米JPモルガン、2014年の収益目標引き下げ 5000人削減へ
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPL3N0LU4A520140225 [25日 ロイター] - 米銀最大手JPモルガン・チェース は25日、2014年の収益目標を
引き下げるとともに、人員削減を行う方針を示した。投資家向けの年次会合で明らかにした。
有形普通株主資本利益率の目標を従来の16%から15─16%のレンジに引き下げた。
マリアン・レーク最高財務責任者(CFO)は会議で、金利が正常化すれば、年間利益が
270億ドルに達する可能性があると指摘した。昨年の純利益は180億ドルだが、
CFOは特別項目を除くコアベースでは230億ドルだったとした。
今年の従業員数については、5000人減の26万人になるとの見通しを示した。
住宅ローン部門で正規、契約社員合わせて6000人程度、支店およびクレジットカード部門で
約2000人をそれぞれ削減する見込みとしている。一方で、コンプライアンスなど
管理部門で3000人を新たに雇用するとした。
これについて、ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は会議に先立ち、
ビジネスの変化に対応し、継続的な実施が必要な調整の一環と記者団に説明していた。
同日午前中盤の米株式市場で、JPモルガン株価は0.8%下落している。