http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140505/k10014224901000.html 半世紀以上続いてきた子どもの座高測定と寄生虫卵検査が来年度を最後に廃止され、一方で、
筋肉や関節などの運動器に異常がないか調べる新たな検査が平成28年度から始まることになりました。
文部科学省によりますと、座高の測定は昭和12年から、寄生虫卵検査は昭和33年から、学校の健康診断で行われてきました。
座高の測定は子どもの体や内臓が育っているか確認することが目的だったということですが、
学校現場や医師から「座高の結果を活用したことはなく、必要ないのではないか」とか、「内臓の発育を確認できる根拠がない」という声が上がっていたということです。
また、寄生虫卵検査については、検査が始まった頃は4人に1人の割合で検出されていたものの、最近は検出率が1%以下で推移していました。
このため文部科学省はこれら2つの検査を、来年度を最後に廃止することを決めました。
一方で、運動不足や運動のしすぎで、しゃがむことができなかったり肩やひじに炎症を抱えていたりする子どもが少なくないという専門家の指摘があることから、
筋肉や関節などの運動器に異常がないか調べる検査を平成28年度から新たに行うことにしています。