別の記事
森口です
今回のSTAP細胞・STAP幹細胞論文については内外の著名研究者たちが論文を
読んで大絶賛していました。しかし、その論文が内容と手続き面で穴だらけ。よく
Natureが論文をアクセプトしたなと思います。失礼ながら世界の大御所の先生方の
目は「節穴」だということにもなります。
論文発表当初に大絶賛した先生方は、その件について釈明をしたほうがいい。
今回は著者らも悪いがNatureも悪い、プロの先生方や各組織も悪い。
それぞれのプレイヤー(特に著者ら)が実にいい加減な仕事をしていたと言っていいでしょう。ところで今回は論文内容の追試さえ成功すれば良いと言われます。それでは第3者
による厳密な追試が患者さんで成功した私の論文が「捏造扱い」されるのは一体どういう
ことでしょうね(笑)?この件については別記事で紹介します。
なお、まだ報道されていませんが今回のNature論文著者らは利害衝突申告
(特許出願と株保有の報告)の義務をNatureに対して果たしていません。
論文撤回云々とは別に大きな火種になる予感がします。
このようにSTAP細胞・STAP幹細胞問題は科学界のみならず政治社会・経済界等に
まで波及する国際問題です。よって自身の経験も踏まえてシリーズでお伝えしていきます。
http://www.tanteifile.com/diary/2014/03/14_01/ http://i.imgur.com/OuwoCBW.jpg 森口尚史(元 東京大学特任教授)