27日午後、盛岡市で大規模な山火事があり、火の勢いが収まらないことから、盛岡市は合わせて100世帯余りに避難指示や避難勧告を出しました。
27日午後1時ごろ、盛岡市玉山区渋民で山火事が起き、消防がふもとから消火に当たりましたが火は周辺に燃え広がり、消防によりますと、これまでに山林およそ150ヘクタールが焼けたということです。
火の勢いは収まらず延焼のおそれがあるとして、盛岡市は午後2時半すぎ、岩手県を通じて陸上自衛隊に派遣要請を行いました。
また、午後5時には109世帯を対象に避難勧告を出しました。
さらに午後7時すぎに、34世帯100人に避難指示を出し、引き続き87世帯277人に避難勧告を出しています。
消防によりますと、これまでのところ、けが人の情報は入っていないということです。
全国的に空気乾燥
気象庁によりますと、日本列島は高気圧に覆われて晴れの日が続いているため、広い範囲で湿度が下がり、ほぼ全国的に乾燥注意報が出されています。
山火事が発生した岩手県を含む北日本や東日本では、29日にかけて空気が乾いた状態が続く見込みで、気象庁は火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140427/k10014068413000.html