窃盗容疑夫婦、そろって自己破産 不明者情報との関連捜査 福岡・筑後
知人名義のキャッシングカードで現金を不正に引き出したとして、福岡県警に窃盗容疑で逮捕された
同県筑後市のリサイクル業の夫婦が、借金を抱えて約15年前に自己破産し、実家も競売に
掛けられていたことが12日、分かった。県警は夫婦の周辺で行方不明者が複数出ているとの情報との
関連を慎重に調べている。
県警は同日もリサイクルショップなど関係先を家宅捜索し、夫婦を送検した。
窃盗容疑で逮捕された筑後市蔵数のリサイクルショップ経営、中尾伸也容疑者(47)は平成10年6月に、
妻の知佐容疑者(45)は13年11月に、それぞれ自己破産していた。関係者によると、筑後市内にある
中尾容疑者の実家では、母親が理容店を経営していたが、11年に借金で差し押さえを受け、
競売に掛けられた。
県内の金融会社関係者によると、中尾容疑者の実家には日掛け金融を含む複数社が毎日取り立てに
来ていたこともあったという。
中尾容疑者の両親と祖母も14年に自己破産しており、県警は経済的な困窮から不正引き出しを図った疑いがあるとみている。
逮捕容疑は19年7月〜25年11月、知人男性名義のキャッシングカード3枚を使って現金自動預払機(ATM)から
計約53万円を引き出したとしている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140412/crm14041220480015-n1.htm