米ニュージャージー州に住む学生が18歳になったのを機に家を追い出されたと主張、両親を相手取って授業料などの支
払いを求める訴訟を起こした。
原告のレイチェル・カニングさん(18)は両親に対し、在学している私立高校の授業料や当面の生活費と交通費を支払う
こと、進学費用として積み立てていた資金を大学の学費の一部に充てること、そして弁護士費用の負担を求めている。
だが、親と子の主張は真っ向から対立している。
レイチェルさんは自らについて、高校ではチアリーダーとして活躍しており、成績も優秀だとしている。大学で医用生体工学
を専攻したいと希望しているが、家を追い出されたために進学する機会を失いかけていると訴える。
一方で父ショーンさんと母エリザベスさんは、娘は家庭内の決まりごとを守るのを嫌い、10月に自分から家を出ていったと
主張している。
親子の非難合戦はこれだけにとどまらず、レイチェルさんは両親が自分のボーイフレンドを嫌っていたとか、両親から罵倒
されたと証言。両親はレイチェルさんが門限を破ったことや、学校から停学処分を受けたことを証言した。
ニュージャージー州最高裁は4日、高校の授業料と生活費についてはレイチェルさんの請求を退けた。大学進学時の学費
や弁護士費用など残る問題については4月に審理するという。
http://www.cnn.co.jp/usa/35044836.html 依頼@274