長こそが
憎むべき存在であった。提督には直接接点が無いので、俺達にとって
実際に厄介なのは特攻隊長であった。俺達の窓口をしている上位会社の
担当SEはその特攻隊長の忠実な僕の一人であり、彼は自分の責務を外注に
丸投げすることで自分自身は消耗しないで済んでいるのだ。こうして
見ると、俺達の前任小隊(どこかの設計会社)が全滅したのも理解できる。
142 :
1:2005/03/30(水) 00:45:57
767 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 19:10:58
「朝令暮改」というコトバはその特攻隊長の為にあるようなものだった。
物事のスケジュールを詰め切れない内から担当を振り分けて、重要な事ほど
口頭で、かなり込み入ってもメモ用紙に手書きの簡単な図を書いて指示する
だけで、極めて曖昧な指示をし終えたが最後。その後のいかなる責任も指示を
受けた側に転嫁されてしまうのだ。
そして、そのような指示はかなり高い率で朝令暮改となるのであった。
「指示された内容と、今要求されている結果の範囲が違う。契約違反だ!」
と、付き合いの浅い外注は騒ぐが、最後には仕事を干されたくないためにその
不合理を飲むしかないのだ。
俺達も、度重なる仕様変更に翻弄されながら、文句も言わずにその指示を
達成するように心がけた。俺達の場合、文句を言うにはドラム缶が1つ必要
なのだ。
上位会社の事務に用事があって出かける時に、特攻隊長が電話の受話器を
3本以上肩に挟んでいる場合は、指示内容の変更の兆候なので、俺は速やかに
部下に臨戦態勢を敷くのであった。特攻隊長の部下が最近また消耗して不足
気味なので、その指示内容は消化不能な量である事が増えてきた。
143 :
1:2005/03/30(水) 00:46:10
768 名前:YRP常駐from群馬 ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/10/23 20:33:57
外注先まで含めると、その特攻隊長が潰してきた人材は計り知れない。
俺達もデスマーチ状態の時は部下に突撃作戦を指示する事もあるが、そんな
時期には普段以上にヒューマン・コミュニケーションを大切にする。ドラム缶
の燃料も前もって多めに備蓄しておくのだ。そういった労(ねぎら)いもなくして、
権力者のように唯唯配下を恫喝して責任まで丸投げするという仕官の存在は
許しがたいものであり、軍の内部腐敗の根源でもある。
特攻隊長は配下の者達に常に無理をさせたがる割には、たった一言の激励の
言葉も言えないのだ。激励するという点では、提督の方がまだマシだったりする。
特攻隊長の元へ配属された新人は、早くて1カ月遅くても3カ月で「魂の空洞化」に陥る。
一度その状態に陥ると、顔は強迫観念にひきつって表情を失い、色は土色となって死臭を漂わせ、
話す声は裏声で早口で、そして棒読みとなってしまうのであった。
その裏声はしっとりとヒソヒソと囁くように聞こえ、不思議にも元の声がどのようなトーンであっても、
必ず同じ声になってしまうのだ。そう、まるで大量生産品のように。
「魂の空洞化」に陥って者の中で、人に戻れた者は一人も例がなかった。
その状態は勤務時間外にもそのまま続くため、妻帯者は家庭が崩壊し、
独身者でも友人を失って、私生活に孤立する事を避けられなかった。
他事業部から応援に送り込まれた社員も、同様の運命を辿った。
長期出張の間に魂が空洞化して郷里の妻と離婚する現象が一般的であった。
ただ例外は営業部隊から一時的に借用している「体育会系兵士」達であった。
彼らは心身共に強靭であり、体力勝負となると特攻隊長をもしのぐ勢いだった。
ある日、上位の上位会社の体育会系幹部(少佐クラス)が
「伝令ー!伝令ー!」
と叫びながら廊下を駆けてきた。額には日の丸鉢巻きを、肩からは斜めに
「伝令」と書かれたタスキをかけていた。
右手を斜めに上げて、その指先をピンと伸ばして駆けて来たのだ。
「インパール提督による徴発の要請が入った。社員のみならず、外注、派遣の全てを対象として、
PC及び周辺機器を自宅から可能な限り提供してほしい。
諸君の協力は必ずや報われるであろう。」
その後数日間は、例外的に車通勤が認められ、社員達がPCと周辺機器を大量に持ち込んできた。
PCオタク系は軽トラックを借りて来るという有り様だった。
職場は情報機器で溢れ返り、何を勘違いしてか冷蔵庫や洗濯機、掃除機までもが
山積みされた。
俺達も何か義務感を覚えて、ドラム缶パーティ用の燃料を一部提供した。
上等兵は見飽きたエロDVDソフトを数本差し出したが、それらは体育会系兵士達の
懐へと消えていった。
148 :
1:2005/03/30(水) 23:46:02
軍曹殿質問です。
>PC及び周辺機器を自宅から可能な限り提供してほしい。
貸せ、ですか?
くれ、ですか?
返してくれるんですか?結局何のために集めたんですか?
小生は東京の西の方で携帯開発してましたが、さすがに
これはなかったです・・。
最近、PCを持ち込まないと仕事が出来ない会社が増えたな・・・
150 :
仕様書無しさん:皇紀2665/04/01(金) 20:06:51
軍曹・・・N901iとP901iで超高確率の端末再起動障害が確認されました。(Nは100%?)
151 :
新作?:ぬるぽ暦4年,2005/04/02(土) 21:28:16
329 名前:YRP逃亡者 投稿日:05/02/15 21:35:34
俺達の開発した機種では、開発本部長「インパール提督」による『精神論』を
音声で再生する機能がプロトタイプまでは付いていた。実は本人に無許可で
派遣チームの一つがデスマの憂さ晴らしに組み込んだらしいのだが、テスター
要員が偶然にもそれを発見して祭りになった。
「重大な機密漏洩を水際で食い止めるコトが出来た」
と、ポートモレスビー大佐(品質責任部長)が胸をなでおろしたものだった。
インパール提督の『精神論』は宴会の席か、毎日の昼休みの社内放送か、いずれか
を録音して流用されたらしい。
今になって思えば、あの機能は削除されない方が売れたと思う。話題性はあったと
思うのだ。少し残念な思いだ。
152 :
新作?:ぬるぽ暦4年,2005/04/02(土) 21:28:47
389 名前:インパール提督 投稿日:05/02/22 01:53:07
開発部隊の諸君。今期は早々に予算も尽き、設備も不十分で、人員も不足して
諸君のボーナスも皆無となってしまった。来期は益々の予算削減に直面するで
あろう。矢尽き、刀折れ、そのように錯覚している者はいないだろうか?
しかし、天は我らに無形かつ無限の能力を与えた。
即ち「精神力」である。この無限の能力をもってすれば、時空を超えた次世代
4次元通信機能は必ずや市場を席巻するはずだ。いかなる逆境にあっても、玉砕
を厭わぬ勇猛なる突進こそが勝利への道だ。
列強他社はまだi-Mode如きで市場を席巻しているつもりであろうが、そう思わ
せておけばいい。勝利は我々の手にある。
-----(約3時間経過)------
今月のコトバを伝えよう。『各個撃破』だ。我らに退却の二文字は無い。
己の精神力を極限まで発揮すれば、必ずや神風が吹くはずだ。
最後に、これだけは忘れてはならない。私は常に諸君と共にあると言うことを。
(この後、体育会系社員一同によるカチドキが上がった)
(インパール提督、バンザーイ!!)
(インパール提督、バンザーイ!!)
(彼らは異常な眼差しで目を見開き、その顔は一様に強迫観念に引きつって
ある種の笑顔の仮面を作っていた)
153 :
新作?:ぬるぽ暦4年,2005/04/02(土) 21:29:24
465 名前:YRP逃亡者 投稿日:05/03/05 02:03:06
「軍曹殿!ドキュソメントのフローチャートを作図するのにVisio埋め込みは
禁止だそうです。MS-Wordの作図機能を使えとのお達しです。違反者には
少尉殿から厳罰が加えられるそうです。」
上等兵Aが、血相を変えて駆け込んで来た。
俺達は、自分達で言うのもナンだが、かなりハイレベルなVisio使いであった。
失業したらVisio塾を開くつもりでいた。余談だが俺は現在勤め先のバイト相手に
Visioを教育している。バイト先でも既に軍曹と呼ばれている。
俺達は、Visioで作図した最高のレイアウトの作図を、MS-Wordに書き直してい
った。上等兵Aの作図は、図鑑のグラビア並の美しさを誇る。そのままカラー印刷
すれば、日経ソフトクリームのプログラム解説ページより遥かに勝っている。
しかし、そんな図鑑グラビア並のドキュソメントも、MS-Wordに書き直されると
色あせてしまった。上等兵Aも腐ってしまった。彼は腐るとすぐに2ちゃんねるを
始めるのであった。そしてところ構わず俺を褒め称える書き込みを始めるのであった。
ちゃんと、俺からのリプライも自作自演で埋め合わせる芸の細かさもさすがに上等兵
Aである。
精鋭部隊とは、ちょっとした環境の変化にも敏感に反応してコンディションが変わる
ものだと俺は前に曹長に教わったことがある。今は亡き曹長。我が永遠の師匠。
再帰的手法を自由自在に扱える熟練者。オブジェクト指向を理解する男。俺達はいつも
彼の幻影を追い求めるに過ぎなかった。
154 :
新作?:ぬるぽ暦4年,2005/04/02(土) 21:30:38
466 名前:YRP逃亡者 投稿日:05/03/05 02:12:10
あれは忘れもしない。前プロジェクトで納期も破綻して顧客から無理難題を追加で
要求された時、俺達はデバッグルームに監禁されていた。誰もが精神力を超えた領域で
戦っていた。インパール提督なら喜びそうなデスマーチであった。
俺達は、トイレと食事の時だけ、デバッグルームから出してもらえた。俺達は…、俺達は、
曹長に夜食のコンビニ弁当を買ってくるように頼まれて、そのまま出かけてしまった。
帰ってくると、曹長殿はデバッグルームに篭って鍵をかけてしまっていた。
「曹長殿!無茶は止めてください。我々もお供いたします!」
「お前たちは少し休むんだ。明日への希望の灯火を絶やしてはならない。明日の…
希望…、グハッ!」
「曹長殿!肺結核を甘く見てはいけません。すぐにも扉を開けてください。」
「ならぬ。お前たちを道連れにしてはならぬ。私の最後の願いを聞いてくれ。」
「そ、曹長殿!」俺達は、なす術もなくデバッグルームの前に崩れ落ちた。
誰もが既に限界を超えていたのだ。特に曹長、貴方は我々の倍は消耗していた
はず。そして俺達は気を失っていった。
155 :
新作?:ぬるぽ暦4年,2005/04/02(土) 21:32:40
468 名前:YRP逃亡者 投稿日:05/03/05 02:22:29
念の為言っておくが、我らが永遠の上官「曹長殿」は携帯に関わる前のプロジェクト
で燃え尽きたのであった。硬く閉ざされたデバッグルームの向こうで戦う曹長殿の姿は
見えなかったが、最後に「Mission complete...」なるメールが携帯に届いた時、扉の
鍵が開いている事に気付いたのであった。
俺達はデバッグルームになだれ込んだ。
曹長殿は、完全に白髪になって、燃え尽きて床に横たわっていた。とっさに
抱きかかえて起こすと、
「やあ、何とか終えたよ。顧客へ届けるのはお前たちの役目だ。私は少し疲れた
みたいだ。休ませてくれ。」
そう言って曹長は俺の腕の中で長い30年の人生に幕を閉じた。
「うおおおおおおおおおお!!!!!」俺は叫んだ。絶叫した。
17インチディスプレイに俺は額を打ち続けた。それが破裂するまで。
それでも曹長が味わった苦痛に比べればまだまだ足りなかった。
曹長殿は、生前に本人が望んだように、自然葬となった。会社の屋上で
十字架に貼り付けられ、コンドルの餌になって白骨となっていった。その
骸骨は安らかな表情を浮べていた。
曹長の過労死の上で俺は2階級特進となり、軍曹となった。階級章を貰った
時、俺は曹長の屍の前で敬礼の姿勢をとった。指先が少し反るくらいまで
キチンと敬礼を保った。
我が、永遠の曹長。
469 名前:YRP逃亡者 投稿日:05/03/05 02:33:21
曹長殿、どうかあなたの幻影を追い求める我らの姿をお許しください。
いつだって、貴方は輝いていた。
156 :
仕様書無しさん:ぬるぽ暦4年,2005/04/02(土) 22:57:54
軍曹殿にはそんな壮絶な過去があったのか。
質問を受けていたようだ。
徴発によって差し出した情報機器は、決して返却される事がなかった。
俺は、恥ずかしながら、昨年に逃亡した身なので、正しくは知らされていないのだが。
家庭の粗大ゴミを、それも知人の分まで引き受けて持って来た奴らもいたらしい。
デスマ現場では、俺達のように外食する経済的余裕のない者達にとって、
自炊出来る環境が整って少し助かったものだ。
話の順番が多少ずれているが、その頃はまだ部下の上等が二人共いた頃だった。
彼らは今頃何をやっているんだろうか。俺もずっと音信不通のままだな。
戦争なのだろうが。・・・何と戦っているのだろう
いい質問だな… なんだろ
1) バグ
2) 納期
3) 仕様書
4) 自分自身
5) ウォーターフォールの亡霊
161 :
新米兵:ぬるぽ暦4年,2005/04/03(日) 20:13:15
春から携帯電話開発に配属されました。
軍曹のお話を聞くにあたり、
思うことが多々ありました。
必ず、必ず、生きて帰り、
母に立派に成った姿を見せたく思いました。
162 :
仕様書無しさん:ぬるぽ暦4年,2005/04/03(日) 21:56:25
二等兵がドラム缶の飲み会で皆と写真撮って、
実家の爺さんに送った話に俺は少し感動した。
>>161 その「思うこと」はなるべく口にした方がいいぞ。
別にそれで平和が訪れることは無いにしても、
ガス抜きにはなるから。
>>軍曹様
2chのスレ紹介サイトを開いている者なのですが、
もしよろしければこれらの話をまとめて、
サイトに掲載させて頂けないでしょうか?
お願いします。
165 :
仕様書無しさん:2005/04/05(火) 08:48:41
そして出版だな!!!
ウハウハ丸儲け!!!
俺の話に耳を傾けてくれる方であれば、誰でも自由にまとめてくれて構わない。
出来れば、俺の表現力の乏しいところをもっと魅力的に仕上げてくれたら嬉しい。
それで元部下達も報われよう。
調子乗るなよバカ軍曹!
ちくしょう泣いたぜ!
168 :
164:2005/04/05(火) 22:55:31
>>軍曹様
ご了承くださってありがとうございます。
まずは
>>12-59の話をそのまま掲載したいと思っています。
自分の文章力では軍曹様ほどの文章が書けないとは思いますが、
その他の話も時系列に並び替えて、重複する内容を少しマージして
掲載させていただければ、と思っています。
体育会系兵士達によるシゴキが始まって間もない頃だった。
「朝の集い」で派遣社員及び外注業者は一同に整列して「回れ右」と「敬礼」、
そして「号令」の訓練を受けていた。最後に「気を付け」の姿勢のまま俺達は静止していた。
上位会社の兵士は竹刀を持って、「健全なる心構え」について大きな声で語りながら、
皆の間をゆっくりと巡回していた。
肥満気味の派遣社員が一人辛そうだった。上位会社の兵士は彼の横で立ち止まった。
「おい、貴様。随分太っているようだが、何キロある?」
「お、押忍!85キロであります。」
「その身長にしては多いな。どうせ脂肪ばかりなんだろ?あー?」
そう罵ると、竹刀で腹を突いた。うめき声を上げてその派遣社員は地面に膝から崩れ落ちた。
「貴様には特別に運動が必要なようだな。」
派遣社員は必死に息をするのが精一杯だった。
「そのまま腕立て伏せ、はじめーい!」
彼にとって、その運動は余りにも過酷であった。両腕を震わせながら油汗を流し、
無限とも思える時間をかけて1回目をやり遂げた。その間、容赦なく
竹刀による滅多打ちがあった。
必死に応援していた俺達は、1回目の動きで拍手した。
「ひとぉーつ!健全な魂は健全な肉体にやどぉーる!」
そう叫んで派遣社員の背中へ力強い竹刀の一撃を加えた。
彼は声にもならないうめき声を上げた。皆が息を飲んだ。
「続けるんだぁああ!」
10回目で終わりとなった頃には、彼はもう虫の息だった。
タイトルは「狂人日記」でいいでつか?
つーか、YRPで開発なんかやってないでしょ。
半田ゴテのくだりで萎えた。
一気にリアリティがなくなった。
>>174 ノンフィクションだと思って読むやつを初めて見た
フィクションにだってリアリティは必要だ。
BTSとかRNC側のレポートキボンヌ。
178 :
仕様書無しさん:2005/04/07(木) 17:51:03
軍曹が再就職してYRPに送り込まれたら、祭りだな。
待ってるよ。いつまでも。
>>175 そうかぁ?
俺も半田ごてまでは、リアルな話だなぁ、この会社相当恨まれてるなぁ、とか思ってたが。
180 :
YRP逃亡者:2005/04/07(木) 23:34:56
この季節になると、新入社員達による職場の見学ツアーが行われる。
完全ではないが、職場の雰囲気を肌で感じてから配属希望を取ろうというものらしい。
その予定日には、体育会系兵士達が一時期姿を消すのだ。
代わりに広報部門より借用した「爽やか系社員」達が揃えられるのだ。
希望に目を輝かせた新人達は、その用意周到に仕組まれた演技に
騙されて配属され、遅くても3カ月以内には「魂の空洞化」に陥るのであった。
その職場に潜むサインを見つけ出す能力こそが、社会人として最初に
身に付けるべきものであろう。
181 :
YRP逃亡者:2005/04/08(金) 00:12:57
そのサインは確かにあった。
新入社員達に職場を魅力一杯に爽やか系社員達が説明をしていると、
階下から駆け足の音と叫び声が向かって来た。
「伝令ー!伝令ー!」
爽やか社員達の顔が一瞬ひきつったが、そこは持ち前の演技力で
新入社員達に怪しまれない内に若手に命じて、廊下へ非常線を張った。
新入社員達を上手く反対方向から退出させて、元の廊下へ様子を
見に行くと、日の丸鉢巻きに白タスキを掛けた少佐がいた。
タスキには「伝令」と大きな字で書かれていた。鉢巻きには日の丸をはさんで
「必勝」と書かれていた。
危なかった。
伝令の内容とは、新入社員ツアーの期間は職場の運営を
広報部門より来た「爽やか系社員」達に一時委ねよと言う
内容であった。
そのタイミングの悪さに「爽やか系社員」達は苦笑いした。
ともあれ、職場の実態を隠し通せたようだった。
本配属が決まれば、爽やか系社員達は本社へ引き上げていく。
それまでの辛抱であった。
183 :
1:2005/04/08(金) 20:35:42
>>164 引越ししてて一週間ぶりにネットにつながりました。
なんかスレたてた甲斐がありました。
184 :
164:2005/04/09(土) 04:53:36
・・・・もう・・。だめぽ
2ちゃん本家の方が「もうずっと人大杉」の状態だったので、
i-mode側の板から書き込んでいたが、PCのHDD壊れてしまった。
仕方なく携帯で書き込んでみたが、非常に効率が悪い。
PCが直ったらまた会おう。
188 :
1:2005/04/10(日) 22:00:27
190 :
仕様書無しさん:2005/04/11(月) 23:22:04
軍曹、腹を決めて横須賀に戻りなよ。昔の部下達にも声かけてな。
俺的には、コンビニのバイト仲間も二等兵待遇で誘うのがベターだな。
次は上手くいくよ。
ィ`!!
〇 _,. - ‐‐ - .,,_ 185
(、ノ,. '" `ヽ、 , ↓
)) `○| ̄|_
電脳遊星Dあげ
193 :
1:2005/04/15(金) 15:07:19
Phase7より
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/prog/1099221305/ 41 名前:YRP逃亡者(今はコンビニ) 投稿日:04/11/01 23:53:17
[前回までのあらすじ]
俺達は、仕様も知らされずに横須賀の地に送り込まれた。
軍曹(俺)以下、上等兵2名、二等兵3名からなる小隊であった。
俺達が派遣された頃には既に予算が尽きて、人員も多数逃亡して欠乏し、
設備も老朽化している(元から中古設備との噂もあり)状況の中で、
精神論を前面に押し出した開発本部長(通称「インパール提督」)による
強行開発は、その中でも業界最先端の機種を目標に掲げていた。
刀折れ、矢が尽き、一人また一人と戦線を離脱していった。
俺達屈強なブラボー小隊も、終わり無きデスマーチの中でその運命を
免れなかった。
本スレでは、二等兵をすべて失った後の回想録から始めたいと思う。
俺達は、力尽きて職場を去った二等兵の分も含めて、アウトプットを
求められた。
「軍曹殿、まだ我々は戦えます。いつもの調子でいきましょう」
極限状態の中でも無意識に相手の身を案ずる精神が、俺達の小隊の支えでも
あった。
(連続投稿は不評だったので、小出ししていこうと思う)
194 :
1:2005/04/15(金) 15:07:49
69 名前:YRP非常駐駿河解雇録 投稿日:04/11/03 16:28:25
俺が配属された携帯開発グループは、社の中でも「売上額」ではここ数年トップを
維持しているグループで、社長賞独占状態であった。このチームはいつも夜遅くて
休日出勤も日常茶飯事だとは前々から知ってはいたが、ソフトとハードの距離が
近い組込み系の開発経験者が足りず、どうしても俺の力を貸してくれと言う甘い
言葉にも騙されたのだと思う。今にして思えば社内の収支報告書は注意して
見るべきで、給料と残業代がちゃんと出ている限りは売上から支出を引いた値が
どうなっていたかなんて誰も気にもとめないのが実状だろう。
まず配属されて意外だったのが派遣や下請けの多さ。俺のチームも社員は俺を
入れて3人で、他11人が地元の中小零細ソフト会社からの出向者であった。
大卒ホヤホヤを思わせるような若さだが、皆顔に死相が出ているように見えた。
なぜ下請けは若いのが多く、皆が皆して死相が出ているのか、理解した時には
時すでに遅しだったのだが、それはもう少し後の話になる。
195 :
1:2005/04/15(金) 15:08:16
88 名前:YRP逃亡者(今はコンビニ) ◆a8bV4TV9Jg 投稿日:04/11/03 22:54:28
確かに俺の壮大なストーリーを余すところなく伝えるには、このスレは少し
狭すぎたかもしれない。以後は、専用スレをどこかの板に立てようと思う。
専用スレをなかなか立てられなかったのは、安定して十分な書き込みをできる
自信が無かったところによるのだが、最近投稿を控えている内に原稿が溢れそ
うになってきたのでそろそろ機は熟した。
短い間であったが、このスレで率直な感想を述べてくれた2ちゃんねらー
達にも感謝する。それでは、どこかの板のどこかのスレで、会いたい人達だけ
でもまた会おう!
196 :
1:2005/04/15(金) 15:09:07
197 :
1:2005/04/15(金) 15:10:19
810 名前:YRP逃亡者 投稿日:05/01/03 14:49:33
あれは昨年の年明けの事だった。
上位の上位会社の開発本部長(通称「インパール提督」)が元旦早々に
大会議室で新年の集会を開いた時だった。俺達に正月休みなどは当然
の事ながら無く、上位会社のSE達も緊急に招集がかけられ、中には海
外旅行先から呼び戻された者もいた。
集会の進行を取り仕切る部長(通称「ポートモレスビー大佐」)の挨拶
は手短に終わり、安心したのも束の間、次の言葉が出てきた。
「これより、インパール提督による『精神論』の講話が行われる。皆
の者、心して聞くがいい」
その直後に、体育会系社員達による
「インパール提督バンザーイ!」「インパール提督バンザーイ!」
といったハヤシが連呼された。そして、提督の講話が実に4時間にも
渡って続いた。
「開発部隊の諸君、本日は今年度の勝利を確信するために、急遽集会
を開かせてもらった。(以下、4時間分を省略)」
全員が「休め」ではなく「気を付け」の直立姿勢のまま聴講する事を
強いられた。最後に、提督は何度も「各個撃破」の単語を強調した。
198 :
1:2005/04/15(金) 15:13:59
Phase8より
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/prog/1106234370/ 9 名前:YRP清掃作業員 投稿日:05/01/22 21:06:29
10万行に及んだソースコードも清書作業によって3万行程度になりとても
見通しが良くなった。ところがソースコードレビューで一斉に罵声を浴びた。
「前のコードとコメントは全て残すのが規則だったはずだ。」
結局3日間に及んだ清書作業は水の泡となったが、ソースの全体像を把握
できただけでも収穫だった。昔のソースに今のソースを付加する形にして
再度レビューに挑んだ。だがそこで驚愕の指摘を受けた。
「コメントはCコンパイラで通るように /* 〜 */ を使うのが決まりだ。
// や #if0 はコメントとしては全て却下だよ。」
「あの・・・今回の作業でコメントにした所は /* 〜 */ を使いました。
//は以前の担当がコメント化したのであって・・・ 」
「それも直せ。それも依頼した仕事の内だ。」
部下達はエディタを開いて手動で直す気でいた。さすがに無謀すぎるので
ある行で // が現れたら //→/* そしてその行の行末に */を付加する
Perlスクリプトを作成した。この作業は1日で終わるだろうと思っていた。
199 :
1:2005/04/15(金) 15:14:37
10 名前:YRP清掃作業員 投稿日:05/01/22 21:10:53
しかし実行した結果思いも寄らぬ障害が発生した。元々 /* */ が含まれる行を
// で行全体を無効にしている行が多数あり、その結果、コンパイラを通すと
コメントが入れ子になっている警告が大量に発生したのだ。元々行の中にある
/* */ を削除したら昔のコードをコメントで残す決まりに抵触する。我々は自動化を
諦め、無数とも思える /* ・・・ */ /* 昔のコメント */ /* ・・・ */ な形のコメント化、
#if 0 〜 #else 〜 #endif を /* */ で1行1行コメントに修正する
作業をエディタで手作業で行った。この作業に総力戦で丸1日を要した。
3度目の正直でレビューに挑み、やっとOKが出た時には正直全身から力が抜けた。
だが次の言葉でお小水を漏らしそうになってしまった。
「じゃあ集計取るから、追加行数、削除行数、変更行数を報告してね。
// を /* */ に直したのはどれにもカウントしないから注意ね。」
これでは差分ツールは使えない。報告起源は明日中。集計作業は困難を極め、
徹夜に及んだ。結果を検算するとどうやっても行数が合わないが、そこは
もはや確認する時間が無く、えいやあで提出した。俺を残して部下は全員
定時前に帰宅させた。俺もそろそろ帰ろうとしていた時に依頼主から確認が来た。
「これ、こっちで集計すると値が全然違うんだけど、どうやって集計したの?」
徹夜して集計した値を提出後2時間も経っていないのに依頼主はどうやって集計したのか?
