英国の諜報機関GCHQが、オンライン投票の操作、ウェブサイトのページヴューの増加、Skype通話の盗聴などを行うツールを開発していたことが明らかになった。
たとえば、GCHQが標的とするコンピューターのアカウントを無効にするためのツールは「Angry Pirate」。
また、Facebookと「LinkedIn」から公開データを集める機能はそれぞれ「Godfather」と「Fatyak」と名付けられている。
ほかに、GCHQが自動投稿できるようにするプログラムもある。
「Miniature Hero」は、「Skype」通話をリアルタイムで聴くためのツールだ。
となると、Skypeを所有するマイクロソフトがどの程度関与していたかが懸念される。
マイクロソフトが暗号化されたメッセージを米国家安全保障局(NSA)に渡し、
NSAがそれにより電子メール、クラウドストレージ、およびウェブチャットに潜入できていたことが明らかになったのは、
スノーデン氏のリークが最初に紙面に出てからすぐの、2013年の出来事だった。
最もひどいのは、オンラインメディアの操作だ。
たとえば「Clean Sweep」は、GCHQが「個人、あるいは複数の国向けにFacebookのウォールの投稿を装う」ことができるようにつくられている。
「Gateway」は、特定のウェブサイトへのトラフィックを増やすことを目的とするもの。
「Slipstream」では、GCHQがページヴューを増やすことができる。
「Underpass」では、GCHQが「オンライン投票の結果を変える」ことができ、
「Badger」は、電子メールのスパム・システムとして、
「Warpath」はSMSのスパム・システムとして機能する。
「Gestator」は、YouTubeなどのプラットフォーム上のメッセージをGCHQが「増幅」することができる。
Elate:ターゲットのオークションサイト「eBay」(英国版)の利用を監視するためのツール群
Burlesque:SMSでなりすましのテキストメッセージを送信できる
Spring Bishop:Facebook上でターゲットのプライヴェート写真を見つける
Reservoir:さまざまな情報を収集できるFacebookアプリ
http://wired.jp/2014/07/17/gchq-social-media-tools/ >>4 ケンブリッジ大の研究者が2012年に発表した中国製チップのバックドアの話なら
あれはガセというか大げさな発表だよ
バックドアの存在はもともと顧客には公開されていたけど
そのパスワードをチップから取り出せるという実装上の脆弱性があったという話