盗難ビットコイン悪用の恐れ FBIが閉鎖の闇サイト再開
インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」決済が主流で、匿名での違法薬物
売買など犯罪取引を仲介したとして、米連邦捜査局(FBI)が昨年強制的に閉鎖
した世界最大の闇サイト「シルクロード」が、別の運営者により再開されていたこと
が22日、分かった。世界最大級の取引所「Mt・Gox(マウントゴックス)」
が破綻しビットコインの信用不安が広がる中、不正アクセスで盗まれたビットコイン
が悪用される可能性が懸念されている。
ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」を開発・販売するソフト開発会社
「トレンドマイクロ」(東京)の調査で分かった。同サイトは昨年10月、FBIが
「ネット上で最も精巧で大規模な犯罪市場」として閉鎖し、運営者の男らを逮捕。
だがトレンド社の調査の結果、閉鎖から約1カ月後に別の運営者が再開していたこと
が判明した。
米メディアによると、逮捕された1人はビットコイン利用促進団体の副会長で、
ニューヨークにある取引所「ビットインスタント」の最高経営責任者(CEO)も
務めた業界の有名人。「シルクロード」利用者に100万ドル超のビットコインを
供与し、マネーロンダリング(資金洗浄)を手助けしたとして訴追され、業界に衝撃
を与えた。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140322/wec14032215160002-n1.htm いらい266