「手で数えました」
「は?プリプロセッサだけ通して有効なコードだけ抽出して空行を抜き、差分ツールに
かけるんだよ。そんな事で徹夜したのか?」
もう俺には何も言う事ができなかった。
200 :
1:2005/04/15(金) 15:15:08
14 名前:YRP逃亡者 投稿日:05/01/22 22:56:50
コメント行の話は前スレに報告した内容が元になっているようであるが、
俺達は更に「各行72文字以内とすること」という厳しい制限をかけられていたのだ。
したがって、「//」を単純に「/*〜*/」にすると2文字増えてしまうのだ。10万行の
中でその問題が起きた箇所は予想以上に多く、俺達は徹夜による修正作業を余儀なく
されたのだ。
何故1行に72文字の制限があるのか、俺の上位会社の担当も答える事は出来なかった。
それでも俺達は、プロジェクトの規律を遵守して、その指示に従ったのだ。
その過程で部下の上等兵Aが一時的に故障してしまった話は、前スレを参照して欲しい。
201 :
1:2005/04/15(金) 15:15:42
152 名前:YRP逃亡者 投稿日:05/01/31 22:58:58
デスマ風景のライブ映像配信機能。
これ付けたらすごく売れると思う。
202 :
1:2005/04/15(金) 15:16:10
329 名前:YRP逃亡者 投稿日:05/02/15 21:35:34
俺達の開発した機種では、開発本部長「インパール提督」による『精神論』を
音声で再生する機能がプロトタイプまでは付いていた。実は本人に無許可で
派遣チームの一つがデスマの憂さ晴らしに組み込んだらしいのだが、テスター
要員が偶然にもそれを発見して祭りになった。
「重大な機密漏洩を水際で食い止めるコトが出来た」
と、ポートモレスビー大佐(品質責任部長)が胸をなでおろしたものだった。
インパール提督の『精神論』は宴会の席か、毎日の昼休みの社内放送か、いずれか
を録音して流用されたらしい。
今になって思えば、あの機能は削除されない方が売れたと思う。話題性はあったと
思うのだ。少し残念な思いだ。
203 :
1:2005/04/15(金) 15:19:24
204 :
1:2005/04/15(金) 15:44:34
205 :
1:2005/04/15(金) 15:44:59
206 :
1:2005/04/15(金) 15:45:18
207 :
1:2005/04/15(金) 15:45:29
208 :
1:2005/04/15(金) 15:45:43
209 :
:2005/04/17(日) 21:03:52
保守しとこ
ぐぐったらかなりの数のブログからリンクされてるみたいでびっくり。
軍曹殿一躍人気者だな。
今後物書きで食っていければ負け組から一気に勝ち組になれるかもしれんな。
まあそうなったら某結城氏や某山崎氏見たく叩かれる対象になってしまう訳だが。
211 :
元軍曹:2005/04/18(月) 23:25:14
戦艦「三笠」を遠目に眺めて、俺達は夜にドラム缶をよく囲んだものだった。
小隊がまだ生きていた頃が忘れられない。あれは最高のチームだった。
亡き曹長の魂がいつも見守っていた。俺は曹長の忘れ形見のギターを弾いて、
皆と心を一つにしたものだ。いつも最後は決まって、尾崎豊の「街路樹」を
皆で声を合わせて歌ったものだ。最後の絶叫部分は俺の役だった。
俺は彼らに明日の生きる勇気を注ぐ為に、全身全霊をかけて
叫んだ。感極まってギターでドラム缶を打ちのめして、部下に
止められた事もあったなあ。曹長殿に申し訳ないとは思った。
212 :
元軍曹:2005/04/18(月) 23:31:09
曹長殿、貴方のギターは傷だらけになってしまいました。
とうかお許し下さい。俺が一生守っていきます。これでまたいつか、
貴方の理念を若者達に伝えていきたい。
結局軍曹は携帯の何を作らされたんだ?
名無しさん Date: 20050417160201
開発が遅れに遅れたといえば…
D900iかな?
結局できが半端でアプリのFFやDQは動作対象外機種にされたしね。
215 :
仕様書無しさん:2005/04/20(水) 20:46:30
>213
伝説。
216 :
:2005/04/24(日) 23:03:25
軍曹来ないな。
その日は久しぶりの総員出席命令が下り、インパール提督が壇上に上がった。
『また精神論の演説か・・・』誰もがそう思ったが今日の切り出しは違っていた。
「諸君、これから話す事は本来喜ぶべき事である。だが・・・」
そう、なんとこの強行軍を続ける我々に増援部隊が派遣されると言うのだ。
それも我々のような右も左も判らない烏合の衆ではなく、かねてより携帯開発に
携わっていた経験者だと言う。だがインパール提督の言葉は重かった。
「諸君!これは重大な試練と言わざるを得ない!諸君は残念ながら大本営に
その働き振りを充分に認めてもらえなかったのだ!これはっこれはひとえに
私の責任である!許してくれ皆の者ぉぉ!」
滝の様に涙を流しながら崩れ落ちるインパール提督。そこへ体育会系の士官が
駆け寄り大声で叫んだ「違います提督!私が!私がしっかり監視しなかったせいでありま!」
「提督は悪くありません!」集合した派遣の中からも同調する者が次々と現れた。
「私の力不足です!」「月月火水木金金!これからは(今でもそうだが)休みは
要りません!」
周りに集まってきた群衆をなぎ払うかのようにインパール提督は立ちあがり叫んだ
「やめい!お主らはこれからのプロジェクトを背負うべき未来ある若者じゃ。
散るのは我々士官で充分なのじゃ!今日まもなく増援部隊が到着する事になっておる。
わしらの仕事は増援部隊にお主らを引き継がせる事じゃ!よいか、お前達・・・」
そう提督が言いかけた時であった。講堂の外から一糸乱れぬ行進の足音とある掛け声が
聞えてきたのは。
『♪頑張って〜頑張って〜仕事っ』ズザッ
『♪頑張って〜頑張って〜仕事っ』ズザッズザッ
これは・・・ニュージーランドのラグビーチーム「オールブラックス」の
試合前に行われるウォークライと呼ばれる団結の儀式・・・のパクリ・・・
今は閉められている講堂の玄関前まで行進がやってきた時、
なんかいいところで止まってる。
安西先生、続きが読みたいです。
>>193 >その日は久しぶりの総員出席命令が下り、インパール提督が壇上に上がった。
今、派遣されている所と同じだ。orz
220 :
:2005/04/30(土) 00:59:10
221 :
軍曹に会いたい:2005/05/01(日) 01:35:47
軍曹、ブログの世界でヒーローだな。
再就職厳しいんならそこに纏めて掲載されているハナシを印刷して
職務経歴書として添付すれば、どっか1社ぐらいは同情して雇ってくれる
んでねーの?うちんトコも末端に近い下請けだけど、軍曹が来たら採用
しそうな雰囲気だぞ。
就職活動先を神奈川県南部に絞りなさい。話はそれからだ。
2ch発21世紀のプロレタリア文学として、出版するか。
大手出版がだめでも、共産党から出版できるかも
>>221 守秘義務って言葉を知ってる所は雇わないだろうな。
224 :
217:2005/05/02(月) 02:57:14
あそこに同席した人間はここにも居るはずだ!
あのあと何が起こったのかだいたい知ってるはずだから
誰かつづきを頼む!
225 :
仕様書無しさん:2005/05/02(月) 11:10:36
軍曹の出戻り再就職面談を、インパール提督が正面にから受け止める
という光景を想像。ハァハァ。
提督が軍曹に気付かなければちゃっかり採用だったりして。
諸君!彼は、一度は我々の元を去った。
諸君の中には、それを裏切り、または敵前逃亡と呼ぶ者も居るかもしれん。
しかし! しかしだ!
彼は再びこの地に舞い戻り、もう一度我々と共に戦うことを決意した。
何故だ!?
そう、我々は勝つからだ。我々は正義なのだ。
心の中に迷いを持つ者は、今一度、彼の姿を見て、そうして考えて欲しい。
彼の帰還が、一体何を意味するのかを、だ。
これ以上は、私の口ではなく、諸君達一人一人が自らの胸に問い、結論する
べき事だろう。
混迷の続くこの時代、道に迷う者もいるだろう。
だが、私は、諸君等と共に勝利を分かち合いたいと思っている!
「インパール提督ばんざーい! 軍曹ばんざーい!」
「インパール提督ばんざーい! 軍曹ばんざーい!」
>225 しっかり調べた上で効果的に採用すると思うなぁw
227 :
仕様書無しさん:2005/05/02(月) 23:40:05
軍曹の帰還劇に「地獄の黙視録」の冒頭シーンを想像してしまうのは
俺だけだろうか?
「横須賀・・・・、shit!」
「まだ横須賀にいる・・・・。」
>> 227
どっちかというとプラトーンのエンディングに近いと思う。
229 :
仕様書無しさん:2005/05/03(火) 00:19:28
>>228 エリアス曹長(ウィレム・デフォー)とバーンズ曹長(トム・ベレンジャー)
ってのがいたな。
主人公(チャーリー・シーン)「俺はその二人の合いの子なのかも知れない」
とか言ってたっけな。デスマの最中にプラトーンのあのBGMは似合うかもし
れない。
もうすぐ携帯電話開発から足を洗う予定だけど、
ほんと、生き延びるためのサバイバル技術(効率的な
開発プロセス、設計手法、バグを早期にみつけるためのコ
ーディング)を身につけなければ病院行きになり
かねない点においては、ベトナム戦争に近い。
むしろ、対人サバイバル技術がないとヤラれる
232 :
1:2005/05/05(木) 20:07:25
>>217 >>226 これは軍曹殿以外の現場に居合わせた方の
書き込みですよね?
誰か他にも書き込んでくれないかな。
なにこの良スレ?
最近闘うプログラマー読んだけど、
このスレあれよりオモロイかも
235 :
1:2005/05/07(土) 21:46:24
漏れも駆け出しの頃読みました。
カトラーみたいになりたい、とかこんな大きなプロジェクトに
携わりたい、とか夢は持っていました。
徹夜とか机の下で寝る、とか大変そうでも夢があっていいなぁとか。
でも携帯開発って夢がないんですよね。
漏れが甘いだけですかね。
236 :
仕様書無しさん:2005/05/08(日) 01:03:04
夢見ることのできなくなった日本人技術者達・・・かあ。
仕事に夢を求める時点でアレだな
兵隊とサラリーマンは仕事に個人的感情を持ち込んじゃイカンそうだ(;´Д⊂
納期半分、期間半分、単価下降、その代わり品質は倍精度。
こんな状況で何処から夢を見つければ良いんだろう・・・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
夢 = 他をあたる
>>239 なんで、携帯電話開発にそこまでこだわるの?
人生すりつぶすだけだと思うけど。
242 :
1:2005/05/11(水) 00:33:41
>>241 私もそうなんですが、別に携帯電話開発に
こだわってるわけじゃないんですよ。
会社に行け、と言われて行ってて、こっちも
仕事なんで。他にいい仕事があればいいんですけど。
そうそう良い話もないし。
行け、と言われて行く。こういう受身の人間だから
今の立場と状況に置かれていることもわかってるん
ですけどね。
漫然と生きるより、何かに打ち込む方が
人生として充実していると言える。
携帯開発は時代の最前線の製品を生み出す
素晴らしい職業。よゐことじゃないか。
244 :
1:2005/05/13(金) 22:05:55
>>243 果たしてそう思って仕事している香具師が何人いるか・・・。
携帯開発は生活するためのただの手段ですから
246 :
仕様書無しさん:2005/05/15(日) 09:38:24
>>243 そう言って大量のソルジャーを前線に送り込んで
死体の山をきずいてるわけですね? つД`)
247 :
:2005/05/15(日) 23:14:12
いや、廃人の山だろう。
シェルショックか。
249 :
:2005/05/18(水) 00:16:49
えーーっと。
まとめると、夢は携帯開発に投入された時点で
なくなる、ということでOK?
プログラマになった時点で無い
やりきれないほど 帰りたいときがあるわ 遅れていても
しゃべるくらいなら 自分のことをしたいの 夜中のミーティング
そうみんな 自己保身 責任が弱い者へと 回ってる
なにを どうすれば よくなるの
答え見えない デスマのPGたちね
割り込みキター 動け今すぐ
ドキュメントを 作れ今すぐ
評価も 頑張った分 上げてもらえない
なんてね 寂しい
邪魔をしないでよ メールを読むのもご免 手一杯なの
間に合わないこと 感じているのよ誰も 言わないだけで
そうみんな 隠してる 希望的観測ばかり 飛んでる
どんな アラームが 欲しいの
話聞かない 裸の王様たちね
担当イネー 呼び出せ今すぐ
バグの原因 つかめ今すぐ
ここで 終らせないと ヤバいとわめいても
何にも ならない
252 :
仕様書無しさん:2005/05/18(水) 13:52:47
午後の1時間が仕事せずにこのスレで消費されたw
仕事しろよw
ほとんどネタなんだから
254 :
仕様書無しさん:2005/05/19(木) 10:09:56
なにー?だまされたorz
256 :
1:2005/05/21(土) 00:41:29
>>254 そもそも2chのカキコなんて本当か嘘かなんて
確かめようがありません。
本当か嘘かは貴方自身の責任で判断して下さい。
私は自分の置かれてた現実と照らし合わせて、
軍曹の言ってることを信じてるだけです。
こうゆう悲惨で楽しい逸話がのってるHPないの?
>> 257
守秘義務があるから、なかなか外にでないyo
259 :
仕様書無しさん:2005/05/21(土) 23:58:02
軍曹は再就職するのに自分で自分の首を絞めてないか?
どーせまだコンビニにいるんだろーな(この部分がスゲーリアルに感じた)。
260 :
仕様書無しさん:2005/05/22(日) 00:30:28
そして軍曹の話は数年後には携帯業界の昇級研修で題材として
大いに活用されるのであった。
「こんな時代もありました」っつーことで。
>「こんな時代もありました」っつーことで。
こんなぬるい時代もありましたってか。w
少なくとも、逆はあり得ん。
262 :
仕様書無しさん:2005/05/22(日) 01:00:01
携帯業界への復帰は無理だべ。
俺の職場でも軍曹の話がMLで出回ってるぞ。
>>262 うそ、大げさは良くない。MLで2chが出てくるって、めでてー会社だこと。
>>262 私用でML使うヴァカ会社はどこでつかw
265 :
仕様書無しさん:2005/05/22(日) 21:08:10
軍曹の話が読みたい。
軍曹 щ(゚Д゚щ)カモォォォン
携帯本スレの9は、誰も立てないの?
>>軍曹様
昨日、ある出版社からこのスレの内容を
雑誌に掲載したい、との連絡が来ました。
軍曹様(あとひろゆき氏もですが)がよろしければ話を
すすめたいと思っているのですが、よろしいでしょうか?
よろしくお願いします。
最近、出版社で2ちゃんネタが増えてきたなあ。
原稿料が少なくて済むからなのかなあ。
269 :
元軍曹:2005/05/26(木) 21:19:20
>267
俺は構わないので、ひろゆき氏がOKすれば構わないのではないだろうか?
著作物の権利関係を考えると面倒くさいので、仮にそれが売れたとしても、
俺は何も求めない。俺は只書きたかった事を書いただけなので、今後自分の
人生で何かまた伝えたいハナシが降ってくれば、またどこかで書くかもしれ
ない。いや、きっとまた書くと思う。
笑わないプログラマ管理人様へ:
俺のつたない独りよがりな文章を、日の当たる場所に紹介してくれて有難う。
もし本当に出版となる場合には、書き込み内容から出来れば地名は伏せておい
てくれた方がいいかな?と願ったりするのだが、ひろゆき氏が「No problem!」
と言って下さるのなら、まあいいや。
雑誌に載ったら俺も1冊ぐらいは手に取って見たいので、Blogかこのスレにでも通知
して欲しい。
では、今夜のコンビニは夜勤である。
雑誌といわず、映画化までやろう。
鬱病、自殺(いるのか?)、家庭崩壊まで追い込まれた
すべての英霊のため。。。
>> 271
ストレートに
「YRP」
でいいんじゃないか
いいのか?ワロタ
274 :
1:2005/05/26(木) 23:00:36
スレをたてた甲斐がありました(涙
> 275
あせた8mmといいたい所だが60〜70年代の話じゃないので、
ブロックノイズでまくりの荒れたMPEG4だと、今風で面白いか
もしれない。
そして軍曹は自分の記事の載った雑誌を職務経歴書代わりに
再就職面接に活用するのであった。気になる社員達が一目見ようと
集まってくるんだろうな。
>>276 いや、会社シーンは見ている人錯覚する程の60年、70年代感覚。
なんだか奇妙な感覚ながらも涙ながらの展開で映画は進んでいく。
そして、最後、軍曹が山登りをするシーンはカラー映像。
軍曹が投げ捨てようとしている携帯をズームアップ。
日付で実は現代の話だったと分かる・・・とかかっこよくない?
真面目な話、携帯開発ってどこもこんな感じなんですか?
もっとひどい
>>軍曹様
ご了承ありがとうございます。
地名を伏せることに関しては先方に伝えておきます。
(というかすでにこのスレを見ているような・・・)
今のところは企画の段階で、来週の会議の後に
詳細について話す、ということになっております。
話が進み次第、またご連絡差し上げます。
282 :
279:2005/05/27(金) 03:10:25
ちょうど派遣会社に登録したばかりです。
「携帯の中身を作る仕事って興味ありますか?」と言われて
ちょっと興味持ちましたが、此処読んでドン引きしました・・。
派遣はマシだぞ
いざとなれば逃げれるから
284 :
279:2005/05/27(金) 04:43:15
ちょっと悲しくなった・・。
現在携帯開発に携わっている方々、体を壊さないようにね。
>278
60年代って日本ではクレイジーキャッツが無責任シリーズやってたんだよな。
華やかな携帯電話市場の陰では、的な演出希望。
>>279 面白いから行け。
ネタにはなる。死ぬなよ。
287 :
仕様書無しさん:2005/05/27(金) 22:04:58
288 :
仕様書無しさん:2005/05/28(土) 13:18:53 BE:124224588-#
>>281 出版するならYRPって固有名詞はヤバイかもな。
289 :
1:2005/05/28(土) 21:08:59
でもYRPって入ってないと面白くない気がします。
>> 288
廣島とか、大刀よりかは、抽象度は高いしましだろ。
でも、キャリアはバレバレか。
>>289 面白いとかの問題ではないだろ。
便所の落書きレベルならともかく、
出版とか表向きな活動を考えてるなら
そういう点に配慮できなきゃダメだ。
そういうのを判断するのは出版社の仕事だろ。
>270
「バーンアウト」の方が、この仕事の本質をあらわしていいと思う。
出版するなら、自演で自画自賛してたのがばれたのも切なくも悲しいエピソードしていれてくれw
コンビニのレジ打ちってもしやKQshop
297 :
仕様書無しさん:2005/06/01(水) 00:59:25
>296
いや、基地局側かもしれないぞ。
>>298 うわー、RNCってメチャクチャ懐かしいなぁ。
まだ新横とかYRPでやってるのかな。
300 :
仕様書無しさん:2005/06/01(水) 21:38:52
>298
お前、F/Nに何か恨みでもあるのか?
必死過ぎるぞ。ぷぷぷ。
普通は恨みがあったら実名晒させると思うけどな。
302 :
仕様書無しさん:2005/06/02(木) 02:08:41
軍曹の文章からは、開発現場に対する恨みではなく未練が伝わってくる気がするな。
303 :
仕様書無しさん:2005/06/06(月) 10:18:59
保守age
304 :
1:2005/06/07(火) 01:01:29
最近、軍曹殿来ないな。
自分も相当酷い目に遭ってきたつもりだったが、これに比べればかわいいもんだと感じた。
てか、他はほんとにこんなに酷いのか?少なくともうちの会社では外注と社員の扱いは別に差はなかったし、
てか外注の人のほうが詳しい人とか多くてよくレビューとか頼んでたし設計とか仕様決めとかにもがっつり絡んでたし。
そもそもちゃんとした選定なしで外注を選んだり下請け使ったりしてる外注雇ったりとか正直ありえない。
朝帰りとか休日出勤とかホテル缶詰はともかくとして、みんな仲良かったし、ものつくりとしての楽しさはあった。
まぁこんな酷いところは今後は逆に淘汰されていくんじゃないかと思う。
306 :
仕様書無しさん:2005/06/08(水) 12:40:06
会社の説明聞いて転職考えたが、詳しく聞いてみると携帯の開発部隊が足りなくて、
そのための要因確保のために奇麗事を並べまくってた。
すげー人が足りないらしくて断りの電話したのに、
色々と引きとめようとしてたのが哀れでなんともいえない。
軍曹のところはプロジェクトリーダーの首を挿げ替えたらかなり良くなるのではないかと思った。
309 :
仕様書無しさん:2005/06/08(水) 22:08:01
>308
その上の「インパール提督」から挿げ替えなきゃダメじゃないの?
>>309 インパール提督って牟田口廉也を想像する。
>>310 他に誰がいるよ?<インパール提督
田中新一でもいればまだマシになるかもしれんが、辻正信が追加されるデススパイラル
あ、間違えた
田中新一→佐藤幸徳 に置き換えよろしく
313 :
元軍曹:2005/06/10(金) 22:11:14
最後の部下であった上等兵を失ってからと言うもの、俺は派遣社員の一部となって
それまで以上に過酷な労働環境に身を置く事となった。派遣の仲間はそれなりに
出来たが組織的な結び付きは無いので、仕事仲間のような絆ではなくクラスメートの
ような関係だった。
自分も次第に組織的な能力を失っていくのを感じ取れた。
そんな中でも俺を慕って付いてくる新人の派遣社員がいて、部下のいなくなった俺は
彼を少しばかり育てる事にした。VBAの片言しか知らずに携帯アプリ開発に入ったのは
無謀としか言えなかったが、俺は彼に以前失った二等兵を重ねてしまった。
俺がまだ18歳の二等兵だった頃、曹長殿が毎日夕方から夜にかけてC言語講座を開いて
くれたものだった。会社には十分な教育資金が無かったから、チームの中で先輩が後輩に
教えた。先輩でも教え切れない問題は、上司が一緒に加わって教えてくれたものだった。
曹長殿はいつも皆にそれ以上に己に厳しかった。曹長殿の指導には厳しさと愛情があった。
今一人になってしまった俺の姿を曹長殿があの世から見ていたとしたら、俺はあまりにも
みじめだった。誰よりも曹長殿には申し訳が立たなかった。
そんな物思いに耽っている俺の元へ、新人の派遣社員がC言語を教わりに来た。見たところ、
新人なのに指導すべき先輩も上司もいないようだった。放っておけば体育会系社員達による
理不尽なシゴキに会うのは明らかであった。
新人・・・派遣社員には階級を与えられなかったので、単に'X'と表す。
>> 307
要求が固まっていて、設計がちゃんとできていて、
製造フェーズで人が足りないのはまだよい。もしそうでない場合、
オハマビーチや、スタリーングラードや、ベトナム並の悲劇が
起きる。
315 :
元軍曹:2005/06/10(金) 22:56:58
新人'X'は、俺と同じく高校を出てすぐにIT業界へ入ったらしく、それまでに技術教育
などというものを受けた事が無かったらしい。俺は彼の当面必要な技術を少しずつ教えた。
派遣社員同士の絆はそこでは上位会社ほどでないが薄かった。だから俺たちの子弟関係は
あの小隊の時よりはずっと原始的なものであったが、周囲の目を引いた。
やがて、俺たちの芽生えかけた子弟関係に上位会社の体育会系社員が目を付け、一緒のチーム
に組んでくれた。体育会系社員は、そんな絆は大切にしてくれるようであった。
体育会系社員達達は、派遣の一員になってしまった俺の事を「軍曹」と呼び続けた。
それに習って新人'X'も俺のことをそう呼ぶようになってきた。
小隊が解散してから俺は自分の居場所というものを失いかけていたが、新人'X'に
プログラミングとネットワークの基礎を教えていくに従って、何かを取り戻していけそうな
気がしてきた。すぐに全部でなくてもいい。少しずつまた築いていけばいいじゃないか、
そう思えるようになってきた。
316 :
元軍曹:2005/06/10(金) 23:02:15
伸びる新人と潰れる新人では、スタートで大体運命が決まっている。
戦術経験を学びながら徐々に仕事内容をレベルアップさせられる環境にいる者で、本人に
志があれば伸びる。しかし、右も左も分からぬまま指導もなしにいきなり火の吹いたデス
マーチに放り込まれた者は殆どが潰れていく。しかし、どちらのタイプも基本的な性能は
大して変わらないのだ。
俺はたまたま曹長殿の元で育ったから生き残っていたが、多くの人間は最終学歴で社会の
階層に割り当てられていく。
新人'X'はプログラミングに対してそれなりに情熱を持っていて、仕事ではまだデバッグ
のアシスタントであったが、毎晩家でPCに向かって俺が教えた事を実習しているようだっ
た。配列をポインタ操作できるようになった時には、嬉しくて夜も眠れなくなってしまっ
て、翌朝眠い目をこすりながらも俺の言うことを熱心にノートに取っていたものだった。
彼には、周囲の派遣社員以上のハングリー精神があった。
聞くと、本当は大学に行って情報工学を学びたかったのだが、親父さんが失業してそれも
叶わなかったらしい。だから仕事をしながら技術を学ぶ機会を探しているようだった。
更に聞くと、夜間大学へ行くために貯金をしていると言う話だった。同年代の派遣社員が
ローンで勝った車を自慢し合っているのを横目に、彼は真面目に金を貯めた。
俺も「学校さえ出ていれば」、と思った事もあったが、曹長殿と出会えた運命こそが
大きな価値を持っていた。
317 :
元軍曹:2005/06/10(金) 23:23:11
新人'X'には頼るべき同僚も上司も先輩もいなかった。
俺はいつのまにか上位会社の若手社員にまでプログラミングを教えるようになってきた。
俺と派遣の新人'X'、そして上位会社の新人'Y'。奇妙な組合せであった。
国立大学の大学院を出た若手'Y'は、高卒の俺が現場経験で学んだ知識に謙虚に耳を
傾けてくれた。上位会社では先輩が後輩の面倒を決して見ないので、いつしか俺たち
3人は一緒に昼食のカフェテリアへ向かう仲となった。そのせいかどうか分からないが、
若手'Y'の同期の皆が顔が強迫観念に引きつって生気を失っていくのに対して、若手
'Y'はいつも爽やかな笑顔を俺に向けてくれていた。
実のところ若手'Y'は俺の上位に位置するわけなのだが、
「僕は軍曹の事を信じてますから」
と謙虚な姿勢であった。その上には例の特攻隊長がいるのだが、若手'Y'は俺たちを
精根尽きるまで使い倒すように日々プレッシャーをかけられているようだった。
俺たちのその奇妙なチームは時々一緒に飲みに出かける間柄になった。
決して、あの小隊の再構築ではなかったが、それでも酒の席では俺たちは本音で語り
合えた。俺は飲み会の後でカラオケを梯子するような時には、決まってオザキユタカ
を歌った。酔いと膨らむ思い出に涙が出そうになった事もあった。
しかし、過去は過去だ。前を見なくては、
少しずつそう思えるようになってきた。
俺が最後に逃亡を決心する3ヶ月前であった。
結局また職場放棄かよ!!
