記事の続きは、
>>1-4 <インド>政権交代濃厚 7日から投票開始
毎日新聞 4月6日(日)22時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140406-00000045-mai-int 【ニューデリー杉尾直哉】
任期満了に伴うインド総選挙(下院選)の投票が7日から
北東部のアッサム、トリプラ両州を皮切りに始まる。
西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(63)
が前面に立つ最大野党インド人民党が優位に立ち、
10年ぶりの政権交代が濃厚となっている。
さらに「1998年に人民党政権が24年ぶりに実施した核実験を
モディ氏が繰り返せば最悪」(西側外交筋)との懸念もある。
外交面では「反中国」「反パキスタン」の人物とされ
「インドで『反中』と目されている日本の安倍政権とは馬が合うだろう」
(スレーシュ氏)と言われる。しかし、モディ氏が愛国心に訴えるような
強硬な外交政策を取れば、地域情勢が不安定になる可能性がある。
一方、与党国民会議派は、事実上の党の次期首相候補で、
これまでに2期議員を務めたラフル・ガンジー党副総裁(43)
を中心に選挙戦を戦っている。
「過去10年の高い成長率は会議派が達成した」
「(ヒンズー至上主義の)人民党は、宗派間の憎悪をあおり、
国を引き裂く」などと訴えてきたが、
ラフル氏は経験不足が指摘されており、支持は伸び悩んでいる。
>>1-4 インド総選挙を前に/2 暴動、深まる宗教対立 次期首相最有力候補は<虐殺者?>
毎日新聞 2014年03月29日 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20140327ddm007030166000c.html インドの野党、人民党の指導者で、次期首相の呼び声も高い
西部グジャラート州のナレンドラ・モディ州政府首相(63)。
だが、彼には消せない過去の「汚点」がある。
州政府首相就任の翌年の2002年に起きた「グジャラート暴動」だ。
列車の焼き打ちテロをきっかけにヒンズー、
イスラム両教徒が殺し合い、イスラム教徒を中心に1000人以上が
死亡した。
「ヒンズー至上主義者のため、わざと警察を出動させず、
イスラム教徒の虐殺を許した」と今も批判される。
モディ氏は疑惑を否定するが、与党・国民会議派のシン首相は今年1月、
「モディ氏が首相になれば、(異教徒間の対立激化で)国は
壊滅的な打撃を受ける」と警告した。その前触れのような暴動事件が、
昨年9月8日に北部ウッタルプラデシュ州ムザファルナガルで起きていた。
イスラム教徒を中心に53人が死亡、23人が行方不明。
ヒンズー教徒の迫害を恐れ、
約4万人のイスラム教徒が今も自宅に戻れない。
確かなのは、事件を受け、国民の13%、約1億6000万人を占める
イスラム教徒のモディ氏への憎悪が高まったことだ。
シャヒドさんが言う。「たくさんの遺体を踏み越えてきた人物だ。
首相になるのは許されない」【ムザファルナガルで杉尾直哉】