プログラマが読む小説

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290すぷーん ◆spoonLv.3M :03/09/14 19:21
アンソニー・ウェストの『天空の蛇』を読了。
本書はエジプト学の謎を解明するといった内容の本です。
読み進めていくと、これってどこかで読んだことある内容だなぁーという気が。。。
それもそのはず、「神々の指紋」でグラハム・ハンコックが盛大に
パク^H^H引用してるんですね(w

「神々の指紋」を読んだときも感じたのですが、この本も
  1)都合の良い証拠しか載せてないのでは?
  2)数字遊びと絵合わせで辻褄を合わせてるような気が。。。
  3)主流派エジプト学者は本当にそこまで保守的なの?
という違和感というかなんというか、漠然とした矛盾を感じました。
それでも妙に説得力があって「そうなのかも」ぐらいには思ってたのです。

そこで「神々の指紋」を再読することに。
冷凍マンモスの話あたりで、もう我慢ができなくなったのでググってみると、
いやぁ、出た出た(w
恥ずかしながら白状すると、「超古代文明説」ってありそうかも、
ってちょびっと本気で思ってました。

今回のことは腹が立つより怖いことだよなぁ、というのが正直な感想。
「無知の知」という言葉を実感させられた一件でした。

# 全然関係無いんですが、ググった先で見つけたドクター中松に関する
# サイトは秀逸でした。
291仕様書無しさん:03/09/27 01:56
本読む気力がありんせん
たまに読む本はと言えばでまるこ先生とか、そんな系統ばっかしで。

仕事のことをすぱーーーーっと忘れられるような軽いお話しかここ1年くらいは
読んでないし、ここ半年くらいは全然。もうだめぽ

あんまり難しくなくて楽しく読めてしかも後に何か残るような小説、ないすかねぇ?

こーゆー条件で本を探すと、漫画か児童書ばっかりになってしまうのが結構辛い...。
ライトノベル系、食わずぎらいしてるんですが、どうですかね?
このスレ的には全然ダメ?
292仕様書無しさん:03/09/27 12:00
そんな貴方にドクロちゃんをってうわなにをする
293VB-Slime:03/09/30 22:15
>291
池波正太郎さんの短編集はどないですか。剣客商売とか鬼平とか。
読みやすいし肩も凝らないし、ほどよいのでわ。
294291:03/10/04 00:21
>>292
何かと思ってググってみたら「撲殺」?
それはひどすぎるのでは.....た、たすけt

>>293
時代ものですか。
宮部みゆきさんとか、杉浦日向子さんのとかは昔けっこうはまって
読んだことがありますが、池波先生(←呼び方が違う)は読んだことないです。
なんか難しそうで敬遠してたんですけど、
思えばテレビドラマになるくらいだから、そんなことはないですよね。
今度見てみます。ありがとう。
295すぷーん ◆spoonLv.3M :03/10/05 23:36
>>291
ライトノベルといえば、以前このスレで紹介されてた
秋山瑞人著「E.G.コンバット」なぞはどうでしょう。
なかなか面白かったですよ。

または、目先を変えてノンフィクションなんてのは?。
軽くはないけど「何か後に残る」と思いますよ。

あ、小説じゃねーか(w
296すぷーん ◆spoonLv.3M :03/10/05 23:38
メイ・R・ベーレンバウムの「昆虫大全」を読了。
この本は昆虫に関するウンチクを網羅した内容になってます。
手っ取り早く昆虫に関するお話を知りたければ本書は
うってつけだと思います。

漏れは知らなかったのですが、どうやら日本では「カイコの幼虫と
蛹は、今日でもスーパーマーケットで缶詰が買える」そうな。
また、長野県では昆虫食はごく普通で、少なくとも10目の昆虫が
日常的に消費されているとか。(P.225)
ホントか?(w


高取正男の「日本的思考の原型」を読了。
「ワタシの茶碗」で始まる第一章がメチャメチャ面白かったのですが、
それ以降はちょっとパワーダウンか。

たった数百年前のことでも、もうすでによくわかってないのが
ちょっと意外でした。


フランソワ・ロラン/フロランス・ロラン=セルソー/ジャン・シュネデールの
「宇宙生物学への招待」を読了。
これまた妖しげなタイトルですが、内容はいたって硬派です。
地球のおける生命の起源を手がかりに、天文学的な探査を行うという
学問らしいです。