続きが気になりますね
来週からYRP5常駐になります。アヒャヒャ。
321 :
仕様書無しさん:2005/06/11(土) 23:40:36
軍曹の小隊が崩壊してから最後に軍曹が逃亡するまでの間にまだ何かあったのか。
もっと聞かせろ。
322 :
仕様書無しさん:2005/06/15(水) 12:50:20
「YRP」ってなんですか?
すげぇな・・・
で、質問なんだけどこの端末がドコモのNってホント?
後さ、他の携帯電話の開発もこんな感じ?
>>327 エラー
・不正な操作が行われました。最初から操作をやり直してください。
>327
マ板のやつがURL貼る時にサラのブラウザで試してみなくてどうする・・・
どいせセッション必要とかPOSTパラメータ必要とかだろ? それぐらい分かれよ。
>>329 意味不明。日本語から勉強し直して下さい。
>332
「に」でもあってるぞ。日本語勉強し直せ。
┐(´ー`)┌
多分軍曹の仕事場のプロジェクトリーダーは保身に走ってるね。
ヒラのからの逆評価制度入れたのかな?
>>336 >YRP野比駅からバス5分
バスの動いてる時間には出退勤できない罠。
>>338 いや、網側の仕事みたいだから、それほどでもないんじゃないの。
実は車の中で延々FTだったりして。良くある話さ。
あれは車酔いするよなー。
保守
YRP懐かしいな
>>338 極端な時間以外常にタクシーいるだろうから無問題。
無くても歩けるし。。。
明け方にあの長いトンネル歩いているとちょっと悲しくなる
344 :
仕様書無しさん:2005/07/01(金) 22:49:25
軍曹元気かな?
345 :
1:2005/07/01(金) 23:41:37
346 :
仕様書無しさん:2005/07/02(土) 00:03:59
軍曹はつまり、社会的にマッサツされているようにしか見えないんですが。
自分で掘った墓穴に、見事に嵌って抜けられなくなったな。
これ、出版されたら買っちゃいそう。
ものすごくリアルだ。
以前あった出版の話は没になった?
話が来てからそんなに経ってないだろ。
新聞じゃあるまいしそんなに早く実現しないよ。
>> 326
電車男みたいに、書き込みをそのままのせ
るわけじゃないのか。。。
352 :
仕様書無しさん:2005/07/02(土) 15:05:39
出版されたら守秘義務違反で訴えられたりするんじゃねーの?
>> 352
個人が特定できない以上、訴えようがないと思うけど。
つ[アクセスログ]
個人名や業務内容をそのままずばり書いている訳じゃ無し、
問題ないだろ。
モデルはいるかも知れないが、創作ですでお終い。
356 :
仕様書無しさん:2005/07/02(土) 22:52:55
>> 352
末期の帝国陸軍をビジネスモデル特許にしようとしている会社なら
訴えるかも知れんな。
>> 348
特に、実務経験者は強烈なフラッシュバックが見舞われるだろう。
20年後ぐらいに、NHKスペシャルやNTVのドキュメントで放映さ
れるかな。
農協の帽子をかぶったおっさんが、「昔っさ、携帯開発しとっ
たさ。現場から逃げ出すと、上位会社の管理者が鎌や、銃持って追
ってくるっと。倒れたり、死んだ奴は、人柱として、試作の携帯やバ
グレポートと一緒に裏山に埋められると。そりゃもう、怖くて怖くて、
必死でデバックしたとよ。
(頭抱えながらため息をついて、涙目になりながら)あの仕事
しとったおかげで、BarやCafeいったり、海いったり、ナンパし
たりといった人間らしい生活ができんかった。 わしの人生、全
部携帯にとられてもうた。でも、五体満足で生きてかえっただけ
ましかもしれんな。今でも、心やられて病院いってまともに働け
んかったり、仙人みたいに山にこもっとるもんもおる。。。」
2れ たっグ必 した部まん
どこをたて読みするんですか?
これ端末の話?漏れ網側だけどけっこう近いものがある。休日出勤
したのにこれ読んで仕事にならなかった
360 :
仕様書無しさん:2005/07/04(月) 02:00:50
このスレを職場で先輩が印刷して、壁の掲示板に画鋲で止めて貼っておいたら、
翌日にはむしり取られて画鋲付近の部分だけ残っていた。
「2ちゃんねるを掲示板へ貼り付けたものは速やかに自首するように! by総務」
みたいな張り紙が代わりにあった。
先輩をチクるなんて、俺には、俺には、
できません!
でも、チクりたい・・・。実名を、ここで打ち込んでしまいそうだ。
バレたら先輩、デスマ部屋へ放り込まれちまう。
でも、そんな先輩を、見てみたい。ハァハァ。
チクッた奴も同罪とかいって同じ罰を与えられた経験ない?
中学、高校のときとか。
ケンカ両成敗じゃないけど、出すぎたまねをして痛い目にあった経験がある。
机は?
@いわゆるスチールデスク
A大型テーブルを4〜6人で使用。奥行きが無いためCRT不可。
B長机を二人で使用。ノートPCか液晶コンパクトデスクトップのみ作業可。
椅子は?
@いわゆるOAチェア
Aパイプ椅子
B学校の理科室みたいな椅子
空調は?
@冷暖房完備
A扇風機とオイルヒーター
B夏は窓全開のみ。冬は石油ストーブ
>>360 職場で印刷って串ログ取られてないのか?
何と平和な職場だ。
>>362 @いわゆるスチールデスク
@いわゆるOAチェア
@冷暖房完備
364 :
1:2005/07/04(月) 23:25:00
>>362 東京の西の方はこうでした。
A大型テーブルを4〜6人で使用。
@いわゆるOAチェア
@冷暖房完備
365 :
仕様書名無しさん:2005/07/05(火) 22:02:31
B長机を数人で使用
@OAチェア(早い者勝ち)
C冷房のみ
>360
これを重ね貼りしとけ
┌────────┐
│ ↑ を掲示板に .│
│貼り付けた総務は..│
│速やかに │
│自首するように │
│ │
│ _│
│ by 2ch |/
└───────
もうすぐYRP逝きが決定してる漏れ様が来ましたよ。
なんていうか・・・YRPに逝く前にこんなスレ見るんじゃなかった orz
南武線沿いの某所で訓練受けた後にYRP逝くんで、皆様どうぞよろしくお
願い致します・・・
つか、転職すりゃいいじゃん。
転職するたびに給料上がるし、一石二鳥だぜ。
369 :
仕様書無しさん:2005/07/06(水) 10:38:12
痛いには最初だけで、すぐ慣れるよ。
だんだん良くなるホッケの太鼓
#つうか、下らないエロネタで上げるな>369
371 :
仕様書無しさん:2005/07/06(水) 20:02:56
携帯開発やってて俺はつくづく思うことがある。
どうしてみんな、こんな先の見えない不安定な仕事を
何も考えずに出来るんだろう・・・と。 俺は不安で仕方
ないよ。 仕事は楽だが、先は無い。 そんな場所。
372 :
1:2005/07/06(水) 23:15:14
>>371 何か考えてたらとても携帯開発なんてできないのでは?
悲しい。
先は無いけど、今日やる事は掃いて捨てるほどあるしな。
374 :
仕様書無しさん:2005/07/07(木) 22:49:44
>>372 > 何か考えてたらとても携帯開発なんてできないのでは?
俺にとっては、そうでもないよ。 今も毎日暇で事業所内で
ブラブラしてる。 俺が担当してる箇所はもう出来てるしね。
しかし、暇だと色々と考えてしまうよ。どう考えても、数年先
には年取って、退職するより他に道もなくて。携帯端末なんて、
特殊なプラットフォームでの仕事なんて、どんなに詳しくなっても
他の仕事のために役立つ訳でもないし。
みんな、どう思うよ?
375 :
1:2005/07/08(金) 00:38:37
>>374 確かにいくら携帯の仕事続けても、他の例えばオープン系
いったって役には立たないよね。
設計の技法や検査の仕方なんつー普遍的なスキルは身につくけど。
でも普遍的なスキルなんて別に携帯以外でも身に付くし、身につける
ためだけなら携帯開発はきつ過ぎるよね。
メーカの人間なら将来的には商品企画に行けるかも知れないけど
末端の会社じゃそんなこともないだろうし。
やっぱり携帯開発だけだと自分の将来を考えちゃうよね。
漏れオープン系システム開発やってるけんど、元携帯開発やってたヤシがいるよ。
技術にも設計技法にもついてこれねえくせにプライドが高くて使えネェ。
ここ読んで携帯が大変なのはわかったけんど、
足引っ張ってるならもっと謙虚になるべきジャマイカ?
携帯開発に返品してえよ。
377 :
371,374:2005/07/08(金) 02:10:38
>>375 >>376 例えばフリーで仕事したいと思った時は、やっぱりオープン系の
方が案件の数が多いから、仕事に有り付ける可能性も高いだろうし・・・
Brewだの、symbianだの、OSEだの、iTronだの知ってても、携帯開発
の現場から離れたら、まず仕事は無い・・・ つくづくそう思うよ。
トップになれば、腐るほど仕事はあるよ。
つーか、今携帯アプリ作れるやつ探してるんだが。
何アプリ??
PIMはいやづら
素朴な疑問
携帯を開発してるところって各県ごとにあるの?
それともどっかで一括して開発してるの?
382 :
仕様書無しさん:2005/07/08(金) 10:36:03
携帯電話つったら最先端だろ。何で先がないとか使い道がないとかいってんだ?
処理的にもリアルタイム双方向通信って、一番使える所じゃないか。
テスターで1日中、携帯投げてる奴は不安かもしれんが。
383 :
377:2005/07/08(金) 20:18:03
>>382 「リアルタイム双方向通信」って、他にそれが使える
仕事を教えて欲しいくらいだ。
384 :
仕様書無しさん:2005/07/08(金) 20:19:12
385 :
仕様書無しさん:2005/07/08(金) 20:20:50
>>378 派遣常駐なら、携帯でなくても今は有ると
思いますが・・・ 自身が会社に貢献できる金額に
明確な上限が存在するので、収入は一定ラインが
天井というところが携帯開発の情けなさ。
386 :
仕様書無しさん:2005/07/08(金) 20:45:15
>383
リアルタイム双方向通信ができるなら、片側通信やバッチ処理なんか簡単だろう。
携帯の中のプログラム作ってるけどアプリ担当なので
通信の「つ」の字も出てこない
組み込みの「く」の字も出てこない
で?
フルブラウザやるよっヽ( ´ー`)ノ
iアプリDX… orz
391 :
仕様書無しさん:2005/07/09(土) 19:01:30
「プロジェクトは最新だけど、自分の与えられた範囲しか知らない」って言うのはよく聞くが、
もし向上心があるなら自分の担当以外も、興味を持って接してみたほうがいい。
大体、自分のやってる所がつまんねーって奴は、自分から勝手に線引きしている奴が多い。
392 :
仕様書無しさん:2005/07/09(土) 20:35:57
>>391 そりゃ無理ってもんでしょ? 守秘義務だか何だか知らないけど、
全体を見渡してる人間って本当に居るのか?という状況で、
どー見ろというのか・・・ 携帯開発に最先端求めるのはムリ。
中身は崩壊寸前の芋ソースの集まりだし。
393 :
仕様書無しさん:2005/07/09(土) 20:39:55
>>389 そんなに楽しい? どこぞが作ったフルブラウザの移植が(笑)
>> 389,391
禿胴、JDKやlinuxのソースでも眺めてた方が勉強になる。
いるんだよなー 頼んでもないのに勝手に担当外のソース見て
トンチンカンな指摘する奴 しかも、そいつの担当部分がバグだらけだから最悪
396 :
394:2005/07/09(土) 21:20:07
397 :
仕様書無しさん:2005/07/09(土) 22:36:03
>395
ギク!まさか、俺のこと?
身近に2ちゃねらーハケーン。Y本君、2ちゃんは卒業しようよ。
398 :
仕様書無しさん:2005/07/09(土) 23:24:51
デスマの現場では軍曹は英雄的都市伝説になっている。
ああ、こんな時あの軍曹だったらどうやって部下を勇気付けてくれるんだろか?
とリーダーが冗談交じりに言ってたっけ。でも部下を勇気付けようと考えてくれる
だけ、うちのリーダーはましなんだな。
399 :
仕様書無しさん:2005/07/09(土) 23:44:59
軍曹の話で一つ気になるのは、曹長の過労死ってとこだ。
本当に亡くなったのか、体を壊して退職されたのか・・・
マジに30歳で過労死なんだろうか。
400 :
仕様書無しさん:2005/07/10(日) 00:11:06
軍曹には曹長の亡霊がトラウマとなっているんだろうな。
話の脚色部分を差し引いても、そう思える。
でもそんな恩師に出会えただけでも俺より幸せだよ。
401 :
392:2005/07/10(日) 02:32:24
>>394 人に見られることを意識して書かれているソースと、
やっつけ仕事で崩壊寸前のソース。
まー所詮、やっつけ仕事しか知らない連中には理解不能ではないかと。
402 :
1:2005/07/10(日) 22:47:41
過労死か・・・。
漏れは某メーカ系のソフトハウス(かなりでかい)に
いて、既に携帯開発から身を引いて、別の仕事を
しているのだが、先月、漏れの耳に物騒な声が
聞こえた。
『2人くらい死んでも構わないから・・』
技術営業の人間が、漏れの部の別の人に何か仕事を
依頼しているようだった。これを聞いて漏れも呆然と
してしまい、話の前後は良く判らなかったが・・・。
漏れの聞き間違えであって欲しい、漏れの会社に
こんな人間が居ないで欲しい、と思った。
403 :
元軍曹:2005/07/11(月) 00:13:49
どこまで書いたか忘れていたが、そうだ、小隊が崩壊してから俺自身が逃亡する
までの話を追加していたんだった。
小隊を失って派遣社員の一員としての最低限の身分に落ちた俺は、一人新卒の派遣
社員を面倒見るようになっていた。
ある日の昼食で、俺は聞いてみた。
「君はこのまま派遣を続けるのか?それともどこかで転職して落ち着くような事は考えていないのか?」
「転職もずっと考えてますけど、暫くは今のままの方が経歴を汚さずに色々な会社を見る事ができると
思いますので」
すると、隣の席の体育会系社員が聞こえるようにわざと言った。
「派遣に身を置いている事自体が経歴を真っ黒に汚しているのを、気付かない奴がたまにいるんだよなあ」
更に食器を片付けに席を立って通りかかる時に耳元で、
「諦めろ。エンジニアか何かにでもなれる夢見てたのか?身の程をわきまえろ」
と嫌味たっぷりの口調で言い残していった。
その新卒派遣社員は凍りついた。手にしたフォークがわなわなと震え、目に涙を
溜めていた。
404 :
元軍曹:2005/07/11(月) 00:14:21
翌日から彼は職場に姿を現さなくなった。俺は心配して連絡をしたかったが、連絡先が
分からず、周囲の彼と同じ派遣会社の人間に聞いても誰一人として知る者はいなかった。
上位会社の人間に掛け合っても、
「脱走兵に対して一切の問い合わせは受け付けない」
の一点張りだった。その日から、その新卒派遣社員がまるで元から居なかったかのように
時間の流れが進んだ。代わりの派遣社員が数日後に送り込まれてきて、
「彼の面倒を頼みます」
と上位会社の担当者が、無表情で棒読みの口調で伝えてきた。まるで交換部品のような手際良さで
リプレースされたが、俺の意識はそのスピードにはすぐには付いていけなかった。何とか連絡手段が
無いものかと、その日一杯まで考えていたが、夕方には、不本意ながら断念した。
「押忍!自分はまず何をしたら宜しいでしょうか?」
言葉遣いだけは仕込まれてきているようだったが、間に合わせの補充要員として送り込まれた彼は
プログラミング言語以前の問題として、開発ツールの使用方法から手取り足取り教えなければならな
かった。途中、コメント文記述の規則について説明している時に、俺は例えようの無い悲しみに襲わ
れたものだった。
405 :
仕様書無しさん:2005/07/11(月) 19:31:41
>392
それだよ、その「無理」ってのが自分で線引いてる奴の言葉だよ。
半端に利口だからそう言い出すんだよな。試しに馬鹿になって「やってみる」事が必要だ。
失敗してもトータル的にはプラスになるぞ。
それに全部見ろとは言ってない。関係する所だけでも興味を持って見ろって事だ。
もしどこかの馬鹿がトンチンカンな指摘をしてきたら、打ちのめしてやればいいだろ。忙しい時は無視だが。
打ちのめされちゃったら、それはそれでしょうがない。その時はムカついても、いい経験だったのは間違いない。
どちらにせよ、トータル的にはプラスになるんだよ。
406 :
仕様書無しさん:2005/07/11(月) 19:44:07
あと、最先端がキレイなソースってのは妄想だな。
最先端ならキタネーのが当然。自分ならどう組むかと考える物だろう。
キレイなソース見たければ、デザパタのサンプルソースでも眺めてな。
自分で考えるのと、人のソースに感心するのでは、学習に差が出るぞ。
なんか昔いた「答えの用意されていない問題を出すと怒り出す新人」を思い出した。
プログラムも穴埋め問題にしてやらないとダメなのかな。
407 :
仕様書無しさん:2005/07/11(月) 21:17:31
>> 407
土方まるだし。俺は、汚いコードを嬉々として眺める程マゾヒストではない。
バグ容疑をかけれれば、証拠をつかむために読んでログとか埋めるけど。
それに、携帯の技術なんて10年前のPC技術の焼き直しだし。
10年は言い過ぎじゃないか
>>405 微妙に論点が摩り替わってる希ガス。
携帯のソフト開発もVBみたいにコントロールポンポン置いて
メソッドとプロパティいじってハイできあがり・・・な訳にはいかないからな・・・
誰か統合開発環境作ってくれ。
それだけで1プロジェクトになってデスマリそうだがな。でもって作ったは
いいけど開発を支援するはずの統合環境にSEが使われる(無理矢理開発環境に
合わせられる)ようになって普通にエディタでCやアセンブラ書かせた方が
コード量1/10で速度3倍!とか陰口叩かれるんだろうな。
( ´∀`)つFLASH
マジかよ、統合環境すらないメーカーってあるのか。
今まで全部統合環境上で作業してたから、あるのが常識だと思てた。
当然、統合環境整備やら支援アプリを作成するチームもある。
統合環境がないって事はDOSプロンプトを使えとか言われるのかな
413 :
392:2005/07/12(火) 03:20:29
>>405 基本的なことが判ってないみたい・・・
関係するところのソースを見ろだのと言うのは仕事の上で
必要なことなので、当たり前の話。 特に素人相手だと、
デスマってくると他人に責任擦り付けたがる奴らが多い中で、
自己防衛のために当然のこと。
410が言うように論点がすり変わってるよ(笑)
誰かが言ってたけど10年前のPC技術の焼き直しって話は
その通りだと思う。 基本的にレベルが低い世界なので、
過剰な期待は禁物。
414 :
仕様書無しさん:2005/07/12(火) 22:11:10
>413
すり替わってる?
よく読み返えしてみると、392はデスマで全部見るのは無理だって言っているのかな。
確かに「担当以外も興味を持て」は「全部見ろ」と解釈できなくもない。
俺は「関係する仕様とコード」と言ったつもりで、「全部のソース」と受け取った訳かな。
最先端も392は「プログラム的最先端」を言ってて、俺は「機能や仕様的最先端」と受け取った訳か。
そうなると392の意見に異論はないから俺の発言は取り消す。
ただ407、408の言うように俺がドカタだとすると、407、408はデジタルブルジョアなのか?
どんな仕事してるのか非常に興味がある。教えてくれ。
PC技術って言ってる時点でアプリ屋なんだろ
ほっとけよ
416 :
仕様書無しさん:2005/07/12(火) 22:26:04
ところで軍曹の話に出て来た奇麗な経歴ってこういうの?
--------------------------------------------------
経歴書
○田 ×郎 35歳
NT○株式会社
社内システム 10年
--------------------------------------------------
417 :
仕様書無しさん:2005/07/13(水) 00:54:01
>416
使用言語「COBOL」ってのが抜けてるぞ。
418 :
413:2005/07/13(水) 01:22:51
>>414 >>415 いや、俺も同じく土方。 ただ俺はアプリ屋じゃない。
あれは低レベルというよりは、崩壊寸前、コメントに埋め尽くされた
ソース相手にゴチャゴチャやらなきゃならないから見てて可哀想
だと思う。
>>416 人売りは真新しい傷がない商品を好むからな。 対象が違うだけ
で感覚的には「金貸し」と同じだな。
なあ、みんな携帯開発きついとか言ってるけど、派遣とか協力会社の下流のやつらだからだろ。
人生上流過程でまったりと仕事しろよ。
(と、某メーカーで携帯のソフト上流やってる社員のコメントでした)
メールの振り分けと仕様書や報告書の押印だけの事務処理で毎日が終わって
報告書提出=給料な仕事には魅力を感じないな。確かにこれも大変で重要な
仕事ではあるんだろうけどプログラマーが昇進してやる仕事なのかと
常々思う。でも金が下級プログラマより断然いいから文句も言えない。
色々ノウハウを教えてあげたいのだが、プログラマーチームとは席も
離れてるし連絡は記録に残るようにグループウェアを経由しないとだめだし
大量のメールをさばいている時に派遣の人が質問に来ると「ウゼェよ馬鹿」と
心の中で叫ぶ自分が悲しいデス。今日は○○進捗報告のつじつま合わせで
1日かかっちゃったよハァ。
>>420 上流の人達(メーカ社員・元請け会社)を見てて、
下流の俺よりも楽してるとは思えないけどなぁ…
毎晩帰りも遅いみたいだし、俺なんて毎日定時
だけど・・・ 本当に携帯業界の人?
>>420がまったりしてるぶん、周りが地獄を見てるんだろうな
424 :
422:2005/07/14(木) 03:36:28
ところで、常日頃考えてるんだけど、この業界って
後何年くらい、食べていけると思いますか?
正直、かなり心配です・・・
>> 424
食べていけるかどうかは424の事なのでわからんが、
Brewや審美案+シリーズXXが普及する2〜3年後に
は、PC並みの分業体制に移行するんじゃないか。
それにより、従業者も激変するだろう。
あんな人が多い開発体制でメーカーは儲からんで
しょう。
426 :
仕様書無しさん:2005/07/14(木) 21:58:22
>>425 ほんと人が多いですね。 「何故、こんなに沢山の人が?」と
いつも思います。 あれだけの人数を確保するための費用を
考えると普通は削減に動きますよね。そーなると、仕事は無い
ですね。
>> 426
開発プロセス改善に力入れている所は、無駄な
作業を減らして、できるだけ少ない人数で開発で
きるようにしているんじゃない?
どことはいわんが求人情報をみれば、どういう
体制で行っているかだいたい想像つくし。
軍曹がいた所みたいに、精神論で突き進む所も
あるようだが。。。
428 :
仕様書無しさん:2005/07/14(木) 23:08:31
>418
なんだよ同じ土方仲間かよ。それも偏食かよ。土方なら何でも食えよ。
俺達土方を馬鹿にしていいのはブルジョア様だけだぞ。
どっかのブルジョア様、素晴らしい日常生活を披露してくれ!!
あと、人売りは傷のない商品を好む?ウソウソ、全くのウソ。
経歴は種類が多い方がいいんだよ。はっきり言って数勝負!!
429 :
仕様書無しさん:2005/07/14(木) 23:26:41
軍曹と同じような状況になった事が何回かあるが、俺の対処と軍曹の対処は結構違うな。
軍曹って結構ヤバイ対処してない?それは言っちゃいけないのかな?
軍曹はブラックリストに載ってるから
431 :
仕様書無しさん:2005/07/15(金) 00:00:57
>430
なぜ、あんないい人がブラックリストに?
