ドラクエのシナリオライター上村あも「羽生の部屋の布団に蛾の死体が毎晩落ちてて一睡もできませんように…」2

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かつて、私はネトウヨでした。
2005年か、2006年頃でしょうか。
日韓ワールドカップで初めて、「韓国ってそういや隣なんだなあ」と認識した程度の私は、職場の上司から、ある動画を薦められました。
2ちゃんねる発祥で、韓国人や在日がいかに反日であるかを、手作り感あふれる、どぎつい動画にまとめたものでした。
会議上の雑談中、ノーパソでその動画は再生され、私や同僚は「へええ」と思いました。
「反日」を告発するサイトはまだまだ少なく、まとめサイトでなく、2ちゃんねる自体が、面白いコンテンツだった頃です。
同僚のひとりは、まだ新しい耳慣れない言葉だった「嫌韓厨」で、動画をきっかけに、色々と、韓国と日本の関係について、
韓国人がああしたこうしたというエピソードについて、面白おかしく教えてくれました。
韓国に興味もなければ、接点もなかった私は、「面白ネタ」として、それらを受け止め、よくわからないけど怖い人達が身近にひそんでいるものだなあ、と、ぼんやり受け止めました。
私の記憶では「嫌韓」は、当時のネットユーザーお気に入りの遊びのひとつでした。
まだネット自体が「一般にはメジャーじゃないけれど、進んでる俺達には楽しい遊び場」であり
「なかなかメジャーなメディアには取り上げられない、ニッチで最新の、ディープな情報」が溢れる場所だった時代。
韓国についてネガティブに、しかし面白おかしく語ることは、ネット上での流行だったと、私は思っています。
そして、2008年。
毎日新聞英語版サイトで、日本人について、偏った(侮蔑的な)記事が連載されていたことが明らかになります。
これは本当にひどい事件で、私も憤慨しました。
「毎日新聞英語版に抗議する/この問題を周知してもらう」ためのフライヤーのデザインを、ボランティアとして提供したのを覚えています。
この事件を起こしたとされるオーストラリア人記者の家族に、韓国人がいる、という噂が流れたとき、
当時の私の中で、「そうか、本当に韓国というのは反日なのだ」という確信が生まれました。
同じ頃、北京オリンピックがありました。
チベットと中国との民族問題は、ネットだけでなく、様々なメディアでクローズアップされ、
友人がチベット仏教とダライ・ラマに傾倒していたこともあって、長野の聖歌リレーへ行きました。
そこには、中国の国旗で真っ赤に染まる町があり、日本人なのか中国人なのかわからないけれども、
聖歌をみるために殺気だった人々がおり、彼等は「よそもの」の私にとっては「怖い外国人」に見え、
その中で、日本国旗を持ち、リレーランナーに向かって振っている少数の人々は、「同志」に思えました。
「中韓は日本の敵」という、ネット上の単語が、長野で感じた恐怖心によって、リアルになりました。
ウリはネトウヨだったニダなんて在日の常套手段だな
かつてもなにも今もネトウヨorチョン思考じゃねーかw
いわゆるネトウヨの人々が集まる、2ちゃんねる極東板を頻繁に読みに行く習慣がつきました。
そこには、「嫌韓」で「愛国」な人々が集っており、韓国や中国を笑い、糾弾し、それにくらべて日本は素晴らしいと讃えるエピソードが、
日々、さまざまな人々によって提供されました。
国内国外のニュースがあれば、誰かが「これは反日勢力の工作で」「この議員は売国で」「この影には皇室のお力があって」などなど、解説をしてくれました。
ありとあらゆる事情通が集まり、思わせぶりな予言が行われ、韓国や中国に関わるものがちょっとでも損をしたら、みなで指をさして笑い、喜び、
少しでも韓国や中国に関わった日本人がいれば「実は在日」「中国のハニーとラップにかかった」「金のために国を売った」と罵倒し、蔑みました。
自分と直接、関係のない人間。
自分の家族でもなければ、隣人でもない人間を、一方的に侮蔑し、罵倒し、悪いことが起きれば彼等のせいにし、良い人間は「彼等ではない、自分達の同胞」であるとする。
