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ヘッドの構造をご説明しましょう。
エプソンのピエゾヘッドは、電気的にインクの粒を制御しているため、
マルチサイズドットのような、微細なインクサイズのコントロールが
可能。また、ピエゾヘッドは、キャノン・HPのサーマル方式と違い、
ヘッドに熱がかからないので、基本的にヘッドは「劣化」しずらい。
反面、電気制御の部分がコストに跳ね返るため、ピエゾヘッドは価格
が高く、多ノズル化しにくい。また、サーマルのようにインクの「沸騰」
を使った方式でないため、ヘッドからインクタンクまでの間に空気が
混入すると、インクを正しく噴出すことが出来ない。
つまりね、エプソンのヘッドは劣化しにくく基本的には、キャノン・HP
のように消耗品ではない。
ただし、インクの目詰まりがサーマルに比べて熱をかけているわけでは
ないので、ヘッドクリーニングでは解消しにくい(キャノン・HPは熱で
強引に目詰まりを解消している感じ)
また経路上に空気が混入すると、きちんと印字できないため、ユーザー
レベルでのヘッドの交換調整は、ほぼ不可能である(建前含む)
基本的な方式・インクの噴出構造が違うため、ヘッドの交換する必要が
ない、あったとしても、自分で交換できるような構造でない・・・・
というのがエプソンのピエゾヘッドなんですよ。