ペットボトル不可にランナー不満…東京マラソン
イスラム過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件など、世界中でテロが相次ぐ中、
22日に迫った「東京マラソン2015」(読売新聞社など共催)は、かつてない厳戒下で開催される。
計3万6000人の参加者はペットボトルなどの持ち込みが禁止され、金属探知機や防犯カメラの増設、さらにランニングポリス――。
警視庁などの警備は1万人を超え、官民一体で取り組むテロ防止は、2020年五輪の重要な試金石となる。
◆200ミリ・リットル
持ち込み禁止となるのはペットボトル、水筒に缶、瓶など。今回は金属探知機を4台から50台に増やし、
入場ゲートも2か所から6か所にして手荷物検査が行われ、スタートエリアには一切持ち込めない。
持ち込みが許されるのは、未開封の紙パックやゼリー飲料のみ。
その量も、1個当たり200ミリ・リットル、総量でも400ミリ・リットル以下と厳しく制限される。
ペットボトルなどは、簡単な改造で液体爆弾となり、過去のテロにも悪用された。
水分補給が重要なマラソンで、持ち込みが禁止されるのは極めて異例だ。
スタート後の給水所では紙コップに入った飲み物を主催者らが提供するが、
一般ランナーからは「気持ちよく走れない」との不満も寄せられている。
最終更新:2月19日(木)14時30分
読売新聞
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