インド タクシー配車オラ、同業フォーシュア買収へ
http://jinjibu.jp/news/detl/8747/ インターネットを使ったタクシー配車サービス「OLA(オラ)」を展開するANIテクノロジーズは、類似のサービス「タクシーフォーシュア」を
展開するセレンディピティ・インフォラボを2億〜2億5,000万米ドル(約240億〜290億円)で買収する方向だ。
ANIを設立したバビシュ・アガルワル氏など、直接の当事者はコメントしていない。交渉関係者の話として、タイムズ・オブ・インディア(電子版)が29日に伝えた。
同関係者によると、取引条件は既に固まっており、数週間中に正式な発表があるという。セレンディピティをめぐっては、
新たな資金の調達先を探しているとの情報が出ていた。セレンディピティは、最終的に完全な売却を選択した格好で、
価格競争が激化していることなどを踏まえ、米ベンチャーキャピタルのアクセル・パートナーズなど、セレンディピティの既存出資者も
他社との合併が好ましいと判断したとみられる。
取引が成立した場合、タクシー配車サービスを展開する企業間の合併・買収(M&A)では、初の大型案件となる。
インターネットを活用してサービスを展開する企業間では、オンライン通販大手のフリップカート・オンライン・サービシズが同業
のミントラ・デザインズを昨年に3億3,000万米ドルで買収しており、取引金額はこれに次ぐ規模。
国内のタクシー市場は100億米ドル規模と目されている。だが、個人事業者が多く、組織的に事業を展開しているところは少ない。
インターネットを使ったタクシー配車サービスに対しては、米国発のサービス「ウーバー」を利用した女性が運転手に性的暴行を
受けたとされる事件がデリーで先月に発生したことから、逆風も吹いている。
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