「日本人」「親日」という、広すぎるくくりで、成果をあげた人間を褒め称え、自分達はなにも努力をせずに、自尊心を満たせること。
いっけん、まっとうに見えるニュースの裏を陰謀論で読み解き、「一足はやく真実に気付いた私達」同士で、悦にいること。
1999年も、2000年も何事もなく過ごしたくせをして、「いずれ来る、反日勢力による危機」という未来に楽しく怯え、
「選ばれた私達の手によって、その危機は回避できるのだ」
「選ばれた私達だけが、その危機に備えられるのだ」と誇ること。
ネトウヨとは、なんとも楽しく、誇らしく、胸のすく、「溜飲の下がる」遊びでした。
これは、私の、ごく個人的な事情ですが、ネトウヨだった頃の私は、職場で大きなストレスを抱えていました。
仕事場だけではなく、家庭内にも問題がありました。
ストレスの源をどうにかする方法は「会社を辞める」か「家を出る」しか、当時の私には思いつかず、
ネトウヨとして誰か、自分とは縁もゆかりもないがゆえに、完全に自分が正義の側に立てる相手を、あげつらい、笑い、糾弾し、
いずれ彼等は滅びるのだと信じ、実際には自分の味方などしてもくれないような相手を「日本人」で「愛国」で「親日」だから信頼できるとすがり、
どうにもできない自分の状況のかわりに、わかりやすい異国の弱者を助けたいと、思い上がっていました。
熱狂。現実逃避。ネット上だけの仲間。
ネトウヨであることに、当時、私は酩酊していた、と思います。
それまで政治ニュースや国会中継、首相の演説など「くだらない」と、まったく触れていなかった私には、
自民党議員の国会答弁、当時の福田元首相、麻生元首相、森元首相などの演説、コメントは、おどろくほど聡明で、信頼すべきものに見えました。
長年、国会議員を務め、首相にまで上り詰める人間です。
週刊誌やテレビでどうあざけられていようとも、そこには知性があり、カリスマがある。
これまで、政治に触れておらず、免疫がなかった私は、ころりといきました。
しかも彼等は「ネトウヨ」であった私の味方である「愛国者」なのです。
夢中でした。私のはてダにも、当時は、かなりネトウヨがかったエントリが多かったと思います。
ネトウヨの人々を更に駆り立てたのは、故中川議員の死、でした。
陰謀がとうとう形をとったのです。
あの死が、実際にどういうものであったのか。
私には判断すべき十分な情報がありません。
けれど、当時の私にとって、そして同じネトウヨの人々にとって、結論はひとつでした。
456番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/02/15(土) 21:58:25.66 ID:DovQwJyZ0
はよ追い込めよチョンモメン
狂乱のまま、当時の麻生内閣での総選挙がありました。
自民党議員の街頭演説があれば聴きに行き、自民党本部に党グッズを買いに行きました。
党員として所属したこともありました。
選挙での自民党の敗退は、ネトウヨの人々を団結させる結果になりました。
数年前はマイナーな存在であったネトウヨは、ネット上の「暇な若者層」を中心に、増えていきました。
そうして……増えていくにつれ、私の中に、違和感が目覚めはじめました。
ちょうど仕事を辞めようと決断した頃だった。だから冷静になれたのかもしれません。
「いつかこうなる」「この裏で、○○が動いてるから、こうなるはずだ」という、自称・事情通の人々の予言は「状況が変わった」ため、外れ続けていました。
ちょっとでも中国韓国に関わったら、テンプレの罵倒を繰り返す姿に、ついてけないなあと感じました。
「すべて日本人のせい」「日本を悪く言うことは『愛国無罪』だから悪くない」そう中国や韓国の人々は語り行動するといわれていた。
ネトウヨが集う場で、まったく同じように「すべて中国や韓国のせい」「あいつらを悪くいうのは『愛国心の現れ』だから悪くない」と、繰り返される罵倒と侮蔑。
はじめて鏡に映った自分を観たように、私は驚き、少しずつ、極東板や愛国ブログから、離れていきました。
親しい知人が、まとまった期間、韓国で働いてきたことも、ネトウヨであることから離れ始めるきっかけになりました。
「反日は国内向けであって、実際のビジネスの場では、そんなことを言ってたら商売にならない」