>393
何を言っとるんだねチミは
そりゃあ、DoCoMo様御用達のブラウザライブラリを使うだけだけど
モノを作るのは楽しいに決まってるじゃんか
>>431 前もって「辞めます」と言わず、ろくに引継ぎもせず、突然失踪したからかと。
それに良い仕事してたかどうかとか、携帯開発だからとかに関係無く
IT業界全体の悪しき慣習として、辞めた奴に対して「転職妨害」が働いている。
無い会社もあるが極少ない。
まあその妨害も他業種&他地域に及ぶ程の力は無いから
そういう意味でも軍曹には別職業&上京を奨めている。
434 :
仕様書無しさん:2005/07/15(金) 20:30:17
軍曹がYRPに派遣されて、「仕様が伝わって来ない」ってのがあるが、これはまずい。
下請けなので直接聞けないって感じだったけど、仕様が伝わって来ないんじゃ天才でもできないよ。
実際直接聞くとすごく怒られる事もあるが、たとえ大問題になっても聞くべきだな。
問題になれば直接聞けるルートが確保される場合が多い。
特に大企業は問題にならないとやらない場合が多いけど、問題になるとそのままうやむやに
終わらせることができないから、なんらかの対策が実施される。
やはり、「来たばかりで何も分からなかった振り」をして、直接聞くべきだった。
435 :
仕様書無しさん:2005/07/15(金) 21:05:22
「新人にソースのコメント修正をさせて、後で元に戻させる」と言うような事があったと思う。
部署によってはよくある事だ。
実際コメントとは言えソースを大修正する場合はしつこく確認すべきだが、確認していてもまれに
こういう状況に陥ってしまうことがある。この際それは仕方なかったとして、
新人に再修正させるのはまずい。
拷問で「穴を掘らせて、掘ったら埋めさせる」と言う物があるが、これはそれに近い。
新人は精神的に一番弱い。たとえやる気があっても、本人がすごく元気でもそれは変わりない。(例外もあるが)
そのため、たとえ営業的に意味があっても「無駄な作業」を新人にやらせるのはまずい。
一番いいのは、こっそり自分で修正する事だ。だめなら多少効率が悪くても他の人間にやらせる。
まあ、キーボードマクロやVSSの差分管理を利用するのは当然ではあるが。
436 :
仕様書無しさん:2005/07/15(金) 21:17:36
軍曹の勤務体系がはっきりとは読み取れなかったが、全員朝から深夜まで働いているように読み取れた。
これもまずい。前にも述べたように精神的に新人は最弱で、自分が一番強いとする。
となると、勤務可能な時間は新人6時間、中堅8時間、自分10時間と見るべきだろう。
つまり新人は定時でもすこし無理をしていると見るべきだ。
また新人に残業させても進捗にはマイナスにしかならないだろう。(例外もあるが)
そのため、朝は定時に来させて夕方は定時に帰す。
たとえ本人がやる気でも帰させる。必ず「今日はもう帰っていいよ」と言ってあげる事。
本人にやる気があっても「そのうち忙しくなるから今のうちに帰っておけ」とか、
「俺は夜は人が少ない方が集中できるから、おまえ達は帰れ」とか言って帰す。
自分が辛くなったら、朝遅刻して来ればいい。倒れたり寝込むよりははるかにマシだ。
真面目な新人が朝の番をしてくれるだろう。
とりあえず外部からは朝から晩まで誰かいるように見える。誰もいないよりははるかにマシだ。
437 :
仕様書無しさん:2005/07/15(金) 21:25:30
補足だが新人に最初にやらせる仕事は、結合試験もしくは単体試験をお勧めする。
もし工程的にあとにならないと作業がないなら、内部的にプロトタイブ開発にして、
自分のコーディングしたソースを試験させよう。必ず試験項目表を書かせること。
試験項目表もサンプルを出して、最初の1枚書いたらすぐにチェックすること。
もし仕様変更になって試験が無駄になっても、前の項目は破棄せずに追加とし、
無駄な作業ではないと思わせること。
新人にコーディングさせるのはお勧めしない。暇なら別だが。
特に忙しいのに新人にコーディングさせるのは、自殺行為である。
自分でコーディングして、単体試験からやらせるのをお勧めする。
438 :
仕様書無しさん:2005/07/15(金) 21:41:08
「軍曹の開発部署に”研究員”が来て、さんざん馬鹿にして帰って行く」ってのを見たことがある。
これもまずい。こういう事はまれにある。私的にはこれを「昇段試験」と呼んでいる。
これはある意味戦いである。技術者は技術の高さ=その人間の価値と見る傾向にある。
つまり、ここで力がある事を見せれば今後有利なことがあり、嘗められれば不利なことになる。
相手は専門知識を持っているのでその点ではかなわないだろう。その分野で勝負はしないこと。
さりげなく、自分の専門分野の知識があることを見せること。
また相手が研究系なら、実務系や運用知識系に弱い可能性が高く、
実務系なら最新技術に弱い可能性が高い。その所をさりげなく攻めることをお勧めする。
相手を打ち負かす必要はない。相手の持ってない知識をもっていることをアピールするだけでよい。
439 :
仕様書無しさん:2005/07/15(金) 22:16:49
軍曹が仕事をするにも「十分な試験端末数が確保できない」と言う事があったと思う。
これもよくある。マシンがなければどうしようもないのがこの仕事。はっきりいって出社しても意味ない。
つまりマシン確保は重要課題となる。
一番いいのはあらかじめ言って用意して貰う事だ。それができたら苦労しないと言われそうだが。
これがダメなら直訴。つまりプロジェクトマネージャーに頼む。
場合によってはPMが暇で仕事を欲しがっている事があるので、それが乗れれば運がいい。
それでだめなら、ローテーションを組み、3交替か2交替で24時間マシンを使う。
どうにかして、マシンを使える時間を確保すること。
また手にいれたマシンはできるだけ長く動く状態を維持して自分たちで使うこと。
貸してくれと言われても自分達優先、ファームをバージョンアップすると言われても
動いているなら自分達が必要でない限りバージョンアップさせない。
どこかの誰かが動くことを確認して安全だと分かったらバージョンアップする方がいい。
・・・
「露で光る花弁を押しひろげ」まで読んだ。
#最近暑いと思ったら、学校は夏休みが始まっているんだね
>>433 通信系の開発現場に派遣で行ったら、
そういう事が普通に横行している現場だと思っていましたが・・・
仕様書無し(あっても昔の手書きの仕様書)
説明できる人間が居ない
あるのはスパゲティソース
443 :
デスマ生中継:2005/07/16(土) 00:51:23
これじゃ優秀なベテランPGが次々と軍曹と同じ命運を辿るぞ。
今から何とかしなければ。・・いや、たった今結合試験でデスマ現場から
2ちゃんしている俺も既に手遅れかなあ。結合試験段階なのに下位層のモジュールが
未完成で「ベータ版を順次段階リリース」してくる。こりゃあかん。火曜の朝一までに
俺らのアプリをデバッグ完了させないと、プロジェクトに大打撃がかかる。
443はどうなったかね
しょせんコーディングするやつら下請けは地獄を見るだけだよ。
お前ら今から大学もう一回いって、上流のメーカー側に入れ。
はっきりいって仕様を考えたりする方が楽しくて、楽でいいぞ。
コーディングなんてクソ・・・ごめん、さすがにそれは言い過ぎか。俺も新人の頃はコーディングを2年くらいしたしな。
最後改行してないのはなぜ?w
コーディングも楽しいことは楽しいよ。
ちゃんとした仕様書があってキレイに設計されていればの話だがな。
仕様の時点で破綻してるのが見え見えなのに下流でどうしろと・・・。
>> はっきりいって仕様を考えたりする方が楽しくて、楽でいいぞ。
あんな見かけだけで、何の役にも立たんアプリケーションを考える
のがほんとに楽しいか?
448 :
仕様書無しさん:2005/07/16(土) 21:15:17
> あんな見かけだけで、何の役にも立たんアプリケーションを考える
大丈夫!俺なら1回も使わないから。ごく一部のユーザが機種の一生に一回
使うかどうか?なんて過剰機能に対して、アフォみたいに品質を追求して
デスマになるなんて、人生を無駄遣いしている以外の何物でもない。
無意味な奴隷生活よりもまだ無職ニートの方が誇り高いと思わないか?
449 :
仕様書無しさん:2005/07/16(土) 21:28:30
軍曹の話にあった職場ではホント、ハードとソフトの仲が悪いんだな。
デスマの根底にはそれがありそうなきがする。
>> 424
アドビやアップルのような所は別にして、あんな横並びの古い体質の
所で企画やるぐらいなら、個人でNapsterみたいなぶっ飛んだBrewア
プリを仕様から考えて認証とって、売りさばいた方が楽しいw。
例えば、団地を歩いていると、飢えた奥さんから急に着信がかかってくる、
その名も団地妻の誘惑とかw
451 :
仕様書無しさん:2005/07/16(土) 22:14:49
ハード屋とソフト屋の戦いは今に始まったわけじゃ
ないのだが
452 :
仕様書無しさん:2005/07/16(土) 22:28:49
ハード屋にとってソフト屋を屈服させる事こそが「聖戦」だ。
製品開発はその次の問題だ。
>>442 おれの行ったところもそうだった。
最初、スパゲティソースが読めなくて、使えない奴と思われていたよ。
>>453 運悪くそんなとこに行ってしまったら
俺は優秀な人間なんだと主張している人間の勝ちだ。
優秀であるかを発揮する場所が無いから。
455 :
仕様書無しさん:2005/07/19(火) 09:46:51
デスマーチ現場において遅れが発生するのは当然である。まあ、遅れているからデスマーチな訳だが。
その理由で一番多いのは、「関連部門が遅れている(仕様が不明/頻繁な仕様変更)」である。
軍曹の所でもハードや関連部門が遅れて、デスマーチに巻き込まれているような記述を見た。
ここで注意しなければならないのは、「他部門が遅れていても自分の作業時間を確保すること」、
「遅れている他部門のせいにすること」、「できる範囲で協力すること」である。
期間が5日で自チームの作業が3日かかるとする。
他部門が4日使ってしまった時、無理して1日で作業してはいけない。
必ず責任者に言って2日延ばしてもらわなければいけない。
もし他部門がいつ終わるか分からない場合は、はっきりと他部門が終わってから3日かかると言うこと。
この際、「すみませんが、○○チームさんが出来てから3日かかります。」と下手に出ること。
もしどうにかしてくれと言われたら、「○○チームさんが完了しないと、うちではどうにもなりません。」
と遅れているチームのせいにすること。
そして一応、
「できる部分は先に進めておきます。ただ変更が発生した時の戻りが発生するかもしれません。」
と頑張っている事をアピールしておくこと。
自分たちのチームが一番遅れていない限り、この手段を使いましょう。
やってるのは当然の事ですが、デスマーチを避ける基本です。
自分たちが一番遅れている場合の対処はまた今度。
456 :
仕様書無しさん:2005/07/19(火) 11:59:28
軍曹の体験記で謎なのが、「自分の仕様書が古いので、他部門の仕様書と取り替える」と言う物だ。
部下の1人が他部門の仕様書を盗み、自分の持っている古い仕様書とすり替えたのを知って、
軍曹が褒めると言う記述があったが、ちょっと理解しにくい。
恐らく他部門への恨みかなんかがあったように思えるが、私が思うのは、
「無益な恨みや嫉妬やプライドは犬に食わせろ」である。
新仕様書が欲しいならコピーすればいい、コピー禁止なら、正規のルートを通じて回してもらえば
いいだけである。最悪でもそのチームに頼んで見せてもらえばいい。
自チームの遅れをごまかすために他チームを妨害したいと思う時もあるかもしれないが、
妨害という手段で他チームを遅らせてはいけない。
他チームが進んでいるなら、それは客観的に見て自チームより他チームの方が優秀だと言うことだ。
相手が嫌な奴でも運がいいだけでも、それを認めるべきである。そうすれば腹も立たない。
つまらない妨害するより、遅れている原因を解消する手段を考えるべきである。
別に他チームの妨害をしたいわけじゃなくて、正規の手段で仕様書が回ってこないから不正な手段をとったんでしょ
なくなってたらバレるから自分のところの古いやつを替わりに置いてきただけで
458 :
仕様書無しさん:2005/07/19(火) 18:47:18
>>455-456 きれいごとばっかだな。
アンタ、本当のデスマーチ体験したことないんだろ?
長文書く元気があるうちに、転職先見つけとけ。
体潰してからじゃ転職活動もままならないからな。
皆がバラバラのことを言い出して、何が問題なのかも把握できなくなってこそ
デスマーチ!
問題を解決するために助言しようとしても、相手が疲労の極致で聞く気力がなくなってこそ
デスマーチ!
確かに
>>455-456が修羅場を経験した事がないことはよく分かった
でもそれが普通だしいいことだと思うよ
461 :
仕様書無しさん:2005/07/19(火) 22:29:25
いや、デスマの根本的な原因を辿るとインパール提督に辿りついてしまうのは
俺だけだろうか?
それと、変なスレが立つから折れんとこの部長にもそのあだ名がついてしまった。
言われてる人は気付いてないけどさ。
>>456 軍曹のあの話は分断された組織の非効率さを嘆いているものでしょ。
恨みとかプライドとか、そんなもんで動かないよ、普通の人は。
いっときそういう衝動があっても、持続するもんじゃない。
軍曹たちのような守るものをあまり持っていない(と思われる)人達ならなおさら。
あの話から携帯開発の組織構成の問題ではなくて、
個人の恨みつらみといった精神論に帰着させるって、どういう目線してんのか・・・。
一気に読んだら疲れまちた。ふぅ〜。
むかちを思い出して泣けてきまつね。。。。
なんか楽しそうだな、お前ら
>>455-456 「「菊門は初めてかね」と中年特有のいやらしい口調で部長が」まで読んだ。
466 :
仕様書無しさん:2005/07/19(火) 23:17:30
>458
確かにキレイ事ばかり言っているように聞こえるかもしれない。
何度かデスマーチを体験している人ならそう言う人も多いだろう。
私がデスマーチを体験したことがないと思う人がいるかもしれないが、残念ながらそれは誤りである。
私は俗に言う火消しである。
多くのプロジェクトは自チームの担当だけでも、大体3カ月で平常に回復させているが、
全力でやっても回復に1年かかったプロジェクトもある。
日経の動かないコンピュータに乗ったようなプロジェクトにも参加したことがある。
それで分かったのは、結局の所、「デスマーチ」の対抗策は「正攻法」だと言うことだ。
ただ実際に正攻法で行くと「かなり嫌がられる」事になる。当然、妨害や嫌がらせもあるだろう。
それでも無理してでも正攻法で押し通すのがデスマーチ解消への近道である。
467 :
仕様書無しさん:2005/07/19(火) 23:24:25
>462
では仕様書を取り替えてきた部下を褒めたのはなぜだ?
非効率さを嘆くのと、仕様書を取り替えるのに関連があると思えないのだが。
非効率さを他のチームにも体験させようとの意図だろうか?
デスマーチ状態になったら諦めた方がいいんじゃないでちょうか。
1日20件くらいバグが来たとちても気にせずに残業だけちてあげれば
PMがスケジュールをなんとかつるでちょ。
火消しはデスマ体験者とは違うんじゃね?
だんだんヤバくなって士気が低下してくの自分で感じないと。
あとから火消しだけする奴は、精神的に余裕あるから。デスマの原因自分じゃないし。
470 :
仕様書無しさん:2005/07/19(火) 23:43:32
ただ私は軍曹が悪いとは言うつもりはない。
私が読んだ情報では軍曹は実務経験5年の中堅だと言うことだった。
それに4人の部下を連れてデスマーチ投入と言うのはかなり酷な話だろう。
実際に経験5年で4人の部下を連れて、デスマーチを回復させることができるような人間は稀だろう。
普通は自分一人で手一杯なはずだ。
それでも部下の面倒を見て乗り切って行こうとするのは評価出来る。
ただ今同じ状況に陥っている人が、諦めて嫌になってしまう前に、別の道もあると言うことを
伝えておきたいと言うことである。
>>467 仕様書という開発者が頼るべきよりどころが組織内で統一して取り扱われていないということを
寓話的に書いたものでしょ、あれは。
軍曹の話はそもそもかなりの部分フィクションだろうし。
あの話から真っ先に思うのは「仕様書の版数管理と配布の一元化の重要性」。
仮に、他チームの邪魔をするほどに恨みや嫉妬が蔓延してたとしたら
それって「犬に食わせなさい」で解消すんの?そうは思えんけどなあ。
「無益な恨みや嫉妬やプライドは犬に食わせろ」言ってみたかっただけちゃうんかと。
472 :
1:2005/07/20(水) 00:01:10
>>466 > 「デスマーチ」の対抗策は「正攻法」だと言うことだ。
漏れは私見だけど、携帯デスマーチは他のデスマーチは明らかに違う。
正攻法は通じないよ思うがどうよ。
そもそも正攻法の通じるProjectであれば、軍曹殿のような人はいないと
思うが。仕様変更なんかしょっちゅう。それも事業者からヤレと言われれば
拒むことなど滅多にできない。
> 必ず責任者に言って2日延ばしてもらわなければいけない。
これに成功したことのある人は手を挙げてください。
> もし他部門がいつ終わるか分からない場合は、はっきりと他部門が
> 終わってから3日かかると言うこと。
> この際、「すみませんが、○○チームさんが出来てから3日かかります。」
> と下手に出ること。
これはやってる(正確に言えばやってた)。文書も残してる。
> もしどうにかしてくれと言われたら、「○○チームさんが完了しないと、
> うちではどうにもなりません。」 と遅れているチームのせいにすること。
これも当然。
だが・・・。それでもお尻は変わった試しはなく、○○チームの遅れが
自チームに跳ね返ってきて自チームの作業時間が短くなるだけ。
遅れている理由があっても、時間内にやらないといけない。
つまりはそういうこと。
何があろうと時間内に終わらせないといけない。
正直、下の人間が死んでも客は、「で?しめきりまでに終わらせろよ」
といいそう。
474 :
1:2005/07/20(水) 00:08:06
こんなことを言ってた人が居た。
もうProjectは火が吹いていた。
「納期が厳しく時に理不尽だが、市場が決めた納期だ」
「各自が何をすべきか考えて行動して欲しい」
で、その後に出てきた言葉が、連休全部出てね(はぁと)
お前の方こそ何をすべきか考えろ、と小一時間(tbs
これでPMってんだから。
475 :
1:2005/07/20(水) 00:09:47
おいやめろ、構うな。正体は軍曹だよ。今の俺ならデスマを救えるといいたいんだよ。
日経に出てくるような(現実には一人も存在しない)XPを実戦する人を夢見て
コインランドリーの店番してるんだよ。蒸し暑い店の中で日経を読みながら。
>>466 確
何
私
私
多
全
日
そ
た
そ
・・・縦読みできない長文は2chにおいては屑である。
「構うな」は同意
> 必ず責任者に言って2日延ばしてもらわなければいけない。
「2日延ばして下さい」
「2日延ばすー??? 発売日知っててそんなこと言ってんのか??
今日リリースすると約束しろ」
「すみませんが、○○チームさんが出来てから3日かかります。」
「3日かかるー??? 工場一日停めんのにいくらかかると思ってんだ??
今日リリースすると約束しろ」
480 :
仕様書無しさん:2005/07/20(水) 02:22:02
自分では現実的な事を言ってるつもりなんだろうな。
ウチ来てくれ。
YRPは5年前となんら変わりがないな、
旅行がてらハイキングにでも行くかな。
レストランで飯も食えるし。
30分で飽きそうだが。
482 :
仕様書無しさん:2005/07/20(水) 02:35:19
デスマから逃れる手段は辞めるか壊れるしかない
− ゲーテ −
>>481 5年前と比べてホテルやコンビニができたり
5番館や独身寮が作られたりしてて多少は変わってるよ。
30分で飽きるけど。
5年前にもコンビニありましたよー、ありゃ売店か。
ホテル・・・・独身寮・・・・・うわー。
5年前にローズテリア2とかってあったっけ・・・
よく考えてみたら行ってたのはY2K対応だったんで6年前だorz
その時は確かローズテリア2やコンビニはなかったはず・・
ホームページ見たらえらい様変わりしてましたね。
確かにローズテリア2やちゃんとしたコンビニなかったですね。
就業者イベントが結構あったりして昔より街になってる雰囲気がありますね。
まあ就業者といっても派遣の人には無縁でしょうけど。
しかし、仕様がばらばらのまま進める現場ってむちゃくちゃだな
どう考えても仕事が遅れる原因だろうに
デスマですから
489 :
仕様書無しさん:2005/07/20(水) 21:57:15
>471
そういう意図なら納得出来る。
>472
いや正攻法は通じる、と言うか裏技使うと悪化することが多い。
有効な裏技があったら俺が教えて欲しいぐらいだ。
また遅れたら納期が延びるか機能削るかになる。そのまま出荷すると言うのは私は経験したことはない。
>473,474
確かに話の通じない人はいる。「やれ」と繰り返すだけの人がそうだ。中間会社の営業に多い。
これに反発して「なんだと、じゃやってやろうじゃねーか、死んだら貴様のせいだ。」とか、
「できねーもんはできねーんだよ、1つもやらん。」とかやってはいけない。
今までにそうやって、良くなったためしはない。
よくなった時の対応は、「○○機能まではできますが、完了するには×日かかります。」と言って、
納期を延ばすか、機能を削ってもらった時だけだ。
>745
ある、がベンダーや時期は公表出来ない。
また俺の書き込みは特定ベンダーや携帯開発だけに対するものではない。
あくまでも、不特定多数のデスマ一般に対する物である。
携帯のハード(基板関係ですけど)デスマだすよ。
基板の技術から見ると新たな機能を付けるには複合技術だから
回路的にはOKのことでも、素材の性能でOUTなこともあるわけだすね。
結局の所、アィデイア勝負なんだすよ。
納期を時間通りに言った所で、アィデイアなんて浮かぶわけないわけで・・・・・orz
今日も日付変わるコースだ。
491 :
仕様書無しさん:2005/07/20(水) 22:12:39
>476
残念ながら俺は軍曹ではない。
ちなみにXpは嫌いである。あれは「研修しない、単体試験しない」所向けのオモチャだ。
私の所では必ず、全分岐ルート試験を行っている。
ただ客先要望でXpでやった事もある。裏で通常の試験も行っていたため、問題は発生しなかったが、
Xpだけしかやらなかったチームは結合試験で単体バグが出てデスマーチになっていた。
>477
横
に
読
め
492 :
仕様書無しさん:2005/07/20(水) 22:32:07
>479
確かにこう言う人はいる。
「プログラマなら1週間寝なくても大丈夫だろう。寝ずにやれ。」
と本気で言う人もいる。
こう言う人にも正攻法で試すが、確かに全然聞く耳持たない人もいる。
大体こう言う人は失敗したらクビになる立場の人が多い。
その場合、仕方ないので上の人に言う。
その人が中間会社で上がいない場合は、客先に言う。
ちなみにすごく問題になることも多いが、作業中に降ろされる事はほとんどない。
ただし根拠があり現実的な必要日数を出す事が必要である。
結果的に納期が延びるか、機能を削ることになる。
話の通じなかった人は「いなくなる」事が多い。
結局の所、責任者としてはいつまでかかるのか正確な期間が知りたいのである。
確
プ
と
こ
大
そ
そ
ち
た
結
話
結
また縦読みのできん屑長文を・・・・
オマエ、コテつけろよ。あぼーんしとくから。
いいかげんやめてくれんかねぇ。空気読めねぇ屑文は。
目障りだ。
そして戦死者や脱走者が出るのか
まぁ、携帯関係に限らず、仕様変更あっても納期変えない(変えようとしない)って体質が
染み付いてしまってる会社は多いな。うちの会社も上の方が全部そんなんだし。
496 :
仕様書無しさん:2005/07/21(木) 11:40:33
>493
何怒っているのかわからん。
縦読みできる長文がどういう物かわからん。縦書きって意味ではないだろうし。
空気読めない文ってのもわからん。もっと面白おかしく書けと言うことか?
では以降長文書くのはやめるから、上記理由を教えてくれ。今後の参考までに。
できれば縦読み出来る長文で書いてくれるとありがたい。
理由も糞もねぇ
長々と書く暇があったら要点を抽出して3行以内にまとめろボケ
と言いたいんではないのかと 推測だが
よし、おれがまとめてやる。
デ
ス
マ
>>496 かわりに俺が答えてやる
えらそうに面白くも無い冗長な文章をグダグダ垂れ流してるから嫌われるんだよ
レゴ大好き
>>496 ここは「デスマ対処法を語るスレ」ではない
504 :
仕様書無しさん:2005/07/21(木) 23:36:16
分かった、ではこれからはデスマを書くことにしよう。
ただ3行では無理なので、そこの所は勘弁していただきたい。
>>416 亀レスだが
こうしたキャリアの場合、レガシーな部分が大きすぎて、
たまにある新規開発を外せば、流用開発や捕手が中心となり、
なかなか新しい技術や言語を試す機会がないだろう。
その結果、気付いたときには新技術にとり残されてるパターンでは?。
で、携帯開発のレガシーな部分を考えると決して人ごとではないかと。
CPPやOOPが身につく環境とも思えないがね
506 :
1:2005/07/22(金) 01:28:17
漏れのレスが悪かったかも。何か殺伐としてきてしまいました。
別にここでデスマの対処法を語っても良いと思うよ。
それが携帯開発に生かせれば。
>>489 で携帯開発に携わったことがある、って書いてるけど
その時はどうだったの?デスマ?それとも自チームだけは
今まで提示された内容でデスマ回避できたの?
507 :
仕様書無しさん:2005/07/22(金) 20:37:08
この話はフィクションであり、私の体験記ではない。
体験、見たこと、聞いたこと、願望が混在していて、特定の企業や個人を表す物ではないこと書いておく。
とりあえず1人称の書き方で進めていきたいので、主人公は「俺様くん」としておこう。
俺様くんの日記:第1話(投入)
それは普段仲の悪い上司に夕飯をおごってもらった時だった。
上司「俺様くん、仕事の状況はどうかね?忙しいかね?」
俺様「入った時は忙しかったですが、もうそんな忙しくないですよ。
まあ、暇と言うほどではないですが。最近は他のプロジェクトを手伝ったりも...」
上司「そうかね!!それは良かった。」
このそれは良かったが何を示すのかも分からなかったが、次の週には俺は違うプロジェクトに
配置転換されていた。どうやら上司が強引に俺を引き抜き、上司直属のプロジェクトに回したようだ。
客先にはかなり文句を言われたらしい。
新しいプロジェクトを簡単に説明しておこう、
まず客は大手のサービス系企業。(以降、客様)
そこからメーカー系企業に仕事が出ている。(以降、親様)内容はハード+ソフト。
親様はハードの企業でソフト要員は持っていない。そのためソフト数社の人間を集めて、プロジェクトを
チームを結成している。俺様の会社もそのうちの1つだ。
プロジェクトは始動してからすでに半年が経過していた。
会社からは数人の先輩がプロジェクトは開始時から作業に入っていた。
先輩から渡された仕様書は実にねんきが入っていた。
ほとんどのページは手書きで何度も修正され、さらに半分以上が保留となっていた。
俺様「スケジュールはどうなってます?」
先輩「あと1カ月でリリースなんだけど...」
俺様「1カ月?」
--- 続く ---
508 :
仕様書無しさん:2005/07/22(金) 20:38:04
--- 続き ---
1年の間違いだろうと聞き直そうとしたが、ちょうど打ち合わせの時間になって、客様のSEがやってきた。
とりあえず俺様も会議に出ることになった。
挨拶を手早く済ませ仕様打ち合わせに入る。なぜか先輩は妙に脅えていた。
打ち合わせは妙な雰囲気だった。機能仕様を説明する先輩に、客様からの要望が入る。
時には詳細仕様レベルのように細かく、時には宗教思想のように曖昧に指示される。
先輩はそれをそのまま手書きで仕様書に反映する。先輩から客様への質問はなかった。
俺様は妙に思ったが、不明点を質問した。
客様「そんなのお前達で考えろ!!」
俺様の質問に対する答えは全てそれだった。先輩の沈黙の理由が分かった。
509 :
仕様書無しさん:2005/07/22(金) 20:45:21
--- 続き ---
1年の間違いだろうと聞き直そうとしたが、ちょうど打ち合わせの時間になって、客様のSEがやってきた。
とりあえず俺様も会議に出ることになった。
挨拶を手早く済ませ仕様打ち合わせに入る。なぜか先輩は妙に脅えていた。
打ち合わせは妙な雰囲気だった。機能仕様を説明する先輩に、客様からの要望が入る。
時には詳細仕様レベルのように細かく、時には宗教思想のように曖昧に指示される。
先輩はそれをそのまま手書きで仕様書に反映する。先輩から客様への質問はなかった。
俺様は妙に思ったが、不明点を質問した。
客様「そんなのお前達で考えろ!!」
俺様の質問に対する答えは全てそれだった。先輩の沈黙の理由が分かった。
自分のスレ立てたらいいんじゃないかな
せめてトリップをつけてくれればあぼーんできるんだけど
軍曹と比べて21そもそも話自体つまらんし、文才が感じられない。
512 :
仕様書無しさん:2005/07/22(金) 21:51:17
俺様くんの日記 第2話(罵倒)
一日はまだ終わらない。
全員集合の特別会議が21:00から開かれることになった。
俺様にとっては全員集合で21:00は常軌を逸した命令に思えたが、反対する者はおらず、
ほぼ全員がその会議に出席した。
客様「あんたら、本当に終わらす気あんの?」
静まり返る会議室に、客様の声が響いた。
客様「あんたら本当に技術者か?技術者なら納期を守るのは当然だろ。いったいどれだけ遅れているか
分かってんの?本当に1カ月後に終わるんの?」
親様と上司は蒼白になった。
客様は数人いたが、文句を言っているのは一人以外の客様の表情はなく、我関せず状態だった。
客様「S/Cシステムだよ、サーバクライアントシステム!!パソコンは少しできるみたいだけど、
おたくらにS/Cシステムに知ってる技術者はいるのか!!特にお前の会社!!」
俺様の上司が指をさされた。蒼白になる上司。
上司「これから勉強させていただ...」
客様「勉強、勉強っていつになったら覚えるんだよ!!お前のとこは馬鹿ばっかりだ。
お前の所の勉強に金出してるんじゃねーんだぞ!!」
俺様は驚いた。怒りとかそういうのではない。
俺様はこんなに罵倒された事はないし、こんな罵倒されているのも見たことがない。
俺様は驚いて周囲を見回したが、反論する者はなく、全員が下を向いていた。
客様「とにかくあと1カ月でできるんだろうね。しっかりやってくれよ。」
あまりに言い過ぎたと思ったのか、客様はお茶を濁し早々に会議を切り上げた。
会議はほんの数十分で終わった。
そしてこれが俺様の会社が最下層に位置付けられた瞬間だった。
サーバクライアントシステム
に突っ込み入れたら駄目かな?
