左官職人の人材不足が深刻化 お前ら急げ!
人材不足深刻化 左官職人を養成 仙台高等技術専門校 5年ぶり募集
■復興関連工事の本格化
東日本大震災の被災地で復興関連工事が本格化し、人材不足が深刻化する中、即戦力の職人を県内で養成しようという動きが出ている。
県立仙台高等技術専門校(仙台市宮城野区)は5年ぶりに「左官科」を設置。同校の担当者は「不足している復興工事の人材がここから育てば」と期待を寄せる。(安藤歩美
「左官」は、建物の枠組みが出来上がった後、壁にセメントやしっくいを塗ったり、床にタイルを張ったりする仕上げ工程専門の職人。
自宅の高台移転や災害公営住宅の建設が相次ぐ震災4年目の被災地では、工事に欠かせない人材だ。
しかし、震災後は現場での左官職人の不足が深刻化している。総務省の労働力調査によると、平成9年には全国に685万人いた建設業従事者は、
同25年には499万人まで減少。中でもとび職や左官など育成に数年を要する専門技術を持つ「技能労働者」は同9年の455万人から同25年には338万人に減った。
県左官工業組合連合会の千葉正勝前会長は「復興工事は県内の人材では間に合わず、他県から人材を集めている状態。いくらゼネコンが増えても、
現場に左官職人がいなければ工事は遅れてしまう」と嘆く。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140422/myg14042202050001-n1.htm