「ただ、歴史がない国だから、どこかで自分を支えるために、偽りでも歴史を作るしかない。その歪みを、日本を憎むところでもちこたえている部分はある」
「海外までニュースとして伝わるのは、極端な事件が多い」
信頼できる相手からの、生の声として聞いた韓国は、複雑なものを抱えながらも、反日一辺倒の国だとは思えなかった。
458番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/02/15(土) 22:00:12.27 ID:gZ9tzwQq0
>>437
もうこいつのあだ名は「チンポコポン」で決まりだな
それでも、立場的に、ネトウヨ側に近かった私が、はっきり決別したのは、自民党のとある支部大会でした。
その大会は、対外的には「とある著名人の講演会」を、自民党の支部会が主催する、という形でした。
ポスターの写真は、大写しの著名人。自民党の名前は端にあるだけ。
ちょうど、その著名人に友人が興味を持っていたので、私は、軽い気持ちで友人を誘い参加しました。
ところが。会場で開かれていたのは「自民党地方支部決起集会」でした。
ゲストとして招かれた著名人は、全開催時間のほんのわずかな間だけ講演するだけ。
しかも入り口で、住所氏名を記載させられます。
かつて「声優さんが出る楽しいクリスマス会だから」と、よく知らない女性に誘われて行ってみたら、キリスト教系の宗教の集会だったときと同じ。騙されて、友達を連れてきてしまった。私は恥ずかしく、情けなくて仕方有りませんでした。
そして「こんなやり方をするのか?」と、自民党へ、不信感を持ちました。
自民党ネットサポーターズの結成記念集会にも参加しました。
あだ名で呼ばれる議員たち、くだらないジョークで盛り上がる、内輪受けの参加者達。
発言するのは、陶酔しきった若者達。
「意識の高いネトウヨ」のみなさんが集う会場で、もう無理だな、と思いました。
自民党議員と民主党ほか与党議員、どちらのほうが有能に見えるかといえば、これまでの実績の分、自民党議員だと言いたくなります。
けれど、個々の状況や事象について、彼等を支持することはできても、「日本人で」「愛国で」「親日」だから、何であろうとどのような状況であろうと、支持を続けることは、私にはできない。
異論を唱えれば「韓国面に墜ちた」と言われ「ネトウヨならこうであるはず」と規範を定められ、身内同士を褒めあい、身近な他者を罵倒し続けることは、熱から醒めた私には、できませんでした。
460番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/02/15(土) 22:00:43.17 ID:QkeMgU/cO
なんだ、2ch見てるのかよ

【ソチ五輪/フィギュア】プルシェンコ棄権をロシアの政治家ジリノフスキー氏が批判「五輪は最も強くて健康的な選手が出場する大会」
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1392383517/

普通に発狂してそうだなここで
思い出しました。
小学校、中学校、高校に、短い名字で、難しい漢字のクラスメイトが何人もいたこと。
おそらくは「在日」だった彼等、彼女等と、私や他のクラスメイト達の間には、なんら問題もなく、「ただのクラスメイト」として日々を過ごしたことを。
思い出しました。
オタク、オタク、若者、腐女子はどう勝手に決めつけられ、囃し立てられ、罵られているか。
自分が属していないカテゴリの人間に、私は/彼等は、どのように全ての罪悪が押しつけ、身内の中だけで通じる正義感で、人を裁いてきたか。裁いてこられたのか。
好きな位置で、自分に都合のいい人間だけが「仲間」になるように、線を引く。
線の外の人間は、悪であり、間違っていると思い込み、仲間内のルールで罵倒し石を投げる。
仲間内でうまくやっていくため、すべては「正しいこと」だと、確認しあう。
いずれは仲間内で監視しあい、少しでも異なる点があれば、糾弾したたき出す。
安全な娯楽。
理不尽な線引きによって生み出された優越感に酔い、正義のためという名目で、日常の場では発散しづらい攻撃衝動のはけ口に「仲間ではない奴等」を利用する。