サバクラ
>>512 今のままだとこのスレの住人からも
俺様クンの会社が最下層に位置付けられてしまうぞ
がんばれ、もっとがんばれ
>>513 一部の一流企業になると、
あえて、言葉を逆さにしてカッコイイと勘違いしている香具師が
よくいるけど(特にバブル世代採用者)
・・・その系統じゃないん?
ツンパデルコンクイ
519 :
仕様書無しさん:2005/07/23(土) 11:54:17
俺様くんの日記 第3話(勤務態勢)
悪夢のような罵倒会議から数日が過ぎ、職場は慌ただしさを増していた。
俺様の会社から別プロジェクトについているベテラン数人が呼ばれ、このプロジェクトに移動になっていた。
さらに大量の新人も投入され、混乱のまま数日が過ぎた。
日々の作業についても新ルールができた。
1.朝ミーティング
毎日朝9:00からミーティングを行い、当日の作業を決める。
その際、時間事に分割された個人線表を作成する。
ちなみに日報は聞いたことあるが、1時間毎にスケジュールを決めるのは俺様も初めてだ。
2.夕方ミーティング
毎日17:00からミーティングを行い、その日の進捗についてまとめる。
3.作業報告
毎日帰る前に親様の管理担当者に進捗率を報告する。
初日は全員参加した朝ミーティングだが、3日で廃止になった。なぜなら9:00前に出社している者は
ほとんどおらず、徹夜組しか参加していなかったからだ。
しかし個人線表は残った。しかし一日試験や一日コーディングで引く物になり、
日付だけ違う同じ線表だけが大量に生成された。
夕ミーティングは残ったが参加者はチームリーダーのみに変更になった。
会議は遅れている部門を攻撃する魔女裁判になっていた。
作業報告は遅れているか進んでいるかの報告である。遅れていても対処のアドバイスはない。
遅れていればなぜ帰るのかと聞かれる。ただ親様が帰れば報告はしなくて良い。
当然、進んでいる者はおらず、親様の管理担当が帰るまで帰ることはできない。
520 :
仕様書無しさん:2005/07/23(土) 15:17:22
俺様くんの日記 第4話(開発体制)
納期は迫るが開発は遅々として進まない。いくつかの問題がありそれが相互に絡んでいた。
1.仕様書レビュー
仕様書レビューは客様を交えて行われる。レビュー日程は決められているが作業が遅れているため、
仕様書はレビュー前日や当日に完成する。最終チェックもされないまま、レビュー直前に客様に配られる。
2.仕様変更
仕様変更は書類で行われる。手順としては書類を作成し回覧したい人の名簿を付けて、
個人の机に設置された箱に入れる。箱に入れたれた人は自分の名前にチェックを付け、チェックの
付いていない人の箱に入れる。
3.共通モジュールチーム
チームの中には共通モジュールチームと言う物がある。共通チームは別名DBチームと呼ばれていて、
DBアクセス関数を一手に引き受ける。DBアクセス関数作ってもらう時は入出力仕様書を作成し、
共通チームに依頼する。また各チームで共通的に使用できる関数も同様に依頼し作成してもらう。
また共通チームからは共通関数一覧が出ており、各チームは自由に使用することができる。
--- 続く ---
521 :
仕様書無しさん:2005/07/23(土) 15:18:43
--- 続き ---
仕様書レビューは混乱を極めた。最終チェックなしのため単純ミスが続発し、また作成者以外は
仕様書の説明を受けながらその場で質問するため、思いつきや誤解も仕様変更として組み込まれた。
旧態依然とした書類での仕様管理も機能しなかった。大量の書類が机に積まれ、作業者の士気を減退させた。
休んだ者の書類は放置され、重要な書類はしばし紛失した。途中からメールの併用に変更されたが、
併用にためさらに混乱する結果になった。真面目に書類を読めば、簡単に数時間が過ぎた。
共通モジュールチームは不可解なチームになっていた。
共通チームと各チームの分担が曖昧なため、あるチームでは処理のほとんどを共通チームに依頼し、
また他のチームでは末端関数のみを共通チームに依頼した。
さらに共通チームでは依頼された関数の入出力仕様書を見て、同じならば同じ関数を使うようにした。
それ自体は当然のことであるが、仕様変更が発生した場合はそのまま修正した。
当然、仕様変更前の動作を期待していたチームのモジュールは機能しなくなった。
また共通モジュール一覧は書類での渡されていたため、新旧の仕様書が混在し、また自由に使用する
事ができるため、誰が使っているのか把握できる者はいなかった。
共通モジュールがバージョンアップするたびに、どこかしらが動かなくなった。
522 :
仕様書無しさん:2005/07/23(土) 15:33:42
>521
いいぞ、いいぞ!
デスマの話はいつ読んでも燃えるなあ。
ハァハァハァ。
>>521 俺も楽しんで読んでまつ。
軍曹の話も面白いけど、この人の話も読んでてハァハァしてくる。
デスマ話だけでご飯何杯でもいけるね。
(0゚・∀・)ワクテカさんで待ってるから、続きよろしくね。
524 :
522:2005/07/23(土) 15:43:12
激しいデスマの話読んで抜けるのって俺だけかとおもてたけど
523みたいな仲間をハケーーーン。うれし。
別スレ立てろよ。つまらんぞ。
文才ない。つまんないからやめて。
>>521,522,523,524
自作自演すんな。
528 :
521:2005/07/23(土) 18:22:56
>527
!!!
529 :
521:2005/07/23(土) 18:24:39
sa下呂
続きまだ?
今日はもう終わり?
531 :
仕様書無しさん:2005/07/23(土) 21:33:35
ワクワク
他人のデスマはいつ見ても面白いなー
532 :
仕様書無しさん:2005/07/23(土) 21:47:00
俺は隣のプロジェクトがデスマになると嬉しくて興奮して下の方が固く立ってしまうんだ。
それを直属の上司に真顔で相談したら本気で心配された。心配性な上司はその上の上司にまで
相談したらしい。そいつからまた下に辿って、デスマの課長にまで伝わってしまった。
アフォな上司が更に上にチクったから俺は隣の課長に恨まれて、引き抜き攻撃にあっている。
不当な処遇に悩む俺様を誰か、励ませ!
別スレ立てろよ。つまらんぞ。
「俺様くん」と名付けるセンスは如何なものかと。
535 :
仕様書無しさん:2005/07/24(日) 00:54:12
多分、この「俺様くん」の関わってるプロジェクトに火消しとして
颯爽と乗り込んでくるんだろ、奴が。
536 :
1:2005/07/24(日) 01:26:56
糞誘導すんな、ヴォケ!!
538 :
1:2005/07/24(日) 02:58:36
ソフトウェアは書き換える事によってなんでもできる魔法の箱であります。
それまでハードウェアによる論理回路設計を過去の物とし、短時間短納期で
高度で複雑な処理を可能としました。しかしながら昨今の組込み業界は
いささか、と言うより相当不思議な世界で、ソフトウェアに大量のリソース、
つまり人、物、金を投入しているのに関わらず、開発期間は一向に縮まらないばかりか
不具合の発生が等比級数的に増加しています。ハード部門では設計から実装に
至るまでをすべてパソコンのエミュレーターで行う事ができ、かつて数百万〜数千万も
したワークステーションで回路図だけを書いていた時代に比べ開発効率は飛躍的に
向上しております。実際のチップが実装基板上に載せられた試験ボードは
最終動作確認程度にしか用いません。それも現在ではソフトウェアのデバッグを
行うための機能が満載された状態で作っているのですから、前機種とどこが違うのか
見つけるのが苦労するほど変更もないくせして、ソフト側が何故これほど
混乱するのか理解に大変苦しむのであります。ハード屋はこれだけソフト側に
気を使っているのですから、たまには予定より早く作ってもらいたいものです。
540 :
仕様書無しさん:2005/07/25(月) 13:56:43
>>539 ハード屋の仕事は効率的になったから、人大杉、と言いたいんだろ。
ハード屋は、リストラ、リストラ、さっさとリストラ。
来月から携帯部隊に配属されることが決まったでありますサー
542 :
仕様書無しさん:2005/07/25(月) 17:22:18
俺様くんの日記 第5話(ある1日)
数週間が経過したが、状況は悪化の一途をたどった。
俺様が9:30に出社すると、そこには徹夜組と新人しかいなかった。
徹夜組は椅子の上に段ボールを敷いてまだ寝ていた。
何をしていいか分からない新人が声を掛けてくる。
新人「俺様くんさん、なにすればいいですか?」
俺様「しらん。上司に聞け。」
俺様は新人が嫌いだった。新人の給料がどこから出ているか考えるだけで憂鬱だった。
自分が新人の時は半月後には業務をこなしていたし、それが当然だと思っていた。
午前中は快調に進んだ。人が少なくて静かな上に、適度な睡眠のため朝は体調が良かった。
昼になると人が増えてくる。上司もやってきた。
上司「俺様くん、新人に何か手伝わせたらどうかね?」
俺様「新人はそっちで管理してください。
やることなければドキュメント修正でもやらせておけばどうですか?」
上司は管理能力が欠如していた。スケジュールは逆線表、技術は時代遅れで、人の管理は放任主義だった。
先輩がため息をついた。
俺様「どうしたんですか?」
先輩「これから客先レビューなんだよね。あ、そっちはどう?分からない事があったら聞いてね。」
唯一の救いは先輩がプロジェクト開始から参加していることだった。
ほとんどの事は先輩に聞けたが、それもで不明点は多数あった。
その不明点を他チームに聞きに行ったが、対応は厳しかった。
他チーム「ちっ、そんな事も分からないの?もう少し勉強した方がいいんじゃない?」
親切に教えてくれる人もいたが、ほとんどがこんな調子だった。
できるだけ先輩の邪魔をしたくなかったので自分で聞いていたが、困難な所は先輩経由で聞いてもらった。
それで分からないことは、ほとんどなかった。
--- 続く ---
543 :
仕様書無しさん:2005/07/25(月) 17:23:37
--- 続き ---
夕方になると、夕方ミーティングが始まる。
それは俺様たちの作業場所の一角で行われていた。
すでに魔女裁判と化していたミーティングは、遅れている部門への攻撃となっていた。
その時点ではほとんどの場合、俺様の会社への攻撃だった。
親様「で、その遅れている分はどうやって取り戻すつもりですか?」
上司「来週までには、がんばって終わらせます。」
親様「そうですか、本当に終わるんですか?○○さんは遅刻が多いようですが、大丈夫ですか?
○○さんは風邪を引いているようですが、体調管理も仕事のうちですよ。
まあ、大丈夫でしょう。あれだけ新人を増員しているなら間に合いますね。」
上司「努力します。」
ミーティングの声は筒抜けだった。
先輩はずっと下を向いていた。
18:00を過ぎると夜食の買い出しになる。
俺様たちは先輩と追加された同僚たちと一緒に弁当を買いに行った。
買い出しが先輩たちの心の休まる唯一の時間だった。
買い出しから戻ると夜の我慢比べに入る。
親様の管理担当が帰るまで仕事を続けるのだ。
たまに用事のある人が早めに帰ろうと報告に行く。
帰る人「今日はちょっと用事があって。」
親様担当「進捗はどうですか?」
帰る人「少し遅れています。」
十数秒の沈黙
親様担当「そうですか、では明日は頑張ってください。今日の遅れは明日の進捗に影響しないように
してください。御苦労様でした。」
帰る人「お先に失礼します。」
返事はなかった。
22:00を越えると親様担当が帰る。親様担当の帰る時間は比較的正確だった。
作業者達はため息をつくと、帰り支度を始めた。
544 :
仕様書無しさん:2005/07/25(月) 17:37:01
>506
自分のチームは脱出できたけど、結構いろいろ引っ張られるね。
結局、全チームが脱出できないと、平和は来ない。
545 :
仕様書無しさん:2005/07/25(月) 17:48:19
俺様くんの日記 第6話(崩壊)
俺様がプロジェクトに参加して1カ月が過ぎようとしていた。
苛酷な状況の中で全能力をフル稼働しコーディングを進めたが、それでもまだ半分にも至っていなかった。
結局納期は2週間延びることになったが、状況は変わらず、自分の担当分でさえ、いったいどのぐらい
遅れているのか把握する人間はごくわずかだった。
すでに新人は1人を除いて、全員辞めていた。
徹夜組は数を増し、作業台の下には段ボールが敷かれ、夜には早い者勝ちとなっていた。
そして、ちょうど1カ月が過ぎた時、先輩が会社を辞めた。
その日は徹夜になった。
残された俺様は深夜2時、静かになったマシン室で、無性におかしくなって、大声で笑った。
これ軍曹じゃないよね。
どっか行けば?俺様くん←頭わるすぎ
マジつまんねえな。消防並の文章力。
>542
> 俺様は新人が嫌いだった。
> 自分が新人の時は半月後には業務をこなしていた
俺様くんって真性の DQN だったのか
まだ続けるならどれだけ俺様くんを不幸のどん底に叩き込めるかが鍵だと思われ
549 :
仕様書無しさん:2005/07/26(火) 09:32:53
第6話がどん底だから、これ以上不幸にならないな。精神はおかしくなっていくけど。
以降は回復編みたいになってしまうので、このあたりで止めとく。
>547
なんか書いてみてよ、デスマ体験。
>>548 同感。
>>542 で、上司のことの評価で「人の管理は放任主義」と批判しているが、知らんと突っぱねてしまっては結局同じだろ。
部下ではないにせよ、指示できる立場の人間が己しかいない状態であれば、仕事を与えるなり見つけてやるなりするのも
仕事のうちだと思うが・・・。
何もすることがなくてぶらぶらされるほうが、よっぽど無駄だと思うなぁ。
上司が何も仕事を与えられなければ、自分の仕事なり、それこそ業務を良く知る先輩とやらに相談して仕事をやらせるなりして、早く戦力になるように仕向けたほうがいいと思うけど・・・。
そんなのは自分の仕事じゃないといわれればそれまでだけど、いかに嫌いな人間とは言え、チームとしてやっていくにはそんなことも必要ではないかなと思う俺はちょっと甘いか・・・。
まぁ、一緒に仕事したくないタイプだね。
スタンドプレイしか出来ないやつはいらん。
新人の給料がどこから出ているか考えるだけで憂鬱って、
いったい何様だよ。馬鹿じゃねーの。
552 :
仕様書無しさん:2005/07/26(火) 20:23:54
>550,551
実際、その通りなんだよね。
結局、俺様くんはその辺りの事で痛い目にあるんだけど、まだ気が付かない訳だ。
553 :
仕様書無しさん:2005/07/26(火) 21:11:17
「俺様」っていう態度を取っていた、
職場の嫌なヤツについての話だろ。
確かに新人を煙たがるなんて、人として終わってる。
549 名前:仕様書無しさん[] 投稿日:2005/07/26(火) 09:32:53
第6話がどん底だから、これ以上不幸にならないな。精神はおかしくなっていくけど。
以降は回復編みたいになってしまうので、このあたりで止めとく。
>547
なんか書いてみてよ、デスマ体験。
・・・すごい勘違いぶりだ。こういう空気読めないやつはどこに行っても駄目だね。
555 :
仕様書無しさん:2005/07/27(水) 09:02:12
>554
いいから何か書け。
>>553 >確かに新人を煙たがるなんて、
あ、これマ系の人に多杉。
全部自分で書きたがる。
>人として終わってる。
あ、納得(現実と一致)
>552
痛い目についてくわしく
558 :
550:2005/07/27(水) 10:30:30
俺はちょっときつく書いたけど、実は
>>542 と同じことをしてしまったことはあるので、人のことは言えなかったりする。
後輩(とはいっても年は一緒、キャリアは俺-1年の人)をうまく使えなくて、痛い目にあったことはある。
俺は携帯の人ではないので、スレ違いだとは思うけど、ちょっとだけ。
今から数年前、とある官庁系のアプリを、俺と5つ年上のSEと後輩とで作っていた。
当時、俺はその2人と仕事するのにうんざりしていた。
SEは、SEと名ばかりでにはなぜか俺から仕様を説明せねばならなかった。
もともと前身となるアプリに俺が携わっていたせいもあって仕様は俺の方が詳しかったが、積極的にSEが仕様を理解しようとはしてくれなかった。
途中からはテストしているお客の隣で仕様を聞いて俺がPGを組まねばならないほどだった。
今考えると、当時仕様書もほとんど書かず、彼はいったい何の仕事をしていたのかいまだに不思議である。
後輩PGの方はと言えば、ややコメントは多いけど丁寧なコーディングとテストは非常に評価できたが、PGができるのに人の倍〜3倍かかった。
その分バグも少ないのは良かったが、その分スケジュールが後ろにずれ込み、その分俺が負担しなければならなかった。
また、その後輩はちょっと難しいことをやらせると二言目には「できません」と言って、納得してくれるまでPGをつくろうとはしない悪い癖があった。
それをなだめて、説得して、やる気にさせるのも俺の仕事だった。
しだいに俺は2人に費やす時間を無駄と感じるようになり、ほとんどのPGの作成を自分でするようになった。
とこうやって書いている俺だが、俺にも問題はあった。もともと細かいところに気のつくタイプでないし、ちょっと雑だ。
そんな奴が、ワンマンプレーに走れば、あとのことは想像するのは難しくないと思う。
・・・バグの山である。
559 :
仕様書無しさん:2005/07/27(水) 20:46:58
>557
新人で残った1人というのがすごくできる奴で、人の仕事を見たり、自分で調べたりして、
ガンガン成長して行く。
途中から俺様くんもその新人の力を認めて、重要な機能とかを任せたり、技術を教えたりする。
仕事も落ち着いて来て、これは次のプロジェクトでも期待できるなと思った矢先に、その新人は会社を辞める。
納得行かない俺様くんは、しつこく理由を問いただすと、
新人「私は自分でやってきたし、特に誰にも教わっていない。先輩や会社には別に何の恩もない。」
と言い残して辞めて行くと言う痛い目にあうんだけど、どうよ。
560 :
仕様書無しさん:2005/07/30(土) 01:16:43
結核予防法
第4章届出、登録及び指示(第22条〜第27条)
第5章伝染防止(第28条〜第32条)
ほんとに結核なら
ニュースにならないこと自体が変だろ
561 :
1:2005/07/30(土) 20:59:53
最近、軍曹殿が来ない。
このスレ読んでるかな。
俺様なんてバカが居付いたからしばらく来ないようにしてるんじゃない?
563 :
:2005/07/30(土) 23:42:11
軍曹の話は本になる予定だが、果たして俺様クンは本になるか?
564 :
仕様書無しさん:2005/07/31(日) 01:24:05
携帯関係の仕事しているけど、この前職制変更があって部長クラスが入れ替わった。
新体制での抱負を語ってもらう時に、飲み会の幹事だった俺はつい悪ノリして
「インパール提督による精神論の講話だ。皆の者、心して聞くがいい。」
と音頭を取ったら直属の上司に睨まれた。
あとで言われた。
「お前、冗談で言っていい事と悪いことがあるのは、知ってるよな。後で覚えておけよ」
と脅された。ついふざけてしまっただけなので、社会的制裁はご勘弁を!
俺様君を観て己を恥じたのではないかな? 軍曹。
軍曹殿は、新たな任務に旅立たれたのだよ。多分・・・
>>566 俺様クズ乙!!
消えなwwwwwwwwwwwwっうぇええw
569 :
仕様書無しさん:2005/07/31(日) 14:53:45
俺様君続きマダー(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チン
>>563 軍曹の話は本になる予定だが
まじですか
ジサクジエン(・∀・)デシタ!
572 :
仕様書無しさん:2005/07/31(日) 17:55:27
人のデスマは蜜の味 期待age
573 :
仕様書無しさん:2005/07/31(日) 20:55:36
スネカジリのクソガキどもがいじくり回すオモチャのために、
仮定のある大の大人が何人も犠牲になっていくのか。
やり切れんな。 本当にやり切れない。
574 :
:2005/07/31(日) 21:00:58
本の題名は、
21世紀の女工哀史、「ああ、YRP」か
あるいは百名の犠牲をだした常紋トンネルをもじって「負汚間」
(正式名称はまずいので)。
自分で選んだ仕事のくせに女々しい奴ばかりだ
577 :
仕様書無しさん:2005/07/31(日) 22:32:12
奴隷や兵隊が十人死のうが百人死のうが関係ないよな
下請け以下の人間なんて所詮使い捨てのコマ
ていうか俺様が仕事あたえてやってるんだ
ありがたくおもえ
クソどもが
578 :
仕様書無しさん:2005/07/31(日) 22:37:18
>>575 あそこのトンネルは光の丘トンネルというようだが。坂の名前はなんてったっけ。最近いかないから忘れたなぁ。
579 :
:2005/08/02(火) 00:02:37
>>579 D○C○M○の人キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!
581 :
仕様書無しさん:2005/08/03(水) 09:42:31
俺様君の話マダ?
トンネルを抜けると
そこは YRP だった
から始まると良いな。軍曹の本。
583 :
仕様書無しさん:2005/08/03(水) 22:44:23
>582
俺は元のままでいいと思うぞ。
「俺達は、仕様も知らされぬまま横渚の地に送り込まれていった」
このシブイ出だしで俺は読む気が出た。
■■ Linux環境でperlの開発 [横浜]■■
短期常駐 1ヶ月程度
単価(月)50万円
勤務地 横浜市
横浜市営地下鉄線 吉野町駅 徒歩1分
問合せ
[email protected]
>580
ちがうだろ。579=NECやパナソニックの人たちでしょ。
君たち派遣社員や契約社員は上級の人たちにコキ使われて安月給。。残念!!
586 :
1:2005/08/05(金) 00:47:13
やっぱりこのスレは軍曹殿の書き込みがないと盛り上がらない。
軍曹殿は今頃どこでなにをしているんだろう?
もう再就職できたのかな。
もしこのスレを読んでいたなら近況をお聞かせ下さい。
軍曹殿ーーー ←叫んでみる
死人に口なし。
588 :
1:2005/08/05(金) 22:57:20
589 :
仕様書無しさん:2005/08/05(金) 23:45:25
コンビニでバイトしてんだろ。
ブラインドタッチならぬ、
ブラインドレジで高速処理してそう。
>>584 1ヶ月常駐で50万?安っ!
この単価で請ける奴にロクなのいないとおもうが・・・
来週のケロロ軍曹「冬樹、鳴らない電話&ケロロ小隊、携帯電話で侵略せよ!」らしいね。
592 :
1:2005/08/11(木) 23:47:52
軍曹殿!お盆くらいはこのスレに戻ってきて下さい。
で、このスレを見ている諸氏に愚問だけど聞いてみよう。
夏休みある?
8/1(実際7/30)からずっと
上司に
「もしかしたら今週の土日休んでもらえるかも」
とか言われた
しかもソイツの口約束は守られた例がない
597 :
1:2005/08/12(金) 14:16:22
あ、割と皆休んでるんだ。
漏れは携帯開発から離れてから盆、正月、GWの休みは
ちゃんと取れてる。
携帯やってたころは休めなかったし。
軍曹殿も休んでんのかなー。
>>595 (´・ω・`)ノ ('A`) ヨシヨシ
598 :
仕様書無しさん:2005/08/12(金) 14:28:25
________ ノ`-、_,-一ー- ,_ _____________
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>>596 メーカー本社勤務でかつカレンダー通りだとまあ当然だよなあ。
本当にカレンダー通りなら…ね。
600 :
596:2005/08/12(金) 19:32:51
>>599 メーカー子会社で権力ピラミッドの上から2番目に
位置してるから、割とマターリ
601 :
595:2005/08/13(土) 06:28:20
やっぱり口からでまかせだった
あと5時間でまた会社へリターン
戯言吐いた上司よりも、わずかでも期待した自分を呪い殺してやりたい
602 :
1:2005/08/13(土) 22:30:59
(´・ω・`)ノ 595 ヨシヨシ
(´・ω・`)テラカワイソス
605 :
仕様書無しさん:2005/08/16(火) 18:00:12
606 :
仕様書無しさん:2005/08/16(火) 18:00:50
なんで携帯電話開発は徹夜ばっかりなんだ?
607 :
仕様書無しさん:2005/08/16(火) 18:01:45
>>595 休日出勤した場合、ちゃんと金でるのか?
608 :
仕様書無しさん:2005/08/16(火) 18:03:11
>>573 > スネカジリのクソガキどもがいじくり回すオモチャのために、
> 仮定のある大の大人が何人も犠牲になっていくのか。
>
> やり切れんな。 本当にやり切れない。
最悪だ。犠牲に鳴った分もっと給料よこせと
609 :
元軍曹:2005/08/16(火) 22:36:56
俺達に割り当てられたPCは、このセキュリティの厳しい時代なのにWindows95搭載品が主流だった。
更にメモリ不足とHDD容量不足という絶対的な問題は常に残っていた。俺はそれでも運が良いほうで、
メモリは64Mも積んでいた。ただHDDが4GBなのは相変わらず痛かった。小隊が壊滅してから64Mに
増やされたのだ。その前は32Mだった。
その上、作業データのバックアップは各個PC内で自己責任という事だったので、本当ならCDRに焼いておく
か何かしたいところであった。しかし、俺達のPCにはフロッピーを初めとしたリムーバブルメディアが一切
取り外されていたのだ。PCの筐体には南京錠で施錠もされていたので、増設は勿論出来ない。
コーディング作業はワークステーションへLOGINして、ターミナル画面上からviエディタで行う事、という
環境を強いられた。俺達はヒデマルユーザだったので、viには苦しめられた。あの変態的なキー操作に
例のコメント文処理は気の狂いそうな話だった。しかし、ワークステーション上のHDD領域も1チームにつき
1GBしか割り当てられていなかったので、そこへドキュメント類のデータをぶち込んで保管する訳には
いかなかった。
とにかく、自分達の作業に必要なHDDが欲しかった。自腹でもいいから欲しかった。それでも
「支給PCにはハード及びソフトのいかなる構成変更も許されない」
というルールのために、俺達は何時作業データが壊れるかと冷や汗をかいていたものだった。
お久しぶりです軍曹!!!
