全東京都立高に新教科導入へ 公共の精神など学ぶ「奉仕」の授業
都教育委員会は13日、全都立高校に、公共の精神や規範意識、生き方を学ぶ新教科を導入する方針を示した。
2007年度に導入済みの科目「奉仕」を衣替えする。14年度から有識者の検討会で内容を固めるが、導入時期は未定という。
この日の都議会予算特別委員会で、来代勝彦都議(自民)が道徳教育について質問。
比留間英人教育長が「現在の子どもたちは、公共の精神や規範意識、思いやりの心が希薄化し、
自らの行動を決める判断基準を持てない傾向がある」と指摘し、「国に先駆け、人としてのあり方や生き方を学ぶ新教科の設置に取り組む」と答弁した。
都教委によると、ボランティア活動を必修化した「奉仕」では社会貢献の意識醸成に力点を置いてきたが、キャリア教育の視点も重視する。ただ、授業内容をどう変えるかは今後議論するという。
http://www.asahi.com/articles/ASG3F5RH1G3FUTIL03F.html