高速道路で花火用火薬積んだトラック横転・・・略奪現象は発生せず、積み替え作業中に爆発=湖南
雲南省昆明と上海を結ぶ滬昆高速道路の湖南省湘譚市内部分で2日午後10時ごろ、
花火や爆竹用の火薬を積んだ大型トラックが横転した。群集による積荷の略奪は発生しなかった。
当局は現場に積み替え用のトラックを派遣。積み替え作業を行っていたところ、火薬は燃え出し、爆発した。
長沙晩報道などが報じた。
トラックは前を走っていた自動車を追い越そうとしてハンドル操作を誤って、高速道路から飛び出し、
立木に衝突して横転した。 横転したトラックの積み荷は花火や爆竹用の火薬だった。
中国ではトラックが横転した際などに群衆が押し寄せ積荷を略奪する現象がしばしば発生するが、
同事故で略奪現象は発生しなかった。
事故車の積み荷が危険物だったため、連絡を受けた当局は積み替え用のトラックを派遣した。
当局派遣のトラックは事故現場到着後、積み替え作業を始めた。
作業を進めていた3日午前5時ごろ、すでに積んだ火薬が燃え出した。作業をしていた人らはあわてて退避。
火薬はしばらくして、轟音をたてて爆発した。 事故発生にともない、現場では上下車線とも通行止めになっていた。
少し離れた場所で通行再開を待っていた多くの人が、爆発を目撃。
「光が天を突き刺した」、「火炎が80メートルも吹き上がった」、「空の半分を赤く焦がした」などと、驚きを語った。
通行止めは14時間にも及び、上下双方の車線で40キロメートルの車列が発生した。
多くの人が車外に出て、思い思いに時間をつぶした。路上で車座になり、トランプに興じるドライバーらもいた。
滞留が長時間にわたったため、当局はミネラルウオーターとビスケットを配った。奪い合いなどは伝えられていない。
見知らぬ人が仲良くなり、他人の子の面倒をみる人などもいた。
同日の天候は変化が激しく、日が照りつけていたのに、急に強い雨が降りだしたりした。
雨が降ると人々は「それっ」とばかりに車内に引き上げた。 通行止め解除は午前11時ごろだった。
警察は事故を起こしたトラック運転手の身柄を拘束した。事故原因については調査中という。
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