611 :
元軍曹:2005/08/16(火) 22:55:11
ある日、派遣仲間が上位会社のSEへ仕様について質問へ出かけた時に、長期休職している社員のワークステーション用
アカウントとパスワードを偶然盗み見てしまったと言っていた。不注意な管理者が台帳を机に広げたままタバコを吸いに
出かけて行ったらしい。試しにそのアカウントでログインしてみると、一人当たり100GBもの空間が余裕で与えられている
ではないか。派遣仲間は、携帯カメラで台帳を盗撮して、その貴重な画像を現場に持ち帰ってきてくれた。
そのアカウントの持ち主たちは既に1年以上休職しており、俺達は好き放題使ってもバレる危険が無かった。俺達は、そこへ
作業データやドキュメントなど一切合財を放り込んだ。数人のアカウントを仲間内で公平に割り当てて共有した。作業PCは
もう少しでHDDが一杯になるところであったが、これで快適になった。
近くのチームではバックアップ手段もないPCのHDDがクラッシュしてデータ類を消失させて、故人で責任を追及されている
哀れな外注PGもいた。支給PC自体に問題があったのに、「自己管理が出来ていない」と攻め立てられて、単価を20%カット
されていた。そういう風景を見て、俺達は危険な橋を渡るしかなかった。
暫くはデータのバックアップに悩む事が無くなった。
しかし、知らぬ内に上位会社では組織の変更が行われ、ワークステーションの再分配がなされたらしいのだ。
「ああ!作業中のソースを保管したマシンがネット上から消えてるぅぅううう!!!」
現場のあちこちで悲鳴が上がった。
俺達は、問題のワークステーションの所在を求めて、交代で館内を捜索した。
セキュリティ上外部の者が入れないエリアには、通気口を通って侵入した。室内で上位会社の人間に見付かりそうに
なると、事前に用意しておいたダンボールなどで身を隠した。問題のワークステーションを見付けるのに1週間はかかった。
捜索は主に深夜に、そう、デスマの隙を突いて仲間と交代で探したのだ。例のLSI開発でワークステーションを集約していた
らしく、ハード部隊の中枢にそれらは置かれていた。一度に集めた為、ネットワークへの接続はまだ行われていなかったらしい。
612 :
元軍曹:2005/08/16(火) 23:09:11
逃亡前に俺が単独任務をこなしていた頃には、ハード部隊はガダルカナル大佐(部長)とポートモレスビー中佐(部長補佐)
とレイテ沖中佐(更にその補佐)が取り仕切っていた。本当は上位会社の人事などどうでも良かったのだが、職務の為に
行った捜索作戦では、いろいろと聞いてはならない機密情報までが耳に入った。
通気口を伝って方々へ潜入していた為、館内の喫煙所で交わされる管理職連中の内緒話などもよく聞こえた。
俺達の捜索していたワークステーションは、その日から1週間後にHDD内をフォーマットするという情報を、管理部署である
レイテ沖中佐から聞いた。本人から面と向かって聞いたのではなく、天井裏で偶然聞いたのだ。
仲間内ではこの仕事につく前から施設潜入を得意としていた者がおり、そいつがLANケーブルを引っ張りながら通気口の
迷路を進んで、目的のマシンへ辿り着き、そして接続したのだ。LANケーブルが見付かれば侵入経路を見破られるので、
捜索作戦以上に危険な任務であったらしい。
幸い、ワークステーションはぞんざいに部屋の隅に積み上げられていたので、ハード屋の現場の実験机の下をホフク前進
する事で、誰にも怪しまれずにLANケーブルの接続は出来たらしい。しかし、問題は画面を映せないという事だった。そこでは
近くに借用できそうなディスプレイが存在しなかった。
そのような状況での作戦に経験豊富な仲間もいて、助かった。彼はセキュリティの厳しい建物に潜入して、暗闇の中で手探り
でワークステーションを操作してデータを盗む仕事を、一時期生活の為にしていたらしい。かくして、行方不明だったワーク
ステーションをネットワークに不正接続し、そこへアクセスして作業データを吸い上げる作戦に成功した。
しかし、自分達のPCにも入りきれないデータをどうやって吸い上げたのか?
613 :
元軍曹:2005/08/16(火) 23:24:16
上位会社のSE達は、当時既にWIndows-XPエンタープライズ・エディションを全員標準装備していた。
そして、その各自のHDDはビデオ録画をたっぷり出来るぐらいの容量を持っていた。その中にはエロDVDから
お宝映像をたっぷり保存している輩もいた。
そのような背任的社員のPCへLOGINするアカウントとパスワードも仲間が易々と手に入れた。彼らは何の目的で
このような開発現場に派遣で来ているのか、その目的が怪しい者たちばかりだった。そんな工作員が集めた情報
を頼りに、俺達はHDD容量の巨大なPCをリモートで乗っ取り、1週間以内で消え失せるワークステーション内の
データを流し込んだ。流し込んだ後にはフォルダ名を偽装して、そのPCの持ち主があまり関心を持たないように
仕向けた。
エロ動画満載のPCを割り当てられた仲間は、徹夜勤務の息抜きにそれらを拝借していた。残念ながら俺が割り
当てられた上位会社のPCには、仕事以外のデータは何も入っていなかった。俺達は、常にアドミン権限でLOGIN
していた。
「軍曹殿、仕事の為の作戦行動なのに、なんか後ろめたい作業が多いようなキモチが起きますね」
「仕方ない。本当の任務を全うする為には止むを得ない手段だ」
派遣仲間は互いに好き勝手な呼称で呼び合っていたが、そこでも俺は軍曹のままだった。初めて会った人間から
も軍曹と呼ばれていた。その称号を聞くと、昔の部下達を思い出して心が痛む時もあった。彼らの命がけの献身を
決して忘れる事は出来なかった。
こうして俺達は作業用HDDの不足という問題を解決した。俺達の救い主でもあったハッカーは、Windows-XPの
セキュリティホールについても熟知していて、知られているものの大半は自宅で実験済みだという。携帯開発には
欠かせない優秀な人材だ。
おもろない。
615 :
1:2005/08/17(水) 00:50:12
軍曹殿、お疲れ様です。
また凄まじい内容なのですが・・・。
コンパイルはどうされていたのですか?
ソースは100万ステップを優に超えてると思いますけど、
Win95で64Mじゃコンパイルできないんじゃないですか?
つーか、こんな環境でよく開発できますよね。
デスマにならない方がおかしい。
交換機系だったから、ネタに見えてネタに見えない。
いまは中小企業でWeb開発だけどなつかすぃ。
Eclipseで開発やってると、メモリ256Mでも少なく感じる。
最低512Mだな。
618 :
元軍曹:2005/08/17(水) 01:20:09
コンパイルとオプティマイズにはそれなりのマシンパワーが必要であったが、コンパイル専任者がかなりハイスペックな
Linuxマシンを割り当てられていた。俺達は、部分モジュールのコンパイルだけならそこへリモートLOGINしてコンパイルの
ジョブを投入していた。だから、自分達に割り当てられていた非力なPCが問題となるのは、大抵はドキュメント作成と編集
であった。
どういうわけか、上位の上位の会社のSEの書く仕様書には無駄なビットマップ貼り付け図が多く、打ち合わせでホワイトボード
に書きなぐった内容をそのままビットマップにして貼ってあるページもあった。どれもさほど色数は多くないはずなのだが、
ドキュメントのファイルサイズは大抵数十Mバイトに達していた。最も、上から与えられる仕様書がPCで閲覧可能な形態で
渡されるのは大分版数が型落ちしている場合が多く、どんなに新しくてもメジャー版数が1つ古かったものだ。だから、上から
来る仕様書は紙で配布されたものが最も真実に近かった。それならマイナー版数で2から3程度の遅れで済む。
そんな訳で自分達のPCの非力さに悩まされたのは、自分達で様々なドキュメントを作る必要が発生するような場合だった。
Windows95搭載でパワー不足なマシンは、ドキュメント操作で少しでも負荷の重い事をさせるとすぐにフリーズしてしまった。
Ctrl+Alt+Delで落とせればまだ幸運な方で、大抵は電源を強制的に落とすしかなかった。それがHDD上の利用可能なクラ
スタを少しずつ削っている事も重々承知の上だった。
619 :
1:2005/08/17(水) 01:34:08
>>618 漏れは東京の西の方で携帯開発やってましたが、
外注であれ、一人一台、それなりのスペックのPC
与えられてました。リースですが。
費用は最上位会社持ちで。
・・もしかして恵まれた環境だったんですかね。
> どういうわけか、上位の上位の会社のSEの書く仕様書には無駄な
> ビットマップ貼り付け図が多く、打ち合わせでホワイトボードに書き
> なぐった内容をそのままビットマップにして貼ってあるページもあった。
> どれもさほど色数は多くないはずなのだが、
これもありましたけど、スペック的に無問題でした。
版も共有サーバから落としてくれば常に最新だったし。
基本的に紙のドキュメントはなかったですね。全部電子ファイルで。
えーっと、軍曹殿の方がデスマ状態なのは最上位会社が
金を渋ってるからですね。誰でもわかりますね。
つーか、何で最低限のことに金をかけないんでしょ。
儲かってないわけじゃないんですよね?
その変の情報は通風孔から聞こえなかったんですか?
予算が無いからでは。
それにしてもこのスレすごいですね。
郵便猫より良かったかもしれんw
621 :
1:2005/08/17(水) 02:27:38
軍曹殿の書き込みを読むと、予算がないわけではないのでは?
最上位会社と外注とで環境に開きがありすぎる。
金の配分に問題がある気もする。
622 :
1:2005/08/17(水) 03:40:18
>>622 現在進行形じゃないのか?>1は過去形だろ?
映画化決定!
携帯電話のコーディングってどの当たりが大変なのかをスクリプト(脚本)もお願い。
どっちかっつーと、映画よりも
NHKのドキュメンタリー番組風に纏めてほしい。
というか、部下の優秀な工作員達が何を目的にその場にいるのかの方が気になるな。
627 :
1:2005/08/17(水) 11:00:19
>>623 携帯開発自体は過去形です。
でも1セグには別な形で関わってます。
628 :
1:2005/08/17(水) 11:02:30
>>627 すみません、言葉が足りなかった。
1セグの開発そのものにはタッチしてません。
別な側面です。すみません、色々あって
言うに言えないんです。
あっそ。
> NHKのドキュメンタリー番組風に纏めてほしい。
それだと、実現は30年先まで待たないといけ
ないし、今から、作業風景を16mmフィルムにお
さめて、30年後にいい感じのあせたフィルムに
なるよう、保管しとかなければならない。
この軍曹、本物?
前に比べると創ったっぽい話が見え見え。
あ、そうか、だから本物かwww
632 :
仕様書無しさん:2005/08/21(日) 15:48:21
軍曹ネタもそろそろBlogでは風化し始めてるな。
再就職活動もそろそろ安全になってきてるんでねーの?
現場離れてから時間が経ち過ぎてるから、難しいだろうな。
>>609 >現場離れてから時間が経ち過ぎてるから、難しいだろうな。
そうか? 組み込み系はどこも人手不足だと思うが?
「経験は申し分ないんですけどねー。ちょっと人柄が…」
>軍曹ネタもそろそろBlog
アドレスきぼんぬ
10万行くらいのスパゲッティコードだと半分以上はゴミだろうね。
書き直すと3〜4万行程度以下に収まるだろうから
書き直した方が断然早くてメンテもしやすいだろうに
それが許されないとなると、俺なら辞めるね。
理不尽すぎる。
そろそろ、お約束のベッドシーンを頼む。
>> 軍曹。
>>638 _∧∧__ / ̄ ̄ ̄ ̄
|( ゚д゚)| < 30分だけ寝る!
|\⌒~\ \____
\ |⌒⌒|
640 :
仕様書無しさん:2005/08/29(月) 23:44:52
そろそろこのスレも終わりか
641 :
1:2005/09/01(木) 23:17:59
うーん、最近軍曹殿来ないし、来ても書き込み少ないし。
もうこのスレも役目を終えたかな。
その台詞何回も見たような
643 :
仕様書無しさん:2005/09/02(金) 09:27:26
Blogの「笑わないプログラマ」が会社からアクセスできなくなってしまった。
デスマで辛い時には軍曹の活躍を読む事で勇気を奮っていたのに。
ここへもトイレの個室でケータイからのカキコだし。
保守
>>630 10年以上前のインパール作戦のドキュメンタリー番組風に。
佐藤師団長が後退を決断するまでのお話。
文章の読む部分に光当てて、とか。
まだあった
647 :
仕様書無しさん:2005/10/05(水) 22:07:34
648 :
仕様書無しさん:2005/10/05(水) 22:32:49
649 :
仕様書無しさん:2005/10/05(水) 22:35:46
>648
独占記事が9ページにも渡って、・・・
部分紹介だけでも泣ける。
650 :
仕様書無しさん:2005/10/05(水) 22:36:53
>>648 処方箋(10) デスマーチの記録から“現場”を考える/山崎敏
を読め
っていうか書店で立ち読みしててみつけて吹き出してしまった
651 :
648:2005/10/05(水) 22:55:40
>>649 >>650 なんとw
こりゃ記念に買っとかなきゃね!
以前、記事にしたいってカキコミがあったけど、そのヒトっぽいね。
652 :
仕様書無しさん:2005/10/05(水) 22:56:08
>651
俺も声上げて笑って、周囲の人間に引かれた。
653 :
648:2005/10/05(水) 23:02:27
話題の 「開発の現場 vol2 反デスマーチ大研究」 を買ってみました。
確かにこれは笑える本ですね。特にあまりにも的外れ処方箋には笑いを通り越して
怒りすら覚えました。
処方箋@仕様は変わるものを前提にした護身術
呆れて物が言えません。要件定義の段階で仕様を確定し、見積もりを取っているのですから
仕様変更などあってはいけないのです。仮にどうしてもと客先が行って来た場合のみ
対応する物です。
処方箋A危機回避テキニック
絵に描いた餅とはこの事です。プロトタイプを先に作る暇が有ったらさっさと
設計書を作って完成予想図を図に描けと言いたい。人月を使うなと言うのは
日本で円を使うなと言うのと同じです。
処方箋B現場のノウハウ
色々書いてありますが一点だけ。今の時代は新人とは言え即戦力である事が
条件であり、派遣会社には数ヶ月は無報酬で会社に来てもらって現場を学んでから
合流します。n人投入すればn人月が大前提です。
処方箋C Bugzilla活用術
ブラウザシェアが10%にも満たないMozillaを採用する事自体負け組みの仲間入りを
宣言しているようなもの。読む意味なし。
処方箋D 大量ドキュメントを回避
書面の提出はビジネスの根幹です。例え使用目的が何であろうと作業をした結果を
紙として残さなければ誰が何の仕事をしたのか把握不可能です。アジャイルとやらは
どうやって下請けにお金を出しているのか是非とも聞かせていただきたい物です。
つづく
マルチで構って欲しいってか。
最低の人間だな。
>処方箋C Bugzilla活用術
> ブラウザシェアが10%にも満たないMozillaを採用する事自体負け組みの仲間入りを
> 宣言しているようなもの。読む意味なし。
ここ、自分で何マヌケなこと書いてんのか、百回読み直して
理解できたら首吊ってこい!!
この文章を百回読み直したって理解できないから、
即首吊る、で良いと思われ。
百回読んでも意味が通らないことをオマエ自身で理解できたら、首吊れ。というココロと思われます。軍曹殿。
そのCのとこでマルチ先の別スレでは失笑を買いまくってますが
失笑してる一人が俺だから。
・・って、ID出ないんだった。この板。
別スレがわからんがとりあえず
しっ‐しょう【失笑】 (笑ってはならないような場面で)おかしさに堪えきれず、ふきだして笑うこと。
く‐しょう【苦笑】 にがわらい。「思わず―する」
にが‐わらい【苦笑い】 にがにがしそうな表情をしながら強いて笑うこと。くしょう。
>おかしさに堪えきれず
まさにこれだよ。
>(笑ってはならないような場面で)
ってのは脳内補完?
失笑であってるが?
笑ってはいけない場面だろ。アホらし、と流さなきゃいけない場面で。
そこで吹き出したんなら失笑であってるぞ。
何を指摘したいんだ? 文意すらつかめないモノホンの阿呆?
失笑は「本当に面白くて笑えるもの」ってことか。
この場合の「おかしい」は不正なほうのおかしいじゃなくて笑える可笑しさだよな。
漏れも見てみたいのでURLきぼん
>>662 >笑ってはいけない場面だろ。アホらし、と流さなきゃいけない場面で。
>そこで吹き出したんなら失笑であってるぞ。
この使い方自体が間違ってる。笑いを堪えきれないときに使うんだ。
とりあえず辞書引いてこい。
>笑いを堪えきれないときに使うんだ。
まんまだろ? 堪えきれないほどアホらしい文章だったんだから。
あの笑える文章マルチポストした本人様か。納得。
>665
>654
インクりぼん
まだ根に持ってたの?必死だね
アメリカじゃ失敗したプロジェクトマネージャーが退職とか書いてあって
責任の明確化がどうこう、日本はあいまいでうやむやにされるどうこうと
言っていますが、今アメリカの業界紙では「Japanese和」として、
個人ではなく全体責任を重視したプロジェクト運営が注目を浴びているのを
ご存じないのでしょうか?まぁ紹介されている実例がJapaneseと言って
おきながら中国やインドなんですが。
そう言えば自衛隊の例も出してましたが、あれこそ全体責任の良い例です。
ただし日本の場合はプロジェクトマネージャーも中間リーダー職も
末端SEも全員責任放棄ですので、日本より日本らしい
Japanese和が輸入される日も遠くないでしょうね。
671 :
仕様書無しさん:2005/10/15(土) 21:38:57
>個人ではなく全体責任を重視したプロジェクト運営が注目を浴びているのを
「全体責任」大差、提督クラスが自分管理責任を棚にあげる時、好んで
使う言葉だ。
なんのための「管理」職かと……
673 :
仕様書無しさん:2005/10/15(土) 22:07:19
うちでは管理職が担当者に向かって
「困るんだよ。ちゃんとプロジェクトのマネージメントを責任持ってやってくれないと」
と責めてくる。自分は他部門から人員(シロート)だけかき集めてきて、担当者に
○投げで押し付けておくだけで、戦力を人数倍して工程見積もってるし。
デスマなプロジェクトが破綻しても管理職だけは昇進して、現場担当者が責任取らされて
ボーナス大幅減額なんてのが横行してる。有能な担当が何人もやる気なくして、余暇第一
主義者に変身していくのを見ているのは楽しいが。
つーか、大丈夫なのか?それで会社は。
docomo端末だろこれ
vodaやauではないんだろ
>>649 >うちでは管理職が担当者に向かって
>「困るんだよ。ちゃんとプロジェクトのマネージメントを責任持ってやってくれないと」
漏れもそう、おかげで端末開発時代、自分でコーディングしながら、プロジェクト
マネージメント、要求仕様を保管する癖がついた。おかげで今の配属先では、「◯◯さん
すご〜い。何でも一人でやるんですね♪」といわれるorz。
676 :
仕様書無しさん:2005/10/16(日) 00:42:00
>>675 それをプレーイングマネージャーと言う。
>何でも一人でやるんですね♪
誰もが通る道だ。気にするな。
まちがった管理の第二法則だな
器用貧乏と一芸貧乏なら器用なほうがマシだろうか。
そんな二択イヤぢゃあ
とても面白い読み物でした。
仕様を決める側にやる気が見られないのは、そういう訳だったのか。
設計思想に基いた責任配分じゃなくて、力関係による責任の擦り付け
って何時になっても無くならないな。
こんな奴らがいい生活してる以上、脱走兵は後を絶たないだろう。
こんな仕事、馬鹿らしいよ。
681 :
仕様書無しさん:2005/10/28(金) 17:45:10
他板からきました。
まったく意味が分かたないので、素人にも理解できるように
箇条書きでまとめてください!
・わからんやつは(・∀・)カエレ!
以上
はやく文庫化したほうがいいな。
684 :
仕様書無しさん:2005/10/28(金) 22:06:54
全て団塊が悪い
685 :
仕様書無しさん:2005/10/28(金) 22:16:24
>> 684
大佐や提督クラスは、バブル世代だが。
686 :
仕様書無しさん:2005/10/28(金) 23:26:05
例のBlogと雑誌のおかげで、
俺のところも職場では軍隊階級で呼び合うようになった。
主任に報告するときも最近は
「押忍!軍曹殿、報告いたします!」
と敬礼して話しかけるのに慣れてきたところだ。
部で会議やるときは、始まりにその主任が部長に向かって
「大佐に敬礼!」
と大声で掛け声をかけるようになってきた。
687 :
仕様書無しさん:2005/10/28(金) 23:30:36
ぶっちゃけおまいらあんまりたまったようならな・・・・
堀の内逝って抜いて来い。犯罪起こすなよ・・・
[普通] [堀ノ内]
689 :
仕様書無しさん:2005/10/28(金) 23:41:34
京急だが京急じゃない。わかってるだろ・・・
単線かぁ
691 :
仕様書無しさん:2005/10/29(土) 08:47:29
つ【川崎】【京急】【堀之内】
692 :
仕様書無しさん:2005/10/29(土) 19:08:25
要するに
@仕事とりあえず放り出して京急に飛び乗る
A携帯電源を切る。念のため銀紙にくるむ
B京急川崎で降りてネットカフェへ駆け込む
Cwww.kawasaki-soap.comへアクセス。特攻先を決める。
Dコンビニか銀行で有り金下ろす
E在日のやってる焼肉屋で一人充電
F戦意が高まったら特攻をかける
G
http://www.mytrip.net/HOTEL/1352/1352.html ここいらでとにかく眠る
H京急飛び乗って戦列復帰。
Iもうだめぽとおもったら@へもどる。
ちなみにこれ、川崎近辺のでかい工場づとめのおっさんと大して変わんないからな。
きっついのはおまいらだけじゃない。でじどか乙。
最近はsymbianですか?Windows mobileですか?
>>694 試してみたか?正気を保ちたいおまいらにはおすすめのこーすだ。
696 :
仕様書無しさん:2005/11/03(木) 16:02:11
軍曹の話がエンジニア向け雑誌に掲載されてますた。
これ、載せても問題ないのかねえ。
一応「2chから引用した」ってのは書いてあったけど。
てかすぐ上にその話題出てるじゃねえか、よく読め漏れorz
ごめんね、母さん雑誌に載ってるのに驚いて脊髄反射でカキコしちゃったの。
698 :
仕様書無しさん:2005/11/05(土) 17:34:23
699 :
仕様書無しさん:2005/11/05(土) 18:26:30
>> 696
実話だがなにか?
700 :
◆x3bL58awAQ :2005/11/05(土) 18:47:52
自由と人権を求めます。
日本では管理までできる技術者が少ないからなぁ
目の前の人が、血眼で携帯電話発売日今月下旬のものを必死にデスマしてます(失笑)
ヤバイのでしょうか?
>>645 NHKスペシャル
ドキュメント太平洋戦争 シリーズ
「インパール作戦」
だな。
確か、『責任無き戦場』 って副題がついていたはず。
704 :
仕様書無しさん:2005/11/06(日) 20:54:15
インパール作戦はまさしく現代の日本のケータイ開発にそっくり重なるよな。
メーカーの数だけ、いや、開発機種の数だけ「無駄口連夜」がいるわけだ。
で、そんなに身を削っても元から価値の低いプロジェクトだから薄利多忙な
悪循環から抜け出せないでやんの。
病巣は上層部にあるのを無視して、責任を末端に押し付けるだけで組織的な
反省をしている会社は少ないんじゃないのか?
そんなデスマ組織の人間に教えてやろう。北欧のコア技術を押さえている会社
ではデスマをは無縁だし、社員は毎日定時で帰れるし有給休暇もお前らとは
比較になんないくらい毎年消化してるそうだぞ。夏休みは地中海で1ヶ月の
バカンスってのが普通らしいぞ。
つまりだ。これは現代におけるグローバルな白人支配社会なんだよ。俺たちは
白人様の高所得とバカンスを稼ぎ出す為の奴隷階級なんだよ。
でも俺は嫌だ。俺は奴らと同じ生活をしてやる。だから毎年夏にはバックレて
北海道で1ヶ月のバカンスを過ごしている。冬にもバックレて沖縄で1ヶ月のバカンス
だ。所得は白人階級にかなわないけど、バカンスだけは並んでやったぜ。
そんな俺は年に2回の無断退職を積み上げている、という事になる。
俺に会いたい奴は、派遣板の「バックレますた」スレに立ち寄ってくれ。バックレ神
がキミ達に「軒亜」階級のバカンスを与えてくれるはずだ。
705 :
仕様書無しさん:2005/11/06(日) 21:09:59
>>680 >そんなデスマ組織の人間に教えてやろう。北欧のコア技術を押さえている会社
オクトパスだったけ、NOKIAのプログラマー(私はあえてこの言葉を使う)は、
は独自に編み出したオブジェクト指向開発手法を使って、派生開発を少数
精鋭で楽々おこなってしている。んで、あのシェアだ。そりゃ儲かるぜ。
706 :
仕様書無しさん:2005/11/06(日) 21:43:00
>704, 705
キーーーー!!くやしーーー!
俺、典型的な日本のデスマ専属PG。
有給休暇なし、ボーナスなし、サビ残は月に70時間以上。
トラブルが起きるとSEの責任まで丸ごと俺たちに転嫁されて
悲惨な週末を過ごす羽目になる。土日?そんなのが休みだ
なんて考えはとっくに捨ててるよ。
昨夜は半徹、今夜も徹夜だよ。独自技術だー?そんなの
ひとかけらもありゃあしない。デスマ、デスマ、デスマあるのみ。
>705
もう一度読んだらますます腹が立ってきた。
キーーーーー!!くやしーーーー!
能力の無い奴が無理して高度な技術を組もうとしてるから
辺にハードに負担がかかったり不具合・デグレードが起きたりしてると思う。
安くあげようとして、程度の低い派遣連中ばかり入れてるからな。
品質なんてもんは、下がる一方だ。
710 :
705:2005/11/06(日) 22:36:31
> 709
でも派生開発ですら、土方PGの人海戦術でやっていると全然もうからんだろ。
メーカーもいい加減懲りたと思うし。そろそろ抜けるメーカーが続出するのでは。
>707
別の人間だ。
新しくきた人で前職が花屋って聞いて腰抜けたわw
こんなんで商品化してええんかと。
大阪だが
俺がわざとスキルが低いフリをして相手を騙し
相手が、いざ俺が書いたソースコード見てみるとメチャ高度なことをしていてビックリし
一人デスマに陥るアホ。
そしてそれを眺めて心の中で高笑いする俺。
(つまり、程度の低いコーディングだろうから、余裕でわかると思い一日でコード解析が出来ると思ったが、
フタを開けたらメチャ難しく、一ヶ月経った今でもまだ解析できていないというオチ)
以上、小話でした。
>>687 >大阪だが
SA? 会社が資金ショート寸前と聞いていたが、そこまで醜いとは?