まだまだ始まったばかりの学問ですが、近い将来にいろいろな
探査が予定されているようで、楽しみなことです。
297すぷーん ◆spoonLv.3M :03/10/05 23:41
杉本鉞子(エツコ)の「武士の娘」を読了。
明治6年に武家の娘として生まれた著者が、厳格な武家の娘としての
教育を受けたあと、結婚してアメリカへ渡り2人の娘を持つようになります。
明治という激動の時代にアメリカへ渡った、著者の心情を書いたのが
本書です。
前半は越後は長岡で育った娘時代のお話で、中盤はアメリカに渡ってからの
お話、後半はアメリカに憧れる2人の娘を連れて日本に戻ってきてからの
お話になってます。

いやぁ、この本メチャメチャ面白いですよ。
漏れは「明治維新以後、日本は悪い文化を安易に受け入れてしまって
良いところはちっとも残っていない」なんて思ってませんが、
この本を読むと、確かに大切な何かを忘れてしまったかも、と
思わずにはいられませんでした。
なにせ当時に生きた人の話なので、とても具体的ですごく説得力があります。
が、明治6年生まれの著者は日本の古い習慣とアメリカ文化の
違いを冷静に受け止めて、日本の悪い(と著者が感じた)習慣を
指摘しています。これには2人の娘を観察した結果が多いに影響しています。

明治生まれで、しかも武家の娘というとかなり保守的なイメージがあったのですが、
「えっ、今の人と同じ考え方するんだ」と意外な感じがしました。
この著者が特別だという意見もあるかと思いますが、当時の女性はみな
このように感じていたらしいです。
そのため原著のタイトルも「The Daughter of the Samurai」ではなく、
「A Daughter of ...」としたとか。

オススメ度はかなり高いので、一度読んでみてください。
298仕様書無しさん:03/10/07 15:31
小川一水の「第六大陸」読んだ。
宇宙開発ネタ、月面基地を建設しようとする話なんですが、
月面基地に必要なのは科学者、ロケット屋じゃない、土建屋なんだ!
というつかみはOK。でも、あと一歩物足りない感じ。
政治的な障害ばかりだったので、もっと技術的困難とそれを乗り越えるような描写が欲しかった。

まぁ、最大の難点はヒロインの妙ちゃん14歳が
ラストでは妙齢の女性になっている事だが。
299すぷーん ◆spoonLv.3M :03/10/13 04:46
島田荘司の「ネジ式ザゼツキー」を読了。
一応、最新刊ですかね。

中盤まではなかなかおもしろかったです。
ついに「御手洗、宇宙へ」って展開を期待したのですが。。。後略

まぁそれなりに楽しめましたが、これはやはり
常に作品を追っかけてる人のみ楽しめる内容ではないかと。
あ、ガノタはちょっとだけ楽しめるかもしれません(w

それにしても御手洗のしたたかさには脱帽ですね。
石岡君II世を作ってるあたり、海外でもしっかりやることは
やっているようです(w

いまごろは、日本の石岡君はくやし涙で枕を
濡らしていることでしょう(w
300すぷーん ◆spoonLv.3M :03/10/13 04:49
森 博嗣の「四季 春」を読了。
あの真賀田四季の「ょぅι゛ょ」時代のお話です。

書店で見かけた時はサックリ無視しようかと思ったのですが、
4部作とか書いてあるので、ついつい購入してしまいました。

これもシリーズを読んでないと、なんのことやらさっぱりわからない
内容ですかね。

興味の対象は、もうすでに「あと3作はどのように展開するんだろ」って
ところに移っています(w
まぁ、それほどつまらなかったってことですかね(w
301すぷーん ◆spoonLv.3M :03/11/03 02:31
平岩弓枝の「南総里見八犬伝」を読了。
あれっ、と思った人もいるかと思いますが、原作は滝沢馬琴です。
岩波から出てるヤツは漏れにはちょっと読めそうもないので、
平岩弓枝によって文庫本1冊にまとめられた、ダイジェスト版のようなものを
読みました。
先に読んだ「武士の娘」に面白いと書いてあったのが読んでみようと思った
キッカケなのですが、こういうところから広がっていく読書は
ちょっと得した気がしますね。