その論理に、行動に、真実があるのだとしても、それが実際に正義なのだとしても、その「仲間」に、もう私は入りたくない。
ひとつひとつ考え、自分で判断して、よしと思うのであれば自分で支持し、悪しと思うのであれば異を唱えたい。
「仲間」だけが善良で、すべての悪しきことは「奴等」か「奴等に魂を売った人間」だ、そうした価値観の人々とは、肩を並べたくない。
「○○だから全て悪い」
「××は味方だから(親日だから)正しい」
「都合の悪いことは○○の陰謀」
魔法の言葉は効力を失い、私は今、ネトウヨ的な言説に触れるたび、過去の自分を思い出し、なるべく警戒しながら、
それらの言説に、ニュースに、主張に目を通し、べったりと貼られた「反日」「愛国」「親日」のラベルをはがしてから、
判断し受け止めようと試みています。
462番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/02/15(土) 22:06:11.89 ID:qOPzzMSK0
>>26
クズエニ終わってた
463番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/02/15(土) 22:06:57.49 ID:G757YF1m0
【プル様のコメント】
https://pbs.twimg.com/media/BgXmni2CMAAIsey.jpg:large
「私は彼のヒーローだったかもしれないが
今は彼が私のヒーローになっている」

【プル様のツイッター】
https://twitter.com/EvgeniPlushenko/status/434413432667115520
「私のアイドル、羽生結弦! よくやった! 」


http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/14/plushenko-retires_n_4786214.html?utm_hp_ref=japan
プルシェンコ負傷で引退も賛辞送る
464 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/02/15(土) 22:06:58.12 ID:ol2AktA8P
有名人はあまり自分の考えをネットで書かない方がいいな、アホなことが露見するから
「私」は、かつてネトウヨでした。
そして今、ネトウヨである人々、「あなた」達が、ネットにはあふれかえっています。
もしかしたら、私が間違っているのかもしれない。
私はいわゆる「にわか」で、単に、自分の中で醒めた、というだけのことに、理屈をつけているのかもしれない。
けれど、今も「ネトウヨ」である「あなた」に、一言だけ。
もし、今、高揚感や充足感が、ネトウヨである時にだけ味わえるのであれば。
ネトウヨであることで、あなたが気持ち良く、楽しくなっているのであれば。
「考え、判断する」前に「こうあるべきだから」と、心が一方向にだけ条件づけられているのであれば。
ひとつ、深呼吸してみてください。
「仲間のみんなが言っているから」以外に、その気持ちや判断の理由はありますか?
もし「あなた」が、どこかの場で「仲間はずれ」にされ、「仲間」から娯楽として石を投げられたことがあったのなら。その時を思い出してみてください。
かつて石を投げた人々と、今の「あなた」の顔が、重なることはないでしょうか?
「仲間のみんな」に、違和感を覚えたことはないですか?
少しでも心がざわつくのであれば、一歩、離れてみてもいいと、「私」は思います。
お、ようやく本人きたか?
で、ひとつ深呼吸してみた結果が

@akio71: 羽生みたいなみっともない演技に高得点が出るなら、点が出れば出るほどダセーしみっともねえってことじゃん。
@akio71: 羽生だけは一生応援せんよ私は
だからテメエは二流なんだよ!ってわりと思うわ……
@akio71: だから日本選手団いらんっつーの
@akio71: 羽生の宿舎の部屋のバスタブどころか布団にまでびっしり蛾の死体が毎日落ちてて毎晩一睡もできませんように……(祈り)