714 :
713:2005/11/06(日) 22:59:21
X>> 687
◯>> 711
難しいコードは低レベルの証拠だ
携帯開発って今でもC言語なん?
>>712 >そしてそれを眺めて心の中で高笑いする俺。
病んでるね。つーか根が陰湿そう。
718 :
仕様書無しさん:2005/11/07(月) 00:50:06
>717
そんな奴らばっかりだよ、この業界。
他人の不幸を密の味と心得る道徳がはびこってるんだよ。
719 :
仕様書無しさん:2005/11/07(月) 01:19:06
すまん、程度の低いコードの方が一ヵ月眺めてもわからん。
携帯全く分からないけど
基礎部分フレームワーク(既成)みたいのに
独自部分とUIとガワくっつけるだけだと思ってた
>基礎部分フレームワーク(既成)みたいのに
まともな関数や構造体すら作れない連中に、
フレームワークなんかとてもとても
>>716 少しずつC++やJavaといったオブジェクト指向言語にシフトしているがまだまだC言語が現役。
724 :
仕様書無しさん:2005/11/07(月) 23:56:36
>> 716, 723
オブジェクト指向以前の問題、Cでもちゃんとやればきれいに作れる。
725 :
仕様書無しさん:2005/11/14(月) 19:49:18
>724
最近うちの会社に入ってくる大卒院卒は、オブジェクト指向の知識はあるが
コーディングの基礎的な技術が低くなってるような…希ガス
…まぁ情報学部は年々勉強すべき分野が増えるから、大変なのはわかるけど
最近の若モンは打たれ弱いくせにプライドが高いし
高学歴者になるほどその傾向が顕著になるから、なかなか指摘しづらい
俺は今、社内でC研修の講師をやってるが
試しに自分で組ませて、その後ベテランの華麗なソースを見せてやると
感動して技術を吸収しようとする連中と
「そもそもOOなら〜」とか言い出す連中の2つに分けられる
前者は有望かつ育てるのも楽なのだが
後者の連中は面倒ですな
プライドも糞もない文系大卒を採ってイチから仕込む会社のキモチがよ〜くわかる
>>725 認めたく無いが、その現状認識を支持する。
座学と実学の違いや科学と工学の違いが理解出来て無い若い人が多くなってきているのは事実かとw
#C研修していながら「そもそもOOなら〜」なぞと言う人には「OOPとC言語」というテーマのレポートを提出させ(ry
つーか、Cの話をしてるときに「そもそもOOなら〜」って言う奴は、
人の話を聞いてないんじゃないのか?
○○(まるまる/特定名で固定しないための変数)って言いたかった希ガス
お前ら何オブジェクト指向に過剰反応しまくってるんだよ。
まだまだCが現役だし、Cでしか出来ない事が多いのは
このスレの住人なら誰もが知ってるはずだろ?
「OOなら〜」とか言う連中も、別に俺に面と向かって言うわけじゃない
講義が終わった後の雑談タイムに喋ってるのを、俺が聞き逃していないだけ
謙虚で吸収力の高い連中は、感動止み難い様子でソースに見入る
もしくは、仲間とベテランのソースの凄さを語り合う
この時点で、したり顔で「〜なら〜で〜なのにねぇ」とか言ってるヤツで伸びてくるのは少ないわな
オブジェクト指向の話はスレ違いなんじゃないか?
>>723は他意があった訳じゃ無いと思う。
際限無く議論が続く悪寒がするから出来ればそれ関係のスレでお願い。
>>731 OOの話は筋違いだよな。
今更、Cとか言われて腐りたく気持ちもわかるし。
問題は、自分から吸収しようとする連中が
減ってきているのと、専門課程行っているくせして
コンピュータの根底を知らない連中が増えてきて
いる事。
>>732 「コードを書けるだけ」というスキルレベルの人間を量産する環境が多いのだよ
734 :
仕様書無しさん:2005/11/17(木) 23:18:04
>>732 場当たり的な知識ばかりになってる。
そもそも根っこでつながっているようなことを学びたいの
だが、それがよくわからん。
アセンブラしる。
736 :
仕様書無しさん:2005/11/18(金) 00:09:51
このスレというかあちこちに紹介されてるブログ読んで、友達の何人かは
携帯関係だけは嫌だと言って配属でもめたらしい。体験する前からビビッ
てどーするんだ。
>>734 それを理解するには、アセンブラが一番だわな。
複雑な事をしようとすると手数が増えるので、普通の
実装にゃあまり使わないが、内容は普通の言語より
も遥かに単純だから覚えるのに一月もかからん。
問題は、昔と違って、今はそれを試してみる環境が
ない事だわな。俺も後輩に使わせたくて適当なエミュ
レータでもないか探しているんだが、中々ね。
>>736 いや、そいつらの方が正解。
離職率の高いところにはそれなりの理由があるんだよ。
大体、そんなところで生き残っている奴らは立場か
運に恵まれた奴らが中心。そんな連中がそれを自分
の実力で生き残った、潰れる奴が悪い、みたいな勘
違いをしたまま仕切っている事も多いから、そんな
所にあたるとマジで最悪だぞ。
まあ、携帯も局側の方はマシ(っていっても所詮は
ソフト産業なのでアレな訳だが)みたいだけどね。
つ[運も実力の内]
739 :
仕様書無しさん:2005/11/18(金) 13:16:12
体験する前からびびってもいいよ。
戦争体験や麻薬体験と同様にね。
間違いなく人間不信やらいろいろ失うものが多いから。
女工哀史とか蟹工船の世界だな。温故知新とはよくいったもんだ。
741 :
仕様書無しさん:2005/11/18(金) 22:48:55
携帯のソフト開発やることになりそうなんですか、まじでこんなにやばいん
ですか?すごく楽しみにしていたんですが。
携帯ソフト開発はスキル的にも人間性的にも低い人が多い
スキルがめちゃ高いけど人間性最悪とかも結構多い
743 :
仕様書無しさん:2005/11/18(金) 23:28:09
開発の戦略そのものが近代化前の中国軍だよな。
「犠牲はいとわず、人海戦術あるのみ!」
作戦も何もあったものではなく、スキルのある者はより
優先的に特攻させられる。まあ、軍隊よりマシなのは
正常な思考を持つものはバックレ・カードを切って
心身を守れるってとこかな?それを切れない奴は結局
人海戦術の肥やしとなるだけだな。
744 :
仕様書無しさん:2005/11/18(金) 23:41:33
>>741 携帯っていうと、表向きは華やかに見えるかもしれないが
現実はこんなもんだ。
>>741 そういう世界でも生き残って楽しそうに仕事してるやつもいるので
君にマッチしてるといいね
746 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 02:02:20
>> 742
> スキルがめちゃ高いけど人間性最悪とかも結構多い
環境的にぎすぎすしてしまうという方が正しいと思う。
糞忙しいのに(政治的陰謀で)偽装のやる気なし?素人PG
の教育を押し付けられた日には。。。
まあ、抜けると人間性を取り戻すよ。
スキルあると勘違いしてて性格悪いのはいたが。
>>741 それが、携帯端末なのか携帯インフラなのか、
携帯用アプリなのかで全然違う。
一番最初のは論外。
30年後の国語(社会?)の教科書にこのスレが乗るんだろうな。
んで、みんなで朗読。
>>746 携帯業界に限らず、時間的経済的に余裕がないとギスギスしてしまうもんだ。
750 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 03:45:40
ここへちくろう。開発中の端末で現場の写真、動画をとれば、証拠も残る。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/overtime_without_pay/ <サービス残業>23日に電話相談開設 厚労省
労働団体では、連合が17〜19日に不払い残業相談ダイヤル(0120・154・052、午前11時〜午後8時)を開設。
19日には日本労働弁護団と過労死弁護団全国連絡会議が22都道府県で「長時間労働・過労死・過労自殺110番」を
実施する。主な電話番号は東京(03・3251・5363)、大阪(06・6364・8009)、
名古屋(052・682・3211)、札幌(011・261・7738)。午前10時〜午後3時(札幌は午後2時まで)。
昨年度中に全国の労働基準監督署から指導を受け、サービス残業分の賃金を支払った企業は1437社、
支払総額は226億円に上っている。【大石雅康】
751 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 04:01:57
>>748 教科書に載せれないようにしてやる
ちんちんうんこちんちんうんこ
おっぱいまんこおっぱいまんこ
>>751 おまいは「非人道的な仕事で精神を破壊された人」の例にでっち上げてやるから問題ない。
【ネットワーク保守・管理 Aさんの場合】
昼夜逆転した生活を送ってきたAさんは、ある時を境に卑猥な言葉を自分の意志とはかかわりなく
大声でわめいたり、ネット上の掲示板に書き込むようになってしまいました。
>>751 Aさんはその後しばらくして亡くなりました。
753 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 18:20:21
>>751
そういう都合の悪いスレは削除して載せる
電車男の本を読めばわかるが
754 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 18:28:19
でも給料良いんじゃないのん?
携帯開発ってどうしていつも一杯一杯なんだろうと思って、携帯開発の現場を除いてみたが、
無駄だらけじゃん
こんなんでよくなるわけがない
ただ、オブジェクト指向を導入したほうが将来的に楽になるだろうなとは思った。
756 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 19:00:19
いや無駄なオブジェクトが多数できて、よけい泥沼になると思う(w
>>731 >オブジェクト指向
オブジェクト指向ちゅうか、もうちっとモジュールの結合度、凝集度、情報隠蔽、レイヤー化を
勉強すれば楽になるが。エリートの集まりである軒亜とちがって、なんせC言語の知識すら
ヤバスなPGがくんでいるので、どうにもならん。
一つの関数に全ての処理を組みこむ人いるよね。
アホだろ。
できるだけ機能分割してほしいんだが。
759 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 19:12:02
>757
だから、何でもかんでも、外注PGに押し付けるなって。。
もすこし、考えれ!
760 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 19:12:53
C言語の知識以前に
ソフトウェアを組み立てるノウハウそのものを知らないと思う
そんなのがオブジェクト指向したら、間違いなく氏ぬ
762 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 19:16:46
機能分割じたいができないやつもいるんだが。
ネタじゃなくて本当にいるんだもんな。
スキルが高い人がいたと思えば、人間性劣悪だしw
携帯開発はやるもんじゃないね。
携帯電話ってのは、表は華やかだけど、裏はドス黒いよ、いやほんとに。
一つのクラスに全ての処理を組み込む人もいるらしいから、オブジェクト指向を導入してもさらに泥沼
765 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 19:21:46
クラスを名前空間と勘違いしている椰子もいるしな。
とくにVBあがり。
NOKIAは(海外だけど)、少人数のエリートがクラス設計をして
完璧なシステムをくみ上げ、莫大な利益を上げてるらしいな。
新機種が出たとしても、うまくクラス設計されているから多少ソースをいじるだけで完成しちゃう。
ていうか、日本以外のプログラマーは地位はかなり高い。
なぜか日本という国のプログラマーは地位が低い。
新人やスキルのない、つまり低賃金ですませられる人達に作らせコスト削減と言ってるが、
結果として、大人数・低レベルな設計・コーディングで赤字だらけってことになってるのが多いな。
767 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 19:30:03
>> スキルが高い人がいたと思えば、人間性劣悪だしw
そんなスキルの高い人っていたかな? 漏れの知る限りじゃ、
せいぜいUNIXのオペレーションやアセンブラに精通してて図
にのっている奴ぐらいだったと思う。
768 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 19:37:43
>UNIXのオペレーションやアセンブラに精通してて図にのっている
その程度で図に乗れるのはうらやましいっちゅうか。
769 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 19:40:18
>767
発注側か?外注に、設計までやらせてるのか?
おまえは、何してる?
2ちゃん
771 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 20:02:00
なるほど
772 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 20:13:02
例えるなら
軒亜=近代アメリカ軍(ハイテク兵器によって自国の犠牲を最低限に留める)
日本の携帯メーカー=40年前の中国軍(技術なしの消耗戦、ただの人海戦術)
ビジネス系は、コスト縮小、客の学習結果によって、少数精鋭になりつつあるみたいだし。
組み込みもそろそうなるかな。
うちの現場だけどもしかしたら工場のラインが止まるかもしれないってぐらいピンチなんだがw
775 :
仕様書無しさん:2005/11/19(土) 23:54:18
少数はあっているけども精鋭であるかは(ry
>>765 VBあがりはどのジャンルに行ってもまっとうな手法への
移行の足を引っ張るお荷物でしかないやね。
C→C++への移行は良いが、べたなC屋が経験無しに
クラス設計するとクラス分割が糞になって地獄みる。
データ管理とアプリケーション制御をおんなしクラスに
突っ込んだり(OOの責任分割が身についていない)、
なんでもかんでもインターフェースにしたり(関数テーブル
と同じ感覚でインタフェースを使う。そんなのはクラスに
した段階で自動的にやってくれているわ)とかメンテナンス
不能になる基地外コードを平気で書く。
(VB屋と違って1年後にはまともなコードかける様にはなるんだけど、、、)
他のジャンルでは繰り返されてきた事だが、安直なOOへの
移行は、チーム編成から考えないとより地獄をみる。
とにかく仕様が確定しないおかげでT.B.D.だらけでプロジェクトの
線表だけが進むからテスト始まってからバグの嵐になる。そんな訳で
うちのフロアには本部から仕様SEが常駐する事になったんだ。
これでいつ返事が来るか判らないメールや糞使いづらいグループウェアでの問い合わせも
激減し、仕様書作成段階で設計が決まり、デスマもかなり軽減される。
誰もがそんな風に考えていた時期がありました。
そんな期待はプロジェクト開始にすぐに破綻したんだ。
案の定、仕様SEの机には毎日質問の列ができた。仕様SEが会議やミーティングで
1時間も席を外せば高さ5cm以上の質問表が積み上げられ、会議から帰って
くるや否や民族大移動の如く仕様SEへプログラマが押し寄せる光景が
日常茶飯事となっていた。人って不思議な揉んで、自分もその中に入っていないと
不安になるんだよね。いつのまにか俺も適当な疑問点を作って行列の1要素として
並ぶようになっていたよ。
案の定、仕様SEは壊れた。
ここで少し解釈を考えさせるような込み入った質問をしてみよう。
「・・・と要件定義に書いてありますけど、では事前にロックをかけてから
この新機能を動かしたらロックのかかったデータでも表示させないと
実現できないのですが、その場合は・・・」
ふしゅうううううううぅぅぅぅぅ(プスプス・・・
仕様SEはオーバーヒートしてしまった。上のサウンドは自分で発しているが
頭と耳から煙を噴き、活動停止。こうなると非難を浴びるのはオーバーヒート
させた質問を行った人って風潮が出来上がった。結局複雑な質問は従来通り
メールか質問票に戻ったんだ。しかも全国各地に派遣された仕様SEは
全員壊れてしまったから使える仕様SEの数が激減。質問の答えは返ってくれば
ラッキーな程度にまで返答率が下がっちまったんだわ。
ふぅーん、絶妙だな。
でも、オブジェクト指向さえマスターすれば、
C言語で組むよりもはるかに楽になるんだけどな。
天と地の差だよホントに。
そうだな。
元々でかくなったシステムのメモリ管理をシンプルに実装する為にオブジェクト指向が生まれたからな。
今までのしょぼいシステムならアセンブラかCの方が良いんだろうけど
どんどん多機能化していく携帯ファームはもうCで作るには限界が近づいてきてるからなあ。
現時点でもなおCで実装しているところは最早職人芸。
勉強が足りないとかそういったレベルを遥かに凌駕してるよ。
職人に何時までもまかせっきりにすれば楽なんだろけど、何時までも勤めていられる訳でもなし、
抜けた後の事を考えるとやっぱり少しずつオブジェクト指向に移行するのが一番良策なんだろうな。
でも携帯って本来の通信制御部分と、IPスタックの上のアプリは別物のような気がする。
なんでもかんでもOOできるかっていればそうじゃないんじゃね?
そろそろユーザーが機能DLで選択できてその分値段が下がる方向へ移るべき。
JAVAレベルのあぷりとかじゃなくなー。
新人ばかり大勢集めるんじゃなくて、
スーパープログラマー数人のほうがより早くより正確に、そして大幅なコスト削減で開発できるよ。
「スーパープログラマー数人」が「新人ばかり大勢」より有効なのも人月が神話なのもわかってるが
その「スーパープログラマー数人」が集められないから困ってるんだと思ったんだが
「スーパープログラマー」はこんな時間浪費型の仕事なんかやらない希ガス
オブジェクト指向ってのは、そもそも設計技法の話なんで、
CがC++がとかって話じゃないと思うんだが。
どの言語使っても、駄目な奴は平気で糞なコードを書く。
携帯開発の終わりは、工場ラインを止めたときだと聞きました。
C実装でも、オブジェクト指向的実装はできる。
そうだね。大阪から東京まで徒歩で旅行することも不可能ではないよね。誰もそんなことはやらないけど
>>786 VBerでその手の事言う奴いるよね。
周りは迷惑するけど。
789 :
仕様書無しさん:2005/11/20(日) 16:55:36
>>786 漏れもそう考えていた時期がありました。
でも、それって構造化プログラミングの完成形だと思う。
やっつけ仕事、継ぎ足し切り貼りで構造化すらされてないのが問題。
OO以前の問題。
1から作り直すべきなのだろうけど、短納期でそんな余裕も無ければ、
メンバは派遣なので一生付き合うわけでもなく、そんな義理も無い。
792 :
786:2005/11/21(月) 22:54:35
>> 791
俺がいいたかったのはこれ。
BrewやAppleのCore Foundationはそれで実装している。
へたにC++でやるより効率は良い。
また、789のいう通り、構造化設計をちゃんと勉強すれば、
データ中心のモジュールは自然にできる。
ちゃんとOOで作ると分岐が少なくなるよな
>>792 昔、FM-Townsのライブラリがそんな感じだったけどね。
確かに、下手な設計よりも見通しは良くなるし、VCLの
プロシジャ的な呼び出しも出来てイベント処理も便利で
はあると思うけど、コンパイラが内部的にやってくれて
いる事を敢えて手書きでする事のメリットとしてはどん
なもんなのかね?
・C++&JavaはCより歴史が浅い。
・コンパイラは信用出来ない。
・Cで1から組まないと気がすまない。
って所じゃないか?
いかにも昔気質な職人さんの考える事だ。
・C++やったことない。出来ません。
が抜けてる。
C言語でオブジェクト指向組んでる人ならいる
ていうか、ただいまバグが数百件記録w
オマイラに忠告
職人気質な奴が難しいコード組むと後が大変だぞw
C言語でオブジェクト指向なんてやめとけ
X11関連でCでOOなコードは山ほど見てるし利点もわかるが
新規プロジェクトでわざわざCでOOする利点はほぼないだろ。
言語側でのサポートがないから、開発者のうち妙なことやる奴が
一人いただけでぼろぼろになるし。
駄目な携帯電話は、昔気質の職人が必ずいる
そしてメチャ難しいコード組んでプロジェクトが崩壊
これは定説やね
本当の職人気質ならば難しいコードは書かないけどね
OOでも構造化でも何でもいい、ちゃんと設計が出来ていれば。
うちなんかスーパースパゲッティだぞ。
いや、むしろラーメンだ。しかもちぢれ麺。
陰毛?
過去の資源が中々捨てられないって気持ちも解らなくも無いが…
ていうか捨てる必要は無いと思う。
ただこれからどんどん多機能化してでかい化け物になっていくファームは
C言語で新しく製造するには限界があるって事だけ認識出来れば良い。
今までのPC用OSのコードがアセンブラがC言語に、そして更にC++に置き換わったのと同様
時代の流れっていうかむしろ必然の流れかと。
C言語でOOを組むほうがはるかにスパゲッティーな感じになりそうだけどなw
いや組んでる奴らにとっては最高のコーディングなんだろうけどさ
C言語でOOやるのもコンパイラが変わったりメンバー追加したりしてもABI維持しやすいとか
他言語へのバインディングがやりやすいとかメリットはあるのよ。
新規でしかも一企業でやる分で、わざわざCを選ぶほどのことかは知らんが。
ちゃん設計リーダーの元で設計(ヘッダー)管理ができる体制だと、
クラス=作業単位になるので、進捗管理、増員等の作業調整がしやすい。
手続き型だの、オブジェクト指向だの、エージェント指向だの、アスペクト指向だの以前にこれどうよ
・int a,a2,a3,a4,b,c,c2,c3,i,j;
・s = a / c * b; // a/cは当然のごとく循環少数
・/* コメントにAA */
こんなのファンタジーな世界での話だと思ってたよ!マジでカエレ!
ほらみろおまえらが寝させてくれねーから誤字ったじゃねーか馬鹿!
循環少数
ってプログラムに在るの?
多分誤差の話だろ。
1 / 9 * 100
???
int型だから 0 じゃない。
本人談でも他人でも良いんですけど、この分野(主にアプリ層)から他の
分野に移ったときの評価てどうなの?
やっぱ携帯から、って事で評価高いのでしょうか。
やっぱ携帯から、って事で評価低いんじゃねーの?
814 :
仕様書無しさん:2005/11/25(金) 22:41:53
ケータイのスキルなんてその世界でしか通用せんよ。
業務系のSEが来ても役に立たないと同じように携帯が他に行っても役立たず
マネジメントやプレゼンみたいな汎用的なスキルじゃなきゃ分野が変われば役立たず
あはは、マネジメントもプレゼンもむちゃくちゃでもね・・・
はったりと押しだけでやってるひともいるでよw
糞コテウザス
>>811 固定小数だろうが、浮動小数だろうが、
疲れている時のケアレスミスでもない限り
807みたいなコーディングする奴は屑。
>>808 MS-IMEなんて糞変換ソフト使っとらんと、
ATOKかJapanistに乗り換えれ。
日本語変換ソフトやキーボードはペンや
筆と一緒。使い易いもんを使うのが吉。
せめて自分のPC位では良いもの、使い易い
ものを使うおうや。
VJEはダメすか('A`)
どうでもいい
うは。OAKって名前捨ててたのか・・・しらんかった
>>812 使い物にならない。
新人と同じ土俵にたったベレランみたいなものだよ。
明日は一ヶ月ぶりの休み
>>824 一ヶ月ぶりっスか!?
どんな熾烈な職場なんでしょうか??
827 :
824:2005/11/27(日) 09:37:15
その通り。
828 :
825:2005/11/27(日) 10:12:13
829 :
824:2005/11/27(日) 10:20:38
辞めたいw
830 :
825:2005/11/27(日) 10:25:42
>>829 やっぱり携帯は過酷なんですね・・・
どうかご自愛ください。
デスマにおいて「自愛ください」は「すぐ逃げろ」と同義だよ
ご自慰ください
携帯開発って、各会社ごとに独自のシステム、独自のデータベースで構築してるから
極めたって他で通用できないんだよ。
Windows業務アプリ開発だったら、どこででも通用できるけど。
あまり携帯開発って美味しくない。
834 :
825:2005/11/27(日) 22:31:52
>>831 なるほど・・・
>>832 それで済めばイイですけどw
>>833 しんどいのにキャリアアップできないとなるとモチベーションが上がりませんね。
なんとか良い職場環境にできないものでしょうか・・・
現場で苦労されてきた方が役員になって改善していく、というような例はないのでしょうか?
独自DBって何かメリットあんのか?
>>836 そういうのはWindows寡占戦略の一部だろう
標準OSになりゃ勝ちなんだから
ドコモの902を購入予定なんだけど、
インパール提督の会社の携帯は買いたくない。
軍曹が手がけたのはNなんだろうか?
Pは関西でやってそうだし。
>>840 Pも関東でやっているよ。
あそこは開発費けちってテストクオリティ
下げて欠陥品流通させちゃった前科がある。
んで、一時期反省していたみたいだけど、
今はどうだか。
社員の様子(無表情でコミュニケーションがない)と手続きで時間とられるってところで
三菱思い出したけど、どこでもそうなんだね。
844 :
仕様書無しさん:2005/12/10(土) 02:46:29
>>841 反省するならまだよい。それと同じ事をやろうとしている
他会社を知っている。
目先の金けちって将来どでかい損失をだすだろう。
Nさんも大変ね。
客に客盗られて。
Pは札幌、鴨居、大阪、静岡で分担してる。
847 :
仕様書無しさん:2005/12/10(土) 11:55:09
インパール提督の開発体制の元では、市場に不具合を出すと
切腹を命じられるという噂がある。したがって、彼のは以下の部隊からは
欠陥品が出る事はまず無いという。精神論の賜物だそうだ。
ちなみに、軍曹の手がけた製品はあの強固な開発体制のお陰で、不具合は
出なかったそうだ。その製品を軍曹が店で見つけたかどうかは分からないが、
インパール提督はその手柄を社長から高く評価され、他部門からも業績建て
直しのモデルとされているらしい。
俺は内部事情を知っている一人なので(軍曹は知らないが)、安心して新機種を
購入した。
・・・最近休日に会議室に缶詰にされての合同レビューや
バグ報告書に添付する付随報告書がやったら大量に増えたのはそのせいか!?
そう言えば秋に会社見学が開催された前日だけは定時上がりで、
当日は受付フロアのOLを開発室に「開発者」として配備したり
目のクマが取れてない奴や髪の毛ぼさぼさの奴は食堂に待避させられたっけ。
YRPの施設マップをみると、独立した建屋を持ってるのは
N,P,Fの3つだな。
ハードからソフトまでの開発部隊がいるってことは雑居で1フロア借りてるくらいでは無理だろうし。
Nが大本命、Fが対抗かな?
>>849 Pの建物はがら空きだよ。居るのは100人ぐらいの実験部隊のみ。
軍曹の話はどう読んでもおかしすぎる。
・仕様書の版数の頻繁な更新は当初メジャーバージョン級だったのが
いつしかマイナーバージョンの更新になっている。またそれほど仕様書を
頻繁に更新してくる相手は相当の仕事能率である。それに対して
上等兵は一つの仕様書を仕上げるのに吐血して強制送還する有り様。
元々無能だったんだよ。あんたら。しかも命と引き換えのその仕様書を
結局使わず脱走かよっひでえな軍曹。
>>851 バージョンのつけ方なんていい加減さ。洩れも1日にマイナーで8つ上げた事がある。
さすがに5つ目を渡した時は露骨に嫌な顔されたよ。
ああ、我が家、ローズテリア
853 :
仕様書無しさん:2005/12/11(日) 19:26:48
軍曹の元部下達は、このスレや例のBlogや、掲載雑誌の事を知ってるんだろうか?
