日本学生野球協会は4日の審査室会議で、大学1件、高校12件の処分を決めた。長野・松商学園は部内暴力があったとして、2月13日から
6カ月間の対外試合禁止処分とした。松商学園は1991年のセンバツで準優勝するなど春夏計50回甲子園出場。夏の出場35回は、
北海(南北海道)と並ぶ最多タイの常連校だが、7月の長野大会に出られず、今夏の全国選手権への望みが絶たれた。
同協会によると、昨年5月から8月にわたって、2年生部員6人が「練習態度が悪い」などと1年生部員6人を殴ったりけったり、バットを足に挟んで
正座させてそのバットを踏んだりした。昨年12月に発覚したが、長野県高野連への報告は2月13日で、その間練習も続けていたという。【倉岡一樹】
ほかの処分は以下の通り。
◇大学
<謹慎>福岡教育大のコーチ=部員への暴力、1月24日から6カ月
◇高校
<対外試合禁止処分>広島・大竹=部員4人による窃盗、1月15日から1カ月▽大阪・太成学院大高=部員8人による部内暴力と部員2人の喫煙、
1月30日から5カ月と12日▽静岡・田方農=部員4人による部内暴力、2月9日から6カ月▽大分・国東双国=部員3人による部内暴力、
2月5日から3カ月
<謹慎>大阪・淀商の監督=プロ・アマ規定違反、1月20日から1カ月▽北海道・倶知安の監督=生徒への暴力、1月14日から3カ月▽
東京・松原の部長兼監督=生徒間の暴力に関する不適切対応、2013年10月21日から1年▽岐阜・東濃実の監督=部員への暴力と暴言と報告遅れ、
1月15日から1年▽静岡・浜松大平台の監督=部員2人への暴力、2月14日から6カ月▽東京・府中東の部長=部員6人への暴力と報告遅れ、
13年11月14日から6カ月▽埼玉・三郷工業技術の顧問=女子中学生への窃盗未遂と傷害、13年12月4日から無期
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