蹴り落とされた駅員、迫る電車 殺人未遂容疑で男逮捕
ホームにいた駅員を蹴って線路に突き落としたとして、警視庁は、会社員佐藤大輔容疑者(39)=埼玉県川越
市木野目=を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕し、24日発表した。佐藤容疑者は行為を認めたうえで、「(一緒に
いた)父親が駅員に暴行されていると思ってやった」という趣旨の供述をしているという。
上野署によると、佐藤容疑者は23日午後8時55分ごろ、JR上野駅の宇都宮線ホームで、近くにいた男性駅員
(30)の腰付近を蹴りつけて線路に突き落とし、殺害しようとした疑いがある。転落直後に電車が入ってきたが、
気づいた運転士が100メートル手前でブレーキをかけて停止したという。駅員はひざに軽傷を負った。
佐藤容疑者は父親(70)とともに酒を飲んで自宅に帰る途中。父親が事件直前、酔っぱらって駅員の胸ぐらを
つかむなどしており、父親も暴行容疑で現行犯逮捕された。
http://www.asahi.com/articles/ASG2S6CV6G2SUTIL048.html