あらすじをなぞっているような内容なのは仕方ないのですが、
それでも十分面白いですねぇ、これ。
登場人物にやたらと"死にたがり"が多いのが気になりますが、
これが馬琴の理想とする世界なのか、その当時の世相を反映してるのかは
不明です。

いつかは全巻読破してみたいと思います。
302すぷーん ◆spoonLv.3M :03/11/03 02:32
吉川英治の「宮本武蔵」全8巻を読了。
きっと面白いだろうとは思いつつも、食わず嫌いで手を出していなかったのですが、
ひょんなことから全8巻を入手したので読んでみました。

ボリュームといい筆力の高さといい、新聞連載していたとは思えないほどの
バランスの良さといい、本書に比肩しうる"娯楽小説"は(漏れの読書経験の中では)
ちょっと思いつかないほどの作品でした。
読み始めた頃は語り口がとても平易なので、「もう少し堅苦しい表現の方が
雰囲気がでていいのに」と思ったのですが、読み進めていくうちに大きな間違いで
あるような気がしてきました。徹底的に"娯楽小説"で在るための表現方法なのでは
ないかと。登場人物に感情移入してストーリを楽しむという、"娯楽小説"の王道を
行くために、故意にそうしてるのではないかと、そんな気がしました。
それでもハッとするほどユニークな表現が随所にあって、楽しませてくれます。

まぁ本書を前にして、そういう瑣末な事柄をつらつら並べるのは益体のない
ことのように思われます。
漏れの場合は、お杉ばばや又八がでてくると「つべこべ言わずさっさと斬り捨てろ!」
と思ってしまうほど人間ができてないので、武蔵やお通にさほど感情移入が
できなかったのが残念でしたが、巌流島に向かう直前のシーンはさすがに
うるうるしてしまいした(^^;)

ともあれ、ド真ん中のストレートしか投げてこないような小説なので、
文句なく楽しめると思います。オススメ。

# ちなみに「バガボンド」は読んでますが、大河ドラマは見てません(w
303仕様書無しさん:03/11/03 15:46
あんまり本を読む時間も無いのですが...

ジョン・サンドフォードとかって読む人居ます?
「ハッカーの報酬」は、このテの小説としては良く出来てるので好きです。

あと、小説と言って良いのかわかりませんが、エリヤフ ゴールドラットの
ザ・ゴール/ザ・ゴール2/チェンジ・ザ・ルール/クリティカルチェーン
とかも、結構面白く読めた。

このスレでお勧めされてるのを、探して読んでみようかな。
304DOG:03/11/06 18:29
『The Blue Nowhere』Jeffery Deaver (著) 面白かったです。
邦題『青の虚空』ジェフリー ディーヴァー (著)
『The Bone Collector』邦題『ボーン・コレクター』などのベストセラー作家
ジェフリー・ディーヴァーが描く簡単に言えば、ハッカー同士の一騎打ちのお話。

ちなみに、同著者の最新翻訳本の『石の猿』の後書きによれば現在マトリックスの
プロデューサーのジョエル・シルバーの手でThe Blue Nowhereが映画化されているとあります。
どんな、映画になっていることやら?期待?失望?
個人的には、文章のリズム、スピード感がある小説なので映画の前に読んでおくことをおススメします。

305名無し@沢村:03/11/06 21:02
おまいらよ、
おれの自作小説『女の柔肌』読めや。
感想聞かせろよ!!

