「もうかる投資用のDVDがある」などと話を持ちかけ、大学生に借金をさせて高額なDVDを購入させるトラブル
が急増しており、国民生活センターが注意を呼びかけている。
同センターによると、2009年度から2013年度までに寄せられた相談件数は825件。
2013年度の相談件数は、前年同期と較べて2.4倍の355件と急増した。
男性が9割を占め、年齢別では20〜21歳が85.3%と最も多かった。
トラブルの特徴として
(1)勧誘の目的を明らかにせず喫茶店などに呼び出す
(2)うそをつかせて借金をさせ、現金で投資用DVDを購入させる
(3)契約後に他人を紹介したら紹介料が得られると言い、他の友人らを勧誘させようとする、などがあるという。
神奈川県に住む20歳代の学生は、高校時代の友人らに「1、2か月で20万円は稼げる」と勧誘され、その場で
学生ローンから総額60万円の借金をさせられ契約した。
その後「新しく人を紹介すると10万円もらえる」と説明されたという。
東京都の別の20歳代の学生は、高校時代の先輩に誘われ、一度は「お金がない」と断ったものの、「会社員
と言って、車の頭金として借りるように」と言われ、消費者金融3社から20万円ずつ借りて支払った。
同センターでは「安易に借金をせず、はっきりと断ること」とアドバイスをする一方で、クーリングオフができる
場合もあるので、少しでも不安を感じた場合は大学が消費生活センターに相談するよう呼びかけている。
THE PAGE[2014.5.8 18:31]
http://thepage.jp/detail/20140508-00000016-wordleaf