ロシアの兵士がウクライナの空港を武力占拠

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ウクライナのアバコフ内相代行は28日、ロシアの兵士がウクライナの親ロシア地域であるクリミアの2つの主要空港を占拠したと明らかにした。

 内相代行によると、迷彩色の軍服を着て自動小銃で武装した兵士たちがロシア黒海艦隊の基地が置かれているクリミア半島の
中心都市セバストポリのベルベック軍用空港とシンフェロポリの空港を占拠した。
兵士の軍服には識別できるマークはついていなかったが、「ロシアの軍隊との関係は隠していない」という。

 アバコフ内相代行はフェイスブックを通じ、「これは武装侵略であり占拠だ」とし、「主権国家の領域における武装衝突に向けた直接的な挑発だ」と表明した

同代行によると、ベルベックでは、ロシア艦隊とつながりのある武装部隊がターミナルへのアクセスを封鎖した。空港は現在閉鎖されているという。
さらに、ウクライナの兵士や国境警備隊が引き続き空港内にとどまっており、内務省の軍隊が空港周辺に防御線を設置したが、衝突には至っていないと述べた。

 一方、シンフェロポリでは、深夜零時頃にコサック(警察と行動を共にすることが多いロシアのナショナリストの一般市民)だと名乗る100人ほどが
フェンスを突破して空港敷地への侵入を試みたが、空港の警備隊に阻まれた。

 その後、午前1時半に迷彩服姿の100人以上の兵士を乗せた数台のトラックが到着し、空港のレストランに陣取った。ウクライナ内務省の軍隊は彼らに対し、
そこにいる権利はないと通告したが、兵士らは交渉には応じないよう指示を受けていると答えたという。