「LINE」が東証に上場申請 7月15日 19時49分
スマートフォン向けの無料通話のアプリで利用者を急速に増やしている
「LINE」は、海外事業の拡大に宛てる資金を調達するため、株式を上場
させる方針を決め、東京証券取引所に上場を申請したことが分かりました。
無料でメールや通話ができるスマートフォン向けのアプリを手がけるLINEは
3年前のサービス開始以来、急速に事業を拡大しており、利用者は国内で
5200万人、世界では4億8000万人を超えています。
関係者によりますと、LINEは利用者の一層の獲得に向けて海外事業を
拡大するための資金を調達しようと、株式を上場させる方針を決め、この
ほど、東京証券取引所に上場を申請しました。
上場の時期はことし秋を目指しており、時価総額は1兆円規模に上ると
みられています。
LINEは、ニューヨーク市場での上場も検討しているものとみられ、
日米での株式の上場を通じて財務基盤を強化するとともに、国際的な
知名度も高めて同じようなサービスを手がけるIT企業に対抗したい考えです。
東京市場では、景気の回復などを背景に新規の上場企業が増えており、
時価総額が1兆円規模に上るとみられる企業では、情報サービス大手の
「リクルートホールディングス」もこの秋の上場に向けた具体的な審査
手続きが進められています。
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140715/k10013039271000.html