海外誌 「日本の安倍政権は無能 ついでに外交官などの官僚も無能」

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日本は「狼の皮を着た羊」…安倍政権は、世界からどう見られているか理解していない、と一部海外紙指摘


 岸田文雄外務大臣は8日、日本政府は歴史認識を見直すつもりはないと発言した。

 岸田外相は、「歴史認識見直しについての非難は、政府外の人間による異論のために起こった。
これらの異論は、安倍政権の歴史認識を誤解したものだ」「残念で悔やまれる事態だ」とし、安倍政権が1993年のいわゆる「河野談話」を支持していると再度言及した。

 一方、米ワシントンを訪れた民主党の海江田万里党首は8日、安倍首相の言動は東アジアを不安定化させるとの憂慮を述べた。

【日本の“無力”さは見せかけに過ぎない?】
 こうした中、ザ・ディプロマット誌は、なぜ世界は日本の軍国主義を警戒するのか、との疑問を投げかける。
その答えはまず、安倍政権は“狼の皮を着た羊”と見られているからだ、としている。靖国参拝やNHK経営委員の発言を取り上げ、
こうした言動を危険だと示唆する。日本の政治家は、海外が日本をどう見ているかがわかっていない、というのだ。

 さらに、日本の外交官や官僚は優秀だが、チームとしては貧弱だとも指摘。国際経験が弱く、
「仲間を増やし、影響力を高める」やりかたを海外で実行することができないという。その原因は日本の「内向きの教育システム」にあるのだが、政府はその改善の重要性を全く認識していない、と手厳しい。

 同誌は、中国と緊張関係にある日本は、周到に用意するに越したことはないと助言。戦前、戦時中にかかわらず、広報外交(政府と民間が連携しながら、
広報や文化交流を通じて外国の国民や世論に働きかける外交)は、好戦的な相手に対応する有効な手段だとしている。このためにも憲法9条は有効だが、安倍政権が改憲を目指しているのは残念だ、と結んでいる。
http://newsphere.jp/politics/20140411-1/?cpno=1200746581