東芝、UHS-II対応の世界最速microSDカードをサンプル出荷開始。最大260MB/秒
http://japanese.engadget.com/2014/04/17/uhs-ii-microsd-260mb/ http://o.aolcdn.com/hss/storage/midas/d9355329b9c19f75c91fa0bbcd4ca19c/200040086/toshibamicrosd.jpg 東芝が世界最高速&世界初のUHS-II対応 microSD カードのサンプル出荷を開始しました。
従来のmicroSDカードと上位互換の二列目のピンを備え、32GB版でUHSスピードクラス3、読み出し最大260MB/秒、書込み最大240MB/秒の高速転送を誇ります。
今回サンプル出荷が始まったマイクロSDカードのラインナップは容量32GBの THNSX032GAJCM4と、64GBの THNSX064GBK5M4 。32GBは FAT32、64GBはexFATフォーマットのSDXCカードです。
UHS-II は、SDメモリカード規格 v4.2で定められた高速シリアルバスインターフェースの名称。
規格上はシングルレーンで最大156MB/秒、デュアルレーンで最大312MB/秒の転送に対応します。
32GB版 (2Lane Half-Duplex, HD312インターフェース)の最大読み出し260MB/秒、書込み240MB/秒は、UHS-I対応の東芝製従来品に対して読み出しで2.7倍、書込みで8倍の早さ。
64GB版 (Full-Duplex, FD156インターフェース)はそれぞれ145MB/秒・130MB/秒と大きく落ちますが、それでも世界最速です。
一定条件での最低保証書き込み速度を示すUHSスピードクラスは32GB版・64GB版ともにクラス3。
UHS-I対応機器すらあまり見かけないのにUHS-IIでしかもマイクロSDではいま手に入ってもほとんど誰も恩恵に預かれませんが、
4K動画撮影や高速連写などイメージング機能の進歩が著しいスマートフォンはもちろん、
フルサイズSDではなくマイクロSDを採用する例が出てきたコンパクトカメラなど、今後対応機器は増えてゆく見込みです。たぶん。
またUHS-IIでは端子の数自体が増えて二段になっていることから、消費者にとってもコイツはなにか違うと認識しやすく、高速インターフェースの持ち腐れになることも避けられそうです。