米ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の物理学教授Chang Kee Jung氏が問題のプレーを一コマ一コマ分析したところ、
ロブレンがフレッジの前進運動を止めるには600ニュートンの力が必要だとの試算結果が出た。さらにフレッジを引きずり倒すには、それよりも「はるかに大きい」力が必要なはずだとJung教授は指摘する。
フレッジは本当に転倒したのか、との問いに教授は「それは非常に考えにくい」と述べた。
リンチバーグ大学の物理学教授エリック・ゴフ氏にも問題の0.4秒のビデオを見てもらった。フレッジの「線運動量と角運動量」を分析したところ、フレッジが自ら意識的に地面に倒れない限り、
転倒することはあり得ないとの結論に至った。
この結果を言い換えるとこうなる。フレッジはダイブした。
一方、国際サッカー連盟(FIFA)審判部門責任者のマッシモ・ブサカ氏は13日、リオデジャネイロで行われたFIFAの定例記者会見で
「審判は非常に良いポジションにいて、状況を非常に明確に見ていた」と述べ、西村主審の判断を擁護した。
ブサカ氏は、画像には少なくともロブレンの片手、恐らくは両手がフレッジに触っており、それが判定に影響したと指摘。
さらに、これは相手選手をつかむ行為には審判は容赦なく対処するとのW杯代表チームへの警告だと話した。
「何も(接触が)なければ、選手が触ったり、つかんだりしなければ、こんな話をせずに済む」とブサカ氏は述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140616-00006717-wsj-int Chang Kee Jung氏
http://superk.physics.sunysb.edu/~alpinist/jung.jpg