世界遺産登録をめざす「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の歴史的背景や、地域に根ざしたキリスト教文化を広く知ってもらおうと、
県が「おらしょ――こころ旅」(
http://oratio.jp)というウェブサイトをつくった。
ラテン語の「oratio(オラショ)」は「祈り」を意味する。これまでも、長崎市の大浦天主堂など世界遺産候補の13の構成資産を中心に、
建築物としての価値をまとめたサイトはあったが、今回は「祈りの場としての教会や人々の信仰の姿を通じ、キリスト教の物語を紹介することに重点を置いた」と、県の担当者は説明する。
各教会の歴史や聖地の魅力を地元の人や専門家が伝える「コラム」を150本ほど掲載。「信仰のすがた」と題されたページでは、
厳しい弾圧の最中に貝殻や自然石を信仰の対象にしたことや、奈留島では現在も月に一度、江上天主堂に信徒がミサのために集まり、教会堂を守っていることを読むことができる。
(続き)
http://www.asahi.com/articles/ASG5W5VZYG5WTOLB012.html 依頼244