知ってたらどんな思いで読んでいたんだろうなあ。その心境が気になった。
おまいら、
著作権付きファイルをメールで添付できるような不具合出しちゃだめですぞ
これだけ職場のモラルが低下するような状況だと
とんでもない爆弾を仕込む奴が出てくるだろうな。
携帯のソースで100KLってそもそもおかしくね?
858 :
仕様書無しさん:2005/12/11(日) 21:51:25
そうだよな。100kgならわかるんだが。
へ〜
携帯ってコアルータ並みのソース量なんだー
大変だねー
総量は数十MLだよ
アンタ携帯じゃないね
軍曹は間違いなく100%N社だよ
Nなのか?
Fのような気がしたけれど。
862 :
大学生:2005/12/12(月) 00:25:58
ちょ、ちょっと!
NもFもそんな社風なんですか?
"社"風じゃなくて"業界"風かも
な に を い ま さ ら
>> 863
どこもそうみたいね、精神論、根性論でやるか、
自称最先端アーキテクチャみたいな大風呂敷をしいてやるかの違いぐらい、
それで、SO社(携帯でないが)は見事にこけたが。。
軍曹の開発したのはN901iCのころか?
N902iを見る限り多少なりともスパゲティは解決したのか?
だからD900iだって。
一番発売が遅れた挙げ句に結局他の900iで動くiアプリも
「D900i除く」って扱いだった。開発効率のためにアプリ開発を
CからJavaに移行するはずだったのにJavaVMが死んでいたんだよ。
テストなんてプリントアウトしたソース(しかも90%はコメント)で
机上デバッグだぜ。
Dの開発ってC電でやってるんじゃないの?
すくなくともハード部隊がYRPにいるって時点でDじゃ内希ガス。
F,DならSymbianで、N,PならLinuxかな。しかしLinuxなら知ってる奴日本にも
多いし、そんな酷くならないんじゃないの。Symbianは情報少ないし、日本語の
情報ほとんどないし、GUIがSeries60/Series80/Series90にUIQにNTTのJavaと
沢山あってややこしいらしいし、割と最近コンパイラが全然別のに入れ替わっ
たりしてるから、苦労しそうな気はするね。
部外者の感想ですが..
871 :
仕様書無しさん:2005/12/12(月) 23:59:33
>867
だから何でNって決め付けるんだよ。
メーワクだ。
>>867 FOMA2あたりなんじゃねーの?
あの頃は、中の人そろってメニエール。
FOMAのことをFomaと書く奴はカタワ
875 :
仕様書無しさん:2005/12/18(日) 01:21:43
902iが出てるけど、
いちばんまともそうなのって
どれですか?
まともなのってバグが少ないってこと?
バグなら、どの機種も漏れなくついてくる。
電話とメールがふつーに出来てその辺にバグが無けりゃいーよ。
ほとんど使わねー無駄な新機能なんかいらねーんだよ。
通話機能にバグのある携帯か。なんか凄いな
日本の文化かもしれんが、いいか加減80年代〜90年代のパソコンみたいな
独自拡張の世界は、金かかるだけだしやめた方がいいと思う。
PCみたいに溺愛のOSにパッケージ積んで終わりの方がらくだと思う。
>>879 それはそれでべつの問題が発生する予感。
軍曹のトコもコンパイルは全部のソースを集めて1発でドン!か?
どこかのライブラリやヘッダーファイルがコケたらハイ全滅〜みたいな。
885 :
875:2005/12/21(水) 00:58:47
>>881 良い資料dクス。
レスポンスだけ見れば、NとPがかなり良いって事か。
今もN使ってるし、Nにしておこうかな。
>>885 NとPってベースは同じでしょ、FOMAは。
日本語変換のソフトとか+αで差別化してるってこと?
そうなるとデフォで入ってるゲームが気になるな。
Nはドラクエ2だっけか?
Pは何入ってるんだ?
>>887 ドラクエ2に対抗するならFF2しかないだろ。
保守
年明けたが携帯開発の皆さん、お元気ですか?
今年もダメダメ
休み前に放置したメールを思い出して鬱に
みんないつから仕事?
894 :
仕様書無しさん:2006/01/03(火) 17:39:42
軍曹の目にとまるようにあげておくか
>>870 本当部外者だな。携帯のアプリを甘くみてるLinux厨が大量発生するから余計ひどくなるんだよ。Symbianのほうが絶対マシ。
>>895 F痛関係の人?
Linux厨よりSymbian厨が大量発生した方が恐いだろうに。それにFOMAは
ネイティブアプリは動かんだろ、M1000以外は。
部外者の感想ですが…
>>870の
>しかしLinuxなら知ってる奴日本にも 多いし、
>そんな酷くならないんじゃないの。
この発言が厨だと言わずして何を厨と言うんだ。
日本にいるLinux使ったことある奴って、雑誌の付録をインストールして
オプソをmakeしたことありますみたいなのばっか。
どの程度やれば胸を張ってLinuxを使った事があります!と言えるでしょうか??
インストールしてLANにつなげられれば立派なLinux使いです。
あは、一度Linux携帯で死に掛けたんだがww
リアルタイム処理というのがこんなに素晴らしいものだと初めて知った
結局、昨年末に N902i購入しますた。
記事通りレスポンスはかなり良い感じ。
ちょっと操作時にずれると、矢印が出てくるのが鬱陶しいけど、
どうみてもそこそこ良い感じです。
情報下さった皆様、ありがとうございました。
904 :
仕様書無しさん:2006/01/08(日) 00:35:25
男達の大和/YAMATOを見てたらこのスレを思い出して、泣けた。
旧式UNIXマシンに開発資源を集中投資したくだりが「大艦巨砲主義」
思想そのまんまじゃん。人海戦術にしても帝国陸軍そのまんまだし。
俺が属してたのは別のキャリアだけど、そこも軍曹の話そのものの惨状
だったな。いや、そこの話を一部変えて投稿したのかと思って、ドキドキ
したものだったよ。うわー、俺の所属チームの事が書かれてるーーー
みたいに思って、ビビッた。
当たっていれば、軍曹の元部下だった上等兵(!?)は、昨年末にウツで離職
しますた。その後に俺も壊れて現場を去りますた。
携帯開発をしたら負けだと思ってる
その負けを極める
自演ってのは何らかの煽動じゃないと意味が無いわけで。
昨年から携帯に関わる様になりました。
何処まで堕ちていくんだ俺はwww
910 :
仕様書無しさん:2006/01/08(日) 21:21:39
>909
安心しろ。最後は戦艦大和のように華々しく散る事ができる。
それだけでも名誉と思うべし。生き恥を晒して生きるよりも、
男としての市に場所を与えられるだけでも一PG卒としては
立派な人生じゃないか。
例えが悪すぎる。
大和なんて時代遅れの思想を持ったトップによって、下っ端が殺される典型例だろうが。
大和と違って海の上じゃないから、やばいと思ったら脱走できる分マシとか、他に良い言い方があるだろ。
912 :
大井篤:2006/01/11(水) 12:37:37
社をあげてのPJに、開発部隊の伝統が何だ。開発部隊の栄光が何だ。馬鹿野郎
ホリエモンのせいで株価が下がってるけど、
このスレの住人には関係ない話だなー。
むしろマネーゲームに興じてる奴等ザマミロと
この業界は、キャリアの人間はマネーゲームできるかも
知れんが、実際に現場で携帯開発してる人間は毎日が
生きるか死ぬかのチキンゲーム(レース)
916 :
仕様書無しさん:2006/01/21(土) 00:20:15
ほしゅあげ
携帯電話開発をしたら負けだと思っている。
焼くROMがクロスコンパイラされたネイティブなコードかと思ったらバイナリデータをそのままテキストファイルの中に埋めてあるのは正直驚いた。
焼いている途中に電源落としたら機種があぼーんになるのもびっくりした。
PICでも開発環境あるのに携帯はエースチームでさえ「秀丸」。
仕様書なんてものはもう意味不明(というより実装不可)ホワイトボードに
グチャグチャになった関数の関係とかを撲り書き。そのホワイトボードを包んで
エース部隊が「ここも駄目、ここも死ね、こりゃ全部駄目だ」と愚痴をこぼす。
っていうかあの変態的なグローバル変数の嵐はなんですか?
そりゃ割り込み処理で固まるわ。
>>918 焼いている途中に電源落としたら機種があぼーんになるのもびっくりした。
漏れのチームは過去にこれで数台おしゃかにした。
焼いてる最中に、転送もとのノートPCのバッテリが切れて
転送中止。ついでに試作機の電池も切れてアボーン。
920 :
仕様書無しさん:2006/01/21(土) 02:00:20
>918
> 焼くROMがクロスコンパイラされたネイティブなコードかと思ったらバイナリデータをそのままテキストファイルの中に埋めてあるのは正直驚いた。
モトローラ形式のファイルじゃないの?
> PICでも開発環境あるのに携帯はエースチームでさえ「秀丸」。
私は開発環境のエディタより手になじんだエディタの方が良いです。
VC++のブラウザは便利だけど・・・。
俺漏れも,Fと一緒になってSymbianいじってて
IDEはCodeWarriorが用意されたんだけど
結局サクラエディタ使い通してた。
Symbian楽しかったなあ。。。
今は別の案件やってるけど,忙しさは全然かわらんし
Symbianの方がヨカタ。。。
ドコモ市ね
925 :
仕様書無しさん:2006/01/26(木) 23:31:43
>922
Nじゃあないだろ。
あそこにゃ「インパール提督」なんて呼ばれてる奴なんかいねーぞ。
926 :
仕様書無しさん:2006/01/26(木) 23:42:20
CreateGame〜陸海空オンライン〜開発始動!
有志によるMMOというジャンルのゲーム製作です。
参加資格:力ある者
927 :
仕様書無しさん:2006/01/26(木) 23:44:29
>>815 業務系で通用してるよ!
業務知識以外は、ちょーかんたんだよ
しかも、女の子が一杯いるよ!!
928 :
仕様書無しさん:2006/01/27(金) 21:24:15
なんでドコモが?
デスマなのはメーカーとおまいら(おまい以前に担当していたドカタも含む)のせいだろ。
ゴミみたいなソフトばかり組みやがって。
929 :
仕様書無しさん:2006/01/27(金) 21:40:58
ドコモは悪くない。
その卓越した先進の仕様をきちんと理解しないメーカーが悪い。
インド人の会社ならデスマ知らずで納期も品質もバッチリだって
言うじゃねーか。
インド人IT技術者に日本のソフト開発デスマ文化を教えたやったら
スゲー不思議そうな顔してたぞ。何故日本のPGやSEは技術的な
仕事をやろうとしないのか?と不思議がっていた。
インド人にとっては、ドコモの仕様は普通に分かり易くて親切らしい
ぞ。これで何故一発で完成品を出せないのか?メーカーは開発す
る意志が元々無いんじゃないのか?と派遣インド人がズケズケと
言ってくれました。
耳を傾けてたのは俺だけで、他の低級ドカタPG/SE連中は逆恨みして
「あんだ?ゴルァ!サシミ食わすぞ。納豆食わすぞ」
と喧嘩腰だった。
930 :
学生:2006/01/27(金) 21:51:13
なんか情けない話ですね・・・
根本的に日本の教育制度(風潮や民族性も含めて)に問題があるんでしょうか?
931 :
仕様書無しさん:2006/01/27(金) 21:54:46
>>930 >根本的に日本の教育制度(風潮や民族性も含めて)に問題があるんでしょうか?
トンカチのたたき方だけ教えて、でかい家を作るような無茶してるしな。
932 :
仕様書無しさん:2006/01/27(金) 21:55:46
>930
IT産業見てて俺もそう実感する。
なんつーか、仕事している殆どの奴らはスケジュールに追われて
完全に思考停止してるよな。上もビジョンを示せないし、戦略から
間違っている作戦の失敗を現場担当者に拭わせる風習が全国的
に珍しくないし。
日本人にIT産業を担う能力は、遺伝的に備わってないという話じゃ
ないか。この理論を研究して証明して学会で発表すれば、日本の
多くの奴隷PG/SE共は解放されて、まさしく農奴解放の如く英雄扱
いだろうな。
マジで、民族遺伝学的に間違ってるよ。日本に情報技術なんて。
933 :
学生:2006/01/27(金) 22:01:33
>>931 なるほど。
>>932 知的財産で食っていかなければならない日本において、
情報技術がダメというのは大問題ですね。
遺伝的に、生産業最盛期にみせた平均的な横並び主義がベストなのでしょうか・・・
なんか酷い自作自演をみた
俺漏れも
スレが伸びてると思ったらこれかよ。
もしかして、これが噂に聞くホロン部?
でもまあ、酷いソースであることは事実だ。
939 :
仕様書無しさん:2006/01/29(日) 14:10:34
さすがドコモ。自作自演も一流ですね^-^
ドコモにもホロン部がいるのか?
941 :
仕様書無しさん:2006/01/30(月) 18:04:29
大学1年の頃、超奥手で恥ずかしがりの子と付き合ってた。
普通に話してるだけでも顔が赤くなるような子だったから、
普通に可愛かったけどそれまで誰とも付き合った事は無かったらしい。
クリスマスが近いある日、プレゼントは何がいいとかいう話になった。
「○○クンは何が欲しいの…?」って聞かれたんで、からかってやろうと思い
「□□(その子の名前)が欲しい」って言ったら、
耳まで真っ赤になって下を向きながら、首を振って「む、むり…」。
まあこんなもんだろうなと思って、その日はそのネタで散々からかってやったんだが、当日
こっちからプレゼントをあげたのに、何故かモジモジしてなかなかプレゼントをくれない。
「プレゼントは私」なんて間違っても言える奴じゃないし、マフラーとか手袋とかその辺を予想してたんで、
どうしたのかと思って見てると、バッグから手を震わせながらリボンを出してきた。
「?」
「……(真っ赤)」
「あ、ありがとう」
「…」
「で、何これ?」
「△△たちが言うの…」
「?」
「これ付けて貰いなさいって…」
942 :
仕様書無しさん:2006/01/30(月) 19:43:22
で、お水に売り飛ばしたって話だな?
ここってあう系は居るの?
Microsoftの,Net Frameworkが早く携帯に乗らないかな。
M$携帯とか組み込みはみんなずーーーっと望んでたけど、
あの会社に作れるのは短命デブだけ。
んなもんのった携帯イラネ
>943 あうはw41で死亡中www
?
来月から携帯に配属されることになって鬱な俺がきましたよ
死ぬなよ!生きろ!軍曹のように!
953 :
仕様書無しさん:2006/02/03(金) 01:32:28
漏れはMacのCocoaが載ってほすい。
954 :
仕様書無しさん:2006/02/03(金) 12:37:45
どうせ自作自演するなら、「学生」だけでなく「インド人」や「中国人」や「アメリカ人」出して
ワールドワイドでやって欲しかった。「イスラエル人」もお進め。
>>725 > >724
> 最近うちの会社に入ってくる大卒院卒は、オブジェクト指向の知識はあるが
> コーディングの基礎的な技術が低くなってるような…希ガス
まーて、思いこみ激しすぎや。というか偏見もほどほどにせいや。
まだまだ大学院卒の種類によってはオブジェクト指向すらしらないのが多いぞ。
大学院卒をなめないでくれや。研究室と研究テーマと教官の指示によって
習得できるものが全然違うんだからな。
> …まぁ情報学部は年々勉強すべき分野が増えるから、大変なのはわかるけど
> 最近の若モンは打たれ弱いくせにプライドが高いし
あんたの年齢はいくつかな。30代でも打たれ弱い奴はいるぞ。
> 高学歴者になるほどその傾向が顕著になるから、なかなか指摘しづらい
東大がか? 東大卒にもいろんなやつがいるがな。できる奴は非常に謙虚で
ものすごいソフトウェア開発能力がある。今まで会った東大卒のプログラミ
ングスタイルは不思議なことにオブジェクト指向なスタイルが多いのが確かだが。
漏れなんかオブジェクト指向は大学では知っている先生がろくにいなく
独学でしか学ぶことしかできなかったのである意味東大卒は羨ましい。
956 :
仕様書無しさん:2006/02/03(金) 14:43:24
> 俺は今、社内でC研修の講師をやってるが
> 試しに自分で組ませて、その後ベテランの華麗なソースを見せてやると
> 感動して技術を吸収しようとする連中と
> 「そもそもOOなら〜」とか言い出す連中の2つに分けられる
それだとオブジェクト指向をただ毛嫌いしているようにしかみえないな。
そんな理由で、だからといってオブジェクト指向を完全否定するお前さんは捻くれている。
新しい技術による時代革新を恐れている抵抗勢力の老害とかいわれかねないぞ。
携帯電話開発ではリソースがあまりにも少なすぎてオブジェクト指向がしずらいという話ならわかるが
そういう話では無いな?
そもそもCだけではオブジェクト指向という話ではないな?
C++を使って綺麗にできるぞという話でもなかろうな?
> プライドも糞もない文系大卒を採ってイチから仕込む会社のキモチがよ〜くわかる
文系でも営業職濃い連中はプライドが高いぞ。理系を見下しているウザイのもいる。それで
仲が悪くなって喧嘩する。
>>729 > まだまだCが現役だし、Cでしか出来ない事が多いのは
それはお前んところの狭い世界だけだよ。
Cの仕事はもう少ないぞ。
Cを使って作ってくれという案件も縮小している。
携帯電話開発ではオブジェクト指向なんていっていられないだろうが。
相でないリソースたっぷりなところならいまどきCしか使えないなんてCOBOLer同様の老害
>>730 > 「OOなら〜」とか言う連中も、別に俺に面と向かって言うわけじゃない
> 講義が終わった後の雑談タイムに喋ってるのを、俺が聞き逃していないだけ
>
> 謙虚で吸収力の高い連中は、感動止み難い様子でソースに見入る
> もしくは、仲間とベテランのソースの凄さを語り合う
>
> この時点で、したり顔で「〜なら〜で〜なのにねぇ」とか言ってるヤツで伸びてくるのは少ないわな
それは新人だけだわな。
どんなふうに伸びてどんなふうに伸びないのか気になるが、
そもそもお前がオブジェクト指向を嫌がって抵抗しているだけで、
伸びる伸びないの評価もオマエサンの主観的評価に過ぎんよ。
彼らに積極的にオブジェクト指向を使う許可を与えれば
彼らはもの凄い勢いで伸びる筈だ。ほんとうに彼らが能力があるなら。
伸びないのは働いた経験が浅い新人に見られる傾向。
視点を変えて見るという能力が無い。彼らの意見もしっかりと聞いてやれ。
オマエサンが嫌われないようにな。
>>732 >
>>731 > OOの話は筋違いだよな。
> 今更、Cとか言われて腐りたく気持ちもわかるし。
>
> 問題は、自分から吸収しようとする連中が
> 減ってきているのと、専門課程行っているくせして
> コンピュータの根底を知らない連中が増えてきて
> いる事。
そもそも、
>>725が主張している大学院卒は情報学部だ。
情報学部卒の人間がコンピュータの根底を知らない筈がない。
情報工学を専攻していたなら、ソフトウェア工学やネットワーク、通信工学以外にも
論理学、論理回路、2進数演算、CASLやZ80などのアセンブラだって知ってるはずだ。
他にも電気回路、数値計算、デジタル信号処理、音響工学、画像工学、線形代数、
確率統計、解析学、電磁気学なども知っているはずだ。
960 :
959:2006/02/03(金) 14:57:02
>>732 それから漏れ見たいに大学でオブジェクト指向を教わる機会が
無かった者は自分から吸収する以外にオブジェクト指向を学び
実践に生かす術は無かった。だから独学で必死に学んだ。
そして仕事でもちゃんと生かしているしオブジェクト指向で開発できるところでは
積極的にオブジェクト指向を使っている。
まあ、オブジェクト指向を使えるかどうかは、上司の積極性に依存するんだがな。
上司が変な奴だとオブジェクト指向を使うことができないが話が分かる奴だと使うことができる。
俺が見た今までの傾向から言うと、精神論を語り出す奴ほど、ただ「がんばればなんとかなる」
とか言いだす奴ほどオブジェクト指向を嫌う傾向になる。
ほかにも携帯電話開発ではオブジェクト指向は使いにくいという理由で
仕方がなくやっているというものある。
言いたいことは情報工学系をなめないでくれないかってことだ。
961 :
仕様書無しさん:2006/02/03(金) 15:04:43
>>742 > 携帯ソフト開発はスキル的にも人間性的にも低い人が多い
いや、会社や顧客の方針によってスキルも人間性も無理矢理下げさせられているんだよ。
あんなに苛酷なわりには取り分が少なすぎるから
やつれてふてくされて人間性も自動的に低下してしまう。
兄弟電話開発者の人間性が低い原因は、同時に営業や上司、社長、客先の人間性が
低いことにも原因がある。
客先が威張っているならもう駄目。変な顧客はさっさと切り落とすべきだ。
さもないと携帯電話開発者はいつまでたっても顧客の膨大な命令に
いつまでも付き従うばかりでスキルアップできないし徹夜ばかりして休みがとれずに
ふてくされて人間的に
おかしくなってしまうばかりだ。
962 :
仕様書無しさん:2006/02/03(金) 15:04:52
>>733 うちの大卒なんかろくにコードすら書けない癖に
入社していきなりSEを名乗っている奴が多いのだが。
論理学や数学や物理などの基礎理論だけは知っていて
大学でC言語をちょっとやったくらいでプログラミングはろくにできない
というのが実に多いのだが。
大学ではソフトウェア開発手法については教えてくれないからな。
アルバイトや独学でソフトウェア開発した経験が浅い者は、
会社に入ってから開発効率を高めるために経験を大量に
積まないといけない。
ソースコードを管理する方法からテスト手法、
ツールの使い方からドキュメントの書き方自動化までとにかく覚えさせることが
多い。
>>766 黒字になってもプログラマの地位も給料も安いところはいくらでもある
つまりプログラマの著作権や取り分を営業や経営者らが牛耳っているということだ。
964 :
仕様書無しさん:2006/02/03(金) 15:11:18
>>763 > 携帯電話ってのは、表は華やかだけど、裏はドス黒いよ、いやほんとに。
どこが表が華やかなんだ。
あんなちっこくて使うかどうかもわからん
くだらんゲーム開発のために多くのエンジニアが犠牲になっているんだぞ。
しかもつまらなければポイ捨てされるだけのアプリのためにだ。
965 :
仕様書無しさん:2006/02/03(金) 15:11:34
>>764 それはオブジェクト指向を導入したとはいわない。
「アジャイルソフトウェア開発の奥義」に載っていることを
徹底的に実践できて始めてオブジェクト指向を導入したと
張り切っていえる状態になる。
プロブラミング技能と情報工学とパラダイムを混同して話せば、話が噛合うはずも無い。
いや、混同しているレスばかりというわけでは無いけれど、同列に語っても意味が無いのでは
っ【ピープルウェア】
968 :
仕様書無しさん:2006/02/03(金) 18:15:36
俺のところも雰囲気サイアクなんだが(雑談が聞こえた験しがない)、
軍曹の物語に共鳴した数人が絆のチームを作り始めた。そいつらは
常に仲間同士で励ましあいながら、高い業務遂行能力を目指している。
定期的にドラム缶パーティもやりたいんだけど、やれる場所が限られて
いるので難しい。皆それに憧れているんだけどね。
でも、課長以上が人間性を失っているので、俺たちだけローカルに盛り
上がって浮いている感じもあるな。
しかし、軍曹物語の良い影響が出ている珍しい例だ。
軍曹がソフト開発者に与えた影響は大きい。
携帯のソフト開発って人数どれくらいの規模なの?
971 :
仕様書無しさん:2006/02/03(金) 23:09:45
>957
Cの仕事は相変わらず多い。
Cでしか出来ない仕事もある。それは速度の問題だ。
通信のコアの部分はCですら厳しい物もある。
オマエの世界も狭いんじゃね?
Cでもよく作られたソースはオブジェクト指向のようになってるんだよ
ところでこのスレ、2に行くのか?
惨状まではいくのかねぇ
975 :
仕様書無しさん:2006/02/04(土) 00:00:14
軍曹に続くデスマ手記は出て来ないのか?
俺的には今度は「あう編」で頼む。隣の芝は良く見えるからなあ。
更なる地獄絵図を読みたい。読みたい。もっと、地獄を見せてくれ。
もっと!もっと壮絶な燃料を誰か投下してくれ。
976 :
仕様書無しさん:2006/02/04(土) 00:07:28
977 :
仕様書無しさん:2006/02/04(土) 10:38:10
978 :
仕様書無しさん:2006/02/04(土) 13:50:30
それと、労働実態は営業機密でもなんでもないから勘違いするなよ。
蟹工船に押し込まれたのを訴えでたら人権蹂躙が営業機密だって言い出すようなもんだ。
979 :
仕様書無しさん:2006/02/06(月) 01:20:55
>975
しかし、当の軍曹にしても、業界から永久追放されたって
いう話だし、内部告発を本格的にやる勇者が現れるのは
まだまだ先だろうな。
>>962 実際、問題、最近おおいよな。
聞いたら、情報理論はやるけどコーディングは
あんまやらんのだそうだ。
>>979 追放されたの?
自分から辞めたからこそあの
文章書けたんじゃね―の?
983 :
仕様書無しさん:2006/02/11(土) 15:59:03
俺、携帯開発に入って1年2ヶ月になるけど、
入って最初に思ったのは「レベルの低さ」だった。
984 :
仕様書無しさん:2006/02/11(土) 16:01:20
携帯のどの部分やってんだろうな?
アプリじゃないよな?
そこらへんだろうね
987 :
仕様書無しさん:2006/02/11(土) 19:20:08
>>985 アプリじゃないよ。 もっとハード寄り。
988 :
仕様書無しさん:2006/02/11(土) 20:06:34
>983
オラの村にはアーキも無ェ、戦略も無ェ、技術も無ェ!
人材も無ェ!資金も無ェ!設備も無ェ!
オラこんなのは嫌だー!こんなのは嫌だー!
フィンランドへ行くだぁー。
フィンランドへ行って、VBAで携帯組むだぁ〜♪
>>989 「循環参照が発生しました。処理を終了します。」
お、「休む」という目的を達成してるな。
復活できんがな。
>>971 おまえマジで恥知らずじゃね?
Cの仕事なんて本当に少ないんだが。
いつの時代の人間だよ
組込みはいまだCが多い
1000はいただく
994 :
仕様書無しさん:2006/02/19(日) 08:44:13
ですまスタンバイ!
1000はいただく
1000いただきます
1000はいただく
998 :
仕様書無しさん:2006/02/19(日) 10:23:15
そうなんだ。
ってかsageで千鳥なんてチキンなことすんなよ。
999 :
仕様書無しさん:2006/02/19(日) 10:35:19
ぷっwwwwwwwwwwwwwwww1000もとれねーよかよださすぎwwwwwwwwwwwwww
1000 :
仕様書無しさん:2006/02/19(日) 10:35:50
1000ほーら
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。