山本一郎「ドワンゴ、お前らはにこさうんどに偉そうなこと言うな 西村博之メソッドに転落するぞ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
4番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です
もともと2006年暮れのサービス開始から2007年初頭までのニコニコ動画の原型であったβ時代までは、
ニコニコ動画というサービス自体がyoutubeからのコンテンツを無断でミラーリングしていた「寄生型サイト」そのものであったこと、
その後のサービス復帰後もテレビ番組やアニメ等のコンテンツが著作権者に無断でアップロードされたものの、
著作権者が自ら発見し削除を申し入れなければドワンゴ(ニワンゴ)側からは積極的に削除せず、
削除されるまで客寄せになっていたことなど、当時からもさまざま議論を呼んでいました。

確かに単体で見る場合の「にこ☆さうんど」は違法そのものであり処罰の対象となったところで何ら不思議はないものの、
その出発点であるニコニコ動画β自体がリーチャーであったことを考えると、
やはり「お前が言うな」という批判が出るのはやむを得ないところではないかと考えられるわけです。
そのような経緯を経たニコニコ動画を運営するニワンゴとドワンゴ・ユーザーエンターテイメントが、
結構キリッとした顔つきで「due(ドワンゴ)とJASRACは、今回の事件が違法配信に対する大きな警鐘となり、
適正な音楽配信ビジネスの発展につながることを期待しています」とか仰られるスタイルに違和感を感じずにはいられませんが、
この手の素敵なブーメラン投擲が大惨事時にユーザーの反発を食らうような西村博之メソッドに転落しないよう祈ります。

現在は株式を一部譲渡しましたが、一時期はドワンゴの法人筆頭株主がレコード会社のエイベックスでありました。
そう考えると、まだグレーゾーンのときに然るべき対処を行ってきたドワンゴ側と、
同じ寄生型でもそこまでのバックグラウンドの手配をできなかったにこ☆さうんどの差が、
生き残り組と摘発組の分かれ道になったのかと思うとドキが胸胸します。


割と正論じゃん