米、核廃棄物処分施設で放射能漏れか 職員139人避難
米エネルギー省は、ニューメキシコ州カールスバッド郊外にある放射性廃棄物の地層処分試験施設で放射能を検知したため、職員を退避させたと
発表した。地下655メートルに埋設した放射性物質から漏れた可能性があるとして、同省が原因を調べている。地下の空気はフィルターを通して
おり、地上で放射能は検知されていないという。
同省によると、現地時間の14日深夜に地下施設内で放射能を検知。ロイター通信などによると、地上にいた139人の職員が念のために避難した。
同省では「健康や環境への影響はない」としている。
同施設は1999年から操業しており、核兵器の製造過程で出た放射性廃棄物を地下施設で試験的に管理。原発からの放射性廃棄物は
受け入れていない。(ワシントン=行方史郎)
http://www.asahi.com/articles/ASG2K4RKSG2KUHBI01H.html