以下『女の柔肌』全文ーーーーー

藤吉は14歳。身体つきがたくましく、村一番の餓鬼大将だった。
藤吉の体格は大人ほどもあり、毎日山道を50kgもある薪を背負って運び家の手伝いをしていた。
藤吉の父、政五郎の口ぐせは「男は強く逞しくあれ、女は美しくかよわいもの」だった。
また藤吉は「女の柔肌」という言葉も断片的に耳にしていた。
すでに自慰を覚える年齢に達していたけれども、
母お亀から「ちんちんをいじったら、腐って落ちるぞ!」と聞かされて育ったので、
股間にムズムズしたものを感じながらも男がちんちんをいじっちゃいかんと言い聞かせていた。
それより藤吉には相撲だった。近所の悪餓鬼どもを集め、砂利の土俵の上で相撲を取ることが何よりの楽しみだった。
大人の体格ほどもある藤吉に敵うものは誰もなかった。
藤吉は毎日膝の皮がひん剥けるまで砂利の上で相撲に明け暮れた。時は明治。それが藤吉の青春だった…。
ところで藤吉たちの土俵は河原にあるため、川に沿って砂利が続いていた。
藤吉たちが相撲を取っている傍らに女たちが来て洗濯をすることがよくあった。
洗濯は20歳台の若い女がするのが村の決まりだった。
村の女衆は皆体格がよく、面積の広いモクッ!と発達した膝を砂利の上に立て膝つき、おしゃべりをしながらよく洗濯していた。
藤吉は相撲をしながら横目で洗濯女たちを観察した。
女たちの着物の裾からはみ出た膝頭…。女たちは立った姿勢からそのままどすん!と砂利の上に膝をついていた。
また洗濯中移動する時は立て膝の姿勢のままいざるようにして砂利の上を移動していた。
面積の広い膝頭…その膝頭を包む丸みを帯びた肉厚の皮…藤吉の脳裏に「女の柔肌」という言葉がよぎった。
藤吉は股間が我慢できないくらいムズムズするのを感じた。
「やめい!相撲やめい!」
藤吉は悪餓鬼たちに号令をかけた。
306名無し@沢村:03/11/06 21:03
「みんな立て膝つけい!」
藤吉はみんなに立て膝をつかせ自分も立て膝姿になった。
「そのままいざって前へ進め!」
5メートルも進まないうちに子供たちの膝から血が流れ出した。藤吉の膝からも血が流れた。
「おおっ…女の柔肌…おおっ、おおおおっ!」
「藤ちゃん…ちんちんが大きくなっとる!」子供の一人が藤吉の股間を指さした。
藤吉のふんどしからはちきれんばかりに膨れ上がった男根がニョロッ!とはみ出ていた。
「おおっ…女の柔肌…おおっ、おおおおっ!」
藤吉はその男根をわしづかみにして、膝から血を流しながら、女たちの一人目掛けて猛然とダッシュした。
自分を膝を女の膝にガチン!とぶつけ合わせ、わしずかみにした手をピストン状に動かしながら、自分を膝の皮と女の膝の皮をはげしくこすり合わせた。
みるみる藤吉の膝の出血がひどくなり、ついには膝の皮がべろんとめくれ上がった。
「おおっ…女の柔肌…おおっ、おおおおっ!」
その瞬間、藤吉は生まれて初めての射精を経験していた。
この噂はまたたく間に村中に広がり、村は上を下にの大騒ぎになった。
その夜藤吉は父、政五郎の折檻を浮け、逆さ吊りにされてちんちんを切り取られたのだった。
307仕様書無しさん:03/11/08 06:58
>>291,294
ドクロちゃんは笑えるから。
撲殺は気にするな。(w

「マリ見て」も面白いよん。(w
308VB-Slime:03/11/08 20:20
今日、買い物に出かけ、帰ってきたら鞄の中に
佐藤大輔著「征途」(文庫版)上中下が入っていました。
誰かの陰謀でしょうか。
とりあえず最後まで読んでみることにします。
309すぷーん ◆spoonLv.3M :03/11/10 01:51
>>308
> 今日、買い物に出かけ、帰ってきたら鞄の中に

最近ちまたでは、若年性アルツハイマーなるものが流行ってると聞き及んで
おります。ご自愛ください(w

前に池波正太郎をオススメしてましたが、
「真田太平記」全12巻は読んだことあります?
かなり長いのでちょっと興味があるんですが、どんなもんかな、と。

あと、中里介山の「大菩薩峠」全20巻とか。。。
310すぷーん ◆spoonLv.3M :03/11/10 01:53
吉川英治の「新・水滸伝」全4巻を読了。
BookOffで@100円だったので勢いで購入して読んでみました。

