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国際スケート連盟会長が人気低迷、万年大赤字状態のフィギュアスケートのSP廃止を提案か?


国際スケート連盟(International Skating Union、ISU)のオッタビオ・チンクアンタ(Ottavio Cinquanta)会長は27日、
フィギュアスケートのショートプログラム(SP)廃止など、競技形式の変更を討議していたことを明らかにした。

同会長は、ISUの理事会と技術委員会が、フィギュアスケートとスピードスケートに関する「改革」案を検討していたと述べたが、詳細については語らなかった。

米紙シカゴ・トリビューン(Chicago Tribune)は今週、チンクアンタ会長が「個人的見解」として
フィギュアスケートなどの変革を提案した書簡のコピーを入手したと報道した。

同紙によると、その書簡はISU理事会と技術委員会に宛てられたもので、その中でチンクアンタ会長が、
フィギュアスケートのように試合を二つに区分して行う競技はほかのスポーツでは存在しないため、SPを廃止してはどうかという提案を記していたと報じた。

さらに同紙は、SPの必須要素はフリースケーティング(FS)に加えられ、選手がそれらの演技をこなせるか確認するという、書簡の内容を引用した。

イタリア出身の同会長は、埼玉で開催されている世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2014)の記者会見で、
報道された提案について問われると、「あらゆる関係機関からの意見を集約しているところだ」と答えた。
SPを含め対象となる具体的な項目について、同会長は、ISUが運営するフィギュアスケートやその他の種目が「広義の改革案の一部」になっていると述べた。
1994年からISU会長を務め、2016年に22年間の任期が満了となるチンクアンタ会長は、
「現在、詳細な回答はできない。なぜなら、まだ諮問機関から助言を受けていないからだ」と述べた。

ISUでは、技術委員会から助言を受けた最高理事会の提案は、連盟の総会による投票で決められる。

http://news.livedoor.com/article/detail/8677451/