国の防潮堤計画をめぐり、住民と行政で議論 安倍首相が見直しも検討
1 :
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東日本大震災で、巨大な津波に襲われた海岸線では、防潮堤の建設計画が進んでいます。
国が、津波対策として防潮堤の基準をつくり、それぞれの県が、高さを算出しました。
しかし、中には、その高さをめぐり、地元住民と行政の間で議論となっているところもあります。
宮城・気仙沼市を取材しました。
多くの漁師が住んでいたという、気仙沼南部の海岸には、海抜およそ10メートルの防潮堤が建てられている。
津波で数多くの命が失われた東日本大震災を受け、宮城県の沿岸部では、403カ所もの防潮堤計画が進んでいる。
すでに建設が始まっているところがある一方、防潮堤の高さをめぐり、2月になって、行政と住民側が、
一定の方向を決めた地区がある。漁業の町、気仙沼市内湾地区。
当初の計画では、道路に沿って、一面に、海抜およそ6メートルの高さの防潮堤が建つ予定だった。
この高さに反対した人の多くは、津波被害が大きかった沿岸部の住民たちだったという。
内湾地区復興まちづくり協議会の菅原昭彦会長は、「あの津波を経験したからこそ、
人工の構造物で自分たちの身を守ることができないということが、みんな、わかったわけですよ。
何が一番大事かといったら、とにかく逃げるということなんです」と説明した。
菅原氏は、住民の声を集め、県と防潮堤計画について協議を進めてきた。
菅原氏は「とにかくここは、海をずっと見ながら暮らしてきて、海との呼吸というか、
自然との共存という言葉を使いますけど。やっぱり、自然と向き合ってきたことで、自然の怖さをそこそこ知っていて。
今回のような大きなものが来るとは、誰も思っていなかったですけどね。そういった人たちに対して、目の前に、
こういうものを造るから安全だよというのは、無理ですよね」と語った。
続く
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00264443.html
>>1の続き
依然として、多くの場所が更地になっている内湾地区。
リフォーム直後に被災し、更地となった自宅の場所で、プレハブの仮店舗を出している店主もいる。
店主は「津波は嫌いですが、海は嫌いじゃないですから。船の出入りが見えるのは、気分的にもいいし、
そういうのも生活の一部になっています。津波が来たら、もうしょうがないですから。
逃げればいいと思うんです」と話した。
宮城県が、防潮堤計画を住民に説明したのは、およそ1年半前。
住民側は、村井嘉浩知事とも協議を重ねたが、防潮堤の計画がまとまらないため、地区の再建も進まなかった。
菅原氏は「全然、かみ合わないんですよ。県は、『皆さんの生命と財産を守る』って言うし。
生命と財産を守るんだったら、逃げる道を最初につくった方がいいんじゃないのと...」と話した。
東日本大震災、その被害を繰り返さないために考えた、国の防潮堤計画。
住民が求めるのは、まちづくりの1つとしての防潮堤。
結局、2014年2月、高さを海抜4.1メートルとし、その上に、1メートルの可動式のゲートをのせることで、
緊急時には、5.1メートルの高さになる防潮堤を建設することになった。
陸地をかさ上げすることで、陸上から見える防潮堤は、さらに低くなる。
菅原氏は「われわれ、何をやりたいかというと、早くこの町を直したいんですよ。
できれば、前よりもいいものにしていきたい。そういう気持ちで取り組んでいます。
だから、まちづくりをやりたいんですよ」と話した。
こうした防潮堤の必要性について、宮城県土木部河川課は、「被災者の多くは、防潮堤整備による、
津波に対して安全なまちづくりを望んでいると考えております。今後も、丁寧な説明に努めてまいります」と回答した。
菅原氏は「復興というものは、もうちょっと、人の、1人ひとりの心の中にあるようなものな気がするんですね。
自分たちが、前に早く戻りたい、あるいは、前よりもっと、いいものにしていきたいという、気持ちから来るもの。
それがからんでいないと、復興といえないと思う」と話した。
続く
3 :
番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/03/11(火) 04:53:03.75 ID:F95STRhO0
>>1を読んで「もっと高くしろ」って話だと思った
続きを読んだら「高い堤防いらん」って話だった・・・
4 :
番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/03/11(火) 04:53:38.19 ID:wzxRinL00 BE:1090343726-2BP(1000)
>>1>>2の続き
気仙沼市の復興計画のキャッチフレーズは、「海と生きる」。
行政も被災地も、安全なまちづくりという思いは1つだが、まちづくりと防災の何を優先して、どう進めていくのか、
考え方の相違が、こうした議論を起こしていると感じられた。
首相「巨大防潮堤見直しも」 昭恵夫人に同調
安倍晋三首相は10日の参院予算委員会で、東日本大震災の被災地で計画されている
巨大な防潮堤建設事業に関し、自治体との協議を踏まえて見直しも検討する考えを示した。
「発生直後の気持ちがだんだん落ち着き、住民の意識も変わってきた。
今後、見直しも自治体と相談しながら考える必要がある」と述べた。
巨大防潮堤をめぐっては、首相の昭恵夫人が「海が防潮堤に覆われて見えない復興でいいのか」などと
見直しを主張しており、首相も同調した格好だ。
一方、首相は来年3月に仙台市で開催される国連防災世界会議について
「防災に関するわが国の知識と貴重な経験を国際社会と共有する重要な機会だ」とした上で
「ホスト国の首脳として出席する」と明言した。
また、「原発即ゼロ」を訴える小泉純一郎元首相に関して「原発依存度を減らす方向性は変わりないが、
ゼロといえる自信はない」と述べ、「脱原発」が前提のエネルギー政策立案を否定した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140310/plc14031019530025-n1.htm
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番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/03/11(火) 04:56:15.76 ID:FDnHkS1K0
6 :
番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/03/11(火) 04:57:09.71 ID:iEvMttIQi
まぁさすがに現地の人は、どんなに高くしたところで無意味なのは身をもって体験したわけだからなぁ
単純にバラまきの一環として予算が付けられているだけなんだろうけど、だったら防潮堤よりも高速道路でも作ったほうがいいだろうねぇ
8 :
番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/03/11(火) 07:22:01.65 ID:aARBZEw40
防潮堤あったから、あの程度で済んだと思うんだが。
ギリ助かった人や逃げ遅れなかった人、みんな死んでた。
9 :
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10m→24m
6m→18m
変更しろよ10mや6mなんて311の前には無力だ