無料で会員に加入さえすれば、最新の映画やドラマを制限無くダウンロードできるとだまして、
会員らから数十億ウォンを騙し取ったグループが、警察に逮捕された。
ソウル南大門(ナムデムン)警察署は、会員に加入したネットユーザーらの個人情報を利用して、
携帯電話の小口決済を行う手口で、計35億ウォンの不当利益を手にした
インターネット共有ファイル(P2P)サイトの運営者・キム某容疑者(37)など4人を、
情報通信網利用促進法違反容疑などで在宅起訴したと、10日明らかにした。
キム容疑者のサイトPRのアルバイトをしたチャン某容疑者(28)と、
キム容疑者が違法な小口決済をしていることを知っていながら、それを黙認してきた
国内最大手の携帯電話小口決済代行会社D社の役員のユ某容疑者(35)の2人も、在宅起訴された。
キム容疑者などは、昨年5月から12月に掛けて、無料で会員に加入さえすれば、
映画やドラマをダウンロードできるという虚偽のPRをした数十件のP2Pサイトを作った後、
会員を誘致してきた。その後、インターネットを通じて、アルバイトを雇い、
ブログやネット上のコミュニティティサイトを通じて、自分のサイトをPRする手口で、会員を集めてきた。
会員に加入さえすれば、無料で最新映画などをダウンロードできると思ったネットユーザーらは、
自分の携帯電話番号や住民登録番号などを入力した。ネットユーザーらはさらに、
同サイトから送られてきた認証番号を受け、それを入力する瞬間、
1万6000ウォン〜1万9800ウォンの料金が、自分も知らないうちに決済された。
キム容疑者がこのような手口で、20万人の会員から受け取った金額はなんと35億ウォン。
彼は、一部の会員らが有料決済の事実に気付き、抗議してくることに備え、顧客センターを作って、
抗議する会員らにはお金を返したりもした。しかし、大半の会員らは、有料決済の事実すら気付かず、
料金告知書をまじめに確認せず、そのまま被害を受けた。
東亜日報 APRIL 11, 2014 03:49
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014041122558