集団的自衛権 会期中の憲法解釈変更困難か
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140306/t10015752641000.html 安倍総理大臣は、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について、
自民党内でも、拙速は避けるよう求める声が出ていることから、調整に時間をかける方針で、
政府内からも、今の国会の会期中に解釈を変更するのは難しいという見方も出ています。
集団的自衛権の行使を巡っては、政府の有識者懇談会が、
来月にも憲法解釈の変更によって行使を容認する報告書を提出する見通しで、
安倍総理大臣は、憲法解釈を見直す際は、与党との協議も踏まえて閣議決定する考えを示しています。
政府高官の1人は、年末に行われる日米防衛協力の指針、
いわゆるガイドラインの見直しに集団的自衛権の行使容認を反映させるため、
今の国会の会期中に憲法解釈を変更する必要があるという考えを示しています。
一方で、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について、
公明党が慎重な姿勢を崩していないことに加え、自民党内からも、参議院議員を中心に、
「拙速な対応は避けるべきだ」という声が出ています。
こうしたことから、政府内からも、今の国会の会期中に憲法解釈を変更するのは難しいという見方も出ています。