ザッカーバーグ氏、オバマ大統領に情報収集活動の改善求める
http://news.tbs.co.jp/jpg/news2149497_6.jpg フェイスブックの創設者、ザッカーバーグ氏がオバマ大統領に対し、
アメリカ政府の情報収集活動がインターネットの信頼性を傷つけているとして、
直接改善を求めていたことがわかりました。
フェイスブックに自ら投稿したコメントでザッカーバーグ氏は、
「オバマ大統領に電話をかけ、アメリカ政府の姿勢がインターネットの信頼性を傷つけていると述べた」
「真の改革のためには非常に長い時間がかかる」との意見を伝えたことを明らかにしました。
投稿の中でザッカーバーグ氏は、アメリカはインターネットのチャンピオンを目指さなければならないのに
今や逆に脅威となっているとして、国家安全保障局=NSAをはじめとする
アメリカの情報機関の情報収集活動のあり方を厳しく批判した上で、
情報通信の透明性を大きく向上させない限り、人々はインターネットを信頼できなくなると警告しています。
ホワイトハウス側も、この電話会談が12日に行われたことを正式に認めた上で、
インターネットセキュリティーに関する意見交換を行ったと発表しました。
オバマ大統領は現在、NSAの情報収集活動の見直しを進めていて、
ネット社会に強い影響力を持つザッカーバーグ氏の意見を直接聞くことで、
改革に前向きな姿勢をアピールする狙いがあるものとみられています。
一方、フェイスブックやグーグルなどインターネット通信関連の企業は、
これまでワシントン政治とは一定の距離を置いてきましたが、
アメリカ政府の情報活動が情報通信そのものの信頼性を毀損しているとの危機感から、
ホワイトハウスをはじめとするアメリカ政府側や議会側への働きかけを強めています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2149497.html