猫はなにかとあくびをすることが多いもの。
特に飼い主が猫に対して何らかの行動を起こしたときほど、回数が極端に増えることもあります。
そこで今回は、猫のあくびに隠された秘密に迫ってみましょう。
■あくびは脳や身体を活性化させる
猫のあくびは「リラックスしたい」という気持ちが働くときに見られるケースが目立ちます。
例えば、飼い主に怒られた場合に堂々とあくびをするケース。
飼い主としては「怒られている最中にあくびをするなんてとんでもない」と思ってしまうかもしれませんが、これは
猫が極度の緊張状態となり自分の気持ちを落ち着かせようとしているのです。
その後シュンとすることもありますが、猫は基本的に都合の悪いことはすぐに忘れてしまうもの。
怒られているときのあくびは猫にとって、精いっぱいの反省をあらわしているのです。
また寝起きの際のあくびは「これから積極的に行動しよう」という、気持ちの表れと考えることができます。
■なでているときのあくびの意味
飼い主が猫をなでたりブラッシングしたりするときに見られるあくびにも、リラックスの気持ちが強くでています。
いきなり飼い主がこれらの行動をとった場合は、猫が飼い主の行動を予想できずに気持ちを落ち着かせようとあ
くびを連発することもあります。
また、ブラッシングを続けているとあまりの気持ちよさにリラックスしすぎてあくびがでてしまうこともあるようです。
個体差もあるので、飼い猫がどのようなときにあくびをするのかよく見ておくといいでしょう。
■飼い主との意思疎通ができないときにも
猫が飼い主に何かを要求してくる場合は「ご飯が欲しいのかな」「遊んでほしいのかな」と考え、それらを行動に
移すことがあります。
しかし、猫が望む要求と飼い主が起こす行動が違ってしまうと、猫はそれに不満を感じてあくびをすることも。
例えば大好きな猫じゃらしを用意しても、猫の気分がのらなければあくびをして、あっさりとその場を立ち去って
しまうことも少なくありません。
猫は基本的に自由気ままな行動を好むもの。
あくびも意思表現のひとつとして読み取りながら、上手に付き合っていくと良いでしょう。