[東京 16日 ロイター] - ロイターが民間調査機関の予測をまとめたところ、
4月貿易収支(原数値)の予想中央値は6460億円程度の赤字(前年同月は8773億円の赤字)となり、前月から大幅に縮小する見通し。
赤字は22カ月連続。消費増税前の駆け込み需要で急増した製品輸入の一巡で、輸入の伸びが大幅に鈍化することが背景とみられる。
輸出の予測中央値は前年比プラス4.8%。14カ月連続で増加が見込まれる。
増税前に「国内供給を優先していたメーカーが輸出向けに出荷をシフトした」(みずほ総研)ことも増加要因。
輸入の予測中央値は前年比プラス0.8%。18カ月連続の増加が見込まれるが、小幅な伸びにとどまる見通し。
「消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減により内需の増勢が一服」(日本総研)したことが背景。
既に公表されている4月上中旬の貿易収支は5256億円の赤字だった。前年同期は7527億円の赤字。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0DW0F820140516