子供の頃に横山光輝のコミックを愛読してたので、
大筋は覚えていたのですが、細かいところはほとんど覚えてなくて、
読み進むたびに「おぉ〜、こんなヤツもいたっけ」と感慨深いものがありました。

2巻を読み終わった時点で判明したのですが、これって未完なのね。
未完だと知った時はちょっとくじけそうになりましたが、面白かったので
そのまま読破してしまいました。
そして、4巻のエンドは唐突にやってきます。最後まで次を書くつもりだったんだろうな
と、なんとも言えない読後感でした。

とりあえず横山光輝のコミックを読んで、その後OVA版ジャイアント・ロボを
も一度見たいなぁと思いました(w

# 今、目の前に「新・平家物語」全16巻がそろっているんだけど、
# ちょっと別の本を読んで気分転換してから挑戦しようと思いまつ(w
311仕様書無しさん:03/11/10 10:43
積んでたイーガンの短編集「しあわせの理由」読み終わ。
表題作や「適切な愛」、「血を分けた姉妹」あたりはかなり良いですよおにいさん。
312VB-Slime@仕事ちう:03/11/10 12:28
>すぷーんタン

>最近ちまたでは、若年性アルツハイマーなるものが流行ってると聞き及んで
>おります。ご自愛ください(w
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

真田太平記ですか。残念ながら未読であります。
池波センセの本は剣客シリーズ以外はほとんど読んでないことに
今気づいたw
唯一、剣客以外で持っている長編といえば
「男振」(新潮文庫)ですね。これは短編と同じぐらいさくさくと読めて
でも読後感は短編にはない充実感があって、さすが池波センセと思ったです。


313VB-Slime:03/11/10 23:52
陰謀におののきつつも「征途」読了しますた。



………久しぶりに某宇宙戦艦アニメが見たくなりますた。
314すぷーん ◆spoonLv.3M :03/11/14 03:51
>>312-313

> 「男振」(新潮文庫)ですね。

激しく興味をそがれるタイトルですなぁ(w
"男振"の文字を見て何をイメージするかは、人によってかなり差が
ありそうな気がするのですが、漏れの場合はかなり悪いイメージがあるようで(w

ググったところ「征途」はなかなか面白そうですね。
普段なら絶対に手を出さないジャンルではあるのですが、
どのような if 世界が描かれているのか興味あります。

ちらっと立ち読みでもしてみますか。
315すぷーん ◆spoonLv.3M :03/11/28 02:26
デイヴィッド・ブリンの「星界の楽園」上下巻を読了。
これにて長かった「知性化の嵐」シリーズは完結です。

面白くなかったかといえばそんなこともないのですが、
はっきり言って不満の残る内容でした。
まず、解決してない(書ききってない)ことが大杉。完結編じゃなかったのかと。。。
このあたりは「当然、次も出るんだろうな」と言いたいんですが、
もういっぱいいっぱいのような気もして、あまり期待できません。

このシリーズの漏れ的魅力は「俺の生き様を見ろっ!」といわんばかりの
キャラ達の活躍だったのですが、本作は(設定上仕方がないのかもしれんが)
かなり受身で、流されるままといった感じでした。
中途半端にハードSF路線を行ってるのもどうかと。
あ、スケールだけはデカかったです(w

でも次作が出たらきっと買うんだろうな。。。
316すぷーん ◆spoonLv.3M :03/11/28 02:28
山田風太郎の「忍法八犬伝」を読了。
先に読んだ「星界の楽園」でストレスが溜まってたので、
確実に楽しめそうなものを積読の中から探し出して読んでみました。

もうね、見事に予想通りの内容でした(w
こういうのは肩が凝らなくて、気軽に楽しめるのでちょうど良い感じでした。
この手の本に対してツッコミを入れるのはご法度だとは思うのですが、
「忍法 肉彫り」だとか「忍法 くノ一だまし」とか、忍法ってつけりゃ
ええと思てんちゃーうんかと(w

でも面白かったですよ、イヤ、ホントに。
317VB-Slime:03/11/29 14:04
山田風太郎か………リア厨の頃、「風魔忍法帖」を読んでたら、母に
「エロ本読むの止めなさい!」と怒られたっけな(遠い目

