ロシアから米国へ:我々に制裁を加えて困るのは米国だ
[モスクワ 4日 ロイター] - ロシア政府は4日、プーチン大統領がウクライナ情勢をめぐり、
中国の習近平国家主席と電話で協議したことを明らかにし、
この問題に関する双方の立場は「近い」との認識を示した。
両首脳は「ロシア指導部の措置が緊張を緩和し、
クリミア半島やウクライナ東部のロシア系住民に対し安全保障を提供すること」への期待を表明したとしている。
中国はロシアのやり方に賛成しているわけですが、これは米国にとって「極めて悪いニュースだ」、
とマイケル・スナイダー氏(The Economic Collapse)は昨日のブログで書いています。下が要約です。
オバマ政権は、ロシアをG8から追放して、ロシアに経済的な制裁を加えることができる。
今回のウクライナの件で、中国と全世界が一丸となってロシアを制裁するなら話は別だが、
中国がロシアの味方なら制裁をしても大した効き目は無い。
外国人が保有する米国債の25%はロシアと中国によって占められ、
両国が一斉に米国債を手放すような事態となれば、米国には混乱が起きる。
プーチン大統領のアドバイザーから米国へ警告:
もしアメリカが我々に制裁を加えるなら、我々は米国債を投げ売りドルを捨てる準備がある。
プーチン大統領のアドバイザーというのはセルゲイ・グラジエフ氏のことであり、氏は更にこう語っています。
我々を制裁することで犠牲者になるのはアメリカの方だ。
アメリカは我々との貿易を断つつもりのようだが、我々はアメリカとの貿易には全く依存していない。
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