福島で採取された「ワタムシ」に高い確率で異常 13.2%が脚が壊死、腹部が二つあるなど

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 東京電力福島第1原発から北西約32キロにある福島県川俣町山木屋地区で採取したアブラムシの仲間「ワタムシ」の2012年の調査で、
高い確率で異常が確認されていたことが20日、分かった。北大の秋元信一教授が調べた。秋元教授は「13年の調査では回復の兆しがみられた。
モニタリングを継続したい」と話している。

 ワタムシは体長約3〜4ミリで羽があり、複数の植物に寄生するのが特徴。

 秋元教授は12年6月、山木屋地区で、原発事故後初めての交配により、木の枝でふ化した「オオヨスジワタムシ」を採取。
死骸を含む167匹のうち、13・2%に脚が壊死するなどの異常があった。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/image/9173_1.jpg
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/528340.html