ぶっとんでいるんだけど面白いんですよね、山田センセェの本はw
318すぷーん ◆spoonLv.3M :03/12/24 02:56
先日、あとがきの最後の一文に引かれて「征途」の上巻を買ってきました。
このスレで紹介されてたドクロちゃんなる本も入手(たぶんこの本のことだと思う)。
「マリみて」はさすがに合わないと思ったので見送り。。。
挑発的な宣伝文句に引かれて、某SF短編集も購入。

でも、四季<夏>は買わなかった(w
いつもながら装丁は美しいのだが。。。

積読が増えてきたなぁ。
ゲームばっかやってる場合じゃないな(w
319すぷーん ◆spoonLv.3M :03/12/24 02:56
吉川英治の「新・平家物語」の5巻まで読了。
さすがに長いですねー。
まだ残り11巻も残っているので、とてもシアワセな気分です(w

先に読んだ「宮本武蔵」と同じノリだと思っていたのですが、
本作のほうがちょっと文学よりというか、硬い文章ですかね。
読み始める前は「平家物語」ってツマラないイメージがあったのですが、
どうしてどうして面白いですよ(これを面白いと表現して良いのか謎ですが)。
今のところ平氏 VS 源氏なので、義経とか弁慶などの有名人も登場しております。

文章の美しさはすさまじいですね。彩り(いろどり)というか匂い立つような
表現の美しさには圧倒されます。
日本語ってこんなに多彩な表現力を持ってたのね、と驚いてしました(w

  「伊勢の瓶子(平氏)は素瓶(スガ目)でござる」
  「平家ニ非ズンバ人ニ非ズ」
  「花は、散る支度をし初めるときが、花の一生のうちでも一番美しいし、盛りにも見える」

いやー、歴史って大事だなぁーと思う今日この頃(w
320VB-Slime:04/01/02 22:38
>319すぷーんタン
新平家っすかΣ(゚д゚lll)がんがってくらさい。
うちは無学な農家の血筋のくせに、何故か新平家が全巻そろってまつ。
誰が買ったんだろう、謎だ。そして押入の奥にはエマニエル夫人とか
悪徳の榮えもあったっけな。だから誰が買ったんだと(ry
というわけで、実家で久しぶりに「チボー家の人々」でも読もうと思ったんですが
時間がなくて挫折しますた。近いうちにリベンジ予定です。

ところで「征途」はいかがですか?中・下巻も読みたくなりませんか?
さぁご一緒にw


  |大ちゃんスレ@軍事板| λλ.....

321すぷーん ◆spoonLv.3M :04/01/07 02:50
>>320

こないだ帰省した時に親父の本棚を見てみると、新・平家物語だけでなく
新・水滸伝やら新・三国志やら、吉川英治の本がほとんどそろってました。
持ち運びに不向きなサイズのハードカバーだったので、自分で文庫を
買おうかと思い借りては来ませんでしたが(w


> 誰が買ったんだろう、謎だ。そして押入の奥にはエマニエル夫人とか

きっと若かりし頃のパパンが(w
いや、そういえばVB-Slimeさんはたしか若年性ア( ;y=ー( ゚Д゚)・∵;;ターン


> ところで「征途」はいかがですか?中・下巻も読みたくなりませんか?

まだ手をつけてないんですよね。
それよりドクロちゃんだな。ホントに読む日がくるのだろうか(w
322すぷーん ◆spoonLv.3M :04/01/07 02:51
吉川英治の「新・平家物語」の10巻まで読了。
いやー、ますます面白くなってまいりました。

平清盛は病に倒れ、平家一門は都落ちし、上洛した木曾義仲は
ソッコーで討たれてしまい、義経登場でいよいよ一ノ谷の合戦というところです。
それにしても後白河ムカツク(w

宮本武蔵や新撰組、忠臣蔵、諸々の戦国武将達、源氏物語などなどは
わりとメディアに取り上げられることも多いようで人気も高いのだろうとは思いますが、
(宮本武蔵以外はどれも読んだことなかったりするのですが。。。)
平家物語はそうでもないですよね。
なんでだろ。こんなに面白いのに。宮本武蔵よりも面白いと思うんだけどなぁ。

が、人間関係に疲れている人には向かないとは思います(w
323仕様書無しさん:04/01/07 14:43
∧_∧
( ・ω・) 本の話も一息にどうぞ→http://jbbs.shitaraba.com/movie/1973/
( つ旦 O 
と_)_)
324仕様書無しさん:04/01/07 16:11
ミハエルエンデです。どれも思弁的で・・・
325仕様書無しさん:04/01/07 21:40
「白い巨塔」
326すぷーん ◆spoonLv.3M :04/01/14 01:55
>> 325
> 「白い巨塔」

山崎豊子ですね。
以前に「大地の子」を読んだことがあるのですが、
「こんな偶然、絶対あり得ねーっ!」とシラケてしまい、それ以来手を出して
なかったりします。
(小説なんてみんな似たり寄ったりですが。。。)


今は平家物語にも飽きてきたので、気分転換にリチャード・ドーキンスの
『利己的な遺伝子』を読んでまつ。
うーん、なんだかなぁー。
まだ1/5くらいしか読んでないので、コメントは保留。。。
327仕様書無しさん:04/01/17 23:31
「ローマ人の物語」 現在 VIII を進行中
328仕様書無しさん:04/01/18 13:54
>>326
それ、漏れもよんだことある!
居電子の最終目的は自分が生き残ることってのがふーんって感じだった。
329ななせ:04/02/01 22:48
http://bbs.bookstudio.com/author/11951/13733/contents.htm
↑読んだらなんか感動y
読む価値あり!!感想も入れて!!
330仕様書無しさん:04/02/01 22:52
ろーどす島戦記よんでないやつはぷろぐらまとみとめない
331仕様書無しさん:04/02/02 00:38
ロードスは読んだがクリスタニアは読んでない。
ギャラクシーエンジェルとやらも読んでない。
332仕様書無しさん:04/02/02 00:40
スティーブン・キング「暗黒の塔」シリーズ。
333仕様書無しさん:04/02/02 12:50
貴志祐介さんが本は好き。

青の炎 角川文庫
十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA 角川ホラー文庫
黒い家 角川ホラー文庫
クリムゾンの迷宮 角川ホラー文庫
天使の囀り 角川ホラー文庫


>>330
リプレイだけじゃだめっすか?
スパーク君ってば不幸!
334仕様書無しさん:04/02/02 19:07
>>327
古代ローマ人の偉大さと現代日本人のショボさを
ついつい比べてしまい鬱になる。
335仕様書無しさん:04/02/02 20:11
天使の囀りは良かった、蟲蟲蟲ウネウネ。
あのギャルゲーヲタ君の昇天シーンとかな(w
クリムゾンの迷宮は今一だったかな。
336327:04/02/03 23:31
「ローマ人の物語」 XII 本日完了

>>334
確かにその通りだが、日本人だけじゃない。
現在のアメリカ、ヨーロッパも古代ローマ人には敵わないね。
偉大ですよ、ローマ人は。

読んでいない人にこれを説明できる文章力が自分にないのが非常
に悔しい。

現代ローマ人は全く血を引いていないと言って良いほど公共事業遂
行能力を受け継いでいない、というのが非常に面白かった。
とだけ言っておきましょう。
337仕様書無しさん:04/02/04 08:39
お前ら碌な物読んでねーな(プゲラ
338仕様書無しさん:04/02/17 12:40
本なんて一定量読んじゃうと、
読み手としては下衆も高尚もないんだけどねぇ(末期か?

んで、最近読んだ本で思い出せるのは『東野圭吾:幻夜』

東野圭吾の小説を読むきっかけとなった『百夜行』の続編みたいな
煽りで買ってしまい、実際に読んで納得・・・納得したんだけど

・・・『百夜行』でのほろ苦い印象を踏みにじられたよ、ウワーン
339仕様書無しさん
ムアコックっぽいイやつ読もうぜ。

デスマーチやってる開発現場に召還される

仕事中に相棒と株で大儲け

相棒裏切る

納品直前に社長令嬢とケコーンしてクライアント会社乗っ取り納品拒否

受注会社倒産、元相棒クビ。復讐完了

相棒首吊り、遺書からインサイダー取引発覚。タイーホ

裁判で逆転勝利。金持ちマンせー

保険金目当てに女に刺されてアボーン

なんかんじで。